「リッジレーサーV」の版間の差分
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イメージガール(イメージキャラクター)は今作のみ[[永瀬麗子]]ではなく[[深水藍]]が登場し、オープニングムービーなどで見ることができる。PLAYSTATION FESTIVAL 2000の体験版のパッケージにもキャッチコピーは記載されているが深水藍のいないデザインとなっている。プレイステーション2版の開発時のタイトル名は新リッジレーサー (NEW RIDGE RACER)と仮名がつけられていたが、その時に深水藍の制作は行われていた。口元の下にホクロがある特徴があるものとされていた。<ref>{{Cite book|title=WEEKLYファミ通No.564|date=1999年10月8日|year=1999|publisher=株式会社アスキー}}</ref> |
イメージガール(イメージキャラクター)は今作のみ[[永瀬麗子]]ではなく[[深水藍]]が登場し、オープニングムービーなどで見ることができる。PLAYSTATION FESTIVAL 2000の体験版のパッケージにもキャッチコピーは記載されているが深水藍のいないデザインとなっている。プレイステーション2版の開発時のタイトル名は新リッジレーサー (NEW RIDGE RACER)と仮名がつけられていたが、その時に深水藍の制作は行われていた。口元の下にホクロがある特徴があるものとされていた。<ref>{{Cite book|title=WEEKLYファミ通No.564|date=1999年10月8日|year=1999|publisher=株式会社アスキー}}</ref> |
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ゲーム中の[[ナレーション]]は[[鮎貝健]]が務めている(設定は、架空の[[超短波放送|FM]][[ラジオ]]放送局「RIDGE CITY FM([[周波数|音声周波数]]76.5MHz)」の[[ラジオパーソナリティ]])。また、今回はサウンドディレクターが[[高橋弘太|Kohta "SOLIDSTATE" Takahashi]]になったため、『[[レイジレーサー]]』や『[[R4 -RIDGE RACER TYPE 4-]]』とはサウンド面で路線が変わっている。[[ |
ゲーム中の[[ナレーション]]は[[鮎貝健]]が務めている(設定は、架空の[[超短波放送|FM]][[ラジオ]]放送局「RIDGE CITY FM([[周波数|音声周波数]]76.5MHz)」の[[ラジオパーソナリティ]])。また、今回はサウンドディレクターが[[高橋弘太|Kohta "SOLIDSTATE" Takahashi]]になったため、『[[レイジレーサー]]』や『[[R4 -RIDGE RACER TYPE 4-]]』とはサウンド面で路線が変わっている。[[背景音楽|BGM]]には初のゲストミュージシャンが参加。[[BOOM BOOM SATELLITES]]、[[上田剛士|TAKESHI UEDA]] (from[[THE MAD CAPSULE MARKETS]])、[[マイク・ヴァン・ダイク]]が参加した。 |
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後に発売された『[[リッジレーサーズ]]』以降のシリーズには全てニトロが搭載されているため、本作が現時点で最後のニトロ無し『リッジ』ということになる。 |
後に発売された『[[リッジレーサーズ]]』以降のシリーズには全てニトロが搭載されているため、本作が現時点で最後のニトロ無し『リッジ』ということになる。 |
2021年11月23日 (火) 09:08時点における版
ジャンル | レースゲーム |
---|---|
対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | ナムコ |
発売元 | ナムコ |
シリーズ | リッジレーサーシリーズ |
人数 |
1人 2人(対戦) |
メディア | CD-ROM |
発売日 |
2000年3月4日 MEGA HITS!:2002年7月18日 |
デバイス |
デュアルショック2対応 デュアルショック対応 ネジコン対応 ジョグコン対応 メモリーカード(8MB)対応 |
アスペクト比 | 4:3 |
売上本数 | 約60万本 |
