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「小室圭」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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'''小室 圭'''(こむろ けい、[[1991年]]〈[[平成]]3年〉[[10月5日]] - )は、[[秋篠宮文仁親王]]第1女子[[小室眞子]](旧名:眞子内親王)の[[配偶者]]<ref>{{Cite web|url=https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/03/gokekkon/konyaku-press.html|title=眞子内親王殿下のご婚約内定について|publisher=宮内庁|accessdate=2017-09-03}}</ref><ref name="konnin">{{Cite news|title=眞子さま小室圭さんの婚姻届提出 皇室離れ「小室眞子さん」に|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211026/amp/k10013321621000.html|website=NHKニュース|date=2021-10-26}}</ref>。法務助手([[:en:law clerk|en:Law clerk]])として、[[ニューヨーク]]の法律事務所に所属する<ref>{{Cite news|title=日本の元プリンセス・眞子さん、ニューヨーク到着 新生活へ|url=https://www.bbc.com/japanese/59272079|work=BBCニュース|accessdate=2021-11-27|language=ja}}</ref><ref name="ls">{{Cite web|url=https://www.lowenstein.com/people/attorneys/kei-komuro|title=Kei Komuro - Our Lawyers - Lowenstein Sandler LLP|accessdate=2021-09-24|publisher=Lowenstein Sandler LLP}}</ref>。
'''小室 圭'''(こむろ けい、[[1991年]]〈[[平成]]3年〉[[10月5日]] - )は、[[秋篠宮文仁親王]]第1女子[[小室眞子]](旧名:眞子内親王)の[[配偶者]]<ref>{{Cite web|url=https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/03/gokekkon/konyaku-press.html|title=眞子内親王殿下のご婚約内定について|publisher=宮内庁|accessdate=2017-09-03}}</ref><ref name="konnin">{{Cite news|title=眞子さま小室圭さんの婚姻届提出 皇室離れ「小室眞子さん」に|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211026/amp/k10013321621000.html|website=NHKニュース|date=2021-10-26}}</ref>。法務助手([[:en:law clerk|en:Law clerk]])として、[[ニューヨーク]]の法律事務所に所属する<ref>{{Cite news|title=日本の元プリンセス・眞子さん、ニューヨーク到着 新生活へ|url=https://www.bbc.com/japanese/59272079|work=BBCニュース|accessdate=2021-11-27|language=ja}}</ref><ref name="ls">{{Cite web|url=https://www.lowenstein.com/people/attorneys/kei-komuro|title=Kei Komuro - Our Lawyers - Lowenstein Sandler LLP|accessdate=2021-09-24|publisher=Lowenstein Sandler LLP}}</ref>。学位は[[法務博士(専門職)|法務博士]]<ref>{{Cite web|url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20210730-OYT1T50341/|title=小室圭さん、米国で就職する方向で調整…NY州弁護士試験を受験済み|newspaper=読売新聞オンライン|date=2021-07-30|accessdate=2021-12-09}}</ref>。

== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== 生い立ち ===
=== 生い立ち ===
1991年、[[神奈川県]][[横浜市]]に生まれる<ref name=":0">{{Cite web|title=【図解】眞子さま、小室圭さんの略歴:時事ドットコム|url=https://www.jiji.com/jc/v4?id=202110profile0002|website=時事ドットコム|accessdate=2021-11-25|language=ja}}</ref>。10歳の頃の2002年に父が亡くな<ref name="dailyshincho201761">[https://www.dailyshincho.jp/article/2017/06010558/?all=1&page=1 眞子さまとご婚約、小室圭さんを強くした父の悲劇「お母さんは僕が守る」(2017年6月1日)] 週刊新潮 2017年6月1日号掲載、[[デイリー新潮]]公式サイト。2021年11月28日閲覧。</ref>。学生時代には[[ウェイター]]や塾講師などのアルバイトで家計を助ける<ref name="dailyshincho201761"/>
1991年、[[神奈川県]][[横浜市]]に生まれる<ref name=":0">{{Cite web|title=【図解】眞子さま、小室圭さんの略歴:時事ドットコム|url=https://www.jiji.com/jc/v4?id=202110profile0002|website=時事ドットコム|accessdate=2021-11-25|language=ja}}</ref>。[[週刊新潮]]によると、10歳の頃の2002年に父が亡くなり、学生時代には[[ウェイター]]や塾講師などのアルバイトに励み家計を助けてきたという<ref name="dailyshincho201761">[https://www.dailyshincho.jp/article/2017/06010558/?all=1&page=1 眞子さまとご婚約、小室圭さんを強くした父の悲劇「お母さんは僕が守る」(2017年6月1日)] 週刊新潮 2017年6月1日号掲載、[[デイリー新潮]]公式サイト。2021年11月28日閲覧。</ref>。。


=== 眞子内親王との結婚 ===
=== 眞子内親王との結婚 ===
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# 解決するまでは母との話し合い内容を途中で公にはしないことを確約
# 解決するまでは母との話し合い内容を途中で公にはしないことを確約


