「Colabo」の版間の差分
Colaboが提訴したのは住民監査請求に対してではなく、生活保護ビジネスなどを発信していること。2つの異なる事象を混ぜないこと。 タグ: 差し戻し済み ビジュアルエディター |
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女子高生サポートセンター「Colabo」を開設して「若者と社会をつなぐきっかけの場づくり事業」を展開。困難を抱える女子中高生らに対し、SNSなどを通じた相談、衣食住に不自由する状態の少女への食事・物品提供、東京の渋谷や新宿に移動バスを出して10代少女の居場所をつくる「Tsubomi Cafe」などのアウトリーチ事業、一時シェルターといった緊急時の保護・宿泊支援、自立支援シェアハウスなどの生活支援活動を展開している<ref>{{Cite web |title=街さまよう少女に居場所を |url=https://otekomachi.yomiuri.co.jp/lifestyle/20190205-OYTET50024/ |website=大手小町 |date=2019-02-10 |access-date=2023-01-17 |language=ja}}</ref><ref name="2021report" />。事務局は[[東京都]][[新宿区]][[歌舞伎町]]に置いている。 |
女子高生サポートセンター「Colabo」を開設して「若者と社会をつなぐきっかけの場づくり事業」を展開。困難を抱える女子中高生らに対し、SNSなどを通じた相談、衣食住に不自由する状態の少女への食事・物品提供、東京の渋谷や新宿に移動バスを出して10代少女の居場所をつくる「Tsubomi Cafe」などのアウトリーチ事業、一時シェルターといった緊急時の保護・宿泊支援、自立支援シェアハウスなどの生活支援活動を展開している<ref>{{Cite web |title=街さまよう少女に居場所を |url=https://otekomachi.yomiuri.co.jp/lifestyle/20190205-OYTET50024/ |website=大手小町 |date=2019-02-10 |access-date=2023-01-17 |language=ja}}</ref><ref name="2021report" />。事務局は[[東京都]][[新宿区]][[歌舞伎町]]に置いている。 |
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[[明治学院大学]]の大学生だった[[仁藤夢乃]]らが2011年5月に立ち上げた学生団体を母体とする<ref name=":4" /><ref name=":2" />。 |
[[明治学院大学]]の大学生だった[[仁藤夢乃]]らが2011年5月に立ち上げた学生団体を母体とする<ref name=":4" /><ref name=":2" />。団体名の「Colabo」は人と人をつなぎ[[コラボレーション]]することで社会を活性化させる役割と、「'''co'''mmunication」しながら新しいものを作り出す「'''labo'''」(実験室、研究室)といった意味が込められている。 |
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== 活動内容 == |
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*相談事業 |
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*夜間巡回、夜の街歩きスタディーツアー |
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*食事・物品提供 |
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*同行支援(職場見学、勉強会) |
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*宿泊支援 |
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*ユーススタッフによる活動活動(自助グループの運営) 女子高生合宿、クリスマス会、年賀状書き、Colabo通信の発行 |
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*『難民高校生』1000冊贈ろうプロジェクト<ref>{{Cite web |url=https://colabo-official.net/okurou/ |title=『難民高校生』1000冊贈ろうプロジェクト!無料で書籍をお贈りします。 |access-date=2023/01/21 |publisher=女子高校生サポートセンター 一般社団法人Colabo}}</ref> |
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*講演・研修会・ワークショップ |
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*[[日本財団]] ROAD PROJECT、赤い羽[[共同募金]]後援<ref>{{Cite web |url=https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/02/wha_pro_roa_02.pdf |title=東日本大震災 1年間の活動記録 |accessdate=2022-09-25 |date=2012-06-11 |format=PDF |website=日本財団 |page=114}}</ref> |
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*女性人権センターKEYの運営<ref>{{Cite web |url=https://key-official.net/about.html |title=私たちの想い |author=[[仁藤夢乃]] |format= |publisher=女性人権センターKEY |date= |accessdate=2022-12-31}}</ref> |
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**女性人権センターKEYの活動として、公式ウェブサイトでは脱性売買相談所および性売買経験当事者ネットワーク灯火が紹介されている<ref>{{Cite web |url=https://key-official.net/activity.html |title=私たちの活動 |publisher=女性人権センターKEY |format= |date= |accessdate=2022-12-31}}</ref>。性売買経験当事者ネットワーク灯火は、厚生労働省の「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」にて[[仁藤夢乃|仁藤]]構成員によりヒアリング候補者として推薦された<ref>{{Cite web |url=https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/001029580.pdf |title=困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議(第1回)議事録 |publisher=厚生労働省 |format= |date= |accessdate=2022-12-31}}</ref>。 |
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* 婦人科や整骨院と連携した医療支援 |
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** 産婦人科医[[宋美玄]]の協力の下、「産婦人科医療の無料プロジェクト」を実施している<ref>{{Cite web |url=https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/free-pill-project-drsong |title=ピルを飲みたいけどお金がない 無料プロジェクトを始めた産婦人科医が見た現実 |publisher=BuzzFeed.com |format= |date=2022-05-28 |accessdate=2023-01-03}}</ref>。さらに、国の補助金を利用して整体治療費を補助している<ref name="2021report">{{Cite web |url=https://colabo-official.net/wp-content/uploads/2022/07/colabo2021.pdf |title=2021年度 |publisher=Colabo |format=pdf |date= |accessdate=2023-01-03}}</ref>。 |
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2021年度の実績としては、相談者1,672名・対応件数18,893回や、バスカフェ利用者数947名、食事提供1,535食などがある<ref name="hokoku2021" />。 |
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[[村木厚子]]元厚生労働事務次官が呼びかけ人を務める一般社団法人[[若草プロジェクト]]とも連携して活動している<ref>{{Cite web |url=https://www.wakakusa.jp.net/kigyo |title=企業連携 |publisher= |format= |date= |accessdate=2023-01-02}}</ref>。 |
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== 活動の経過 == |
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=== 被災地の高校生支援団体として発足 === |
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仁藤夢乃は[[東日本大震災]]の発生3週間後から被災地の石巻市に入りボランティア活動をしていた。避難所で出会った高校生たちの「地域のために何かしたい」という思いに共感。東京・渋谷の女子高校生からも「(被災地のために)何かしたいけれど、できることは募金くらいしかなくてもどかしい」という声を聞いていた仁藤は、被災地の高校生らが東京の女子高生にウケる商品を開発し、売り上げの一部を支援金にする「支援金付商品」を思いつく<ref name=":4">{{Cite book|和書 |title=難民高校生----絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル |date=2013 |isbn=978-4-86276-155-2 |oclc=834047024 |publisher=英治出版 |page= |author=仁藤夢乃 |pages=231-242}}</ref><ref name=":2" />。こうした具体的な活動が見えてきた2011年5月にColaboを立ち上げた<ref name=":3">{{Cite book|和書 |title=難民高校生----絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル |date=2013 |isbn=978-4-86276-155-2 |oclc=834047024 |publisher=英治出版 |page= |author=仁藤夢乃 |pages=241-242}}</ref>。Colaboがコーディネーターになって[[宮城県女川高等学校]]([[女川町]]、2014年3月31日に閉校)の生徒会と地元企業大沼製菓([[石巻市]])が支援金付大福『たまげ大福だっちゃ』を共同開発して販売し、地域復興のために高校生が行う活動の資金として支援金が女川高校に寄付された<ref name=":2">{{Cite web|date=|url=http://www.ashita.or.jp/publish/furu/A2012/17.htm|title=あしたのまち・くらしづくり活動賞 振興奨励賞 被災地の高校生と共に、「笑顔・幸せ・楽しい」を 東京都世田谷区 Colabo|publisher=財団法人あしたの日本を創る協会|accessdate=2023-01-18}}</ref><ref>{{Cite web|date=2016-03-24|url=https://imidas.jp/bakanafuri/?article_id=l-72-001-16-03-g559|title=無力さを知る人は強い|publisher=情報・知識&オピニオンimidas|accessdate=2023-01-18}}</ref>。こうした活動は東北のメディアに注目され<ref>{{Cite web |url=https://getnews.jp/archives/131096 |title=「出会いを創造にし、社会を活性化させる」――『Colabo』代表・仁藤夢乃さんの挑戦 |publisher=ガジェット通信|author=古川智規 |date=2011-07-23 |accessdate=2023-02-01}}</ref>、Colaboは財団法人あしたの日本を創る協会の2012年度あしたのまち・くらしづくり活動賞「活動奨励賞」を受賞した<ref name=":2"/>。仁藤は高校時代、家庭や学校に居場所がなく渋谷の街をさまよう「難民高校生」を経験しており、こうした活動によって自身が高校時代に望んでいた人とのつながりや協同の場をつくることで、新たな「難民高校生」やその「予備軍」を生まないという狙いもあった<ref name=":3" />。 |
