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{{日本の大学
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この記事は[[Wikipedia:ウィキプロジェクト 大学/大学テンプレート (日本国内)]]にしたがって作成されています。
-->
{{大学
| 大学名= 秋田公立美術大学
| 大学名= 秋田公立美術大学
| ふりがな= あきたこうりつびじゅつだいがく
| 英称= Akita University of Art
| 画像= Akita University of Art 20190602.jpg
| 画像= Akita University of Art 20190602.jpg
| pxl= 300
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| 画像説明= キャンパス(2019年6月)
| 画像説明= 秋田公立美術大学(2019年6月)<br />{{Maplink2|frame=yes|plain=yes|type=point|zoom=14|frame-align=center|frame-width=270|coord={{coord|39|41|11.4|N|140|5|26.96|E}}|marker=college}}<br />{{Right|{{location map |Japan Akita#Japan|width=200|lat_deg = 39.686 |lon_deg = 140.09}}}}
| 大学設置年= 2013年
| 大学設置年= [[2013年]]
| 創立年= 1952年
| 創立年= [[1952年]]
| 学校種別= 公立
| 学校種別= 公立
| 設置者= [[公立大学法人|公立大学法人秋田公立美術大学]]
| 設置者= [[公立大学法人]]秋田公立美術大学
| 国= 日本
| 国= 日本
| 本部所在地= [[秋田県]][[秋田市]]新屋大川町12番3号
| 本部所在地= [[秋田県]][[秋田市]]新屋大川町12番3号
|緯度度=39|緯度分=41|緯度秒=8.87|経度度=140|経度分=5|経度秒=17.9| キャンパス=
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| 学部= [[美術学部]]
| 学部= [[美術学部]]
| 研究科=
| 研究科=
| 大学の略称= 秋美(あきび)、AUA <ref>{{Cite web|和書|title=もっと身近に、秋美のアート 今年も開催!「AKIBI ARTs MARKET 2020」|url=https://www.artscenter-akita.jp/archives/11122|website=アーツセンターあきた|accessdate=2020-09-15|language=ja}}</ref>
| ウェブサイト= https://www.akibi.ac.jp/
| ウェブサイト= https://www.akibi.ac.jp/
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|ロゴ=Akita University of Art Logo.svg}}
'''秋田公立美術大学'''(あきたこうりつびじゅつだいがく、{{lang-en|Akita University of Art}})は、[[秋田県]][[秋田市]]にある[[公立大学]]。[[大学の略称|略称]]は'''秋美'''(あきび)、'''AUA'''<ref>{{Cite web|和書|title=もっと身近に、秋美のアート 今年も開催!「AKIBI ARTs MARKET 2020」|url=https://www.artscenter-akita.jp/archives/11122|website=アーツセンターあきた|accessdate=2020-09-15|language=ja}}</ref>。
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※ここまでは上記テンプレートへ入力すれば自動的に反映されます。
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== 概観 ==
== 概観 ==
{{出典の明記| date = 2023年5月| section = 1}}<!--
{{出典の明記|date=2023年5月|section=1}}
※この項目では大学の基礎データを以下の節でまとめる。
-->


=== 大学全体 ===
=== 大学全体 ===
[[秋田公立美術工芸短期大学]]が[[2013年]](平成25年)に[[大学|4年制大学]]移行によって設置された大学で、東北地方の[[公立大学]]では唯一の[[美術大学|美術系大学]]となる、[[美術学部]]1学部の[[単科大学]]である。
<!--
※「大学全体」は、あくまでその大学の「全体像」を大まかにまとめる部分である。長さの目安は400字程度。また、本プロジェクトで討議された文章表現の基準に準拠する必要がある。特にその大学にとって特段の大きな意味を有さないこと、時限的な事象を大きくとりあげることにならないよう留意する必要が認められる。
記載内容は、大学の全体について平均的に記述し、特定の学部・研究科などを大きく取り上げる形にならないように留意する。また、できるだけ曖昧な表現の使用はさけ、より具体的でかつ確定的なことを中心に記載する。なお、その際、文章が増えることがあるが、節全体の文章量も十分に考慮する。さらに歴史的・社会的にどのような価値を持つのかが関係者以外でも理解できるように記述する。
-->


