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「西赤石山」の版間の差分

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2022年11月23日 (水) 11:30時点における版

西赤石山
市街地より
標高 1,625.7 m
所在地 愛媛県新居浜市
位置 北緯33度52分32秒 東経133度20分23秒 / 北緯33.87556度 東経133.33972度 / 33.87556; 133.33972座標: 北緯33度52分32秒 東経133度20分23秒 / 北緯33.87556度 東経133.33972度 / 33.87556; 133.33972
山系 四国山地
西赤石山の位置(愛媛県内)
西赤石山
西赤石山 (愛媛県)
西赤石山の位置(日本内)
西赤石山
西赤石山 (日本)
プロジェクト 山
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西赤石山(にしあかいしやま)は、四国山地西部の石鎚山地に属するである。山名は赤茶けた変色を示す橄欖岩質が由来の東赤石山の西側に位置することによる。

概要

新居浜市街地の南方に、東西に緩やかな稜線を引いた三角形の頂上を持つ山が西赤石山である。西赤石山の南西側の鞍部は銅山越 (1294m) と呼ばれ、かつての製錬による煤煙や伐採により禿山となっていたが、温暖地域にあって標高が比較的低いにもかかわらず、現在ではツガザクラアカモノなど高山植物の宝庫となっている[1]。これらの高山植物はこの地域が日本における南限となる。江戸時代は現在の鹿森ダム付近の遠登志(おとし)から銅山越までの中持道を、男子は12(45キログラム)、女子は8貫(30キログラム)の荒銅を担ぎ降ろし、生活物資を担いで登ったという[2]

西赤石山の山腹は遠方から眺める山容とは打って代わり急斜面で、5月下旬頃からアケボノツツジが花を咲かせる。山頂には二等三角点、「銅山」が設置され1625.68mとなっている[3]

登山ルート

新居浜市、鹿森ダムの遠登志登山口から東平(とうなる)を経て銅山越え1294mに至る。または旧別子山村旧別子登山口から別子銅山遺跡を探訪しながら銅山越えに至る。銅山越えから稜線沿いに東側へ縦走して山頂に至る[2]

  • 東平から銅山越えルート:東平の奥の登山者用駐車場に駐車し約10分で第三通洞の左脇から登山道が始まる→約15分で柳谷経由と馬の背経由の分岐点、柳谷は距離は長いが幅の広いゆるい坂、馬の背は距離は約半分で尾根を直登するコースいずれも約55分で銅山峰ヒュッテ着→約30分で銅山越え着→約1時間半で西赤石山頂上。
  • 旧別子ルートは別子銅山遺跡の中を通って銅山越えまでの約2時間のコースであり飽きのこないコースである。

ギャラリー

 新居浜の市街地のどこからでも臨める山であるが、左の兜山の方が目立つため、市民には残念ながらあまり認識されていない。
新居浜市の嶺南

宿泊

  • 銅山峰ヒュッテ:東平から約1時間50分、西赤石山の手前約1時間半。

注釈・出典

  1. ^ 足利武三、吉田昭市、瀬尾央 『新版・空撮登山ガイド 四国・九州の山々』 山と渓谷社、1996年
  2. ^ a b 『分県登山ガイド 愛媛県の山』 山と渓谷社、1996年
  3. ^ 国土地理院 基準点成果等閲覧サービス

関連項目