「タイプライター (アンダーソン)」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
m Botによる: {{Normdaten}}を追加 |
|||
11行目: | 11行目: | ||
また、この曲においてタイプライターは楽器であるにも関わらず、演奏者は指揮者より客席寄りに座り、指揮者に背を向けて演奏する場合がほとんどで、指揮者の指揮は全く見えない。 |
また、この曲においてタイプライターは楽器であるにも関わらず、演奏者は指揮者より客席寄りに座り、指揮者に背を向けて演奏する場合がほとんどで、指揮者の指揮は全く見えない。 |
||
現在でも[[演奏会|コンサート]]などで演奏されることが多いが、[[コマーシャルメッセージ|CM]]や[[ |
現在でも[[演奏会|コンサート]]などで演奏されることが多いが、[[コマーシャルメッセージ|CM]]や[[背景音楽|BGM]]でも使用されている。 |
||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
2021年11月23日 (火) 09:45時点における版
タイプライター(The Typewriter)は、ルロイ・アンダーソンが1950年に作曲した管弦楽曲。初演は1950年、ボストン・ポップス・オーケストラによる。
ルロイ・アンダーソンの最も有名な作品のひとつで、タイプライターが楽器として用いられ、キーをタイプする音、行の右端近くまで文字をタイプすると「チーン」と鳴るベル音、紙を固定するシリンダー(キャリッジ)を次の行の先頭に戻す(キャリッジ・リターン)レバーの操作音が使用されている。独立した「Typewriter」というパートがあり、楽譜も個別に存在している。実際にタイプライターを用いることもあるが、ベル音やレバー操作音はトライアングルやギロで代用されることもある。
この作品は、仕事に追われ、忙しいオフィスの情景をユーモラスに描写したものである。
演奏に実物のタイプライターを用いる場合は、曲の前後や間奏に小ネタをはさんでコミカルに演奏し、観客の笑いを誘うこともある。例えば、曲が始まる前に、カバンをさげたサラリーマン風の演奏者が登場し、楽器であるタイプライターのある席に着く際、実際のオフィスに到着したような一連の動作の演技をしたり、タイプライター演奏パート以外で手の疲れをとるように手を振るしぐさをしたり、曲の終了時に「仕事の成果」である文書を「上司」(主に指揮者)に渡して帰ったりする[1][2]。
また、この曲においてタイプライターは楽器であるにも関わらず、演奏者は指揮者より客席寄りに座り、指揮者に背を向けて演奏する場合がほとんどで、指揮者の指揮は全く見えない。
現在でもコンサートなどで演奏されることが多いが、CMやBGMでも使用されている。