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=== 社団法人化して女子中高生支援団体に === |
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{{観点|date=2023年2月1日 (水) 00:26 (UTC)|section=1}} |
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2013年3月、仁藤夢乃は[[明治学院大学]]を卒業したのに合わせ、「Colabo」を一般社団法人化した<ref name="2014report"/>。活動の合い言葉として「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女が暴力や搾取に行きつかなくてよい社会に」を提唱した<ref name="2021report" />。サポーター会員による会費や寄付金、財団などからの助成金、行政からの交付金などを元に女子中高生の支援活動を開始し、全国各地での講演活動などもしている。 |
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こうした活動は民間による困難な問題を抱える若年女性への民間支援、伴走型支援の例として国会でもたびたび取り上げられ(詳細は後述)<ref name="議事録160311"/><ref name="議事録210310"/>、2021年3月10日の衆議院法務委員会では、法務大臣の上川陽子がColaboについて「極めて寄り添い型のアプローチで取り組んでいらっしゃるということであり、今の日本の社会制度の中でも極めて重要な役割を担っている」と答弁している<ref name="議事録210310"/><ref name="赤旗210320">{{Cite web |url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2021-03-20/2021032006_03_0.html |title=女性支援を拡充せよ藤野氏 新たな根拠法を |website=しんぶん赤旗 |publisher=日本共産党中央委員会 |date=2021-03-20 |accessdate=2023-01-22}}</ref>。 |
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== 沿革 == |
== 沿革 == |
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**中長期シェルター4軒目を増設。『声掛けチーム』(10代の当事者メンバーによる)設立。 |
**中長期シェルター4軒目を増設。『声掛けチーム』(10代の当事者メンバーによる)設立。 |
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*2021年 |
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**9月30日、主たる事務所を東京都新宿区歌舞伎町2-1-2 HANROKUビル3階に移転<ref name="法人番号">{{Cite web |url=https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=1011005005255 |title=一般社団法人Colaboの情報 |accessdate=2022-09-25 |date=2021-10-14 |website=国税庁法人番号公表サイト}}</ref>。 |
**9月30日、主たる事務所を東京都新宿区歌舞伎町2-1-2 HANROKUビル3階に移転<ref name="法人番号">{{Cite web |url=https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=1011005005255 |title=一般社団法人Colaboの情報 |accessdate=2022-09-25 |date=2021-10-14 |website=国税庁法人番号公表サイト}}</ref>。 |
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**[[BONDプロジェクト]]、[[ポラリスプロジェクトジャパン|ライトハウス]]と共に初年度から東京都の委託団体に選出<ref name=":5" />。 |
**[[BONDプロジェクト]]、[[ポラリスプロジェクトジャパン|ライトハウス]]と共に初年度から東京都の委託団体に選出<ref name=":5" />。 |
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*2022年 |
*2022年 |
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**11月29日、Colaboと仁藤夢乃に対する[[誹謗中傷]]が過激化しているとして、代表的な投稿者と考えられ、ネット上で「[[暇空茜]]」と名乗る |
**11月29日、Colaboと仁藤夢乃に対する[[誹謗中傷]]が過激化しているとして、代表的な投稿者と考えられ、ネット上で「[[暇空茜]]」と名乗る40代の男性に対して損害賠償と記事削除を求める訴訟を[[東京地方裁判所|東京地裁]]に提起<ref name="daily01061216">{{Cite web |title=「Colabo問題」追及で7000万円の支援金を集めた男性が独占告白「これはネット界におけるウクライナVSロシアの戦争です」(抜粋) |url=https://www.dailyshincho.jp/article/2023/01061216/ |website=デイリー新潮 |access-date=2023-02-09 |language=ja}}</ref><ref name="bdc221129">{{cite web |url=https://www.bengo4.com/c_23/n_15325/ |title=「私の体を切り付けられる思い」少女支援団体の仁藤夢乃さん、「生活保護ビジネス」と投稿の男性を提訴 |website=弁護士ドットコムニュース |publisher=弁護士ドットコム株式会社 |date=2022-11-29 |accessdate=2023-01-10}}</ref><ref name="赤旗221130">{{cite web |url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-11-30/2022113015_02_0.html |title=ネット上のデマ提訴/Colabo代表・仁藤さん/「女性全員への攻撃」 |publisher=[[しんぶん赤旗]] |date=2022-11-30 |accessdate=2023-01-21}}</ref><ref name="colabo221129">{{Cite web |url=https://colabo-official.net/kaiken2211/ |title=【ご報告】Colaboとその代表仁藤夢乃に対する深刻な妨害に関する提訴記者会見を行いました。 |publisher=Colabo |format= |date=2022-11-29 |accessdate=2023-01-10}}</ref>。 |
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**同日、[[議員会館|衆議院第二議員会館]]第1面談室 |
**同日、[[議員会館|衆議院第二議員会館]]第1面談室にて、代理人弁護士らが参加して「Colaboとその代表仁藤夢乃に対する深刻な妨害に関する提訴記者会見」が開かれた<ref name="colabo221129"/><ref>{{Cite web |url=https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512665 |title=虐待・性搾取被害少女を支援する仁藤夢乃氏らが大量の悪意のデマ記事で「サイバーハラスメント」を繰り返す男性を提訴!~11.29 Colabo(若年女性支援団体)とその代表仁藤夢乃に対する深刻な妨害に関する提訴記者会見 2022.11.29 |publisher=IWJ |format= |date=2022-11-29 |accessdate=2022-12-31}}</ref>{{Efn2|会見出席弁護士は[[神原元]]、[[中川卓]]、[[角田由紀子]]、[[堀新]]{{要曖昧さ回避|date=2023年2月}}、[[太田啓子]]、[[端野真]]、[[永田亮]]の7人。}}。 |
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*2023年 |
*2023年 |
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**1月4日、東京都に対する[[住民監査請求]]の結果、Colaboが東京都から受託している2021年度の[[若年被害女性等支援事業]]について、経費精算に一部不当な点があるとして都に再調査を指示。不適切な委託料があれば返還請求するよう勧告した<ref name="東京新聞230104">{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/223484 |title=「Colabo」めぐる住民監査請求 経費精算が一部不当 東京都に再調査指示 監査委員 請求の大半は退ける |website=東京新聞 |publisher=東京新聞 |date=2023-01-04 |accessdate=2023-01-24}}</ref>。 |
**1月4日、東京都に対する[[住民監査請求]]の結果、Colaboが東京都から受託している2021年度の[[若年被害女性等支援事業]]について、経費精算に一部不当な点があるとして都に再調査を指示。不適切な委託料があれば返還請求するよう勧告した<ref name="東京新聞230104">{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/223484 |title=「Colabo」めぐる住民監査請求 経費精算が一部不当 東京都に再調査指示 監査委員 請求の大半は退ける |website=東京新聞 |publisher=東京新聞 |date=2023-01-04 |accessdate=2023-01-24}}</ref>。 |
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**3月3日、東京都が再調査結果を発表。約192万円を経費と認めなかったが、経費2713万円の支出を確認し、委託費2600万円の返還請求をしないと結論 |
**3月3日、東京都が再調査結果を発表。約192万円を経費と認めなかったが、経費2713万円の支出を確認し、委託費2600万円の返還請求をしないと結論{{Efn2|認められなかった経費は、管理台帳への誤記載で過大計上されていた人件費や、プライバシーを理由に開示を拒否した旅費交通費などである<ref name=":10" /><ref name=":11" />。}}。 |
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== 団体名の由来 == |