[[秋田公立美術工芸短期大学]]が[[2013年]](平成25年)に[[大学|4年制大学]]移行によって設置された大学で、東北地方の[[公立大学]]では唯一の[[美術大学|美術系大学]]となる、[[美術学部]]1学部の[[単科大学]]である。なお、[[美術]]とは本来[[工芸]]分野を包摂するより広い概念であるということに鑑み、4年制大学移行にあたっては大学名から「工芸」し、秋田公立美術大学とした。同時に公立大学法人立へと移行しており、[[秋田市]]が設立する公立大学法人秋田公立美術大学を大学の設置者としている。
なお、[[美術]]とは本来[[工芸]]分野を包摂するより広い概念であるということに鑑み、4年制大学移行にあたっては大学名から「工芸」た。同時に公立大学へと移行しており、[[秋田市]]が設立する'''公立大学法人秋田公立美術大学'''を大学の設置者としている。


=== 建学の理念 ===
=== 建学の理念 ===
<!--
※この項目はそれぞれの大学に応じて「校訓」「学是」「憲章」などの適切な節名を用いる。なお、校訓などが長文となる場合は、[[著作権]]に注意すること。最後に改訂されてから50年が経過していれば全文の紹介が可能であるが、そうではない場合には概略に止め、全文は公式サイトへのリンクで代用するという手段がある。
-->

建学にあたって、以下の4つの基本理念が制定されている。
建学にあたって、以下の4つの基本理念が制定されている。


49行目: 32行目:
* 秋田から世界へ発信するグローバル人材を育成する大学
* 秋田から世界へ発信するグローバル人材を育成する大学
* まちづくりに貢献し、地域社会とともに歩む大学
* まちづくりに貢献し、地域社会とともに歩む大学
<!--
=== 教育および研究 ===
※大学の学問的な特徴の概略をこちらでまとめる。各学部ごとに詳細な内容をまとめる必要がある場合は後述の学部をまとめた項目で記すこと。さらに歴史的・社会的にどのような価値を持つのかが関係者以外でも理解できるように記述する。
--><!--
=== 学風および特色 ===
※ここで大学全体の学風や特色を端的にまとめる。具体的な数字データや学生生活の詳細は別項でまとめる。あくまでここは概略である。さらに歴史的・社会的にどのような価値を持つのかが関係者以外でも理解できるように記述する。
-->


== 沿革 ==
== 沿革 ==
(沿革節の主要な出典は公式サイト<ref>{{Cite web |url=https://www.akibi.ac.jp/about/history |title=沿革 |publisher=秋田公立美術大学 |accessdate=2019-03-28}}</ref><!-- 別の出典で記事を追加するには出典をその追加記事の後に脚注を導入して付け加えて下さい。 -->)

2012年(平成24年)11月1日に[[大学設置・学校法人審議会]]が[[文部科学省]]に新設の認可を答申したが、翌2日に[[田中眞紀子]][[文部科学大臣]]が他の2つの[[私立大学]]とともに不認可にし物議を醸した<ref>[https://web.archive.org/web/20121103075208/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121103-OYT1T00216.htm 田中文科相考え直して…編入希望絶たれた短大生] - 2012年11月3日14時38分 讀賣新聞(YOMIURI ONLINE)</ref><ref group="注">田中は、就任間もない大臣(前月10月1日就任)が大学の認可・不認可という重要事項を自分の一存で決められるものではなく、事務方(文部科学官僚)の意向に沿っただけであるとしている。</ref>。[[世論]]・[[マスメディア|マスコミ]]の反発を受けて同月8日、正式に設置が認可され、文部科学省[[高等教育局]]長の[[板東久美子]](文部科学省からの出向で秋田県[[副知事 (日本)|副知事]]だったこともある)から直接認可状が手渡され<ref>[http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/121110-4.html 文科省、秋田・愛知の2大に認可書] - 平成24年11月10日 [[日刊紙]]・[[世界日報]]. 2014年4月2日閲覧。</ref>、2013年(平成25年)4月に開学した。
2012年(平成24年)11月1日に[[大学設置・学校法人審議会]]が[[文部科学省]]に新設の認可を答申したが、翌2日に[[田中眞紀子]][[文部科学大臣]]が他の2つの[[私立大学]]とともに不認可にし物議を醸した<ref>[https://web.archive.org/web/20121103075208/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121103-OYT1T00216.htm 田中文科相考え直して…編入希望絶たれた短大生] - 2012年11月3日14時38分 讀賣新聞(YOMIURI ONLINE)</ref><ref group="注">田中は、就任間もない大臣(前月10月1日就任)が大学の認可・不認可という重要事項を自分の一存で決められるものではなく、事務方(文部科学官僚)の意向に沿っただけであるとしている。</ref>。[[世論]]・[[マスメディア|マスコミ]]の反発を受けて同月8日、正式に設置が認可され、文部科学省[[高等教育局]]長の[[板東久美子]](文部科学省からの出向で秋田県[[副知事 (日本)|副知事]]だったこともある)から直接認可状が手渡され<ref>[http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/121110-4.html 文科省、秋田・愛知の2大に認可書] - 平成24年11月10日 [[日刊紙]]・[[世界日報]]. 2014年4月2日閲覧。</ref>、2013年(平成25年)4月に開学した。