2021年4月9日、[[宮内庁]]の[[加地隆治]][[宮内庁皇嗣職|皇嗣職大夫]]は定例の記者会見で、眞子内親王が「文書を読まれて色々な経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」とコメントされていることを紹介した<ref>{{Cite news|title=小室圭さん文書、眞子さまがコメント…「経緯理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」|newspaper=読売新聞オンライン|date=2021-04-10|url=https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20210409-OYT1T50216/|}}</ref>。また、「(何の話し合いもせずにお金をお渡しするという選択はせず、元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得た上で解決するという)基本方針がございますが眞子内親王殿下のご意向が大きかったというふうにお聞きしております」と述べ、文書公表に眞子内親王の関与を明かした<ref>{{Cite news|title=小室さん文書 眞子さま「理解してくださる方いらっしゃれば」|newspaper=NHKニュース|date=2021-04-09|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210409/k10012965681000.html|}}</ref>。一方で、金銭トラブルの当事者である母親は、[[週刊文春|週刊文春WOMAN]]の密着取材に対して、「文書が出ることは息子から聞いていない」と文書公表への関与を否定した<ref>{{Cite book|和書|title=週刊文春 WOMAN vol.10 2021夏号|date=2021-06-22|publisher=文藝春秋|pages=14-19|chapter=○○○○さん「密着取材」一年}}</ref>。
2021年4月9日、[[宮内庁]]の[[加地隆治]][[宮内庁皇嗣職|皇嗣職大夫]]は定例の記者会見で、眞子内親王が「文書を読まれて色々な経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」とコメントされていることを紹介した<ref>{{Cite news|title=小室圭さん文書、眞子さまがコメント…「経緯理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」|newspaper=読売新聞オンライン|date=2021-04-10|url=https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20210409-OYT1T50216/|}}</ref>。また、「(何の話し合いもせずにお金をお渡しするという選択はせず、元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得た上で解決するという)基本方針がございますが眞子内親王殿下のご意向が大きかったというふうにお聞きしております」と述べ、文書公表に眞子内親王の関与を明かした<ref>{{Cite news|title=小室さん文書 眞子さま「理解してくださる方いらっしゃれば」|newspaper=NHKニュース|date=2021-04-09|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210409/k10012965681000.html|}}</ref>。一方で、金銭トラブルの当事者である母親は、[[週刊文春|週刊文春WOMAN]]の密着取材に対して、「文書が出ることは息子から聞いていない」と文書公表への関与を否定した<ref>{{Cite book|和書|title=週刊文春 WOMAN vol.10 2021夏号|date=2021-06-22|publisher=文藝春秋|pages=14-19<!--書誌情報として十分なためコメントアウト |chapter=○○○○さん「密着取材」一年-->}}</ref>。


2021年4月12日、28ページにも及ぶ文書発表からわずか4日後、文書内の主張とは一転して小室家側が「解決金」を支払う意向があることを代理人弁護士が明かした<ref>{{Cite news|title=「解決金」渡すことを検討 小室圭さんの代理人弁護士|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2021-04-12|url=https://www.asahi.com/articles/ASP4D643LP4DUTIL045.html|}}</ref>。これについて[[西村泰彦]][[宮内庁長官]]は22日、定例記者会見で「(小室さん側からの連絡は)事前にありません。事後も話を聞いていない」と述べた<ref>{{Cite news|title=解決金「話聞いていない」 小室さん意向に宮内庁長官|newspaper=産経ニュース|date=2021-04-22|url=https://www.sankei.com/article/20210422-ZFKXYS7FYNLGTHHSH5V2LDT4PE/|}}</ref>。
2021年4月12日、28ページにも及ぶ文書発表からわずか4日後、文書内の主張とは一転して小室家側が「解決金」を支払う意向があることを代理人弁護士が明かした<ref>{{Cite news|title=「解決金」渡すことを検討 小室圭さんの代理人弁護士|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2021-04-12|url=https://www.asahi.com/articles/ASP4D643LP4DUTIL045.html|}}</ref>。これについて[[西村泰彦]][[宮内庁長官]]は22日、定例記者会見で「(小室さん側からの連絡は)事前にありません。事後も話を聞いていない」と述べた<ref>{{Cite news|title=解決金「話聞いていない」 小室さん意向に宮内庁長官|newspaper=産経ニュース|date=2021-04-22|url=https://www.sankei.com/article/20210422-ZFKXYS7FYNLGTHHSH5V2LDT4PE/|}}</ref>。
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==== 帰国と結婚発表 ====
==== 帰国と結婚発表 ====
2021年9月27日、3年2か月ぶりにニューヨークから帰国した。到着した[[成田国際空港|成田空港]]では厳戒態勢が敷かれ、警視庁や千葉県警、神奈川県警の警察官および空港職員など関係者約70人が対応に追われた<ref>{{Cite news|title=小室圭さん帰国、警察官らに囲まれ 成田空港に報道陣170人|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2021-09-27|url=https://www.asahi.com/articles/ASP9W6QKSP9WUTIL04M.html|}}</ref>。一般の乗客とは別のルートで空港検疫に向かい、入国手続きを終え、従業員用地下駐車場から複数台の警察車両と共に自宅へ向かった<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、厳重警備に現場の警察官「一民間人にここまで…」複雑な本音|newspaper=NEWSポストセブン|date=2021-09-28|url=https://www.news-postseven.com/archives/20210928_1694961.html|}}</ref><ref>{{Cite news|title=ご結婚決定の小室圭さん 飛行機にSP警護「やっぱりVIP待遇」|newspaper=FRIDAY DESITAL|date=2021-10-01|url=https://friday.kodansha.co.jp/article/208389|}}</ref>。このとき、警察が[[日本の交通信号機#信号制御装置|信号機]]操作を行い、送迎車両を最優先で[[高速道路]]へ誘導するなど異例のVIP待遇がとられた<ref>{{Cite news|title=小室圭さんは「上皇ご夫妻以上」の厳重警備 信号機も操作されていた|newspaper=NEWSポストセブン|date=2021-09-28|url=https://www.news-postseven.com/archives/20210928_1694875.html|}}</ref>。
2021年9月27日、3年2か月ぶりにニューヨークから帰国した。到着した[[成田国際空港|成田空港]]では厳戒態勢が敷かれ、警視庁や千葉県警、神奈川県警の警察官および空港職員など関係者約70人が対応に追われた<ref>{{Cite news|title=小室圭さん帰国、警察官らに囲まれ 成田空港に報道陣170人|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2021-09-27|url=https://www.asahi.com/articles/ASP9W6QKSP9WUTIL04M.html|}}</ref>。到着後、[[女性セブン]]や[[FRIDAY (雑誌)|FRIDAY]]によると、一般の乗客とは別のルートで空港検疫に向かい、入国手続きを終え、従業員用地下駐車場から複数台の警察車両と共に自宅へ向かったという<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、厳重警備に現場の警察官「一民間人にここまで…」複雑な本音|newspaper=NEWSポストセブン|date=2021-09-28|url=https://www.news-postseven.com/archives/20210928_1694961.html|}}</ref><ref>{{Cite news|title=ご結婚決定の小室圭さん 飛行機にSP警護「やっぱりVIP待遇」|newspaper=FRIDAY DESITAL|date=2021-10-01|url=https://friday.kodansha.co.jp/article/208389|}}</ref>。女性セブンはまた、このとき、警察が[[日本の交通信号機#信号制御装置|信号機]]操作を行い、送迎車両を最優先で[[高速道路]]へ誘導するなど異例のVIP待遇がとられたと報じている<ref>{{Cite news|title=小室圭さんは「上皇ご夫妻以上」の厳重警備 信号機も操作されていた|newspaper=NEWSポストセブン|date=2021-09-28|url=https://www.news-postseven.com/archives/20210928_1694875.html|}}</ref>。