『リッジレーサーV』(リッジレーサーファイブ、RIDGE RACER V)とは、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたレースゲーム。単に『リッジV』[1]、『RRV』とも[2]。
概要
キャッチコピーは、「リッジレーサーの現代(いま)がここにある」。コンシューマーゲームの『リッジレーサー』シリーズの第5弾。
時間に応じてさまざまな雰囲気の変化を見せる背景のリッジシティを舞台に、昼夜を問わないバトルが繰り広げられる設定となっている。
PlayStation 2のローンチタイトルとして発売され、シリーズで初めて60fpsで描写されるようになった。『リッジレーサーシリーズ』はプレイステーションでは計4作発売されたが、PS2で発売されたタイトルは本作のみである[3]。
2000年8月31日、エモーションエンジンをベースに開発された基板に、ナムコが新しく開発した基板を組み合わせたアーケードゲーム用の基板"SYSTEM246"を開発した。その時に「リッジレーサー5 アーケードバトル」を開発していることを発表した。[4]
『R4 -RIDGE RACER TYPE 4-』と同様コンティニュー回数に制限がある(3回まで。例外もある)。また難易度ではHARDはリッジレーサーシリーズの中でも高めであり、ゲーム開始時に選択するEASY・NORMAL・HARDの難易度は途中からの変更はできない。
スピード感や臨場感を出す為にアイポイント(目線)が低く設定されており街の中、コースの中、車の大きさ、道路の大きさ、車幅、垣根があれば高さはこのくらいか、などのスケールが統一されている。[5]
イメージガール(イメージキャラクター)は今作のみ永瀬麗子ではなく深水藍が登場し、オープニングムービーなどで見ることができる。PLAYSTATION FESTIVAL 2000の体験版のパッケージにもキャッチコピーは記載されているが深水藍のいないデザインとなっている。プレイステーション2版の開発時のタイトル名は新リッジレーサー (NEW RIDGE RACER)と仮名がつけられていたが、その時に深水藍の制作は行われていた。口元の下にホクロがある特徴があるものとされていた。[6]
ゲーム中のナレーションは鮎貝健が務めている(設定は、架空のFMラジオ放送局「RIDGE CITY FM(音声周波数76.5MHz)」のラジオパーソナリティ)。また、今回はサウンドディレクターがKohta "SOLIDSTATE" Takahashiになったため、『レイジレーサー』や『R4 -RIDGE RACER TYPE 4-』とはサウンド面で路線が変わっている。BGMには初のゲストミュージシャンが参加。BOOM BOOM SATELLITES、TAKESHI UEDA (fromTHE MAD CAPSULE MARKETS)、マイク・ヴァン・ダイクが参加した。
後に発売された『リッジレーサーズ』以降のシリーズには全てニトロが搭載されているため、本作が現時点で最後のニトロ無し『リッジ』ということになる。
システム
操作方法
ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたデュアルショック2・デュアルショック・コントローラといったゲームコントローラの他、ネジコンとジョグコンにも対応している。
ハンドル操作は左スティックや方向キー、ネジコンの場合は左右ねじり、ジョグコンの場合はダイアルで行う。アクセルは×ボタン、あるいはIボタン。ブレーキは□ボタン、あるいはIIボタン。ミッションはATとMTを選択でき、MTの場合はシフトダウンとシフトアップを自分で操作する。なお、操作設定はオプションで変更することが可能。
ファクトリー
プレイヤーの活動の拠点となる場所(メニュー画面)である。
- RACE(レース)
- 様々なレースに参加して、マシンやエンジンを手に入れていくメインモード。
- DESIGN(デザイン)
- チーム名、クルマのカーナンバー、カラーリング、ホイールの変更などをデザインできるモード。
- GARAGE(ガレージ)
- 獲得したマシン、エンジン、トロフィーなどを閲覧できるモード。
- RECORD(レコード)
- タイムや勝利数、走行距離などを確認できる。
クラス
今作のリッジレーサーでは、マシン・エンジンの性能別にクラス分けがある。
- スタンダードクラス
- 市販車から安全対策以外の一切の改造を施していないマシン。
- エクストラクラス