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団体名の「Colabo」は人と人をつなぎ[[コラボレーション]]することで社会を活性化させる役割と、「'''co'''mmunication」しながら新しいものを作り出す「'''labo'''」(実験室、研究室)といった意味が込められている。 |
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== 活動の経過 == |
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{{宣伝|section=活動の経過|date=2023年1月31日 (火) 18:00 (UTC)}} |
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=== 被災地の高校生支援団体として発足 === |
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仁藤夢乃は[[東日本大震災]]の発生3週間後から被災地の石巻市に入りボランティア活動をしていた。避難所で出会った高校生たちの「地域のために何かしたい」という思いに共感。東京・渋谷の女子高校生からも「(被災地のために)何かしたいけれど、できることは募金くらいしかなくてもどかしい」という声を聞いていた仁藤は、被災地の高校生らが東京の女子高生にウケる商品を開発し、売り上げの一部を支援金にする「支援金付商品」を思いつく<ref name=":4">{{Cite book|和書 |title=難民高校生----絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル |date=2013 |isbn=978-4-86276-155-2 |oclc=834047024 |publisher=英治出版 |page= |author=仁藤夢乃 |pages=231-242}}</ref><ref name=":2" />。こうした具体的な活動が見えてきた2011年5月にColaboを立ち上げた<ref name=":3">{{Cite book|和書 |title=難民高校生----絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル |date=2013 |isbn=978-4-86276-155-2 |oclc=834047024 |publisher=英治出版 |page= |author=仁藤夢乃 |pages=241-242}}</ref>。Colaboがコーディネーターになって[[宮城県女川高等学校]]([[女川町]]、2014年3月31日に閉校)の生徒会と地元企業大沼製菓([[石巻市]])が支援金付大福『たまげ大福だっちゃ』を共同開発して販売し、地域復興のために高校生が行う活動の資金として支援金が女川高校に寄付された<ref name=":2">{{Cite web|date=|url=http://www.ashita.or.jp/publish/furu/A2012/17.htm|title=あしたのまち・くらしづくり活動賞 振興奨励賞 被災地の高校生と共に、「笑顔・幸せ・楽しい」を 東京都世田谷区 Colabo|publisher=財団法人あしたの日本を創る協会|accessdate=2023-01-18}}</ref><ref>{{Cite web|date=2016-03-24|url=https://imidas.jp/bakanafuri/?article_id=l-72-001-16-03-g559|title=無力さを知る人は強い|publisher=情報・知識&オピニオンimidas|accessdate=2023-01-18}}</ref>。こうした活動は東北のメディアに注目され<ref>{{Cite web |url=https://getnews.jp/archives/131096 |title=「出会いを創造にし、社会を活性化させる」――『Colabo』代表・仁藤夢乃さんの挑戦 |publisher=ガジェット通信|author=古川智規 |date=2011-07-23 |accessdate=2023-02-01}}</ref>、Colaboは財団法人あしたの日本を創る協会の2012年度あしたのまち・くらしづくり活動賞「活動奨励賞」を受賞した<ref name=":2"/>。仁藤は高校時代、家庭や学校に居場所がなく渋谷の街をさまよう「難民高校生」を経験しており、こうした活動によって自身が高校時代に望んでいた人とのつながりや協同の場をつくることで、新たな「難民高校生」やその「予備軍」を生まないという狙いもあった<ref name=":3" />。 |
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=== 社団法人化して女子中高生支援団体に === |
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{{観点|date=2023年2月1日 (水) 00:26 (UTC)|section=1}} |
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2013年3月、仁藤夢乃は[[明治学院大学]]を卒業したのに合わせ、「Colabo」を一般社団法人化した<ref name="2014report"/>。活動の合い言葉として「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女が暴力や搾取に行きつかなくてよい社会に」を提唱した<ref name="2021report" />。サポーター会員による会費や寄付金、財団などからの助成金、行政からの交付金などを元に女子中高生の支援活動を開始し、全国各地での講演活動などもしている。 |
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こうした活動は民間による困難な問題を抱える若年女性への民間支援、伴走型支援の例として国会でもたびたび取り上げられ(詳細は後述)<ref name="議事録160311"/><ref name="議事録210310"/>、2021年3月10日の衆議院法務委員会では、法務大臣の上川陽子がColaboについて「極めて寄り添い型のアプローチで取り組んでいらっしゃるということであり、今の日本の社会制度の中でも極めて重要な役割を担っている」と答弁している<ref name="議事録210310"/><ref name="赤旗210320">{{Cite web |url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2021-03-20/2021032006_03_0.html |title=女性支援を拡充せよ藤野氏 新たな根拠法を |website=しんぶん赤旗 |publisher=日本共産党中央委員会 |date=2021-03-20 |accessdate=2023-01-22}}</ref> |
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== 現在の活動内容 == |
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*相談事業 |
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*夜間巡回、夜の街歩きスタディーツアー |
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*食事・物品提供 |
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*同行支援(職場見学、勉強会) |
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*宿泊支援 |
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*ユーススタッフによる活動活動(自助グループの運営) 女子高生合宿、クリスマス会、年賀状書き、Colabo通信の発行 |
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*『難民高校生』1000冊贈ろうプロジェクト<ref>{{Cite web |url=https://colabo-official.net/okurou/ |title=『難民高校生』1000冊贈ろうプロジェクト!無料で書籍をお贈りします。 |access-date=2023/01/21 |publisher=女子高校生サポートセンター 一般社団法人Colabo}}</ref> |
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*講演・研修会・ワークショップ |
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*[[日本財団]] ROAD PROJECT、赤い羽[[共同募金]]後援<ref>{{Cite web |url=https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/02/wha_pro_roa_02.pdf |title=東日本大震災 1年間の活動記録 |accessdate=2022-09-25 |date=2012-06-11 |format=PDF |website=日本財団 |page=114}}</ref> |
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*女性人権センターKEYの運営<ref>{{Cite web |url=https://key-official.net/about.html |title=私たちの想い |author=[[仁藤夢乃]] |format= |publisher=女性人権センターKEY |date= |accessdate=2022-12-31}}</ref> |
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**女性人権センターKEYの活動として、公式ウェブサイトでは脱性売買相談所および性売買経験当事者ネットワーク灯火が紹介されている<ref>{{Cite web |url=https://key-official.net/activity.html |title=私たちの活動 |publisher=女性人権センターKEY |format= |date= |accessdate=2022-12-31}}</ref>。性売買経験当事者ネットワーク灯火は、厚生労働省の「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」にて[[仁藤夢乃|仁藤]]構成員によりヒアリング候補者として推薦された<ref>{{Cite web |url=https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/001029580.pdf |title=困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議(第1回)議事録 |publisher=厚生労働省 |format= |date= |accessdate=2022-12-31}}</ref>。 |
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* 婦人科や整骨院と連携した医療支援 |
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** 産婦人科医[[宋美玄]]の協力の下、「産婦人科医療の無料プロジェクト」を実施している<ref>{{Cite web |url=https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/free-pill-project-drsong |title=ピルを飲みたいけどお金がない 無料プロジェクトを始めた産婦人科医が見た現実 |publisher=BuzzFeed.com |format= |date=2022-05-28 |accessdate=2023-01-03}}</ref>。さらに、国の補助金を利用して整体治療費を補助している<ref name="2021report">{{Cite web |url=https://colabo-official.net/wp-content/uploads/2022/07/colabo2021.pdf |title=2021年度 |publisher=Colabo |format=pdf |date= |accessdate=2023-01-03}}</ref>。 |
