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「人権派」の版間の差分

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{{観点|date=2006年7月}}
'''人権派'''(じんけんは)とは、主に[[人権]]の尊重・擁護のために積極的に活動する者を指す呼称<ref>{{Cite web|和書|title=中国、人権派弁護士に実刑判決|url=https://www.nikkei.com/article/DGKKZO40556240Y9A120C1FF8000/|website=日本経済新聞|date=2019-01-29|accessdate=2019-02-14|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=中国の人権派弁護士に実刑判決 不透明な司法手続き 国際的な批判は必至|url=https://mainichi.jp/articles/20190128/k00/00m/030/233000c|website=毎日新聞|accessdate=2019-02-14|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |url = https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241031/k10014624441000.html |archiveurl = https://web.archive.org/web/20241222091149/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241031/k10014624441000.html |author = |title = 中国 著名な人権派元弁護士に懲役3年 政権転覆あおった罪|website = www3.nhk.or.jp|publisher = |date = 2024-10-31|archivedate = 2024-12-22|accessdate = 2024-12-22}}</ref>。
'''人権派'''(じんけんは)とは、主に[[人権]]の尊重・擁護のために積極的に活動する者を指す呼称<ref>{{Cite web|和書|title=中国、人権派弁護士に実刑判決|url=https://www.nikkei.com/article/DGKKZO40556240Y9A120C1FF8000/|website=日本経済新聞|date=2019-01-29|accessdate=2019-02-14|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=中国の人権派弁護士に実刑判決 不透明な司法手続き 国際的な批判は必至|url=https://mainichi.jp/articles/20190128/k00/00m/030/233000c|website=毎日新聞|accessdate=2019-02-14|language=ja}}</ref>。


== 概念 ==
== 概念と用例 ==
薬害被害など医療訴訟において少額の[[報酬]]で請け負うなど弱者救済の活動を続ける弁護士<ref>{{Cite web |url = https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-69731-4 |archiveurl = |author = |title = 「人権派弁護士」の常識の非常識|website = www.php.co.jp|publisher = |date = |archivedate = |accessdate = 2024-12-22}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://toyokeizai.net/articles/-/18284?page=2|title=人権派弁護士は食えるのか?|accessdate=2018-12-26}}</ref>、或いは、[[中国民主化運動]]の[[弁護士]]<ref>{{Cite web |url = https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240709/k10014506631000.html |archiveurl = https://web.archive.org/web/20241227025528/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240709/k10014506631000.html |author = |title = 中国 政権転覆謀った罪で服役の元人権派弁護士 出所も監視下か|website = www3.nhk.or.jp|publisher = NHK|date = 2024-07-09|archivedate = 2024-12-27|accessdate = 2024-12-27}}</ref>あるいは[[活動家]]<ref>{{Cite web |url = https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/82938 |archiveurl = |author = 譚璐美|title = 「中国に寝返って諜報活動」の容疑で米国在住の中国民主活動家を逮捕、背信の裏にあった中国の容赦ない破壊工作|website = jbpress.ismedia.jp|publisher = |date = 2024-08-31|archivedate = |accessdate = 2024-12-24}}</ref>などに他称される<ref>{{Cite web |url = https://www.eeas.europa.eu/node/57291_ja |archiveurl = |author = |title = 中国の人権派弁護士、王全璋氏の判決を受けたEU報道官の声明|website = www.eeas.europa.eu|publisher = EEAS|date = |archivedate = |accessdate = 2024-12-23}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180713-00000000-jnn-int|title=深刻化する中国の人権問題(TBS系(JNN))|accessdate=2018-07-14}}</ref>[[北朝鮮民主化促進運動]]の活動家に対しても用いられる<ref>{{Cite web |url = https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63279 |archiveurl = |author = 古森義久|title = 北朝鮮批判ビラを許さい文在寅歪んだ人権感覚|website = jbpress.ismedia.jp|publisher = |date = 2020-12-16|archivedate = |accessdate = 2024-12-23}}</ref>。{{仮リンク|香港民主化促進運動|zh|香港民主運動}}の活動家<ref>{{Cite web |url = https://news.yahoo.co.jp/articles/4b6d9d8f8510d2c9fea0f19ef3dc81c7fd884335
薬害被害など医療訴訟において少額の[[報酬]]で請け負うなど弱者救済の活動を続ける弁護士<ref>{{Cite web|和書|url=https://toyokeizai.net/articles/-/18284?page=2|title=人権派弁護士は食えるのか?|accessdate=2018-12-26}}</ref>、或いは、[[中国民主化運動]]の弁護士活動家<ref>{{Cite web|和書|url=https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180713-00000000-jnn-int|title=深刻化する中国の人権問題(TBS系(JNN))|accessdate=2018-07-14}}</ref>などに他称されるが、自称するケース([[山口那津男]]は自ら[[選挙ポスター]]でこの言葉を用い<ref>山口『っちゃん挑戦』凰書院</ref>)もある
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== 用例 ==
== 弁護士 ==
[[弁護士]]の[[安田好弘]]は、[[宮崎学]]・[[魚住昭]]らとの鼎談<ref>{{Cite web |url = http://moura.jp/scoop-e/chokugen/special/060607/index.html |archiveurl = https://web.archive.org/web/20060617101833/http://moura.jp/scoop-e/chokugen/special/060607/index.html |author = |title = 直言増刊2号・宮崎学×安田好弘×魚住昭「検察国家日本を切る」第一回|website = moura.jp|publisher = 宮崎学責任編集「直言」|date = |archivedate = 2006-06-17|accessdate = 2024-12-23}}</ref>において「『人権派弁護士』というのは、弁護士にとって有益な看板となっていました。『ブル弁』と呼ばれる人たちと対比され、民主的、知性的、学究的、清廉で優秀などというプラスの雰囲気を醸(かも)し出していましたし、世間も一目置いていました。実は、『ブル弁<ref>{{Cite web |url = https://toyokeizai.net/articles/-/15443 |archiveurl = |author = |title = 弁護士業界の最強集団”ブル弁”の生態とは?|website = toyokeizai.net|publisher = |date = |archivedate = |accessdate = 2024-12-22}}</ref>』のほうが、『人権派弁護士』より異端だったんですね。」と述べた上で、「しかし、『人権』の問題がシビアになってきて、少数派に追い込まれ、しかも社会の共感を得られなくなってくると、『人権派弁護士』という存在が、一気に瓦解していくんですよね。」としている。
弁護士の[[安田好弘]]は、[[宮崎学]]・[[魚住昭]]らとの鼎談<ref>宮崎学、安田好弘|直言増刊2号・宮崎学×安田好弘×魚住昭「検察国家日本を切る」第一回
http://moura.jp/scoop-e/chokugen/special/060607/index.html</ref>において「『人権派弁護士』というのは、弁護士にとって有益な看板となっていました。『ブル弁』と呼ばれる人たちと対比され、民主的、知性的、学究的、清廉で優秀などというプラスの雰囲気を醸(かも)し出していましたし、世間も一目置いていました。実は、『ブル弁』のほうが、『人権派弁護士』より異端だったんですね。」と述べた上で、「しかし、『人権』の問題がシビアになってきて、少数派に追い込まれ、しかも社会の共感を得られなくなってくると、『人権派弁護士』という存在が、一気に瓦解していくんですよね。」としている。


