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'''イクティノス'''({{Lang-grc|Ἰκτῖνος}}、{{Lang-la|Ictinus}})は、紀元前5世紀中ごろに活躍した[[建築家]]<ref>{{cite book | first=Leland M. | last=Roth | year=1993 | title=Understanding Architecture: Its Elements, History and Meaning | edition=First | publisher=Westview Press | location=Boulder, CO | isbn=0-06-430158-3 | pages=203}}</ref><ref>{{cite journal | first = F. E. | last = Winter | year =1980 | title = Tradition and innovation in Doric design: the work of Iktinos | journal = American Journal of Archaeology | issue = 4 | pages = 399–416 | doi = 10.2307/504069 | volume = 84}}</ref>。古代の文献によれば、[[カリクラテス]]と共に[[パルテノン神殿]]の建設を指揮した。 |
'''イクティノス'''({{Lang-grc|Ἰκτῖνος}}、{{Lang-la|Ictinus}})は、紀元前5世紀中ごろに活躍した[[建築家]]<ref>{{cite book | first=Leland M. | last=Roth | year=1993 | title=Understanding Architecture: Its Elements, History and Meaning | edition=First | publisher=Westview Press | location=Boulder, CO | isbn=0-06-430158-3 | pages=203}}</ref><ref>{{cite journal | first = F. E. | last = Winter | year =1980 | title = Tradition and innovation in Doric design: the work of Iktinos | journal = American Journal of Archaeology | issue = 4 | pages = 399–416 | doi = 10.2307/504069 | volume = 84}}</ref>。古代の文献によれば、[[カリクラテス]]と共に[[パルテノン神殿]]の建設を指揮した。 |
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[[パウサニアス]]は[[バッサイ]]のアポロ・エピクリオス神殿の建設もイクティノスが行ったとしている。この神殿は外周が[[ドーリア式]]、内側が[[イオニア式]]で、さらに既知の建築の中では初めて[[コリント式]]を内陣の後部中央に使っている。文献によれば、イクティノスは[[エレウシス]]の[[テレステリオン]](エレウシスの秘儀に使われた巨大ホール)の建築家とされている。 |
[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]は[[バッサイ]]のアポロ・エピクリオス神殿の建設もイクティノスが行ったとしている。この神殿は外周が[[ドーリア式]]、内側が[[イオニア式]]で、さらに既知の建築の中では初めて[[コリント式]]を内陣の後部中央に使っている。文献によれば、イクティノスは[[エレウシス]]の[[テレステリオン]](エレウシスの秘儀に使われた巨大ホール)の建築家とされている。 |
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[[ドミニク・アングル]]はイクティノスと詩人[[ピンダロス]]の2人を一枚の絵に描いている。「ピンダロスとイクティノス (Pindar and Ictinus)」と題したその絵はロンドンの[[ナショナル・ギャラリー (ロンドン)|ナショナル・ギャラリー]]に展示されている。 |
[[ドミニク・アングル]]はイクティノスと詩人[[ピンダロス]]の2人を一枚の絵に描いている。「ピンダロスとイクティノス (Pindar and Ictinus)」と題したその絵はロンドンの[[ナショナル・ギャラリー (ロンドン)|ナショナル・ギャラリー]]に展示されている。 |
2021年11月15日 (月) 10:55時点における版
イクティノス(古代ギリシア語: Ἰκτῖνος、ラテン語: Ictinus)は、紀元前5世紀中ごろに活躍した建築家[1][2]。古代の文献によれば、カリクラテスと共にパルテノン神殿の建設を指揮した。
パウサニアスはバッサイのアポロ・エピクリオス神殿の建設もイクティノスが行ったとしている。この神殿は外周がドーリア式、内側がイオニア式で、さらに既知の建築の中では初めてコリント式を内陣の後部中央に使っている。文献によれば、イクティノスはエレウシスのテレステリオン(エレウシスの秘儀に使われた巨大ホール)の建築家とされている。
ドミニク・アングルはイクティノスと詩人ピンダロスの2人を一枚の絵に描いている。「ピンダロスとイクティノス (Pindar and Ictinus)」と題したその絵はロンドンのナショナル・ギャラリーに展示されている。
脚注・出典
- ^ Roth, Leland M. (1993). Understanding Architecture: Its Elements, History and Meaning (First ed.). Boulder, CO: Westview Press. pp. 203. ISBN 0-06-430158-3
- ^ Winter, F. E. (1980). “Tradition and innovation in Doric design: the work of Iktinos”. American Journal of Archaeology 84 (4): 399–416. doi:10.2307/504069.