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'''レオボテス'''('''ラボタス'''とも、[[ギリシア語|希]]:{{lang|el|Λεωβύτης}} / {{lang|el|Λαβώτας}}, ラテン文字転記:Leobotes / Labotas, 在位:[[紀元前870年]] - [[紀元前840年]])は、アギス朝の第4代の[[スパルタ王]]である。 |
'''レオボテス'''('''ラボタス'''とも、[[ギリシア語|希]]:{{lang|el|Λεωβύτης}} / {{lang|el|Λαβώτας}}, ラテン文字転記:Leobotes / Labotas, 在位:[[紀元前870年]] - [[紀元前840年]])は、アギス朝の第4代の[[スパルタ王]]である。 |
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レオボテスは先代の王[[エケストラトス]]の子で、次代の王[[ドリュッソス]]の父である。[[パウサニアス]]によれば、彼の治世に[[スパルタ]]は、[[アルゴス (ギリシャ)|アルゴス]]が本来ならスパルタ領の{{仮リンク|キュヌリア|en|Cynuria}}を自領とし、さらに[[ペリオイコイ]]をスパルタから離反させようとしているとして戦争を仕掛けたが、引き分けに終わった<ref>パウサニアス, III, 2, 3</ref>。[[ヘロドトス]]は、レオボテスは[[後見人]]であった伝説的立法者{{仮リンク|スパルタのリュクルゴス|en|Lycurgus of Sparta|label=リュクルゴス}}の甥であると述べており、リュクルゴスは甥の後見人になるとすぐに法律をことごとく改革し、厳重に違反者を取り締まった<ref>ヘロドトス, I, 65</ref>。 |
レオボテスは先代の王[[エケストラトス]]の子で、次代の王[[ドリュッソス]]の父である。[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]によれば、彼の治世に[[スパルタ]]は、[[アルゴス (ギリシャ)|アルゴス]]が本来ならスパルタ領の{{仮リンク|キュヌリア|en|Cynuria}}を自領とし、さらに[[ペリオイコイ]]をスパルタから離反させようとしているとして戦争を仕掛けたが、引き分けに終わった<ref>パウサニアス, III, 2, 3</ref>。[[ヘロドトス]]は、レオボテスは[[後見人]]であった伝説的立法者{{仮リンク|スパルタのリュクルゴス|en|Lycurgus of Sparta|label=リュクルゴス}}の甥であると述べており、リュクルゴスは甥の後見人になるとすぐに法律をことごとく改革し、厳重に違反者を取り締まった<ref>ヘロドトス, I, 65</ref>。 |
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*[[パウサニアス]]著、飯尾都人訳、『ギリシア記』、[[龍渓書舎]]、1991年 |
*[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]著、飯尾都人訳、『ギリシア記』、[[龍渓書舎]]、1991年 |
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*ヘロドトス著、[[松平千秋]]訳、『歴史』(上)、[[岩波書店]]、1972年 |
*ヘロドトス著、[[松平千秋]]訳、『歴史』(上)、[[岩波書店]]、1972年 |
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2021年11月15日 (月) 10:47時点における版
レオボテス(ラボタスとも、希:Λεωβύτης / Λαβώτας, ラテン文字転記:Leobotes / Labotas, 在位:紀元前870年 - 紀元前840年)は、アギス朝の第4代のスパルタ王である。
レオボテスは先代の王エケストラトスの子で、次代の王ドリュッソスの父である。パウサニアスによれば、彼の治世にスパルタは、アルゴスが本来ならスパルタ領のキュヌリアを自領とし、さらにペリオイコイをスパルタから離反させようとしているとして戦争を仕掛けたが、引き分けに終わった[1]。ヘロドトスは、レオボテスは後見人であった伝説的立法者リュクルゴスの甥であると述べており、リュクルゴスは甥の後見人になるとすぐに法律をことごとく改革し、厳重に違反者を取り締まった[2]。
註
参考文献
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