2021年10月1日、宮内庁は定例の記者会見において、10月26日に眞子内親王と結婚することを正式に発表した<ref>{{Cite news|title=眞子さまと小室圭さん 今月26日結婚へ 宮内庁発表|newspaper=NHK|date=2021-10-01|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211001/k10013285941000.html|}}</ref>。納采の儀や[[皇室の儀式#結婚|朝見の儀]]などの[[皇族]]の結婚関連儀式および結婚式など一般家庭の家と家の行事については、秋篠宮文仁親王が望んだ「多くの人が納得し、喜んでくれる状況」ではないと[[徳仁|今上天皇]]が判断し、一切執り行われないことに加えて、一時金の支出も行われないという異例の事態となった<ref>{{Cite web|title=眞子さまと小室氏結婚発表 宮内庁 西村泰彦長官 記者対応概要|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211001/k10013287311000.html|website=NHK NEWS WEB|accessdate=2021-10-01}}</ref>。
2021年10月1日、宮内庁は定例の記者会見において、10月26日に眞子内親王と結婚することを正式に発表した<ref>{{Cite news|title=眞子さまと小室圭さん 今月26日結婚へ 宮内庁発表|newspaper=NHK|date=2021-10-01|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211001/k10013285941000.html|}}</ref>。納采の儀や[[皇室の儀式#結婚|朝見の儀]]などの[[皇族]]の結婚関連儀式および結婚式など一般家庭の家と家の行事については、秋篠宮文仁親王が望んだ「多くの人が納得し、喜んでくれる状況」ではないと[[徳仁|今上天皇]]が判断し、一切執り行われないことに加えて、一時金の支出も行われないという異例の事態となった<ref>{{Cite web|title=眞子さまと小室氏結婚発表 宮内庁 西村泰彦長官 記者対応概要|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211001/k10013287311000.html|website=NHK NEWS WEB|accessdate=2021-10-01}}</ref>。
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2021年11月12日、妻である小室眞子の[[パスポート]]やビザの取得など必要な手続きが完了したとして、2日後の11月14日に夫婦揃ってニューヨークへ出国することが報じられた。同日午後7時半過ぎ、都内の法律事務所で母親の元婚約者の男性と面会し、母親との金銭トラブルについて最終的に解決することを相互に確認したと小室家側の代理人弁護士が明かした<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、母親の元婚約者の男性と金銭トラブル巡り協議…「解決金受け取りで合意」|newspaper=読売新聞オンライン|date=2021-11-12|url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20211112-OYT1T50275/|}}</ref>。
2021年11月12日、妻である小室眞子の[[パスポート]]やビザの取得など必要な手続きが完了したとして、2日後の11月14日に夫婦揃ってニューヨークへ出国することが報じられた。同日午後7時半過ぎ、都内の法律事務所で母親の元婚約者の男性と面会し、母親との金銭トラブルについて最終的に解決することを相互に確認したと小室家側の代理人弁護士が明かした<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、母親の元婚約者の男性と金銭トラブル巡り協議…「解決金受け取りで合意」|newspaper=読売新聞オンライン|date=2021-11-12|url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20211112-OYT1T50275/|}}</ref>。


2021年11月14日、夫婦でニューヨークへ渡った<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、眞子さん夫妻 NYに到着 米国で新生活へ|newspaper=毎日新聞|date=2021-11-14|url=https://mainichi.jp/articles/20211114/k00/00m/040/108000c|}}</ref>。出国時の[[羽田空港]]では[[貴賓室#空港|貴賓室]]から搭乗し、到着先の[[ジョン・F・ケネディ国際空港]]では[[ニューヨーク市警察]]や空港職員に警備されながら特別ルートで入国手続を行うなどのVIP待遇を受け<ref>{{Cite news|title=小室眞子さん圭さんの渡米 羽田空港では職員の先導で「貴賓室」に案内|newspaper=NEWSポストセブン|date=2021-11-17|url=https://www.news-postseven.com/archives/20211117_1707556.html?DETAIL|}}</ref><ref>{{Cite news|title=「プリンセスが到着」欧米メディアも報道 小室夫妻がNY新生活へ|newspaper=FNNプライムオンライン|date=2021-11-15|url=https://www.fnn.jp/articles/-/270238|}}</ref>。ニューヨークに到着したとたん、表情はにこやかになり、報道陣に対して送迎車から手を振る様子が報じられた<ref>{{Cite news|title=小室圭さん 車の窓開け手を振る 三雲孝江氏「驚いた」|newspaper=livedoor NEWS|date=2021-11-15|url=https://news.livedoor.com/article/detail/21198541/|}}</ref>。
2021年11月14日、夫婦でニューヨークへ渡った<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、眞子さん夫妻 NYに到着 米国で新生活へ|newspaper=毎日新聞|date=2021-11-14|url=https://mainichi.jp/articles/20211114/k00/00m/040/108000c|}}</ref>。出国時の[[羽田空港]]では[[貴賓室#空港|貴賓室]]から搭乗し、到着先の[[ジョン・F・ケネディ国際空港]]では[[ニューヨーク市警察]]や空港職員に警備されながら、混乱を避け迅速に入国るよ配慮がされた<ref>{{Cite news|title=「プリンセスが到着」欧米メディアも報道 小室夫妻がNY新生活へ|newspaper=FNNプライムオンライン|date=2021-11-15|url=https://www.fnn.jp/articles/-/270238|}}</ref>。