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2021年度の実績としては、相談者1,672名・対応件数18,893回や、バスカフェ利用者数947名、食事提供1,535食などがある<ref name="hokoku2021" />。 |
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[[村木厚子]]元厚生労働事務次官が呼びかけ人を務める一般社団法人[[若草プロジェクト]]とも連携して活動している<ref>{{Cite web |url=https://www.wakakusa.jp.net/kigyo |title=企業連携 |publisher= |format= |date= |accessdate=2023-01-02}}</ref>。 |
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== 役員 == |
== 役員 == |
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=== 概要 === |
=== 概要 === |
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2018年度より、東京都は[[若年被害女性等支援事業]]{{Efn2|2021年より以前の名称は「若年被害女性等支援モデル事業」。}}をColaboに委託している<ref name=":5" /><ref>{{Cite web |title=東京都若年被害女性等支援事業 東京都福祉保健局 |url=https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/jakunenjosei/moderu.html |website=www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp |access-date=2023-01-21}}</ref>。2022年11月2日、これについて「[[暇空茜]]」と名乗る都内在住の40代の男性が「不正受給がある」などと主張して情報開示請求や住民監査請求を行った<ref name="daily01061216"/><ref name="東京新聞2301042">{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/223484 |title=「Colabo」めぐる住民監査請求 経費精算が一部不当 東京都に再調査指示 監査委員 請求の大半は退ける |website=東京新聞 |publisher=東京新聞 |date=2023-01-04 |accessdate=2023-01-24}}</ref>。[[東京都監査事務局|東京都監査委員]]は2023年1月4日、「本件精算には不当な点が認められ、その限りで本件請求には理由がある」として東京都福祉保健局に対し、2023年2月28日を期限に事業の実施に必要な経費の実績額を再調査し、過払いがあった場合は返還請求などをするよう勧告する監査結果を発表した<ref>{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf |title=東京都若年被害女性等支援事業について 当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求監査結果 |access-date=2023/01/27 |publisher=東京都監査事務局 |pages=23-24}}</ref>。都への住民監査請求で「請求人の主張に理由がある」としたのは2016年以来となる<ref>{{Cite news|和書 |title=都監査委員、再調査を勧告 都事業受託した女性支援団体の会計 |newspaper=朝日新聞 |date=2023年1月4日 22時05分 |url=https://digital.asahi.com/articles/ASR1472HHR14OXIE02R.html}}</ref>。 |
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2023年3月3日、東京都監査委員は東京都知事から通知された再調査結果を公表した。再調査ではColaboが精算の中で複数の事業を担当している税理士などの報酬を案分せず全額計上したものや、誤記で過大計上されたものなど約192万円を経費と認めなかったが、これら以外の経費2713万円は支出を確認し、支出の必要性なども認定。委託費の上限2600万円を上回る経費がかかっていることが確認されたため、Colaboに委託費の返還を求めることはなく、再調査を終了した<ref name=":10">{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5_sochi2.pdf |title=「東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求監査結果」における監査委員の勧告に基づき講じた措置について(別紙) |publisher=東京都監査委員 |language=JA |date=2023-03-03 |accessdate=2023-03-12 |format=PDF }}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230303/k10013997991000.html |title=「Colabo」女性支援事業 東京都が経費の一部190万円認めず |publisher= NHK|language=JA |date=2023-03-03 |accessdate=2023-03-12}}</ref><ref name=":11">{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/234464 |title=「Colabo」192万円分の経費認めず 都の再調査結果 委託料の返還請求はなし |publisher=東京新聞(共同通信) |language=JA |date=2023-03-03 |accessdate=2023-03-12}}</ref>。 |
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同月6日に一般社団法人Colabo及び同仁藤夢乃代表理事弁護団は声明を発表し、「Colaboの会計処理に不正はないことが明らかになり、受託料の返還は一切求められませんでした」「Colaboは今後も女性のプライバシーを守りながら、若年女性支援継続のために最適な方法を模索してまいります」「委託契約の受託者としての市民への説明責任についても、東京都側と適切に協議していく所存です」と報告した<ref>{{Cite web |title=【弁護団声明】令和3年度会計報告に関する東京都の再調査結果を受けた声明 – 一般社団法人Colabo(コラボ) |url=https://colabo-official.net/seimei230306/ |access-date=2023-03-12 |language=ja}}</ref>。 |
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=== 前段 === |
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2023年1月6日、厚生労働大臣の[[加藤勝信]]は記者会見で、監査結果を受けた若年被害女性等支援事業に関する国の対応を問われ「委託契約や契約履行については特段の問題が認められず(中略)都に損害をもたらす関係にないとした上で、委託費の精算の一部にについては妥当性を欠くものと指摘され(中略)再調査および返還請求等の適切な措置を講じることと勧告されたと承知している」との認識を表明。「厚労省としては東京都における再調査結果などの報告を踏まえ、必要な対応を行っていきたいと考えております。」と述べた<ref>{{Cite web |url=https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00514.html |title=加藤大臣会見概要 |access-date=2023/01/25 |publisher=厚生労働省}}</ref>。 |
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{{See also|暇空茜}} |
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暇空茜はColaboに対して様々な主張をしており、Colaboは2022年11月29日、団体と代表理事の仁藤夢乃に対するデマ拡散や誹謗中傷などインターネット上の攻撃が主にTwitter、YouTube、noteなどにおいて過激化しているとして、暇空に対して、計1100万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。弁護団は投稿を拡散させた人などへの訴訟も検討し、刑事訴訟も含むあらゆる措置を講ずる方針も表明した<ref name="bdc221129" /><ref name="赤旗221130" /><ref name="colabo221129" />。 |
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2022年12月26日、Colabo代表の仁藤は自らが構成員を務める[[困難な問題を抱える女性への支援に関する法律]]有識者会議(厚生労働省の主催)に提出した資料で、Colabo利用者の意見として「情報開示請求を悪用されて、シェルターの場所を特定しようとしたり、私たちの個人情報がさらされるのではないかと不安です」「医療費や食費は私たちが使ったお金だから、私たちが行っていた病院、通っている病院、どこで買い物をし、どこで生活しているのかが、行政に知られるのも正直怖いのに、 全く知らない第三者に、そしてこうした攻撃をする人たちに情報開示請求によって知られるかもしれないことは、自分の命の危機と隣り合わせだと思います」などの懸念が出ていることを報告した<ref>{{Cite web |url=https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/001030135.pdf |title=2022年12月26日 女性支援法有識者会議意見 |access-date=2023/01/18 |publisher=厚生労働省}}</ref>。 |
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2023年3月3日、東京都監査委員は東京都知事から通知された以下の調査結果を公開した。 |
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2022年12月29日、Colabo・仁藤夢乃さん代理人弁護士一同は住民監査請求結果の断片的な情報が出回っているとして、「東京都に対する[[住民監査請求]]の結果に関する一部情報について」という声明を公表し、「なお従来から申し上げているとおり、Colaboは不正な[[公金]]利用(当該事業と無関係な目的への支出や私的流用や虚偽請求など)は一切行っていません」と主張した<ref name=":7">{{Cite web |url=https://colabo-official.net/seimei20221229/ |title=【弁護団声明】東京都に対する住民監査請求の結果に関する一部情報について |publisher=Colabo |format= |date=2022-12-29 |accessdate=2023-01-01}}</ref>。 |
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{{Quotation|調査の結果、管理台帳の誤記が6件370,022円、領収書の宛名が個人名であるものが4件46,341円、領収書があるものの支援内容の説明が不十分であったものが2件191,653円、按分がされていなかったものが2件1,001,958円、自主事業にかかる経費で当該委託事業の経費として適切ではないものが3件63,948円あった。また、領収書の一部提示を拒否したため支出の証拠書類としては不十分なものが72件252,163円あった。これらの経費の合計1,926,085円については、事業経費とは認められないため、対象経費から除外する。<br> |