- スタンダードクラスのマシンをチューニングしたマシン。エアロパーツが装着され、エンジンも換装あるいはチューンアップされる。
- スタンダードエンジン
- スタンダードクラスのマシンに搭載される、それぞれの車両の純正エンジン。チューニングは一切施されていない。
- エクストラエンジン
- エクストラクラスのマシンに搭載されるエンジン。各性能が向上しているが、重点的に向上される性能は車種によって異なる[7]。
- オーバルエンジン
- エクストラクラスのマシンに搭載される、オーバルコース専用エンジン。加速、最高速が極限までパワーアップされ、ユニットによっては400km/hオーバーを叩き出すものも存在する。一方で旋回性能は著しく低下する。デュエルバトルでは使用不可。
- デュエルクラス
- エクストラクラス以下とは比べ物にならない程性能が高く、操縦にもかなりのテクニックを要するモンスターマシンが揃っている。パックマンカー及びライバルモンスター4体もデュエルクラスに属するため、これら5車種もデュエルバトルの「バトルロイヤル」にて使用可能。
レースモード
GRAND PRIX(グランプリ)
リッジシティで開かれる、各グランプリレースに出場できる。
スタンダードクラス
プレイヤーは初期状態ではマシンを所有していない。スタンダードGPで優勝することで、使用したマシンとエンジンを獲得できる。
- 大会名(難易度により変化)
- EASY:BASIS GP
- NORMAL:FRONTAL GP
- HARD:FOUNTAIN GP
- 使用マシン:スタンダードクラス
- ラウンド(規定順位)
- 第1戦:PARK TOWN(4位以内)
- 第2戦:OUTER PASS(3位以内)
- 第3戦:ABOVE THE CITY(2位以内)
- 第4戦:BAYSIDE LINE(1位)
- 規定周回数:全レース順走3周
エクストラクラス
エクストラクラスのマシンで競われるグランプリ。4大会存在し、それぞれ異なるルールが存在する。ゲームクリア後に再挑戦すると、ラウンド毎のコースが変化する(オーバル除く)。
- レギュラー
特殊規定のない通常のグランプリ。優勝することで、使用したマシンとエンジンを獲得できる。
- 大会名
- EASY:HEROIC GP
- NORMAL:BRAVELY GP
- HARD:SPARTAN GP
- 使用マシン:エクストラクラス
- 初回ラウンド(規定順位)
- 第1戦:OUTER PASS(4位以内)
- 第2戦:ABOVE THE CITY(3位以内)
- 第3戦:BAYSIDE LINE(2位以内)
- 第4戦:SUNNY BEACH[8](1位)
- 規定周回数:全レース順走3周
- サドンデス
各セクターに制限時間を設け、時間切れで失格となるグランプリ。規定順位も全戦1位となっている。
- 大会名
- EASY:BLAST GP
- NORMAL:GALE GP
- HARD:TORNADO GP
- 使用マシン:エクストラクラス
- 初回ラウンド(規定順位)
- 第1戦:BAYSIDE LINE(1位)
- 第2戦:SUNNY BEACH(1位)
- 第3戦:PARK TOWN(1位)
- 第4戦:GREEN FIELD[8](1位)
- 規定周回数:全レース順走3周
- リバース
逆走コースを使用して行われるグランプリ。逆走以外の特殊規定はない。[9]
- 大会名
- EASY:KNIGHT GP
- NORMAL:BALON GP
- HARD:DUKE GP
- 使用マシン:エクストラクラス
- 初回ラウンド(規定順位)
- 第1戦:ABOVE THE CITY(4位以内)
- 第2戦:SUNNY BEACH(3位以内)
- 第3戦:GREEN FIELD(2位以内)
- 第4戦:PARK TOWN(1位)
- 規定周回数:全レース逆走3周
- オーバル
オーバルコースを使用して行われるグランプリ。このグランプリを優勝するとエンディングとなる。
- 大会名
- EASY:THRONE GP
- NORMAL:MONARCH GP
- HARD:TYRANT GP
- 使用マシン:エクストラクラス(オーバルエンジン)
- ラウンド(規定順位)
- AIRPORT OVAL[10](1位)
- 規定周回数:順走10周
マキシマムクラス
難易度が『HARD』時にのみ、TYRANT GPをクリア後に出現するグランプリ。エクストラクラスのマシンで競われる。敵車は非常にハイペースで走行しており、これまでに得た全てのテクニックが要求される。周回数は5周。