== 揶揄 ==
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== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[差別]]
* [[差別]]
* [[逆差別]]
* [[逆差別]]
* [[人権屋]]{{Efn|蔑称として使われることが多い。}}
* [[人権屋]](別称として使われることが多い。


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== 参考文献 ==
*小林正啓『こんな日弁連に誰がした?』 平凡社
*森達也・森巣博 『ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日本人』 集英社


== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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2024年12月29日 (日) 04:57時点における最新版

人権派(じんけんは)とは、主に人権の尊重・擁護のために積極的に活動する者を指す呼称[1][2]

概念と用例

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薬害被害など医療訴訟において少額の報酬で請け負うなど弱者救済の活動を続ける弁護士[3]、或いは、中国民主化運動の弁護士・活動家[4]などに他称されるが、自称するケース(山口那津男は自らの選挙ポスターでこの言葉を用いた[5])もある。

弁護士

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弁護士の安田好弘は、宮崎学魚住昭らとの鼎談[6]において「『人権派弁護士』というのは、弁護士にとって有益な看板となっていました。『ブル弁』と呼ばれる人たちと対比され、民主的、知性的、学究的、清廉で優秀などというプラスの雰囲気を醸(かも)し出していましたし、世間も一目置いていました。実は、『ブル弁』のほうが、『人権派弁護士』より異端だったんですね。」と述べた上で、「しかし、『人権』の問題がシビアになってきて、少数派に追い込まれ、しかも社会の共感を得られなくなってくると、『人権派弁護士』という存在が、一気に瓦解していくんですよね。」としている。

揶揄

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揶揄として使用されることもある[7][8]

脚注

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  1. ^ 中国、人権派弁護士に実刑判決”. 日本経済新聞 (2019年1月29日). 2019年2月14日閲覧。
  2. ^ 中国の人権派弁護士に実刑判決 不透明な司法手続き 国際的な批判は必至”. 毎日新聞. 2019年2月14日閲覧。
  3. ^ 人権派弁護士は食えるのか?”. 2018年12月26日閲覧。
  4. ^ 深刻化する中国の人権問題(TBS系(JNN))”. 2018年7月14日閲覧。
  5. ^ 山口『なっちゃんの挑戦』凰書院
  6. ^ 宮崎学、安田好弘|直言増刊2号・宮崎学×安田好弘×魚住昭「検察国家日本を切る」第一回 http://moura.jp/scoop-e/chokugen/special/060607/index.html
  7. ^ 森達也森巣博 『ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日本人』 集英社、2005年10月、163頁。ISBN 9784087203141
  8. ^ 小林正啓『こんな日弁連に誰がした?』平凡社〈平凡社新書〉、2010年2月、52―53頁、56―58頁、170―171頁頁。ISBN 978-4582855098 

関連項目

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