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その結果、本件契約に係る本事業の実施に必要な経費の実績額は、27,131千円と特定した。このうち、委託料の上限額の範囲内である26,000千円を委託料として確定した。<br> |
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なお、今回の調査過程において、都職員が団体を訪問し、本事業に係る支出の根拠となる領収書原本の提示を求めた際、団体側から領収書の一部の提示がなされなかったことは、仕様書の規定に反しており、団体に対し改善を指示するものとする。[https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/17press/press050303juminkansa.pdf]|3=東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求に係る勧告に基づき知事が講じた措置について}} |
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=== 監査詳細 === |
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東京都の再調査ではColaboが精算の中で複数の事業を担当している税理士などの報酬を案分せず全額計上したものや、誤記で過大計上されたものなど約192万円を経費と認めなかったが、委託費の上限2600万円を上回る約2700万円を経費として特定。委託料の過払いが認められないため、Colaboに委託費の返還を求めることはなかった<ref name=":10">{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5_sochi2.pdf |title=「東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求監査結果」における監査委員の勧告に基づき講じた措置について(別紙) |publisher=東京都監査委員 |language=JA |date=2023-03-03 |accessdate=2023-03-12 |format=PDF }}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230303/k10013997991000.html |title=「Colabo」女性支援事業 東京都が経費の一部190万円認めず |publisher= NHK|language=JA |date=2023-03-03 |accessdate=2023-03-12}}</ref><ref name=":11">{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/234464 |title=「Colabo」192万円分の経費認めず 都の再調査結果 委託料の返還請求はなし |publisher=東京新聞(共同通信) |language=JA |date=2023-03-03 |accessdate=2023-03-12}}</ref>。 |
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同月6日に一般社団法人Colabo及び同仁藤夢乃代表理事弁護団は声明を発表し、「Colaboの会計処理に不正はないことが明らかになり、受託料の返還は一切求められませんでした」「Colaboは今後も女性のプライバシーを守りながら、若年女性支援継続のために最適な方法を模索してまいります」「委託契約の受託者としての市民への説明責任についても、東京都側と適切に協議していく所存です」と報告した<ref>{{Cite web |title=【弁護団声明】令和3年度会計報告に関する東京都の再調査結果を受けた声明 – 一般社団法人Colabo(コラボ) |url=https://colabo-official.net/seimei230306/ |access-date=2023-03-12 |language=ja}}</ref>。 |
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=== 監査結果の詳細 === |
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{{See also|住民監査請求}} |
{{See also|住民監査請求}} |
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請求人(暇空茜)はColaboが |
請求人(暇空茜)はColaboが2018年度の東京都若年被害女性等支援事業事業委託契約に基づき東京都に提出した事業計画書と実施状況報告書、Colaboが自己公表している活動報告書から不正会計の疑義を主張した<ref name=":8">{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf |title=東京都若年被害女性等支援事業について、当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める 住民監査請求監査結果 |access-date=2023/02/01 |publisher=東京都監査事務局 |page=18}}</ref>。東京都監査委員に対する監査対象局(福祉保健局)の説明では、Colaboが東京都に提出した事業計画書と実施状況報告書の事業実績額は実際の事業実績額と異なり、実績額はそれ以上に発生していたため<ref>{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf |title=東京都若年被害女性等支援事業について、当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める 住民監査請求監査結果 |access-date=2023/02/01 |publisher=東京都監査事務局 |page=17}}</ref>、東京都監査委員はColaboの台帳に記録された内容を元に調査を行った<ref name=":8" />。 |
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2022年12月28日、監査委員は「本件経費<ref group="注">「本事業の実施に必要な経費として法人A(注:Colabo)が台帳に記録した経費」を指す。</ref>として計上していることは確認できる」などとして請求人の主張の大半を妥当ではないと退けた<ref name=":12" />。これを受け、一般社団法人Colabo及び同代表理事仁藤夢乃代理人弁護団は「東京都に対する住民監査請求結果について」とする声明で「Colaboに対して行われてきた非難攻撃の大半は監査委員によって事実ではないことが確認され、退けられるに至りました」「見直しや改善が必要ということであれば指導に従い、適切に対処していきます」などと発表した<ref>{{Cite web |url=https://colabo-official.net/wp-content/uploads/2023/01/20230104.pdf |title=東京都に対する住民監査請求結果について |publisher=Colabo |format=pdf |date=2023-01-04 |accessdate=2023-01-04}}</ref>。また、2023年1月22日にも「Colaboの会計に不正がある」との言説はデマであります。そのことは、2023年1月4日公開の住民監査請求結果で明らかにされています」と声明を発表した<ref name=":9">{{Cite web |title=【弁護団声明】Colaboによる若年女性の居場所事業への、深刻な憎悪犯罪(ヘイトクライム)に対する抗議声明 – 一般社団法人Colabo(コラボ) |url=https://colabo-official.net/seimei230122/ |access-date=2023-01-28 |language=ja}}</ref>。 |
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監査委員は「本件経費<ref name="honkenkeihi" group="注" />として計上していることは確認できる」などとして請求人の主張の大半を妥当ではないと退けたが、人件費のうち税理士と社労士の報酬を按分計上せず全額計上した点を「請求人の主張の一部には理由がある」とした<ref name=":12" />。 |
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一方で、監査委員は人件費のうち税理士と社労士の報酬を按分計上せず全額計上した点を「請求人の主張の一部には理由がある」とした<ref name=":12" />。具体的には、「本事業の実施に必要な経費として法人A(注:Colabo)が台帳に記録した経費」の内容について、[[地方自治法]]242条で定める違法な事項と不当な事項のうち、不当な事項として「委託事業の経費として計上するに当たり不適切な点があるもの」及び「委託事業の経費として計上するに当たり妥当性が疑われるもの」を指摘した<ref name=":12" /><ref name=":6" />。 |
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「不適切な点があるもの」と認めたのは、以下の項目である<ref name=":6">{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf |title=東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求監査結果 |access-date=2023/01/27 |publisher=東京都監査事務局 |page=22}}</ref>。 |
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*委託事業の経費として計上するに当たり不適切な点があるもの |
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* 委託事業の経費として計上するに当たり妥当性が疑われるもの |
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を指摘した<ref name=":12" /><ref name=":6" />。 |
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本件経費<ref name="honkenkeihi" group="注">「本事業の実施に必要な経費として法人A(注:Colabo)が台帳に記録した経費」を指す。</ref>の内容について、「不適切な点があるもの」と認めたのは、以下の項目<ref name=":6">{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf |title=東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求監査結果 |access-date=2023/01/27 |publisher=東京都監査事務局 |page=22}}</ref>。 |
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*(人件費、法定福利費について) 給与について、事業への従事割合によって委託事業の経費として按分をしたという説明がされたが、按分の根拠となる考え方が不明瞭で、その実態が不統一であり不適切である。また、按分の考え方に基づき按分すべき法定福利費、税理士報酬等については按分せず全額計上しており不適切である。一方で給与については総支給額を計上せず、所得税等の税額を控除した後の金額を計上しており、過少計上となっている。 |
*(人件費、法定福利費について) 給与について、事業への従事割合によって委託事業の経費として按分をしたという説明がされたが、按分の根拠となる考え方が不明瞭で、その実態が不統一であり不適切である。また、按分の考え方に基づき按分すべき法定福利費、税理士報酬等については按分せず全額計上しており不適切である。一方で給与については総支給額を計上せず、所得税等の税額を控除した後の金額を計上しており、過少計上となっている。 |