- 大会名
- HARD:ULTIMATE GP
- 使用マシン:エクストラクラス
- 初回ラウンド(規定順位)
- 第1戦:SUNNY BEACH(1位)
- 第2戦:GREEN FIELD(1位)
- 第3戦:OUTER PASS(1位)
- 第4戦:ABOVE THE CITY(1位)
- 規定周回数:全レース順走5周
DUEL(デュエル)
デュエル(ボス)カーが出現するモード。「DUEL SOLO(デュエルソロ)」「BATTLE ROYAL(バトルロイヤル)」の2種類がある。
- DUEL SOLO(デュエルソロ)
- タイムアタックで各コースの「Rマーク記録」を更新すると、そのコースで「デュエルカー」と呼ばれるボスマシンと対決できる。プレイヤーとデュエルカー(ボス)との一対一の対決で、勝つと対決したデュエルカーとメダルを獲得できる。
- プレイヤーはスタンダードクラス・エクストラクラスの車を使うことができる(オーバルエンジンは使用不可)。出現するボスや、使用コース(全コース順走3周)は以下の通り。
- PLUTO
- ABOVE THE CITYでの対決。敵車はスペクトラ。加速は凄まじいが、コーナーで大きく失速する。ゆえにタイトなコーナーでは隙が大きい。
- DEVIL
- GREEN FIELDでの対決。敵車はクリナーレ。プレイヤーの走行ペースが遅いと停車して、一旦抜かさせたあと再び抜き返してくる。また、プレイヤーがスリップストリームに入ると、目前で急ブレーキをかけブロックしてくる。
- SPIRIT
- BAYSIDE LINEでの対決。敵車はリュムール。直線でのスピードは今ひとつだが、コーナリングスピードが極めて速いという特徴を持っている。コース後半はリュムールの独擅場とも言うべきコーナーが連続する区間であるため、少しのミスが命取りとなる。
- ANGEL
- SUNNY BEACHでの対決。敵車はアンジェラス。驚異的なスタートダッシュでプレイヤーを引き離し、そのまま逃げ切る戦術を取る。全体的に走行ペースが速く、常にコースの中央を走るためパスしづらい。加えて時間帯が夜間であるため、見通しは非常に悪くなっている。
- BATTLE ROYAL(バトルロイヤル)
- 全てのデュエルソロで勝利すると出現。ボス4人と一度に対決する。プレイヤーはパックマンカーも含めたデュエルカーのみ使用可能。使用コースはOUTER PASS(順走3周)。
TIME ATTACK(タイムアタック)
プレイヤーのマシンでコースを3周走り、最速タイムを目指すモード。DUELの出現に関連したモードである。
FREE RUN(フリーラン)
好きなコースを、好きなマシンで好きなだけ走れるモード。走行終了後、走行距離が表示される。
99 TRIAL(ナインナイントライアル)
総走行距離999kmで出現する。SUNNY BEACH(1周4.108km)を順走99周するレース(総走行距離406.692km)。リプレイは10周ほどでストップする。各セクターごとに制限時間が設けられているが、規定順位は無く、制限時間内に99周すればクリア。
PAC-MAN(パックマン)
総走行距離3000kmで出現する、パックマンカーVSモンスターカーのレース。使用コースはPARK TOWN(順走3周)。このレースに勝つと、アカベイ、アオスケ、ピンキー、グズタの4台の車とエンジンが手に入る。
グズタはエンストしてマフラーから黒煙を上げて視界を遮り、ピンキーとアオスケはプレーヤーの前にいると急ブレーキでブロックしてくる。
コース
今作では「リッジシティ」と呼ばれる市街地が舞台となっており、初代『リッジレーサー』の舞台の現在の姿という設定になっている。そのためAIRPORT OVAL以外の6コースは全て一部区間を共用しているほか、全7コースにはそれぞれ逆走版もある。
- SUNNY BEACH(サニービーチ)
- 全長:4108m
- 時間帯:昼・夕方・夜
- 初代『リッジレーサー』の「初級・中級」コース。市街地から山岳地帯を抜け、海岸に出る。
- ボス「ANGEL」とのデュエルバトルの舞台となる。
- GREEN FIELD(グリーンフィールド)
- 全長:5868m
- 時間帯:昼・夕方
- 初代『リッジレーサー』の「上級」コース。SUNNY BEACHの終盤から分岐し、高速道路を走る。
- 前述の通り『リッジレーサー』の「上級」コースと同様のレイアウトだが、道路の幅が広くなり、後半のS字と最終コーナーの間にあったジャンピングスポットも無くなっているため、難易度は低くなっている。