=== 年表 ===
; 年表
* [[2013年]](平成25年)4月1日 - 開学<ref>{{Cite web |url=https://www.akibi.ac.jp/about/history |title=沿革 |publisher=秋田公立美術大学 |accessdate=2019-03-28}}</ref>。
==== 大学設置以前 ====
* [[1952年]](昭和27年)[[6月10日]] - '''秋田市立工芸学校'''設立
* [[1975年]](昭和50年)[[4月1日]] - '''秋田市立美術工芸専門学校'''と改称。
* [[1995年]](平成7年)4月1日 - 秋田市立美術工芸専門学校の短大化と課程改組にともない'''秋田公立美術工芸短期大学'''開学。

==== 大学設置以後 ====
* [[2013年]](平成25年)4月1日 - '''秋田公立美術大学'''開学。


== 基礎データ ==
== 基礎データ ==
* 所在地:[[秋田県]][[秋田市]]新屋大川町
{{出典の明記| date = 2023年5月| section = 1}}
* 交通アクセス:[[新屋駅 (秋田県)|新屋駅]]([[羽越本線]])下車

=== 所在地 ===
* [[秋田県]][[秋田市]]新屋大川町
<!--
※ここではキャンパスの名称と所在地のみ記す。所在地表記は簡略して記す。
-->

=== 象徴 ===
<!--
※校歌・校章・校旗・シンボルマーク・スクールカラーなどの大学を示す象徴はこの項目にまとめる。
-->


== 教育および研究 ==
== 教育および研究 ==
{{出典の明記| date = 2023年5月| section = 1}}

=== 組織 ===
=== 組織 ===
==== 学部 ====
==== 学部 ====
<!--
※学士の課程が学部でない場合(学群・学系制度など)は、節名を適切なものにして、学部以外の学士の課程であることを文章で説明すると良い。また、学科が置かれず課程を置く学部の場合も同様である。
-->
* [[美術学部]]
* [[美術学部]]
** 美術学科
** 美術学科 ※各専攻へは3年次(現在は2年時後期へ移行)から所属
*** アーツ&ルーツ専攻
*** アーツ&ルーツ専攻
*** ビジュアルアーツ専攻
*** ビジュアルアーツ専攻
102行目: 55行目:


==== 大学院 ====
==== 大学院 ====
2015年に大学院美術総合研究科(仮称)の基本構想を発表した<ref>{{Cite news|title=秋田公立美大が17年春設置の大学院構想を発表|agency=[[朝日新聞社]]|newspaper=[[朝日新聞]]|date=2015-07-08|url=http://digital.asahi.com/articles/ASH773VH1H77UBUB006.html|accessdate=2015-07-08|deadlinkdate=2016-09-06}}</ref>。2017年4月に大学院修士課程・[[複合芸術研究科]]が設置された<ref>{{Cite news|title=秋田公立美大 大学院修士課程を設置 来年4月、文科省が正式通知へ /秋田|agency=[[毎日新聞社]]|newspaper=[[毎日新聞]]|date=2016-08-28|url=http://mainichi.jp/articles/20160828/ddl/k05/100/083000c|accessdate=2016-09-06|deadlinkdate=}}</ref>。2019年(令和元年)4月に複合芸術研究科複合芸術専攻博士課程を設置。
<!--
※研究部や教育部のように研究科組織でない場合は、節名を適切なものにして、研究科以外の大学院組織であることを文章で説明する。大学院がない場合、書いていないのか未設置なのかの区別をつけるためにその旨も記述する。
-->
2017年(平成29年)4月 大学院 開学。複合芸術研究科 複合芸術専攻 修士課程を設置。


 '''・'''大学院 開学までの経過

  2015年、2017年(平成29年)4月の設置を目指し、大学院美術総合研究科(仮称)の基本構想を発表した<ref>{{Cite news|title=秋田公立美大が17年春設置の大学院構想を発表|agency=[[朝日新聞社]]|newspaper=[[朝日新聞]]|date=2015-07-08|url=http://digital.asahi.com/articles/ASH773VH1H77UBUB006.html|accessdate=2015-07-08|deadlinkdate=2016-09-06}}</ref>。