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* (領収書について)本事業の特性上やむを得ない事由があることは理解できるものの、証ひょう書類としての性質上、領収書として認められるか否か疑義が生じるような領収書が含められていることは不適切である。また、領収書が示されていない事項が本件経費に計上されていることは不適切である。 |
* (領収書について)本事業の特性上やむを得ない事由があることは理解できるものの、証ひょう書類としての性質上、領収書として認められるか否か疑義が生じるような領収書が含められていることは不適切である。また、領収書が示されていない事項が本件経費に計上されていることは不適切である。 |
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* (履行確認について)本件契約の履行確認において、本件契約の仕様書に記載のアウトリーチ支援のうち、「①夜間見回り等」では、「声掛けや相談支援を原則として週1回程度実施する。または、都内繁華街などに常設の相談場所を設置し、原則週1回以上若年被害女性等の相談に応じる」とされているところ、本件実施状況報告書では、特定の事業によるアウトリーチ実施回数と声掛けをした人数や参加者数の記載にとどまることは、その実態が把握できず不適切である。 |
* (履行確認について)本件契約の履行確認において、本件契約の仕様書に記載のアウトリーチ支援のうち、「①夜間見回り等」では、「声掛けや相談支援を原則として週1回程度実施する。または、都内繁華街などに常設の相談場所を設置し、原則週1回以上若年被害女性等の相談に応じる」とされているところ、本件実施状況報告書では、特定の事業によるアウトリーチ実施回数と声掛けをした人数や参加者数の記載にとどまることは、その実態が把握できず不適切である。 |
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「妥当性が疑われるもの」と認めたのは、以下の項目である<ref name=":6" />。 |
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* (給食費、宿泊支援費について)対象人数が不明であるものの、一回当たりの支出が比較的高額なレストランでの食事代やホテルの宿泊代、また食事代とは理解し難い物品の購入代が計上されている。さらに、宿泊支援費について都外遠隔地での宿泊代が計上されていることなど、本件契約の仕様書に記載される文言そのものからは委託事業の経費として計上することに妥当性が疑われるものが見受けられる。 |
* (給食費、宿泊支援費について)対象人数が不明であるものの、一回当たりの支出が比較的高額なレストランでの食事代やホテルの宿泊代、また食事代とは理解し難い物品の購入代が計上されている。さらに、宿泊支援費について都外遠隔地での宿泊代が計上されていることなど、本件契約の仕様書に記載される文言そのものからは委託事業の経費として計上することに妥当性が疑われるものが見受けられる。 |
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東京都福祉保健局に対して再調査を勧告し<ref name="東京新聞2301042" / |
監査委員は東京都福祉保健局に対して再調査を勧告し<ref name="東京新聞2301042" /><ref name=":12">{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf |title=東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求監査結果 |publisher=東京都監査委員 |format=pdf |date=2022-12-28 |accessdate=2023-01-04 |page=21}}</ref>、本事業が補助事業ではなく委託事業であること、また、本事業が公金を使用する事業であることをあらためて法人(Colabo)に指導徹底することなど6点の意見も付けた<ref name=":1">{{Cite web |url=https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf |title=東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求監査結果 |publisher=東京都監査委員 |format=pdf |date=2022-12-28 |accessdate=2023-01-04 |page=24}}</ref>。 |
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2023年1月6日、厚生労働大臣の[[加藤勝信]]は記者会見で、監査結果を受けた若年被害女性等支援事業に関する国の対応を問われ「委託契約や契約履行については特段の問題が認められず(中略)都に損害をもたらす関係にないとした上で、委託費の精算の一部については妥当性を欠くものと指摘され(中略)再調査および返還請求等の適切な措置を講じることと勧告されたと承知している」との認識を表明。「厚労省としては東京都における再調査結果などの報告を踏まえ、必要な対応を行っていきたいと考えております。」と述べた<ref>{{Cite web |url=https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00514.html |title=加藤大臣会見概要 |access-date=2023/01/25 |publisher=厚生労働省}}</ref>。 |
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== 活動に対する妨害 == |
== 活動に対する妨害 == |
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=== 「生活保護ビジネス」と投稿の男性を提訴 === |
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{{See also|暇空茜}} |
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2022年11月29日、Colaboは団体と代表理事の仁藤夢乃に対するデマ拡散や誹謗中傷などインターネット上の攻撃が主にTwitter、YouTube、noteなどにおいて過激化しているとして、暇空に対して、計1100万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。弁護団は投稿を拡散させた人などへの訴訟も検討し、刑事訴訟も含むあらゆる措置を講ずる方針も表明した<ref name="bdc221129" /><ref name="赤旗221130" /><ref name="colabo221129" />。 |
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2022年12月26日、Colabo代表の仁藤は自らが構成員を務める[[困難な問題を抱える女性への支援に関する法律]]有識者会議(厚生労働省の主催)に提出した資料で、Colabo利用者の意見として「情報開示請求を悪用されて、シェルターの場所を特定しようとしたり、私たちの個人情報がさらされるのではないかと不安です」「医療費や食費は私たちが使ったお金だから、私たちが行っていた病院、通っている病院、どこで買い物をし、どこで生活しているのかが、行政に知られるのも正直怖いのに、 全く知らない第三者に、そしてこうした攻撃をする人たちに情報開示請求によって知られるかもしれないことは、自分の命の危機と隣り合わせだと思います」などの懸念が出ていることを報告した<ref>{{Cite web |url=https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/001030135.pdf |title=2022年12月26日 女性支援法有識者会議意見 |access-date=2023/01/18 |publisher=厚生労働省}}</ref>。 |
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=== バスカフェへの妨害 === |
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Colaboは、2023年1月18日に実施した「バスカフェ」で、複数の男性による直接の妨害行為があったことを報告し、ナチスドイツの[[クリスタルナハト]]、[[京都朝鮮学校襲撃事件]]に類する[[憎悪犯罪]]だと批難。所轄の警察署に被害届を提出する方針を示している<ref name=":9" /><ref>{{Cite web |title=「Colabo」妨害はヘイトクライム/弁護団が声明 “加担せず非難を”と訴え |url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-01-25/2023012513_04_0.html |website=しんぶん赤旗 |access-date=2023-01-28 |language=ja}}</ref>。2月1日のバスカフェでは女性50人が集結し、「女たちの壁」を築いて活動の妨害を防いだ<ref>{{Cite web |url=https://www.kanaloco.jp/news/social/article-966619.html |title=被害少女らの居場所守る「壁」 支援団体への妨害阻止 |publisher=神奈川新聞 |date=2023-02-03 |accessdate=2023-02-04}}</ref>。 |
Colaboは、2023年1月18日に実施した「バスカフェ」で、複数の男性による直接の妨害行為があったことを報告し、ナチスドイツの[[クリスタルナハト]]、[[京都朝鮮学校襲撃事件]]に類する[[憎悪犯罪]]だと批難。所轄の警察署に被害届を提出する方針を示している<ref name=":9" /><ref>{{Cite web |title=「Colabo」妨害はヘイトクライム/弁護団が声明 “加担せず非難を”と訴え |url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-01-25/2023012513_04_0.html |website=しんぶん赤旗 |access-date=2023-01-28 |language=ja}}</ref>。2月1日のバスカフェでは女性50人が集結し、「女たちの壁」を築いて活動の妨害を防いだ<ref>{{Cite web |url=https://www.kanaloco.jp/news/social/article-966619.html |title=被害少女らの居場所守る「壁」 支援団体への妨害阻止 |publisher=神奈川新聞 |date=2023-02-03 |accessdate=2023-02-04}}</ref>。 |
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198行目: | 181行目: | ||
|[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]] |
|[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]] |
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|[[蓮舫]] |
|[[蓮舫]] |
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|Colaboを視察した馳浩によりセクハラが行われたとする仁藤からの告発([[馳浩#不祥事]])について、安倍晋三から[[自民党]]総裁として馳議員に厳重注意を要請。および、特別定額給付金の配布先を世帯主ではなく支援センターにするように要請。 |
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|<ref>{{Cite web |url=https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120115261X01720200429 |title=第201回国会 参議院 予算委員会 第17号 令和2年4月29日 |website=国会会議録検索システム |accessdate=2023-01-20}}</ref> |