- ボス「DEVIL」とのデュエルバトルの舞台となる。
- PARK TOWN(パークタウン)
- 全長:3528m
- 時間帯:昼・夕方・夜
- シンプルなレイアウトのコース。全開区間が全体の多くを占め、タックインやドリフトを必要とする急なコーナーも少ない。
- OUTER PASS(アウターパス)
- 全長:4535m
- 時間帯:昼・夕方
- 高速下の一般道からスタートし、MOUNT VALLEYの山岳地帯を走るコース。中盤の海岸でSUNNY BEACHと合流する。
- 高低差が激しく、序盤の山岳地帯は見通しも悪い。シケインや連続カーブも存在する高難度コース。
- ABOVE THE CITY(アバヴザシティ)
- 全長:5193m
- 時間帯:昼・夜
- PARK TOWN序盤から分岐し、放送局方面へ向かうコース。序盤~中盤、放送局付近の複合・変則コーナーが最大の難所。
- ボス「PLUTO」とのデュエルバトルの舞台となる。
- BAYSIDE LINE(ベイサイドライン)
- 全長:7830m
- 時間帯:夕方・夜
- OUTER PASS〜GREEN FIELDから分岐し、RIDGE CITY BAY沿いを通り放送局方面へ向かう、シリーズ史上最長のコース。
- 既出のOUTER PASSやGREEN FIELDの難所に加え、ブラインドコーナーやループコーナーなど様々な特殊コーナーが数多く存在し、難易度は非常に高い。
- ボス「SPIRIT」とのデュエルバトルの舞台となる。
- AIRPORT OVAL(エアポートオーバル)
- 全長:3428m
- 時間帯:夕方
- 空港地下の貨物路を利用したオーバルコース。
- アクセル全開でドリフト・タックインは不要だが、超高速コース故にワンミスが命取りとなる。
マシン
マシンは「ドリフト」と「グリップ」の2種に分かれており、「ドリフト」のマシンと「グリップ」のマシンではドリフト中の操作法が少々異なっている。
スタンダード・エクストラクラス
- KAMATA FIARO(カマタ・フィアロ)
- 駆動方式:FR
- タイプ:ドリフト
- 初級者向けドリフト車。車名は初代『リッジレーサー』に登場した『F/A RACING』をオマージュ[注釈 1]しており、デザインも初代のそれと同様である。
- 旋回性能に優れる反面、加速・最高速の性能は低い。エクストラクラスでは旋回性能に重点を置いたチューニングがなされるため、ゲームが進行するにつれ高速性能の低さが露呈する形となる。
- DANVER TOREADOR(ダンヴァー・トレアドール)
- 駆動方式:FR
- タイプ:ドリフト
- 中級者向けドリフト車。今作で初登場となる車種。
- 全ての性能がバランス良く纏まっているが、やや高速性能を重視した配分となっている。
- RIVELTA SOLARE(リヴェルタ・ソラーレ)
- 駆動方式:MR
- タイプ:ドリフト
- 上級者向けドリフト車。初代『リッジレーサー』に登場した『RT YELLOW SOLVALOU』及び『RT BLUE SOLVALOU』をオマージュしたデザインになっている。
- 加速性能は抜きん出て高いが、旋回性能が極端に悪い。ドリフト時の挙動もピーキーなため、繊細なマシンコントロールを要求される。
- KAMATA FORTUNE(カマタ・フォーチュン)
- 駆動方式:FF
- タイプ:グリップ
- 初級者向けグリップ車。今作で初登場となる車種。
- 旋回性能はトップクラスだが、加速・最高速の性能が非常に悪く、ゲーム終盤ではフィアロ以上に苦戦を強いられる事となる。
- RIVELTA MERCURIO(リヴェルタ・メルクーリオ)
- 駆動方式:4WD
- タイプ:グリップ
- 中級者向けグリップ車。今作で初登場となる車種で、本作『リッジレーサーV』を象徴する車種でもある。
- ゲーム中唯一の四輪駆動車。全ての性能がバランス良く纏まっているが、やや旋回性能を重視した配分となっている。
- HIMMEL E.O.(ヒンメル・イーオー)
- 駆動方式:RR
- タイプ:グリップ
- 上級者向けグリップ車。今作で初登場となる車種。
- スタンダード車中トップの最高速を誇るが、上級者向けマシンの例に漏れず旋回性能は悪い。ハンドリングに癖があり、ステアリングを切るだけでテールがアウト側に振られる特性がある。
デュエルクラス(デビルカー)
- DANVER SPECTRA(ダンヴァー・スペクトラ)
- 駆動方式:FR
- タイプ:ドリフト
