「奈良県立青翔中学校・高等学校」の版間の差分
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2022年10月6日 (木) 22:46時点における版
奈良県立青翔中学校 奈良県立青翔高等学校 | |
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北緯34度27分32.1秒 東経135度43分59.1秒 / 北緯34.458917度 東経135.733083度座標: 北緯34度27分32.1秒 東経135度43分59.1秒 / 北緯34.458917度 東経135.733083度 | |
過去の名称 |
南葛城郡御所町外十一ヵ村組合立御所女子技芸学校 南葛城郡御所町外四ヵ村学校組合立御所女子技芸学校 南葛城郡立御所高等女学校 奈良県立御所高等女學校 奈良県立御所高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 奈良県 |
学区 | 全県一学区 |
校訓 | 奉仕・友情・知性・誠実・剛健 |
設立年月日 | 1904年(明治37年)4月12日 |
創立記念日 | 10月15日 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型(完全一貫制) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 理数科 |
学科内専門コース |
理数コース スーパーサイエンスコース |
学期 | 3 |
学校コード |
C129210000988 中学校) D129210000076 (高等学校) | (
高校コード | 29124C |
所在地 | 〒639-2271 |
奈良県御所市御所525番地 | |
外部リンク |
中学校公式サイト 高等学校公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
奈良県立青翔中学校・高等学校(ならけんりつ せいしょうちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、奈良県御所市にある男女共学の公立中学校・高等学校。奈良県では初めての併設型公立中高一貫校である。
奈良県立御所高等学校(ならけんりつごせこうとうがっこう)を前身としており、2004年(平成16年)に全国初の理数科のみを設置する高校として新設された。
概要
- 歴史
- 1904年(明治37年)創立の女子技芸学校を起源とする。1921年(大正10年)に高等女学校となる。1948年(昭和23年)4月の学制改革により、新制高等学校「奈良県立御所高等学校」(女子校)となった後、同年9月に総合制の高等学校となり、男女共学を開始。1952年(昭和27年)に総合制を解消してからは長く普通科の高等学校であったが、2004年(平成16年)に普通科を廃止し、理数科を新設の上、現校名に改称した。
- 特色
- 文部科学省認定の「なら教育特区」指定校であり、県内の国公立大学と連携した教育を実施する。全学年50分授業。高校は月・水・金が6限で火・木が7限。中学は月・火・木・金が7限で水が6限、月に2回土に4限。
- 2014年(平成26年)4月1日には併設となる奈良県立青翔中学校が開校した。
- 2017年度から高等学校の募集を停止、青翔中学校からの進学者のみとなる。補欠募集は行われない。公立の併設型中高一貫校では初の外部募集を行わない学校となる。
- 高等学校の設置課程・学科
- 全日制課程 理数科(80名(高等学校からの募集はなし。併設中学校からの内部進学生のみ。))
- スーパーサイエンスコース -80名。科学への興味・関心を高め、人間がよりよく生きられる社会の実現に貢献できる科学技術系人材を育成することを目的とする。
- 校訓
- 「剛健・誠実・知性・友情・奉仕」
- 校歌
- 開校1年前の2003年(平成15年)に制定。作詞は森本重和、作曲は牧野卓央による。歌詞は3番まであり、各番に校名の「青翔」が登場する。中学校開校に伴い各番最後の歌詞「我が青翔高校」が「我等青翔若人」に変更された[3][4][5]。
- 制服
- 冬服は男女ともに紺色のブレザー。男子はズボン・ネクタイ、女子はスカート・リボン。カッターシャツの色と柄は半袖・長袖とも水色。白色のニットもある。2019年11月より、女子はスカート・スラックス、リボン・ネクタイの着用を選択できるようになった。
- 姉妹校
- ナコーンシータンマラート校(タイ王国のスーパーサイエンス校)
- 中高一貫制の教育課程
- 奈良県立青翔中学校・高等学校においては、中学校の学習内容のすべてを中学校の第3学年の第2学期までに、高等学校の学習内容のすべてを高等学校の第3学年の第1学期までに終える教育課程を編成する[6]。
沿革
- 高等女学校時代
- 1904年(明治37年)4月12日 - 「南葛城郡御所町外十一ヵ村組合立御所女子技芸学校」設立の件が認可される。
- 1915年(大正4年)4月21日 - 「南葛城郡御所町外四ヵ村学校組合立御所女子技芸学校」と改称。
- 1921年(大正10年)4月1日 - 「南葛城郡立御所高等女学校」と改称。
- 1923年(大正12年)4月1日 - 奈良県に移管され「奈良県立御所高等女学校」と改称。
- 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)が行われる。
- 高等女学校の募集を停止。
- 新制中学校を併設し(奈良県立御所高等女学校併設中学校、以下・併設中学校)、高等女学校1・2年修了者を併設中学2・3年生として収容。
- 併設中学校は経過措置としてあくまで暫定的に設置されたため、新たに生徒募集は行われず、在校生が2・3年生のみの中学校であった。
- 高等女学校3・4年修了者はそのまま高等女学校に在籍し、4・5年生となった(4年修了時点で卒業することもできた)。
- 新制高等学校