== 人物 ==
== 人物 ==
=== 幼少期 ===
=== 幼少期 ===
* 国立音楽大学附属小学校の恩師は小室圭氏は礼儀正しくて、あいさつもしっかりしていた。優しい性格で女子生徒からはモテたと述べている<ref>週刊朝日2021年10月1日号</ref>。
* [[週刊朝日]]の取材に応じた国立音楽大学附属小学校の恩師は礼儀正しくて、あいさつもしっかりでき、優しい性格で女子生徒からはモテたと述べている<ref>{{Cite web|url=https://dot.asahi.com/wa/2021092200011.html|title=恩師が語る 小室圭くんは「モテていました。人を引きつける何かがあった」|publisher=[[週刊朝日]] AERA dot.|date=2021-09-23|accessdate=2021-12-09}}</ref>。
* 3歳から小学校高学年まで[[バイオリン]]教室に通は「うちの子はバイオリンの天才」と周囲に漏らした<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、バイオリンの恩師が「うれしかった」再会|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2017-05-18|url=https://www.asahi.com/articles/ASK5K5HP7K5KUTIL02H.html}}</ref><ref>{{Cite news|title=眞子さま婚約者・小室圭さんに母は、“バイオリンの天才”|newspaper=女性セブン|date=2017-05-28|url=https://www.news-postseven.com/archives/20170528_558854.html}}</ref>。
* 3歳から小学校高学年まで[[バイオリン]]教室に通っており2017年に[[朝日新聞]]の取材に応じた恩師は「一生懸命練習して、上手にっていきましたね」と当時を振り返っ語った<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、バイオリンの恩師が「うれしかった」再会|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2017-05-18|url=https://www.asahi.com/articles/ASK5K5HP7K5KUTIL02H.html}}</ref>。
* 両親のことは「お父さま」「お母さま」と呼び、幼稚園には真っ赤な[[アウディ]]で送り迎えされていた<ref>{{Cite news|title=小室圭さん育てた王子さま教育 お母さまと呼ばせ高級車で送迎|newspaper=女性自身|date=2018-12-25|url=https://jisin.jp/domestic/1697437/}}</ref>。父の亡き後は、母と母方の祖父と横浜市内のマンションに暮らし、「僕がお母さんを守っていく」という決意をもって母を支えた<ref>{{Cite news|title=小室圭さん 父の突然死で母に誓う「僕が母を守っていく」|newspaper=女性自身|date=2017-05-26|url=https://www.excite.co.jp/news/article/Jisin_29043/}}</ref>。