  2017年4月に、大学院修士課程・[[複合芸術研究科]]が設置された<ref>{{Cite news|title=秋田公立美大 大学院修士課程を設置 来年4月、文科省が正式通知へ /秋田|agency=[[毎日新聞社]]|newspaper=[[毎日新聞]]|date=2016-08-28|url=http://mainichi.jp/articles/20160828/ddl/k05/100/083000c|accessdate=2016-09-06|deadlinkdate=}}</ref>。

2019 年(令和元年)4月 複合芸術研究科 複合芸術専攻 博士課程を設置。

<br />
==== 短期大学 ====
==== 短期大学 ====
<!--
※学校教育法上、短期大学と大学は、それぞれが別々の1つの学校である。よって必要な場合は、独立した記事を立ててここでは簡便な記述に留める。
-->
* [[秋田公立美術工芸短期大学]] - 本学の設立母体となった短期大学。本学設置前年の2012年度をもって短期大学では学生の募集を停止しており、2013年4月より経過措置として公立大学法人秋田公立美術大学が運営した。2015年10月30日をもって閉学した。
* [[秋田公立美術工芸短期大学]] - 本学の設立母体となった短期大学。本学設置前年の2012年度をもって短期大学では学生の募集を停止しており、2013年4月より経過措置として公立大学法人秋田公立美術大学が運営した。2015年10月30日をもって閉学した。


==== 附属機関 ====
==== 附属機関 ====
<!--
※学部・研究科・別科・専攻科・(短期大学部)などの教育を行っている組織外の研究所、センター、大学博物館などは、ここでまとめる。
-->
[[ファイル:Akita University of Art, library 20161019.jpg|thumb|附属図書館]]
[[ファイル:Akita University of Art, library 20161019.jpg|thumb|附属図書館]]
* アトリエももさだ
* アトリエももさだ
132行目: 67行目:
*BIYONG POINT - [[秋田ケーブルテレビ]]内にある秋田公立美術大学ギャラリースペース。
*BIYONG POINT - [[秋田ケーブルテレビ]]内にある秋田公立美術大学ギャラリースペース。
* [[秋田公立美術大学附属高等学院]]
* [[秋田公立美術大学附属高等学院]]
* キャリアセンター
'''<!--
* 国際交流センター
※数が多い、あるいは特徴的な機関があるという場合には、上記一覧表を掲示した下へ下記のように節を入れて解説することも考慮すべきである。ただし、独立した節を入れて解説する場合、独立した節に出来るほど歴史的・社会的にどのような価値を持つのかが関係者以外でも理解できるように記述する。
-->'''
===== 社会貢献センター =====
平成30年度以降、NPO法人アーツセンターあきたとして改組。

===== キャリアセンター =====

===== 国際交流センター =====


=== 研究 ===
=== 研究 ===
<!--
※歴史的・社会的にどのような価値を持つのかが関係者以外でも理解できるように記述できる場合は、プログラムに関する列記以外に研究内容の特色を別途記すことも出来る。
-->
* [[グローバルCOEプログラム]]の採択はない。
* [[グローバルCOEプログラム]]の採択はない。
*大学を活用した文化芸術推進事業( 「ローカルメディアと協働するアートマネジメント人材育成事業」2015年度〜2017年度)
*大学を活用した文化芸術推進事業( 「ローカルメディアと協働するアートマネジメント人材育成事業」2015年度〜2017年度)
*大学における文化芸術推進事業(「AKIBI 複合芸術プラクティス 旅する地域考」2018年度より継続中)
*大学における文化芸術推進事業(「AKIBI 複合芸術プラクティス 旅する地域考」2018年度より継続中)

=== 教育 ===
<!--
※以下のプログラムに指定されたプロジェクトがあれば、以下のように項目を作り記述する。採択がない場合、書いていないのか未採択なのかの区別をつけるために<nowiki>*○○プログラムの採択はない。</nowiki>」と記述する。歴史的・社会的にどのような価値を持つのかが関係者以外でも理解できるように記述できる場合は、プログラムに関する列記以外に教育内容の特色を別途記すことも出来る。
-->
* [[現代的教育ニーズ取組支援プログラム]]
* [[特色ある大学教育支援プログラム]]
* 大学教育の国際化推進プログラム
* 大学・大学院における教員養成推進プログラム
** 開学前のプログラムであるため、いずれも未採択である。


