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2006年12月7日 (木) 16:35時点における版
尾獣とは尾をもつ魔獣の事。尾獣にはそれぞれ尾の数が違っていて「一尾」は尾が一本、「二尾」は尾が二本ある魔獣の事を指す。それが「九尾」まであり世界には9体の尾獣がいる。尾獣は莫大なチャクラの塊で、昔、各国隠れ里が軍事力拡大のため競って手に入れようとした。しかし、人知を超えた力は誰も制御できなかった。この力を操れるのは尾獣と共鳴している「人柱力」のみである。暁はこの力を手に入れるために尾獣を持つ人柱力を襲っている。
また、尾獣を引き剥がされた人柱力は死んでしまう(ただし、我愛羅はチヨの転生忍術で生き返った。)。
現在登場しているのは4体だが、我愛羅の一尾を含め、6体が暁によって封印されている。
- 一尾(守鶴)
- 化け狸の姿を持つ。元は茶釜に封印された砂隠れの老僧の生霊。チヨによって我愛羅に封印されていたが、我愛羅は暁のデイダラによって捕獲され、幻龍九封尽により引き剥がされた。引き剥がされる前までは我愛羅に砂を操る力を与えていた。(【砂隠れ】では、過去、我愛羅以外に二人、その器とされたことがある。)
- 二尾(猫又)
- 化け猫の姿を持つ。雲隠れの二位ユギトに封印されていたが、暁の飛段と角都とユギトによって襲撃をうける。ユギトは二人を閉じ込め、完全に尾獣化して交戦するも破れ、二尾は暁の手に渡る。その後暁によって封印されたためユギトはこの世を去る。
- 三尾(磯撫)
- 亀の形をしている。人柱力でなかったために、力の抑制が下手だった。トビとデイダラと戦う。始めトビは苦戦しているようであったが、デイダラの水中用の魚型「起爆粘土」などの攻撃をうけ捕獲される。その後、暁によって封印される。
- 九尾(妖狐)(声優:玄田哲章)
- 昔木の葉の隠れ里を襲い、四代目火影によってうずまきナルトに封印されている。その封印のため四代目火影は命を失った。一般の忍では考えられないほどのチャクラを持つ。昔はナルトの怒りなどの感情的変化やナルト自身の意思によって一部のチャクラを貸し与えていたが、近頃はそれとは別に勝手に自分の力を持て余すかのようにチャクラを与えている。二部では成長したうちはサスケは、ナルトの中に眠るその姿を見ることできるようになり会話もしている。