=== 学生時代 ===
=== 学生時代 ===
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* [[フォーダム大学ロースクール]]への留学に際して、「マーティン奨学金」を獲得した<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASL767W8KL76UHBI042.html|title=小室さん、米フォーダム大留学 全授業料免除の奨学金で|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2018-07-07}}</ref>。同奨学金の獲得者はLL.Mコースの授業料は全額免除されるが、ニューヨークへの往復の渡航費、現地での交通費、居住費、図書費および学業に関連するその他の費用は含まれていない<ref>{{Cite web|url=https://www.fordham.edu/info/27322/application_information/5173/scholarships_and_financial_aid|title=Scholarships and Financial Aid|accessdate=2019-09-05|publisher=Fordham University School of Law}}</ref>。
* [[フォーダム大学ロースクール]]への留学に際して、「マーティン奨学金」を獲得した<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASL767W8KL76UHBI042.html|title=小室さん、米フォーダム大留学 全授業料免除の奨学金で|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2018-07-07}}</ref>。同奨学金の獲得者はLL.Mコースの授業料は全額免除されるが、ニューヨークへの往復の渡航費、現地での交通費、居住費、図書費および学業に関連するその他の費用は含まれていない<ref>{{Cite web|url=https://www.fordham.edu/info/27322/application_information/5173/scholarships_and_financial_aid|title=Scholarships and Financial Aid|accessdate=2019-09-05|publisher=Fordham University School of Law}}</ref>。
* フォーダム大学ロースクール在学中、ニューヨークの法律専門誌「NY Business Law Journal」の2019年夏号Vol.23に「[[社会的企業]]のためのクラウドファンディング法改正の可能性への課題と示唆」を提言する論文<ref>{{Cite journal|author=Kei Komuro|year=2019|title=Challenges and Implications for Potential Reforms of Crowdfunding Law for Social Enterprises|journal=NY Business Law Journal|volume=Summer 2019 Vol. 23 No. 1|page=68-76|url=https://nysba.org/NYSBA/Publications/Section%20Publications/Business%20Law/PastIssues2000present(1)/Summer2019/BusLawJournal-Summer19FINALWEB.pdf}}</ref>が掲載された。同論文はニューヨーク州弁護士会が主催する学生ライティングコンペティションで2019年度の準優勝に選ばれた<ref>{{Cite web|url=https://nysba.org/awards-competitions/business-law-section-annual-law-student-writing-competition/|title=Business Law Section: Annual Student Writing Competition|accessdate=2021-09-05|publisher=The New York State Bar Association (NYSBA)}}</ref>。翌年応募した「[[ウェブサイト]]への接続における[[企業コンプライアンス|コンプライアンス]]問題と[[起業家]]への影響」の論文<ref>{{Cite journal|author=Kei Komuro|year=2021|title=Compliance Problems in Website Accessibility and Implications for Entrepreneurs|journal=NY Business Law Journal|volume=Summer 2021 Vol. 25 No. 1|page=29-34|url=https://nysba.org/app/uploads/2021/03/Business-Law-Journal-2021-Vol-25-No.-1_8.5X11_WEB.pdf}}</ref>が同コンペで優勝したとして、2021年春号のNY Business Law Journalに掲載された<ref>{{Cite web|url=https://nysba.org/awards-competitions/business-law-section-annual-law-student-writing-competition/|title=Business Law Section: Annual Student Writing Competition|accessdate=2021-10-22|publisher=The New York State Bar Association (NYSBA)}}</ref>。表彰は眞子内親王との入籍日に合わせた2021年10月26日にオンラインで行われた<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、論文コンペで優勝 ニューヨーク州弁護士会が主催|newspaper=毎日新聞|date=2021-10-22|url=https://mainichi.jp/articles/20211022/k00/00m/040/105000c|}}</ref>
* フォーダム大学ロースクール在学中、ニューヨークの法律専門誌「NY Business Law Journal」の2019年夏号Vol.23に「[[社会的企業]]のためのクラウドファンディング法改正の可能性への課題と示唆」を提言する論文<ref>{{Cite journal|author=Kei Komuro|year=2019|title=Challenges and Implications for Potential Reforms of Crowdfunding Law for Social Enterprises|journal=NY Business Law Journal|volume=Summer 2019 Vol. 23 No. 1|page=68-76|url=https://nysba.org/NYSBA/Publications/Section%20Publications/Business%20Law/PastIssues2000present(1)/Summer2019/BusLawJournal-Summer19FINALWEB.pdf}}</ref>が掲載された。同論文はニューヨーク州弁護士会が主催する学生ライティングコンペティションで2019年度の準優勝に選ばれた<ref>{{Cite web|url=https://nysba.org/awards-competitions/business-law-section-annual-law-student-writing-competition/|title=Business Law Section: Annual Student Writing Competition|accessdate=2021-09-05|publisher=The New York State Bar Association (NYSBA)}}</ref>。翌年応募した「[[ウェブサイト]]への接続における[[企業コンプライアンス|コンプライアンス]]問題と[[起業家]]への影響」の論文<ref>{{Cite journal|author=Kei Komuro|year=2021|title=Compliance Problems in Website Accessibility and Implications for Entrepreneurs|journal=NY Business Law Journal|volume=Summer 2021 Vol. 25 No. 1|page=29-34|url=https://nysba.org/app/uploads/2021/03/Business-Law-Journal-2021-Vol-25-No.-1_8.5X11_WEB.pdf}}</ref>が同コンペで優勝したとして、2021年春号のNY Business Law Journalに掲載された<ref>{{Cite web|url=https://nysba.org/awards-competitions/business-law-section-annual-law-student-writing-competition/|title=Business Law Section: Annual Student Writing Competition|accessdate=2021-10-22|publisher=The New York State Bar Association (NYSBA)}}</ref>。表彰は眞子内親王との入籍日に合わせた2021年10月26日にオンラインで行われた<ref>{{Cite news|title=小室圭さん、論文コンペで優勝 ニューヨーク州弁護士会が主催|newspaper=毎日新聞|date=2021-10-22|url=https://mainichi.jp/articles/20211022/k00/00m/040/105000c|}}</ref>
* フォーダム大学ロースクール[[ロー・スクール (アメリカ合衆国)#J.D.課程・法務博士|J.D.]]コース在学中に、[[:en:Profile in Courage Award|JFK Profile in Courage Award]]、Sweat Equity Award、[[:en:Archibald_R._Murray|Archibald R. Murray Public Service Award]]を受賞していたとして、就職先法律事務所の公式HP内の自身の紹介ページに記載していた<ref>{{Cite news|url=https://news.yahoo.co.jp/articles/e500d85c4f37effb2a99bb6f66243c30cdb6d197|title=小室圭さん 帰国タイミングで一大事! 就職先HPの「メールアドレス」と「経歴」問題勃発|newspaper=Yahoo!ニュース|date=2021-09-27}}</ref>。しかし、2021年9月24日に同氏の就職先が報じられたことで国内外から、「JFK Profile in Courage Awardの受賞者リストに同氏の名前はない」「同賞は[[連邦]]や[[州]]政府、[[地方自治体]]に従事する[[アメリカ合衆国上院|米国上院議員]]や[[州知事]]、[[大統領]]などを対象にしたものであり、受賞対象者ではない」などの多くの指摘の声があがり{{要出典|date=2021年11月|}}、2日後の9月26日同事務所のHPでは「フォーダム大学内の賞」であったと、更には列挙されていた3つの賞の内二つの賞名が結合され、JFK Profile in Courage and Sweat Equity Awardと一つの賞であることが示唆された名称へ変更された<ref name="ls_2">{{Cite web|url=https://www.lowenstein.com/people/attorneys/kei-komuro|title=Kei Komuro - Our Lawyers - Lowenstein Sandler LLP|accessdate=2021-09-26|publisher=Lowenstein Sandler LLP|archiveurl=https://web.archive.org/web/20211115132614/https://www.lowenstein.com/people/attorneys/kei-komuro|archivedate=2021-11-15|dead-link=yes}}</ref>。同名の賞は大学公式HPのAwardsリストに記述が無いほか、その後就職先紹介ページから削除されたが、同大学の広報担当者が[[ニューヨーク・タイムズ]]紙の取材に対し、紹介ページに掲載された賞を同氏が実際受賞したと確証した<ref name="ls_2" /><ref>{{Cite web|url=https://www.fordham.edu/info/21644/awards|title=Awards|accessdate=2021-09-26|publisher=Fordham University School of Law}}</ref>{{要高次出典|date=2021年11月}}<ref>{{Cite news|title=At Last, a Royal Wedding. But No Trumpets, Just a News Conference.|url=https://www.nytimes.com/2021/10/25/world/asia/japan-royal-wedding-princess-mako.html|work=The New York Times|date=2021-10-26|accessdate=2021-11-21|issn=0362-4331|language=en-US|first=Motoko|last=Rich|first2=Makiko|last2=Inoue}}</ref>。


=== 結婚後 ===
=== 結婚後 ===
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* 2021年10月26日 [[秋篠宮文仁親王]]の長女・眞子内親王と結婚。眞子内親王は婚姻に伴い[[臣籍降下|皇籍離脱]]し、[[小室眞子]]となる。
* 2021年10月26日 [[秋篠宮文仁親王]]の長女・眞子内親王と結婚。眞子内親王は婚姻に伴い[[臣籍降下|皇籍離脱]]し、[[小室眞子]]となる。
* 2021年11月14日 [[ニューヨーク]]で夫婦生活を開始。
* 2021年11月14日 [[ニューヨーク]]で夫婦生活を開始。