== 各専攻の教育内容 ==
== 各専攻の教育内容 ==
{{出典の明記| date = 2023年5月| section = 1}}

=== アーツ&ルーツ専攻 ===
=== アーツ&ルーツ専攻 ===
アーツ&ルーツ専攻では既存の美術教育の領域に限定されない幅広い表現への関心を育み、地域の文化資源・歴史・伝承等を踏まえた総合芸術の実践を目指す。そのため美術作家(絵画・彫刻・アートプロジェクト)だけでなくキュレーター・人類学者・哲学者がスタッフとして関わる。[[フィールドワーク]]やリサーチ、コンセプト制作等のプロセスを非常に重視しており、2年次の現代芸術演習においてはプロジェクトに関するリサーチと発表に関する講評を行い、3年次以後の演習は作品を主軸とするものとなる。専攻科目では「アートプロジェクト演習」等の講座も設置されており、プロジェクト型アートや協働制作の教育も行われている。
アーツ&ルーツ専攻では既存の美術教育の領域に限定されない幅広い表現への関心を育み、地域の文化資源・歴史・伝承等を踏まえた総合芸術の実践を目指す。そのため美術作家(絵画・彫刻・アートプロジェクト)だけでなくキュレーター・人類学者・哲学者がスタッフとして関わる。[[フィールドワーク]]やリサーチ、コンセプト制作等のプロセスを非常に重視しており、2年次の現代芸術演習においてはプロジェクトに関するリサーチと発表に関する講評を行い、3年次以後の演習は作品を主軸とするものとなる。専攻科目では「アートプロジェクト演習」等の講座も設置されており、プロジェクト型アートや協働制作の教育も行われている。
175行目: 88行目:


=== コミュニケーションデザイン専攻 ===
=== コミュニケーションデザイン専攻 ===
; Aコース
: グラフィックデザインを基本とした、パッケージ、ウェブ、タイポグラフィー、ポスターデザインを担当する教員によって、[[地域資源]]のPR活動を通した実践的な課題が行われている。


==== Aコース ====
; Bコース
グラフクデザインを基本としたパッケーウェブタイポグラフィーポスターデザインを担当する教員によって、[[地域資源]]PR活動した実践的な課題が行われている。
: デション、デザイン、コミュニケーション編集課題解決ィレクショ、広告、写真情報学フロンティア、計算基盤、地理学を担当する教員によって、デザインプロセス重視した教育が行われており、デザイン対する考え方を重視した教育が行われている。


; 景観デザイン専攻
==== Bコース ====
: 街の景観デザインやその提案を中心とした教育を行っている。一級建築士および二級建築士資格への受験資格は与えられていなかったが、2018年から二級建築士への受験資格の取得可。
ディレクション、デザイン、コミュニケーション、編集、課題解決、アートディレクション、広告、写真情報学フロンティア、計算基盤、地理学を担当する教員によって、デザインのプロセスを重視した教育が行われており、デザイン対する考え方を重視した教育が行われている。

=== 景観デザイン専攻 ===
街の景観デザインやその提案を中心とした教育を行っている。

一級建築士および二級建築士資格への受験資格は与えられていなかったが、2018年から二級建築士への受験資格の取得可。


=== 美術教育センター ===
=== 美術教育センター ===
202行目: 112行目:


=== 免許・資格 ===
=== 免許・資格 ===
==== 教職課程 ====
必要な単位の修得により、以下の[[教育職員免許状]]の授与を受けることができる。
必要な単位の修得により、以下の[[教育職員免許状]]の授与を受けることができる。
* 中学校一種免許状([[美術 (教科)|美術]])
* 中学校一種免許状([[美術 (教科)|美術]])
* 高等学校一種免許状([[芸術 (教科)|芸術]](美術))
* 高等学校一種免許状([[芸術 (教科)|芸術]](美術))
* 高等学校一種免許状([[芸術 (教科)|芸術]]([[工芸]]))
* 高等学校一種免許状([[芸術 (教科)|芸術]]([[工芸]]))

==== その他資格 ====
* [[学芸員]]


=== 大学関係者一覧 ===
=== 大学関係者一覧 ===
{{see|[[秋田公立美術大学の人物一覧]]}}
<!--
※大学関係者の一覧はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 大学/人物一覧記事についてで協議されたように大学の記事自体には挿入せず別に記事を作成する。ここでは、人物一覧記事へのリンクを列挙する。なお、大学の人物一覧記事に関しては[[Wikipedia:ウィキプロジェクト 大学/人物一覧記事について]]の基準に従うこと。
-->
* [[秋田公立美術大学の人物一覧]]