|<ref>{{Cite web |url=https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120115261X01720200429 |title=第201回国会 参議院 予算委員会 第17号 令和2年4月29日 |website=国会会議録検索システム |accessdate=2023-01-20}}</ref> |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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* [[仁藤夢乃]] |
* [[仁藤夢乃]] |
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* [[鈴木大介 (ルポライター)]] |
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* [[北条かや]] |
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* [[東京都若年被害女性等支援事業]] |
* [[東京都若年被害女性等支援事業]] |
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* [[共同募金#赤い羽根福祉基金|赤い羽根福祉基金]] |
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* [[抱樸]] |
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* [[日本軍『慰安婦』問題解決全国行動]](水曜デモ) |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
2023年3月12日 (日) 12:42時点における版
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ファイル:Colabo.svg | |
創立者 | 仁藤夢乃 |
---|---|
団体種類 | 一般社団法人 |
設立 | 2013年3月1日 |
所在地 | 東京都新宿区歌舞伎町2-1-2 HANROKUビル3階 |
法人番号 | 1011005005255 |
起源 | 任意団体Colabo(2011年5月 - 2013年2月28日) |
主要人物 |
仁藤夢乃(代表理事) 稲葉隆久(副代表理事) 奥田知志(理事) |
活動内容 | 少女の自立支援 |
ウェブサイト |
colabo-official |
一般社団法人Colabo(コラボ)は、主に少女の自立支援を行っている法人である[注 1]。
女子高生サポートセンター「Colabo」を開設して「若者と社会をつなぐきっかけの場づくり事業」を展開。困難を抱える女子中高生らに対し、SNSなどを通じた相談、衣食住に不自由する状態の少女への食事・物品提供、東京の渋谷や新宿に移動バスを出して10代少女の居場所をつくる「Tsubomi Cafe」などのアウトリーチ事業、一時シェルターといった緊急時の保護・宿泊支援、自立支援シェアハウスなどの生活支援活動を展開している[2][3]。事務局は東京都新宿区歌舞伎町に置いている。
明治学院大学の大学生だった仁藤夢乃らが2011年5月に立ち上げた学生団体を母体とする[4][5]。団体名の「Colabo」は人と人をつなぎコラボレーションすることで社会を活性化させる役割と、「communication」しながら新しいものを作り出す「labo」(実験室、研究室)といった意味が込められている。
活動内容
- 相談事業
- 夜間巡回、夜の街歩きスタディーツアー
- 食事・物品提供
- 同行支援(職場見学、勉強会)
- 宿泊支援
- ユーススタッフによる活動活動(自助グループの運営) 女子高生合宿、クリスマス会、年賀状書き、Colabo通信の発行
- 『難民高校生』1000冊贈ろうプロジェクト[6]
- 講演・研修会・ワークショップ
- 日本財団 ROAD PROJECT、赤い羽共同募金後援[7]
- 女性人権センターKEYの運営[8]
- 婦人科や整骨院と連携した医療支援
2021年度の実績としては、相談者1,672名・対応件数18,893回や、バスカフェ利用者数947名、食事提供1,535食などがある[1]。
村木厚子元厚生労働事務次官が呼びかけ人を務める一般社団法人若草プロジェクトとも連携して活動している[12]。
活動の経過
被災地の高校生支援団体として発足
仁藤夢乃は東日本大震災の発生3週間後から被災地の石巻市に入りボランティア活動をしていた。避難所で出会った高校生たちの「地域のために何かしたい」という思いに共感。東京・渋谷の女子高校生からも「(被災地のために)何かしたいけれど、できることは募金くらいしかなくてもどかしい」という声を聞いていた仁藤は、被災地の高校生らが東京の女子高生にウケる商品を開発し、売り上げの一部を支援金にする「支援金付商品」を思いつく[4][5]。こうした具体的な活動が見えてきた2011年5月にColaboを立ち上げた[13]。Colaboがコーディネーターになって宮城県女川高等学校(女川町、2014年3月31日に閉校)の生徒会と地元企業大沼製菓(石巻市)が支援金付大福『たまげ大福だっちゃ』を共同開発して販売し、地域復興のために高校生が行う活動の資金として支援金が女川高校に寄付された[5][14]。こうした活動は東北のメディアに注目され[15]、Colaboは財団法人あしたの日本を創る協会の2012年度あしたのまち・くらしづくり活動賞「活動奨励賞」を受賞した[5]。仁藤は高校時代、家庭や学校に居場所がなく渋谷の街をさまよう「難民高校生」を経験しており、こうした活動によって自身が高校時代に望んでいた人とのつながりや協同の場をつくることで、新たな「難民高校生」やその「予備軍」を生まないという狙いもあった[13]。
社団法人化して女子中高生支援団体に
この節は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です。 (2023年2月) |
2013年3月、仁藤夢乃は明治学院大学を卒業したのに合わせ、「Colabo」を一般社団法人化した[16]。活動の合い言葉として「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女が暴力や搾取に行きつかなくてよい社会に」を提唱した[3]。サポーター会員による会費や寄付金、財団などからの助成金、行政からの交付金などを元に女子中高生の支援活動を開始し、全国各地での講演活動などもしている。
こうした活動は民間による困難な問題を抱える若年女性への民間支援、伴走型支援の例として国会でもたびたび取り上げられ(詳細は後述)[17][18]、2021年3月10日の衆議院法務委員会では、法務大臣の上川陽子がColaboについて「極めて寄り添い型のアプローチで取り組んでいらっしゃるということであり、今の日本の社会制度の中でも極めて重要な役割を担っている」と答弁している[18][19]。
沿革
- 2011年
- 5月 任意団体「Colabo」が設立。6月から女川高校、大沼製菓と支援金付大福『たまげ大福だっちゃ』の開発が始まり、9月に発売。
- 2012年
- 『たまげ大福だっちゃ』の活動があしたの日本を創る協会主催の「24年度あしたのまち・くらしづくり活動賞」で振興奨励賞を受賞[20]。
- 2013年
- 2014年
- 2015年
- 4月27日 クラウドファンディングによるファンドレイジングサイトJapanGivingで一時シェルターの開設・運営資金を募る。1日のシェルター運営資金を3万円として夏以降に週1回程度からのオープンを計画、年365日開設を目指す[27]
- 2017年
- 5月2日 主たる事務所を東京都新宿区新宿4-1-22 新宿コムロビル402に移転。
- 中長期シェルターを増設し、職員を2名増員して支援体制を強化。
- 公益財団法人 日工組社会安全研究財団から安全事業(広域)助成対象事業に認定される[28]。
- 公益財団法人 お金をまわそう基金から助成団体に認定される[29]。
- 2018年
- 10月6日、赤い羽根福祉基金の助成を受けて『TsubomiCafe』(10代女性無料のバスカフェ)をオープン[30]。
- 東京都若年被害女性等支援事業(モデル事業)の受託を開始[31]
- 2019年
- 2021年
- 9月30日、主たる事務所を東京都新宿区歌舞伎町2-1-2 HANROKUビル3階に移転[36]。
- BONDプロジェクト、ライトハウスと共に初年度から東京都の委託団体に選出[31]。
- 2022年
- 2023年
- 1月4日、東京都に対する住民監査請求の結果、Colaboが東京都から受託している2021年度の若年被害女性等支援事業について、経費精算に一部不当な点があるとして都に再調査を指示。不適切な委託料があれば返還請求するよう勧告した[42]。
- 3月3日、東京都が再調査結果を発表。約192万円を経費と認めなかったが、経費2713万円の支出を確認し、委託費2600万円の返還請求をしないと結論[注 3]。
役員
- 代表理事 仁藤夢乃 2015年4月3日重任
- 副代表理事 稲葉隆久 2015年4月3日重任
- 理事 奥田知志 2015年7月17日就任
- 理事 川村百合 2015年7月17日就任
- 理事 齋藤百合子 2015年7月17日就任
- 理事 細金和子 2016年12月17日就任
- 監事 打越さく良(2018年度まで)[45][46][34]
- 監事 中村剛(2019年度以降)[34]
2015年7月17日設定、2015年9月1日登記[47]
住民監査請求・情報開示請求
この節は最新の出来事を扱っています。 |
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概要
2018年度より、東京都は若年被害女性等支援事業[注 4]をColaboに委託している[31][48]。2022年11月2日、これについて「暇空茜」と名乗る都内在住の40代の男性が「不正受給がある」などと主張して情報開示請求や住民監査請求を行った[37][49]。東京都監査委員は2023年1月4日、「本件精算には不当な点が認められ、その限りで本件請求には理由がある」として東京都福祉保健局に対し、2023年2月28日を期限に事業の実施に必要な経費の実績額を再調査し、過払いがあった場合は返還請求などをするよう勧告する監査結果を発表した[50]。都への住民監査請求で「請求人の主張に理由がある」としたのは2016年以来となる[51]。
2023年3月3日、東京都監査委員は東京都知事から通知された再調査結果を公表した。再調査ではColaboが精算の中で複数の事業を担当している税理士などの報酬を案分せず全額計上したものや、誤記で過大計上されたものなど約192万円を経費と認めなかったが、これら以外の経費2713万円は支出を確認し、支出の必要性なども認定。委託費の上限2600万円を上回る経費がかかっていることが確認されたため、Colaboに委託費の返還を求めることはなく、再調査を終了した[43][52][44]。
同月6日に一般社団法人Colabo及び同仁藤夢乃代表理事弁護団は声明を発表し、「Colaboの会計処理に不正はないことが明らかになり、受託料の返還は一切求められませんでした」「Colaboは今後も女性のプライバシーを守りながら、若年女性支援継続のために最適な方法を模索してまいります」「委託契約の受託者としての市民への説明責任についても、東京都側と適切に協議していく所存です」と報告した[53]。
前段
暇空茜はColaboに対して様々な主張をしており、Colaboは2022年11月29日、団体と代表理事の仁藤夢乃に対するデマ拡散や誹謗中傷などインターネット上の攻撃が主にTwitter、YouTube、noteなどにおいて過激化しているとして、暇空に対して、計1100万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。弁護団は投稿を拡散させた人などへの訴訟も検討し、刑事訴訟も含むあらゆる措置を講ずる方針も表明した[38][39][40]。
2022年12月26日、Colabo代表の仁藤は自らが構成員を務める困難な問題を抱える女性への支援に関する法律有識者会議(厚生労働省の主催)に提出した資料で、Colabo利用者の意見として「情報開示請求を悪用されて、シェルターの場所を特定しようとしたり、私たちの個人情報がさらされるのではないかと不安です」「医療費や食費は私たちが使ったお金だから、私たちが行っていた病院、通っている病院、どこで買い物をし、どこで生活しているのかが、行政に知られるのも正直怖いのに、 全く知らない第三者に、そしてこうした攻撃をする人たちに情報開示請求によって知られるかもしれないことは、自分の命の危機と隣り合わせだと思います」などの懸念が出ていることを報告した[54]。