== 家族・親族 ==
; 小室家
小室家父祖の地は藤沢市善行坂である。[[家系]]について、小室圭の祖父の兄(大伯父)で、一族の当主の小室蔵造(2018年当時92歳)によれば「小室家は[[元禄|元禄時代]]から続く[[農家]]で、この辺り一帯に山林や畑を所有していた。昔は主に[[麦]]を栽培していたが、日本人の食生活が変わりあまり麦を食べなくなってからは[[ニンジン]]や[[ホウレン草]]を作るようになった。私は7人兄弟の長男で、兄弟のなかで私だけが[[百姓]]になったのでこの辺りの土地はすべて私が相続した」と述べている<ref name=":1">{{Cite web|title=小室母子が見た修羅 「父自殺」の真相|url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b905|website=週刊文春 電子版|accessdate=2021-11-25|last=「週刊文春」編集部}}</ref>。

『週刊文春』の取材によれば「小室本家は豪邸のほかにも隣接する600坪の[[駐車場]]をはじめ周囲に広大な土地を持つ[[地主|大地主]]である」という<ref name=":1" />。藤沢の小室家と小室圭の家は疎遠になっていたが2017年10月初め、眞子内親王との婚約内定会見を終えてから約1カ月後に小室圭は小室本家をひとり訪ねて親戚一同が集まる食事会に参加し、祝福されている<ref name=":1" />。
* 父<ref name=":1" />
* 母
* 妻・'''眞子'''(秋篠宮文仁親王第1女子、上皇[[明仁]]の孫、今上天皇[[徳仁]]の姪、1991年 - )

; 親戚
* 妻の妹・'''[[佳子内親王]]'''<ref name="nikkei20211026"/>
* 妻の弟・'''[[悠仁親王]]'''


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2021年12月8日 (水) 19:43時点における版

こむろ けい

小室 圭
2017年9月3日、記者会見に臨む小室圭
生誕 (1991-10-05) 1991年10月5日(33歳)
日本の旗 日本神奈川県横浜市
住居 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区
出身校 国際基督教大学教養学部
一橋大学大学院国際企業戦略研究科夜間コース
フォーダム大学ロースクール
職業 法務助手[1]
雇用者 ローウェンスタイン・サンドラー英語版
配偶者 小室眞子2021年 - )
受賞 2010年・湘南江の島・海の王子
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小室 圭(こむろ けい、1991年平成3年〉10月5日 - )は、秋篠宮文仁親王第1女子小室眞子(旧名:眞子内親王)の配偶者[2][3]。法務助手(en:Law clerk)として、ニューヨークの法律事務所に所属する[4][5]。学位は法務博士[6]

経歴

生い立ち

1991年、神奈川県横浜市に生まれる[7]週刊新潮によると、10歳の頃の2002年に父が亡くなり、学生時代にはウェイターや塾講師などのアルバイトに励み家計を助けてきたという[8]。。

眞子内親王との結婚

婚約内定と延期

2017年5月16日、「秋篠宮文仁親王第1女子眞子内親王が国際基督教大学の同級生の小室圭と婚約する準備が進められている」ことがNHKで報道された[9]。同日、婚約することが宮内庁から正式に発表された[10]

2017年9月3日午前、当時の天皇明仁の裁可を得て婚約が内定し、午前11時15分、山本信一郎宮内庁長官が婚約内定を正式発表した[11]。同日午後3時、眞子内親王とともに、赤坂御用地内の赤坂東邸にて婚約内定会見を行った[12]。また、当時は翌年3月4日に納采の儀を執り行い、一連の儀式行事を経て11月4日に結婚式が行われる予定だった[13]

2018年2月6日、宮内庁は眞子内親王の納采の儀を始めとする結婚関係諸儀式を平成当時の天皇の退位や皇太子の即位などの儀式が終了した後の2020年に延期すると発表した[14]。眞子内親王は文書で「お気持ち」を公表し、「現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間がないことを認識するようになった」と説明した[15]

婚約延期発表以降、小室母子は複数回秋篠宮邸を訪問しているが[16]、2018年6月に国際弁護士資格を取得するためにアメリカへ留学することが報じられた[17]

結婚への動向とアメリカ留学

2018年7月、ニューヨークにあるフォーダム大学ロースクールへ入学することが発表され[18]、8月7日、ニューヨークへ出発した[19]。同スクールは大学の公式サイトで「Kei Komuro, fiance of Princess Mako of Japan, to attend Fordham Law」と大々的に発表した[20]。他方で、宮内庁は同スクールが同氏を「fiance of Princess Mako」と紹介したことについて、「現時点で婚約状態ではない」と同スクールへ説明すると表明し、同スクールはサイトの紹介文を訂正した[21]

2018年11月22日、秋篠宮文仁親王は、53歳の誕生日に先立って行われた記者会見の際に、「今でもその2人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をすべきだ」と指摘し、「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、いわゆる婚約に当たる納采の儀を行うことができない」との認識を示した[22]

2019年1月22日、かねてから一部で報じられていた母親と元婚約者との間の金銭トラブルについて小室家側の代理人弁護士を通じて、「元婚約者の方から『返してもらうつもりはなかった』という明確な説明があり、母も私も解決済みの事柄と理解」と説明する文書が公表された[23]。小室家側からトラブルについて説明するのは今回が初めてだった[24]。このタイミングでの文書発表は前年の秋篠宮文仁親王の記者会見や婚約延期の発表からまもなく1年であることなどがきっかけであることを、代理人弁護士が説明した[25]。また、2人の結婚への思いに変化はなく、文書の公表は眞子内親王も了承済みであることも説明した。

2019年4月10日放送のワイドショー情報番組『直撃LIVE グッディ!』の中で、同氏が在籍する都内の法律事務所スタッフが、「2年目以降も授業料全額免除の奨学金を獲得した」と本人から報告を受けたことを報じた。また、このとき法律事務所スタッフから、現時点でも事務所に在籍しているため給料をそのまま留学中の生活費として支払っていることも説明された[26]

2019年5月20日、フォーダム大学ロースクールLL.M.コースを修了し、学位を取得した[27]。学位授与式には参加しなかった。8月末にはJ.D.コースの2年次に編入し、ニューヨーク州弁護士資格の取得を目指す予定であることを、代理人弁護士が発表した[28]

2020年11月13日、眞子内親王は自身の同氏との結婚について「お気持ち」として宮内庁を通じて文章を公表した。その中で、「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」と述べ、改めて結婚への強い意志を表明した[29]