== 施設 ==
{{出典の明記| date = 2023年5月| section = 1}}

=== キャンパス ===
<!--
※各キャンパスの特徴や概要はこの節に以下のような箇条書きの見出しを付けた形式でまとめる。該当する項目が不明な場合には、冒頭の基準にあるようにコメントアウトで隠しておく。
-->
* 交通アクセス:JR[[羽越本線]][[新屋駅 (秋田県)|新屋駅]]下車


== 社会との関わり ==
== 社会との関わり ==
{{出典の明記| date = 2023年5月| section = 1}}
* 社会貢献センター(現在はNPO法人アーツセンターあきた)を通して、産学官連携事業、知的財産の管理事業、地域連携事業、高大連携事業、その他の企画を実施している。
* 社会貢献センター(現在はNPO法人アーツセンターあきた)を通して、産学官連携事業、知的財産の管理事業、地域連携事業、高大連携事業、その他の企画を実施している。
* 秋田県内の自治体との協力により「秋田アートプロジェクト」「KAMIKOANIプロジェクト」「ネオ・クラシック!カクノダテ」等のアートプロジェクトを毎年実施している。
* 秋田県内の自治体との協力により「秋田アートプロジェクト」「KAMIKOANIプロジェクト」「ネオ・クラシック!カクノダテ」等のアートプロジェクトを毎年実施している。
234行目: 126行目:
* 2013年には秋田公立美術工芸短大産業デザイン学科の学生のアイデアを参考にしながら、坂本憲信准教授によって[[陸上自衛隊]][[第21普通科連隊]]の部隊識別帽のデザインが行われた。
* 2013年には秋田公立美術工芸短大産業デザイン学科の学生のアイデアを参考にしながら、坂本憲信准教授によって[[陸上自衛隊]][[第21普通科連隊]]の部隊識別帽のデザインが行われた。
* 2014年1月、「凡人度」をインターネット上で測定する診断ゲーム「凡人診断」を企画・開発し、大きな話題を集めた。大学の公式サイト内に公表され、全問に回答すると、診断結果として凡人度、分析コメント、才能偏差値が表示される。診断結果はFacebookやTwitterで共有することができる。
* 2014年1月、「凡人度」をインターネット上で測定する診断ゲーム「凡人診断」を企画・開発し、大きな話題を集めた。大学の公式サイト内に公表され、全問に回答すると、診断結果として凡人度、分析コメント、才能偏差値が表示される。診断結果はFacebookやTwitterで共有することができる。

<!--

※これまでの節で言及されず、かつ特記する事象がある場合、この節を設ける。

※この節で取り扱う内容は、歴史的にどのような価値を持つのかがその大学をほとんど知らない人にも理解でき、かつ、学外で取り上げられた事象とする。具体的には
* 政治・経済・国際関係・戦争
* 哲学・科学・教育・学芸文化
* 文学・音楽・芸術・スポーツ
* 社会通念・制度・宗教・地域社会
等とその大学がどのように関わったかという事例が考えられる。

※当該大学にとって不名誉な内容であってもそれが社会的に大きな意味を持つ場合には、その事象が大学とどのように関わり、社会的・歴史的にどのような意義を持ち、さらにWikipediaを利用する人に理解できる文章で記述できるのであれば掲載可能である。逆に大学にとって広報したい名誉な内容についてもその事象が大学とどのように関わり、Wikipediaで掲載しておく必要性を社会的・歴史的な意義をきちんと明示しながらWikipediaを利用する人に理解できる文章で記述できるのであれば掲載可能である。
-->


== 附属学校 ==
== 附属学校 ==
{{出典の明記| date = 2023年5月| section = 1}}<!--
※学校教育法上、それそれの学校と大学は、別々の1つの学校である。よって必要な場合は、独立した記事を立ててここでは簡便な記述に留める。
-->
* [[秋田公立美術大学附属高等学院]]
* [[秋田公立美術大学附属高等学院]]


263行目: 138行目:
<!--
<!--
== 参考文献 == -->
== 参考文献 == -->
<!-- ※記事を書く上で参考とした文献はここでまとめる。文献の提 示がない場合はコメントアウトとしておく。 -->