2022年12月29日、Colabo・仁藤夢乃さん代理人弁護士一同は住民監査請求結果の断片的な情報が出回っているとして、「東京都に対する住民監査請求の結果に関する一部情報について」という声明を公表し、「なお従来から申し上げているとおり、Colaboは不正な公金利用(当該事業と無関係な目的への支出や私的流用や虚偽請求など)は一切行っていません」と主張した[55]。
監査詳細
請求人(暇空茜)はColaboが2018年度の東京都若年被害女性等支援事業事業委託契約に基づき東京都に提出した事業計画書と実施状況報告書、Colaboが自己公表している活動報告書から不正会計の疑義を主張した[56]。東京都監査委員に対する監査対象局(福祉保健局)の説明では、Colaboが東京都に提出した事業計画書と実施状況報告書の事業実績額は実際の事業実績額と異なり、実績額はそれ以上に発生していたため[57]、東京都監査委員はColaboの台帳に記録された内容を元に調査を行った[56]。
2022年12月28日、監査委員は「本件経費[注 5]として計上していることは確認できる」などとして請求人の主張の大半を妥当ではないと退けた[58]。これを受け、一般社団法人Colabo及び同代表理事仁藤夢乃代理人弁護団は「東京都に対する住民監査請求結果について」とする声明で「Colaboに対して行われてきた非難攻撃の大半は監査委員によって事実ではないことが確認され、退けられるに至りました」「見直しや改善が必要ということであれば指導に従い、適切に対処していきます」などと発表した[59]。また、2023年1月22日にも「Colaboの会計に不正がある」との言説はデマであります。そのことは、2023年1月4日公開の住民監査請求結果で明らかにされています」と声明を発表した[60]。
一方で、監査委員は人件費のうち税理士と社労士の報酬を按分計上せず全額計上した点を「請求人の主張の一部には理由がある」とした[58]。具体的には、「本事業の実施に必要な経費として法人A(注:Colabo)が台帳に記録した経費」の内容について、地方自治法242条で定める違法な事項と不当な事項のうち、不当な事項として「委託事業の経費として計上するに当たり不適切な点があるもの」及び「委託事業の経費として計上するに当たり妥当性が疑われるもの」を指摘した[58][61]。
「不適切な点があるもの」と認めたのは、以下の項目である[61]。
- (人件費、法定福利費について) 給与について、事業への従事割合によって委託事業の経費として按分をしたという説明がされたが、按分の根拠となる考え方が不明瞭で、その実態が不統一であり不適切である。また、按分の考え方に基づき按分すべき法定福利費、税理士報酬等については按分せず全額計上しており不適切である。一方で給与については総支給額を計上せず、所得税等の税額を控除した後の金額を計上しており、過少計上となっている。
- (領収書について)本事業の特性上やむを得ない事由があることは理解できるものの、証ひょう書類としての性質上、領収書として認められるか否か疑義が生じるような領収書が含められていることは不適切である。また、領収書が示されていない事項が本件経費に計上されていることは不適切である。
- (事業実績額の内訳の記載について)本件事業実績額の内訳には実際とは異なる備品や購入していない備品が記されており、実態を正確に反映せずに本件事業計画書の事業所要額の内訳をそのまま転記したものと思われるものが見受けられることは不適切である。
- (履行確認について)本件契約の履行確認において、本件契約の仕様書に記載のアウトリーチ支援のうち、「①夜間見回り等」では、「声掛けや相談支援を原則として週1回程度実施する。または、都内繁華街などに常設の相談場所を設置し、原則週1回以上若年被害女性等の相談に応じる」とされているところ、本件実施状況報告書では、特定の事業によるアウトリーチ実施回数と声掛けをした人数や参加者数の記載にとどまることは、その実態が把握できず不適切である。
「妥当性が疑われるもの」と認めたのは、以下の項目である[61]。
- (給食費、宿泊支援費について)対象人数が不明であるものの、一回当たりの支出が比較的高額なレストランでの食事代やホテルの宿泊代、また食事代とは理解し難い物品の購入代が計上されている。さらに、宿泊支援費について都外遠隔地での宿泊代が計上されていることなど、本件契約の仕様書に記載される文言そのものからは委託事業の経費として計上することに妥当性が疑われるものが見受けられる。
監査委員は東京都福祉保健局に対して再調査を勧告し[49][58]、本事業が補助事業ではなく委託事業であること、また、本事業が公金を使用する事業であることをあらためて法人(Colabo)に指導徹底することなど6点の意見も付けた[62]。
2023年1月6日、厚生労働大臣の加藤勝信は記者会見で、監査結果を受けた若年被害女性等支援事業に関する国の対応を問われ「委託契約や契約履行については特段の問題が認められず(中略)都に損害をもたらす関係にないとした上で、委託費の精算の一部については妥当性を欠くものと指摘され(中略)再調査および返還請求等の適切な措置を講じることと勧告されたと承知している」との認識を表明。「厚労省としては東京都における再調査結果などの報告を踏まえ、必要な対応を行っていきたいと考えております。」と述べた[63]。
活動に対する妨害
Colaboは、2023年1月18日に実施した「バスカフェ」で、複数の男性による直接の妨害行為があったことを報告し、ナチスドイツのクリスタルナハト、京都朝鮮学校襲撃事件に類する憎悪犯罪だと批難。所轄の警察署に被害届を提出する方針を示している[60][64]。2月1日のバスカフェでは女性50人が集結し、「女たちの壁」を築いて活動の妨害を防いだ[65]。
国会での紹介
Colaboは国会で野党が活動を取り上げることもある。2022年度までに各政党が取り上げた回数は日本共産党が9、立憲民主党が3、日本維新の会が1、社会民主党が1、 NHK党が1。
年月 | 場所 | 政党 | 発言者 | 発言内容(要旨) | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
2016年3月11日 | 衆議院内閣委員会 | 日本共産党 | 池内さおり | Colaboおよび代表の仁藤の活動を紹介し、国が請け負うべき事業ではないかと質問。 | [17] |
2020年4月29日 | 参議院予算委員会 | 立憲民主党 | 蓮舫 | Colaboを視察した馳浩によりセクハラが行われたとする仁藤からの告発(馳浩#不祥事)について、安倍晋三から自民党総裁として馳議員に厳重注意を要請。および、特別定額給付金の配布先を世帯主ではなく支援センターにするように要請。 | [66] |
2020年5月21日 | 参議院文教科学委員会 | 日本共産党 | 吉良よし子 | 性暴力被害を抑止する活動をしているNGO団体の1つとしてColaboを紹介。 | [67] |
2020年5月21日 | 参議院 法務委員会 | 日本共産党 | 本村伸子 | 家にいられない若年者からの相談がColaboに殺到していることを紹介し、総務省からの連絡を徹底し、支援するように要請。 | [68] |
2020年11月17日 | 衆議院 総務委員会 | 日本共産党 | 山添拓 | Colaboなど若年被害女性等支援モデル事業が来年度から本格実施となるが、どのように支援策を拡充する計画かを質問。「仁藤から直接に話されたわけではないが」と前置きした上で、国が計画した予算2600万円よりも大幅な増額が必要であることを説明。 | [69] |
2021年3月10日 | 衆議院法務委員会 | 日本共産党 | 藤野保史 | 韓国のアウトリーチ事業を引き合いに出し、Colaboに対する支援額の不足を指摘。厚生労働省は補助単価を過去3年間は1070万円、当年度は2670万円に引き上げた旨を答弁したが、藤野はシェルター運営費だけで2795万円の費用がかかっており、不足していると指摘し、抜本的な財政支援の拡充を要請。 | [18][19] |
2021年3月19日 | 参議院予算委員会 | 立憲民主党 | 蓮舫 | 未成年女子の貧困を説明する際にColaboの活動を紹介。 | [70] |
2021年3月25日 | 衆議院本会議 | 立憲民主党 | 池田真紀 | 少年法等の一部を改正する法律案に関して、虞犯の対象から18/19歳が除外されること対して、典型的な虞犯は性風俗産業やJKビジネスであり、性搾取された少女が対象になると反対意見を述べた際の根拠として、Colaboの声かけ活動など現場を見てきたことを挙げる。 | [71] |
2021年4月9日 | 衆議院法務委員会 | 日本共産党 | 藤野保史 | 少年法等の一部を改正する法律案の審議で、虞犯の対象から18/19歳が除外されること対して、2020年度のColabo利用者は1200人以上で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言下での相談者の大半は知的障害や重い精神疾患を抱え、性産業で搾取されながら路上生活やネットカフェ生活を強いられている少女たちだったという仁藤からの聴取結果を述べ、このような少女たちが虞犯になる可能性を示唆して反対を行った。 | [72] |
2021年4月14日 | 衆議院法務委員会 | 日本共産党 | 藤野保史 | 少年法等の一部を改正する法律案の審議で、虞犯の対象から18/19歳が除外されること対して、典型的な虞犯は性風俗産業やJKビジネスであり、JKビジネスとか性産業で搾取される女性はコロナ禍で激増しているという仁藤からの聴取結果を述べ、反対を行った。 | [73] |
2021年5月6日 | 参議院法務委員会 | 日本共産党 | 山添拓 | 少年法等の一部を改正する法律案の審議で、Colabo理事(NPO法人のカリヨン子どもセンター理事も兼ねる)川村百合が参考人として招致される。 | [74] |
2022年4月12日 | 参議院厚生労働委員会 | 社民党 | 福島瑞穂 | 困難な問題を抱える女性支援法の審議で、Colabo(ほかに、BOND、若草プロジェクト)より、行政の下請機関ではなく対等の立場で問題を解決をするため、地方公共団体の関与を排除する要望があることを紹介し、政府に見解を求めた。 | [75] |
2022年11月16日 | 衆議院法務委員会 | 日本共産党 | 本村伸子 | 名古屋市内に住む15歳の女性が児童相談所の窓から転落した事件した事件を追及する際に、「今回の痛ましいこの事件を受けて、もし名古屋に、愛知にColaboさんのような取組があれば救えたかもしれないというふうに私は思いました。」と発言。 | [76] |
2022年12月6日 | 衆議院法務委員会 | NHK党 | 浜田聡 | 東京都からColaboに委託している事業等の会計処理について、政府の見解を提示するように要請。 | [77] |
2023年1月23日 | 参議院 | 日本維新の会 | 音喜多駿 | Colaboに対する住民監査請求・情報開示請求に関連し、Colaboや同様の事業について、29項目からなる疑問・問題点を挙げ、政府の見解を問う質問主意書を提出。 | [78][79] |
脚注
注釈
出典
- ^ a b “2021年 活動報告書” (PDF). 一般社団法人Colabo. 2022年12月4日閲覧。
- ^ “街さまよう少女に居場所を”. 大手小町 (2019年2月10日). 2023年1月17日閲覧。
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- ^ a b 仁藤夢乃『難民高校生----絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル』英治出版、2013年、231-242頁。ISBN 978-4-86276-155-2。OCLC 834047024。
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: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ 仁藤夢乃 (29 October 2014). "仁藤夢乃さん(その2)". ぼくらのリアル☆ピース (Interview). Interviewed by 中村未絵. 2015年6月16日閲覧。
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: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ “東京都に渋谷サテライト教室『Colabo女子高等学院コース』を開設!”. 代々木高等学校 (2013年7月2日). 2015年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月10日閲覧。
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関連項目
外部リンク
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