- 外見は1950年代のアメリカ車やローライダーそのものだが、搭載されるユニットは3221PSを発生する10LのV型8気筒スーパーチャージャーエンジンで、驚異的な加速性能を誇る。
- 一方で旋回性能は最低クラス。加えてパワーがあまりにも膨大なためにタイヤのグリップが追い付かず、急ハンドルを切るだけで簡単にテールスライド状態になる。路面の凹凸やコーナーリングの滑りによって挙動を乱されてしまう短所は操作でカバーすることになる。
- さらに馬力に対してギア比がクロスレシオであるため、最高速がかなりの頭打ちとなっている。
- 極限まで高出力を求めてチューニングされているため、レッドゾーンは10000回転以上となっている。そのため非常にピーキーな特性を持っており、低回転域ではパワー・トルクがほとんど失われる。
- デュエルバトルでは、ボス『PLUTO』がこの車両を使用する。
- RIVELTA CRINALE(リヴェルタ・クリナーレ)
- 駆動方式:MR
- タイプ:ドリフト
- 「デビルカー」の愛称の由来となった車種、初代『リッジレーサー』に登場した『13th RACING』をオマージュしたマシンで、漆黒の車体に悪魔のマーキング、カーナンバー13と、不吉な雰囲気を漂わせている。
- エンジンはV型12気筒クワッドターボ。フルブースト時には2000psを超えるパワーを絞り出し、独特のブローオフバルブサウンドが大きく鳴り響く。
- 加速性能が程よく高いため、ドリフト中でも十分な加速力をキープできる。旋回性能は並程度だが、スピードレンジが非常に高いためにコーナーでの姿勢制御は非常に難しい。
- デュエルバトルでは、ボス『DEVIL』がこの車両を使用する。先行中にコース上で突然停車したり、プレイヤーの前方で急ブレーキをかけるなど、危険な走りで妨害を仕掛けてくる。
- SOLDAT RUMEUR(ソルダ・リュムール)
- 駆動方式:RR
- タイプ:グリップ
- ミニクーペボディの後方にエンジンを積む小型車。
- フロントビューやボディペイントは愛嬌のあるデザインだが、車体後部にマウントされたエンジンはむき出し、さらにマフラーは車体からはみ出しているなど、リアビューからは攻撃的な印象を受ける。
- 旋回性能が非常に高く、ほぼ全てのコーナーをアクセル全開で曲がることができるが、その一方でややオーバーステア寄りな傾向もみられる。
- 対して高速性能は控えめで、エクストラクラスと同等かそれ以下の水準にある。
- デュエルバトルでは、ボス『SPIRIT』がこの車両を使用する。
- KAMATA ANGELUS(カマタ・アンジェラス)
- 駆動方式:MR
- タイプ:グリップ
- 2作目『リッジレーサーレボリューション』に登場した『WHITE ANGEL』をオマージュしたマシンで、純白の車体や天使のマーキングなど、クリナーレとは対を成す存在である。カーナンバーは0。
- エンジンは「クレーメル型W型18気筒エンジン」を搭載。4大デュエルカーの中でも最高速が突出しており、591km/hという驚異的な数値をマークする[注釈 2]
- 旋回性能も高いが、グリップがあまりにも高すぎるためにドリフト状態に移行できず、アクセルオフで急激に旋回性能が向上するという、前作『R4』のグリップタイプ寄りの挙動となっている。
- デュエルバトルでは、ボス『ANGEL』がこの車両を使用する。
- PAC-MAN(パックマン)
- 駆動方式:不明
- タイプ:ドリフト
- パックマンが搭乗する車両。外見は幼児用四輪車に酷似している。
- 最高速はデュエルクラスの中で最も低く、加速性能も悪いが、旋回性能・グリップは高い。
- サスペンションが極端に柔らかく、走行中は前後左右方向に強烈なピッチング及びローリングを生じる。
- プレイヤーが通算3000km走行するだけで解禁される。これより下の4台は、この車で出走するレース『パックマンGP』で勝利すると解禁される。
- AKABEI(アカベイ)
- 駆動方式:不明
- タイプ:グリップ
- アンジェラスと同様にグリップが非常に高く、ドリフトは不可能。ただしこちらは車速が上がると曲がらなくなると言う特性を持っており、速ければ速いほど曲がらなくなるという車の性質が出過ぎた格好となっている。
- なお、アカベイ以下の4台はスクーターにタイヤを無理矢理4本つけたような形状となっており、運転感覚も二輪車のそれとほぼ同じになっている。
- AOSUKE(アオスケ)
- 駆動方式:不明
- タイプ:ドリフト