2020年11月20日、秋篠宮文仁親王は、55歳の誕生日に先立つ記者会見で「結婚することを認める」とし、婚姻の自由を保障した憲法の条文を理由に、2人の結婚を容認する意向を初めて示した[30]。一方で「決して多くの人が納得し、喜んでくれている状況ではない」とも述べ、「やはりそれ(相応の対応)が見える形になるというのは必要」と一定の課題を指摘した。また、「結婚と婚約は違う」との見解を示し、憲法にある結婚は認めるものの、両家の約束に当たる婚約の儀式(納采の儀)実施については含みを残した[31]

2021年2月19日、今上天皇誕生日に先立って行われた記者会見にて、眞子内親王の結婚問題に言及し、「国民の間でさまざまな意見があることは私も承知している」とした上で「眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」と述べた[32]

母親と元婚約者との間の金銭トラブル

2021年4月8日、母親と元婚約者との間の金銭トラブルについて、代理人弁護士を通じて28ページにもおよぶ説明文書を公表した[33]。冒頭で「この文書で結婚に関する具体的な事柄に触れることはしていません」として文書の目的は「世の中に出回っている誤った情報の訂正」と説明している[34]。また、文書公表に至った理由として、2020年11月20日の秋篠宮文仁親王の記者会見と11月30日の『週刊現代』における元婚約者の独占告白記事に言及している。文書の中で下記のような主張を展開した。

  • 金銭トラブルと呼ばれている事柄は切実に名誉の問題でもある。「解決金」という形でお金を渡してしまえば借金の返済だったと誤解され、私と母は借金を踏み倒そうとしていた人間だと認めることになり、これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味することなるため、お金をお渡しするという選択はしないことに決めた。
  • 金銭問題は解決済みだと主張したことは一度もない。「解決済みの事柄であると理解してまいりました」という表現は、現在完了形ではなく過去完了形としての表現として書いたものである。また、「贈与を受けたのだから返さなくてよい」という主張を公にしたこともない。
  • 元婚約者の方の認識と、私と母の認識に食い違いがある。元婚約者の方は私の大学の入学金と授業料を貸し付けたと公言しているが、入学金と授業料についてはすべて私の貯金と奨学金で賄っているため事実と異なる。そのことは当時元婚約者の方も認識しており、「ぜひその分を入学祝いとさせて欲しい」との発言を受け、母はこれを受け取ることにした。ところが、その後すぐには元婚約者の方から入学祝いをいただくことができなかったので、母は授業料の納付が間に合わなくなると困ると思い送金をお願いした。しかし、これは入学祝いとして入学金と授業料に相当する額をいただいたものであって貸し付けではない。
  • 元婚約者の方が留学費用として200万円を振り込んだとされているが、留学を支援する奨学金と大学の奨学金、私の貯金(アルバイト代)で賄ったため、これも事実とは異なる。UCLA留学のために十分な預金残高が必要であったことから、母が元婚約者の方にお願いをして一時的に200万円を送金していただいたことはある。ビザの取得後に母が返金を申し出たところ、元婚約者の方から「当面の生活費に充ててください」との発言があったため、生活費に充てることとした。
  • 2012年9月13日に元婚約者の方から一方的な婚約解消の申し出を受けた際、母が婚約期間中に受けた支援について清算させていただきたいと伝えたところ、元婚約者の方は「返してもらうつもりはなかった」と発言した。この発言を録音したデータが残っている。また、元婚約者の方からの一方的な婚約破棄により母は精神的に傷を負っていたが、元婚約者の方の発言を受けて損害賠償請求権を放棄している。この元婚約者の方の発言と母の対応により、たとえ元婚約者の方が金銭の返還を請求する権利を持っていたとしても、それは母の損害賠償請求権と共に清算されたことになり、母が元婚約者の方へ金銭を返済する義務はなくなったと解釈することができる。
  • 私と母の認識と元婚約者の方との間にある認識の食い違いを解消させることを目的として、次の3点をお願いする。
  1. 金銭のやり取りがいずれも貸付けであったということであれば、その日付および金額並びにそれぞれどのような理由での貸付けであったと認識しているのか説明
  2. 私が2019年1月の文書で説明した私と母の認識について、元婚約者の方のご認識と異なる点があればその指摘
  3. 解決するまでは母との話し合い内容を途中で公にはしないことを確約

2021年4月9日、宮内庁加地隆治皇嗣職大夫は定例の記者会見で、眞子内親王が「文書を読まれて色々な経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」とコメントされていることを紹介した[35]。また、「(何の話し合いもせずにお金をお渡しするという選択はせず、元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得た上で解決するという)基本方針がございますが眞子内親王殿下のご意向が大きかったというふうにお聞きしております」と述べ、文書公表に眞子内親王の関与を明かした[36]。一方で、金銭トラブルの当事者である母親は、週刊文春WOMANの密着取材に対して、「文書が出ることは息子から聞いていない」と文書公表への関与を否定した[37]

2021年4月12日、28ページにも及ぶ文書発表からわずか4日後、文書内の主張とは一転して小室家側が「解決金」を支払う意向があることを代理人弁護士が明かした[38]。これについて西村泰彦宮内庁長官は22日、定例記者会見で「(小室さん側からの連絡は)事前にありません。事後も話を聞いていない」と述べた[39]

2021年4月27日、母親の元婚約者は28ページに及ぶ文書が公表されたことについて、代理人を通じて「大変困惑した」と思いを明かした。解決金については「代理人を通じて交渉ができればと考えています」とする一方、交渉相手は同氏ではなく母親だとし、「金銭問題と圭さんの結婚は別問題」と強調した。[40]

2021年9月1日早朝、アメリカでの就職が決まり、生活の見通しが立ったとして、眞子内親王と年内結婚することが報じられた[41]。多くの国民が祝福する状況になっているとは言えない状況に加えて、コロナ禍の現状も踏まえ、納采の儀や結婚式などの関連儀式は行わない方向で検討されている[42]。また、皇籍離脱時に支給される一時金について、眞子内親王は小室母子の金銭トラブルに対する批判を踏まえ、受け取りを辞退する意向を周囲に漏らした[43]。他方で、母親の元婚約者の代理人は、「4月の解決金の提案のあと、説明をいまだ受けていない」と明かした[44]

