東野篤子

東野 篤子

人物情報
生誕	1971年（52 - 53歳）
国籍	日本
出身校	慶應義塾大学大学院法学研究科・法学部 バーミンガム大学大学院政治・国際関係研究科
配偶者	鶴岡路人
学問
研究分野	国際関係論、ヨーロッパの国際政治
研究機関	筑波大学
学会	ウクライナ研究会

東野 篤子（ひがしの あつこ、1971年 - ）は、日本の国際政治学者、国際関係学者である。筑波大学人文社会系教授、ウクライナ研究会副会長を務め、EU・ロシア関係などEUの対外政策を専門とする。

配偶者は慶應義塾大学総合政策学部准教授の鶴岡路人。

来歴

10代の5年間をイギリスで過ごした。立教英国学院を経て、立教女学院高等学校を卒業。慶應義塾大学法学部政治学科を卒業し、同大学院法学研究科政治学専攻博士課程を単位取得退学する。バーミンガム大学大学院政治・国際関係研究科で博士号（政治学）を修得する。

2007年4月に広島市立大学国際学部准教授、2010年4月に筑波大学人文社会系国際公共政策専攻准教授に就く。

2018年1月に国際安全保障学会の編集委員会編集委員に就き、2020年から日本国際政治学会の国際交流委員会に所属し、2021年7月にウクライナ研究会副会長に就く。日本経済新聞やプレジデントONLINEなどにも論文を寄稿している。

ロシアがウクライナへの侵攻を開始した2022年2月24日に、公益財団法人日本国際フォーラムが催したウェブセミナー「ロシア・ウクライナ情勢への日米欧の対応」に専門家として参加した。以後テレビなど各種のマスメディアにウクライナ侵攻について解説者として出演している。先進7か国が国際銀行間通信協会 (SWIFT) からロシアの主要銀行を排除するなどの経済制裁を決めたことについて、3月9日の読売新聞朝刊で「『オリガルヒ』と呼ばれるロシア新興財閥の幹部が、プーチン氏に忠誠を尽くしてきたのは損得勘定からだ。制裁で苦境に陥れば、オリガルヒらの『プーチン離れ』は一気に進むだろう」との見解を示した。

2022年4月1日、筑波大学人文社会系教授に昇任。

2023年7月25日、一般人女性Aが東野と交流がある中村逸郎が商業施設の駐車場にいたところを無断で撮影、脅迫およびストーカーすることを呼びかけていたことを東野が発見し中村に注意するよう伝えていたことが週刊誌FLASHの電子版で報じられた[17]。このフェイク記事によってAは夜中に自宅近くに車三台が乗りつけるという嫌がらせに会い怖くて外出ができなくなったうえに、職場にも噂が流れ退職を余儀なくされたため、多大な精神的苦痛を受けている。また、警察官立ち合いの下、記者を事情聴取した際、週刊誌発売前にAへ内容を確認する約束したが、反故にされた。そのため警察官のアドバイスに従いストーカー被害の刑事告訴に至った。さらに当該のFLASH記事は東野本人が依頼したという噂もある。

著書・訳書

• 臼井陽一郎、東野篤子、福井英次郎、松尾秀哉、スティーブン・デイ、明田ゆかり、武田健、関根豪政、市川顕、小山晶子、福海さやか、小松﨑利明、小林正英、金敬黙『EUの規範政治―グローバルヨーロッパの理想と現実』ナカニシヤ出版、2015年6月15日。ISBN 978-4779509261。 
• G・ベルトラン、A・ミシャルスキ、L・ペンク編著、小久保康之監訳、小林正英・東野篤子訳『ヨーロッパ2010――EU・世界を読み解く5つのシナリオ』ミネルヴァ書房、2000年。ISBN 9784623033218。
• アンツェ・ヴィーナー、トマス・ディーズ 編、東野篤子 訳『ヨーロッパ統合の理論』勁草書房、2010年11月26日。ISBN 978-4326301928。 
• ハンス・モウリッツェン、アンデルス・ウィヴェル 著、蓮見雄、小林正英、東野篤子 訳『拡大ヨーロッパの地政学』文眞堂、2011年5月15日。ISBN 978-4830947032。 

外部リンク

• 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) - X（旧Twitter）
• 東野篤子 - 筑波大学
• 東野篤子 - researchmap