- 4段あるギアのギア比が不適切で、加速性能がドライバー同様「きまぐれ」である。そのため自力でシフトチェンジができないATでは思うような加速ができず、MTでの走行が基本となる。
- ただし、最高速はNAMCO車の中で最も高い。
- PINKY(ピンキー)
- 駆動方式:不明
- タイプ:グリップ
- 前進ギアが1段しかなく、凄まじい加速性能で発進からコンマ数秒で200km/hオーバー、僅か3秒ほどで最高速に至る。
- 『パックマンGP』では、最上位を走るこの車に勝利することが目標となる。
- GUZUTA(グズタ)
- 駆動方式:不明
- タイプ:グリップ
- 癖の強い挙動の持ち主。直進時は非常にテールスライドを誘発しやすいが、ドリフトさせるとグリップが急激に上がるハイサイドの状態になる。そのため、コーナーワークが非常に難しい。
- 『パックマンGP』では黒煙を上げながらエンストし、プレイヤーの視界を遮ってくる。
リッジレーサーV アーケードバトル
- アーケードゲーム版第5作目。『リッジレーサーV』をアーケードゲーム用に移植したタイトル。2000年11月28日稼動開始。
- この作品に使われた2シート筐体は、後に同じ基板を使用する『湾岸ミッドナイト』に流用された。
- サドンデスルールを採用。各1位で次のレースのプレイ料金が無料になり、1位にならなくても料金を支払えばプレイ続行は可能となり、ドライバーズポイントも有効となるなど、独特のクレジットサービスが設定されていた。
レギュレーション
- レース:5ラウンド制
- 使用マシン:エクストラクラス[11]
- 使用コース
- 第1戦~第4戦:以下の4コースから1つずつ選択。ただし、一度選択したコースは選択できない。
- PARK TOWN(時間帯:日中)
- OUTER PASS(時間帯:夕方)
- ABOVE THE CITY(時間帯:日中)
- BAYSIDE LINE(時間帯:夕方)
- 第5戦(ボーナスレース):SUNNY BEACH(時間帯:夜間)
- GREEN FIELDとAIRPORT OVALは登場しない。
- 第1戦~第4戦:以下の4コースから1つずつ選択。ただし、一度選択したコースは選択できない。
- 規定周回数:各コース順走3周。但しBAYSIDE LINEのみ順走2周。
- 特殊規定:各セクターに制限時間が設けられ、制限時間内に次のチェックポイントまで到達できなかった時は失格となる。
- ドライバーズポイント:各レースの順位に応じて、以下のポイントが加算される。コンティニューしなかった場合、ポイントは全て無効となる。
- 1位:20pt(副賞として、次のレースのコンティニュー料金が無料となる)
- 2位:16pt(2位以下はコンティニューの際、料金が必要となる)
- 3位:14pt
- 4位:12pt
- 5位:10pt
- 全5ラウンドの累積ポイント1位が、グランプリ優勝者として、パックマンのトロフィーが授与される。
関連商品
- リッジレーサーV オリジナル・ゲームサウンドトラック
- 本作のサウンドトラック。日本では2000年1月1日にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより発売された。権利関係からか、レース中に流れる一部の楽曲は収録されていない。
作曲家
開発部
脚注
注釈
出典
- ^ リッジレーサーV公式サイト・リレーエッセイ第1回2p
- ^ リッジレーサーV公式サイト・リレーエッセイ第1回3p
- ^ ただし派生タイトルとしては『R:RACING EVOLUTION』が発売されている。
- ^ 週刊ファミ通 No.614. 株式会社エンターブレイン. (2000年9月22日). p. 12
- ^ 週刊ザ・プレイステーション. ソフトバンク パブリッシング株式会社. (2000年3月10日)
- ^ WEEKLYファミ通No.564. 株式会社アスキー. (1999年10月8日)
- ^ 初級者向けマシンでは旋回性能重視、上級者向けマシンでは高速性能重視のものがそれぞれ搭載される。
- ^ a b 初回優勝で他モードでの使用が解禁される。
- ^ 初回優勝で、これまでに出現させたコースの逆走バージョンが解禁される。
- ^ 初回優勝で他モードでの使用が解禁される。逆走コースも同時解禁。
- ^ これに合わせ、オープニングムービーに登場するソラーレとメルクーリオはエクストラクラス仕様になっている。
参考文献
- リッジレ-サ-Vオフィシャルガイドブック エンターブレイン ISBN:9784757700208