- 1948年(昭和23年)
- 4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、高等女学校が廃止され、新制高等学校「奈良県立御所高等学校」(女子校)が発足。
- 高等女学校卒業者(5年修了者)を新制高校3年生、高等女学校4年修了者を新制高校2年、併設中学校卒業者(3年修了者)を新制高校1年生として収容。
- 併設中学校は新制高校に継承され(奈良県立御所高等学校併設中学校)、在校生が1946年(昭和21年)に高等女学校へ最後に入学した3年生のみとなる。
- 8月30日 - 高校三原則に基づく公立高等学校の統合・再編が行われる。
- 県立高校3校(御所・御所工業・御所農業)が統合され、普通・工業・農業課程を有する総合制の「奈良県立御所高等学校」(男女共学)が発足。
- 4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、高等女学校が廃止され、新制高等学校「奈良県立御所高等学校」(女子校)が発足。
- 1949年(昭和24年)3月31日 - 併設中学校を廃止。
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 総合制を廃止(統合を解消)。工業課程と農業課程が分離し、(旧)奈良県立御所実業高等学校として独立。
- 1958年(昭和33年)4月17日 - 出火のため、校舎を焼失。
- 1959年(昭和34年)3月31日 - 新校舎が完成。
- 1978年(昭和53年)5月12日 - 鉄筋コンクリート造3階建ての校舎が完成。
- 2001年(平成13年)7月26日 - 翌2002年度(平成14年度)の普通科の募集停止と、2004年度(平成16年度)の理数科の設置が決定。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)- 青翔高等学校の校歌を制定。
- 2004年(平成16年)
- 2011年(平成23年)4月 - 文部科学省により、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定される(2016年(平成28年)3月までの5年間)。4クラスのうち3クラスを理数コース、1クラスをスーパーサイエンスコースとした。
- 2013年(平成25年)1月 - タイ王国のスーパーサイエンス校であるナコーンシータンマラート校と姉妹校を締結。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 奈良県立青翔中学校開校。県下初の公立中高一貫校に。中学校の募集人数は40人(1クラス)。この年より、中学校の45分授業が認められないので全学年で50分授業に変更となる。また、高等学校の募集人数を120人(3クラス:スーパーサイエンスコース1クラス、理数コース2クラス)に40人削減。
- 2014年(平成26年)10月15日- 創立110周年・奈良県立青翔高等学校創立10年記念式典を挙行。
- 2016年(平成28年)4月 - 文部科学省により、SSHの2期目に指定される(2021年(令和3年)3月までの5年間)。また、この年度の生徒より、全クラスがSSH活動の対象となる(コースはそのまま)。
- 2016年(平成28年)7月 - 高等学校の募集停止と中学校の募集定員増加を発表。
- 2017年(平成29年)3月 - 高等学校の募集を停止、中学校の定員を80人に40人増加(2クラス)。
- 2021年(令和3年)4月 - 文部科学省により、SSHの3期目に指定される(2026年(令和8年)3月までの5年間)。
学校行事
- SS=スーパーサイエンス、SF=スーパーフィールドワーク
- 1学期
- 4月 - 入学式、対面式、1年オリエンテーション、課題考査、身体測定、個人面談
- 5月 - 校外学習・奈良TIME校外活動、SS自然観察会、授業参観・育友会総会、中間考査、生徒総会、球技大会
- 6月 - 2年分野別進路ガイダンス、科学講演会、薬物乱用防止教室、まほら会評議委員会
- 7月 - 期末考査、サイエンスGO(講演会)、三者面談、ステップアップサマー講座
- 8月 - SF臨海実習、SF林間実習、SF地質実習
- 2学期
- 9月 - 課題考査、青翔祭(文化祭)、体育大会、3年三者面談、2年コース・科目選択説明会
- 10月 - 中間考査、創立記念日(15日)、2年修学旅行
- 11月 - 人権講演会、交通安全教室、SS自然観察会、避難訓練、2年進路講演会、保護者対象進学ガイダンス
- 12月 - 期末考査、三者面談、3年センター講習、1・2年ウィンターセミナー、サイエンスGO(講演会)
- 3学期
- 1月 - 課題考査、1年進路講演会
- 2月 - 1年水平社博物館見学、SS探究科学研究発表会、進路講演会、学年末考査
- 3月 - 卒業式
部活動
- 文化部
- 体育部
- 直属部
- 人権研究会
著名な出身者
- 旧・御所高等学校時代
交通アクセス
関連項目
脚注及び参照
- ^ 御所高等女学校 校章 - 菊の花弁を背景にして、「御所」の文字(縦書き)を置く。
- ^ 奈良県立御所高等学校(総合制時代)校章 - 御所を象徴する桜の花弁と、高等女学校時代の校章に使用されていた菊の花弁を組み合わせたものを背景にして、中央に「高」の文字を置く。
- ^ 御所高等女学校校歌 - 初代校歌は作詞が會澤龍平、作曲が加藤イツによる。歌詞は3番まであった。1923年(大正12年)に二代目の校歌が制定された(作詞・作曲不明、歌詞は2番まで)。
- ^ 奈良県立御所高等学校(総合制時代)校歌 - 歌詞は2番まであり、両番に校名の「御所高校」が登場。
- ^ 奈良県立御所高等学校(総合制解消後)校歌 - 1953年(昭和28年)制定。作詞は大上敬義、作曲は牧野英三による。歌詞は2番まであり、両番に校名の「御所高校」が登場。
- ^ 学習計画表・教育課程表-奈良県立青翔中学校による。