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{Commonscat}}
<!-- ※大学に関する関連項目は原則として本文中にリンクする。関連項目は原則として使用しない。たとえば何かの説明をするために創立者の出身地を紹介する必要がある場合には必要とする項目へ記載する。本文では説明できないが関連項目として他の記事にリンクをする必要がある場合には事前にノートで理由とともに提案を行い、同意が得られた場合にのみ掲載できる。 -->
{{Commonscat|Akita University of Art}}
* [[秋田県立大学]]
* [[秋田県立大学]]
* [[国際教養大学]]
* [[国際教養大学]]

2024年12月30日 (月) 04:26時点における版

秋田公立美術大学
キャンパス(2019年6月)
大学設置 2013年
創立 1952年
学校種別 公立
設置者 公立大学法人秋田公立美術大学
本部所在地 秋田県秋田市新屋大川町12番3号
北緯39度41分8.87秒 東経140度5分17.9秒 / 北緯39.6857972度 東経140.088306度 / 39.6857972; 140.088306座標: 北緯39度41分8.87秒 東経140度5分17.9秒 / 北緯39.6857972度 東経140.088306度 / 39.6857972; 140.088306
学部 美術学部
ウェブサイト https://www.akibi.ac.jp/
テンプレートを表示

秋田公立美術大学(あきたこうりつびじゅつだいがく、英語: Akita University of Art)は、秋田県秋田市にある公立大学略称秋美(あきび)、AUA[1]

概観

大学全体

秋田公立美術工芸短期大学2013年(平成25年)に4年制大学移行によって設置された大学で、東北地方の公立大学では唯一の美術系大学となる、美術学部1学部の単科大学である。

なお、美術とは本来工芸分野を包摂するより広い概念であるということに鑑み、4年制大学移行にあたっては大学名から「工芸」が外れた。同時に公立大学へと移行しており、秋田市が設立する公立大学法人秋田公立美術大学を大学の設置者としている。

建学の理念

建学にあたって、以下の4つの基本理念が制定されている。

  • 新しい芸術領域を創造し、挑戦する大学
  • 秋田の伝統・文化をいかし発展させる大学
  • 秋田から世界へ発信するグローバル人材を育成する大学
  • まちづくりに貢献し、地域社会とともに歩む大学

沿革

2012年(平成24年)11月1日に大学設置・学校法人審議会文部科学省に新設の認可を答申したが、翌2日に田中眞紀子文部科学大臣が他の2つの私立大学とともに不認可にし物議を醸した[2][注 1]世論マスコミの反発を受けて同月8日、正式に設置が認可され、文部科学省高等教育局長の板東久美子(文部科学省からの出向で秋田県副知事だったこともある)から直接認可状が手渡され[3]、2013年(平成25年)4月に開学した。

年表

基礎データ

教育および研究

組織

学部

  • 美術学部
    • 美術学科
      • アーツ&ルーツ専攻
      • ビジュアルアーツ専攻
      • ものづくりデザイン専攻
      • コミュニケーションデザイン専攻
      • 景観デザイン専攻

大学院

2015年に大学院美術総合研究科(仮称)の基本構想を発表した[5]。2017年4月に大学院修士課程・複合芸術研究科が設置された[6]。2019年(令和元年)4月に複合芸術研究科複合芸術専攻博士課程を設置。

短期大学

  • 秋田公立美術工芸短期大学 - 本学の設立母体となった短期大学。本学設置前年の2012年度をもって短期大学では学生の募集を停止しており、2013年4月より経過措置として公立大学法人秋田公立美術大学が運営した。2015年10月30日をもって閉学した。

附属機関

附属図書館

研究

  • グローバルCOEプログラムの採択はない。
  • 大学を活用した文化芸術推進事業( 「ローカルメディアと協働するアートマネジメント人材育成事業」2015年度〜2017年度)
  • 大学における文化芸術推進事業(「AKIBI 複合芸術プラクティス 旅する地域考」2018年度より継続中)

各専攻の教育内容

アーツ&ルーツ専攻

アーツ&ルーツ専攻では既存の美術教育の領域に限定されない幅広い表現への関心を育み、地域の文化資源・歴史・伝承等を踏まえた総合芸術の実践を目指す。そのため美術作家(絵画・彫刻・アートプロジェクト)だけでなくキュレーター・人類学者・哲学者がスタッフとして関わる。フィールドワークやリサーチ、コンセプト制作等のプロセスを非常に重視しており、2年次の現代芸術演習においてはプロジェクトに関するリサーチと発表に関する講評を行い、3年次以後の演習は作品を主軸とするものとなる。専攻科目では「アートプロジェクト演習」等の講座も設置されており、プロジェクト型アートや協働制作の教育も行われている。