帰国と結婚発表

2021年9月27日、3年2か月ぶりにニューヨークから帰国した。到着した成田空港では厳戒態勢が敷かれ、警視庁や千葉県警、神奈川県警の警察官および空港職員など関係者約70人が対応に追われた[45]。到着後、女性セブンFRIDAYによると、一般の乗客とは別のルートで空港検疫に向かい、入国手続きを終え、従業員用地下駐車場から複数台の警察車両と共に自宅へ向かったという[46][47]。女性セブンはまた、このとき、警察が信号機操作を行い、送迎車両を最優先で高速道路へ誘導するなど異例のVIP待遇がとられたと報じている[48]

2021年10月1日、宮内庁は定例の記者会見において、10月26日に眞子内親王と結婚することを正式に発表した[49]。納采の儀や朝見の儀などの皇族の結婚関連儀式および結婚式など一般家庭の家と家の行事については、秋篠宮文仁親王が望んだ「多くの人が納得し、喜んでくれる状況」ではないと今上天皇が判断し、一切執り行われないことに加えて、一時金の支出も行われないという異例の事態となった[50]

2021年10月26日、午前10時ごろ、宮内庁の職員が代理で婚姻届を役所に提出、受理され、婚姻が成立した[3]。民間人との婚姻により眞子内親王は皇籍を離れ、小室眞子となった[3]。同日午後2時ごろ、都内のホテルで結婚記者会見が開かれた[51]。冒頭10分間で二人はそれぞれ「私のことを思い静かに心配してくださった方々や事実に基づかない情報に惑わされず変わらずに応援してくださった方々に感謝しております」「わたくしは眞子さんを愛しています」と結婚への思いを語り、事前に記者から提出された質問状に対する回答文書を配布すると、速やかに退室した[52]。また、数々の報道や国民の反応に対して、「この数年間、誤った情報があたかも事実のように扱われ、誹謗中傷が続いたことにより眞子さんが心身に支障をきたしたことを、とても悲しく思います。わたしの母も心身に不調をきたし、仕事を辞めざるをえない事態にまで追い込まれましたし、身の危険を感じながら過ごしています」と、母の状況を案じていることを明かした[51]。さらに、突然の留学や小室家の金銭トラブルへの対応について眞子は、「婚約に関する報道が出て以降、圭さんが独断で動いたことはありませんでした。例えば、圭さんのお母さまの元婚約者の方への対応は私がお願いした方向で進めていただきました。圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして海外に拠点をつくってほしいと私がお願いしました」と、皇族時代の自身の「直接介入」を強調した[51]

結婚を受けて秋篠宮夫妻は「皇室としては類例を見ない結婚となりました」、佳子内親王は「2人が結婚できたことを嬉しく思っています」と文書でコメントを公表した[53]

結婚発表会見の2日後の2021年10月28日、ニューヨーク州司法試験の合格発表が行われ、翌日には州の司法試験委員会ホームページに合格者の一覧が発表されたが不合格だった[54]。全受験者の合格率は63%、初めての受験者の合格率は約78%だった[55][56]

2021年11月12日、妻である小室眞子のパスポートやビザの取得など必要な手続きが完了したとして、2日後の11月14日に夫婦揃ってニューヨークへ出国することが報じられた。同日午後7時半過ぎ、都内の法律事務所で母親の元婚約者の男性と面会し、母親との金銭トラブルについて最終的に解決することを相互に確認したと小室家側の代理人弁護士が明かした[57]

2021年11月14日、夫婦でニューヨークへ渡った[58]。出国時の羽田空港では貴賓室から搭乗し、到着先のジョン・F・ケネディ国際空港ではニューヨーク市警察や空港職員に警備されながら、混乱を避け迅速に入国できるよう配慮がなされた[59]

人物

幼少期

  • 週刊朝日の取材に応じた国立音楽大学附属小学校の恩師は、礼儀正しくて、あいさつもしっかりでき、優しい性格で女子生徒からはモテたと述べている[60]
  • 3歳から小学校高学年までバイオリン教室に通っており、2017年に朝日新聞の取材に応じた恩師は「一生懸命練習して、上手になっていきましたね」と当時を振り返って語った[61]

学生時代

アメリカ留学

  • フォーダム大学ロースクールへの留学に際して、「マーティン奨学金」を獲得した[64]。同奨学金の獲得者はLL.Mコースの授業料は全額免除されるが、ニューヨークへの往復の渡航費、現地での交通費、居住費、図書費および学業に関連するその他の費用は含まれていない[65]
  • フォーダム大学ロースクール在学中、ニューヨークの法律専門誌「NY Business Law Journal」の2019年夏号Vol.23に「社会的企業のためのクラウドファンディング法改正の可能性への課題と示唆」を提言する論文[66]が掲載された。同論文はニューヨーク州弁護士会が主催する学生ライティングコンペティションで2019年度の準優勝に選ばれた[67]。翌年応募した「ウェブサイトへの接続におけるコンプライアンス問題と起業家への影響」の論文[68]が同コンペで優勝したとして、2021年春号のNY Business Law Journalに掲載された[69]。表彰は眞子内親王との入籍日に合わせた2021年10月26日にオンラインで行われた[70]

結婚後

発言

  • 婚約内定についての記者会見において、記者から「お互いをどのような存在と感じているか」という質問に対し、「宮様と度々お会いするようになりましてからある日、夜空に奇麗な月を見付け、そのとき思わず宮様にお電話をいたしました。その後も奇麗な月を見付けますと、うれしくなり宮様にお電話をおかけしています。宮様は私のことを月のように静かに見守ってくださる存在でございます」と発言した[62]

年譜

脚注

注釈

  1. ^ NHKによる第1報では出会いの場は渋谷の飲食店で開催された交流会とされ、複数のメディアで詳細に報じられているが、のちの記者会見では大学構内での説明会へと訂正された。

出典

  1. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年10月26日). “【眞子さまご結婚】「温かく励ましてくださる存在」小室圭さん 留学の末NYで就職”. 産経ニュース. 2021年11月27日閲覧。
  2. ^ 眞子内親王殿下のご婚約内定について”. 宮内庁. 2017年9月3日閲覧。
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関連項目