ビジュアルアーツ専攻

ビジュアルアーツ専攻は美術系大学としては珍しい現代アートに特化した専攻である。

ビジュアルアーツ専攻の最大の特徴は、表現メディアを限定せず、さまざまなアートの分野を横断的に行うこととし、「彫刻」や「油画」「映像」表現形態によって分けられたカテゴリーに固着することなく、社会や社会問題に対するアート表現を行っている。ビジュアルアーツ専攻に所属する学生は、一つのメディアだけを選ぶのではなく、その時々の課題やテーマに合わせて最も適したメディアを都度選びアート表現を行う。

ものづくりデザイン専攻

美短時代から引き継がれる工芸系の専攻である。従来どおりの工芸に加えて、プロダクトデザインによる教育も必須科目として行われており、伝統工芸のみならずプロダクトデザインの考えも同時に学べる。他の専攻が複数教員により授業を組まれているのに対し、ものづくりデザイン専攻においては三年次において各分野を担当する教員がそれぞれの分野の基礎教育(素材は2つ選ぶ)にあたり、4年次前期にグループ制作を行う。

コミュニケーションデザイン専攻

Aコース
グラフィックデザインを基本とした、パッケージ、ウェブ、タイポグラフィー、ポスターデザインを担当する教員によって、地域資源のPR活動を通した実践的な課題が行われている。
Bコース
ディレクション、デザイン、コミュニケーション、編集、課題解決、アートディレクション、広告、写真情報学フロンティア、計算基盤、地理学を担当する教員によって、デザインのプロセスを重視した教育が行われており、デザイン対する考え方を重視した教育が行われている。
景観デザイン専攻
街の景観デザインやその提案を中心とした教育を行っている。一級建築士および二級建築士資格への受験資格は与えられていなかったが、2018年から二級建築士への受験資格の取得可。

美術教育センター

5つの専攻のほか、美術教育センターが設置されている。美術教育センターでは、美術史や美術教員・学芸員資格取得のための教育が行われている。

なお、美術教育センターは専攻ではないため、三年次以降の専攻所属の対象とはならない。

秋田公立美術大学では専攻へ所属する前に、どの専攻志望者に対しても全ての専攻の講義を受けることとなっている。

5・2・1制度

1年次の現代芸術論(現代芸術のみを解説する授業ではない)においてはそれぞれの専攻の概要が講義され、2年次に専攻のプレ授業として行われる現代芸術演習により希望する2つないし3つ(2018年度より3専攻の選択が可能となった)の専攻を選択する。

専攻へ所属する前にも、基礎講座において、それぞれの専攻教員が指導する講義を受講する事が可能であるが、選考によっての履修義務は課されていない。

また、一部講座において別の専攻に所属する教員が講義を行うケースも有る。専攻科目はそれぞれの専攻に所属した学生のみが学ぶとされている。

免許・資格

必要な単位の修得により、以下の教育職員免許状の授与を受けることができる。

  • 中学校一種免許状(美術
  • 高等学校一種免許状(芸術(美術))
  • 高等学校一種免許状(芸術(工芸))

大学関係者一覧

社会との関わり

  • 社会貢献センター(現在はNPO法人アーツセンターあきた)を通して、産学官連携事業、知的財産の管理事業、地域連携事業、高大連携事業、その他の企画を実施している。
  • 秋田県内の自治体との協力により「秋田アートプロジェクト」「KAMIKOANIプロジェクト」「ネオ・クラシック!カクノダテ」等のアートプロジェクトを毎年実施している。
  • 2013年に菅原香織助教を始めとするプロジェクトチームにより、秋田駅西口バスターミナルを秋田杉を利用して建て替える木質化プロジェクトが実施された。
  • 2013年には秋田公立美術工芸短大産業デザイン学科の学生のアイデアを参考にしながら、坂本憲信准教授によって陸上自衛隊第21普通科連隊の部隊識別帽のデザインが行われた。
  • 2014年1月、「凡人度」をインターネット上で測定する診断ゲーム「凡人診断」を企画・開発し、大きな話題を集めた。大学の公式サイト内に公表され、全問に回答すると、診断結果として凡人度、分析コメント、才能偏差値が表示される。診断結果はFacebookやTwitterで共有することができる。

附属学校

脚注

注釈

  1. ^ 田中は、就任間もない大臣(前月10月1日就任)が大学の認可・不認可という重要事項を自分の一存で決められるものではなく、事務方(文部科学官僚)の意向に沿っただけであるとしている。

出典

関連項目

外部リンク