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このウィキでページ「古人も多く旅にしせるあり予もいづれの年よりか片雲の風に」は見つかりませんでした。
- 旅にして旅をすみかとす古人も多く旅に死せるあり 予もいづれの年よりか片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやます海濱にさすらへ去年の秋江上の破屋に蜘のふるすを拂ひてやゝ年もくれ春立る霞の空に白川の關越んとそゞろ神の物につきて心をくるはせ道祖神のまねきにあひて取物手につかずもゝひきの破れをつゞり笠の緖付か
- 出発年: 元禄(げんろく)2年、(1689年)に芭蕉は江戸を出発した。 5ヶ月のあいだ、旅を続けた。 関東・東北・北陸・(岐阜の)大垣(おおがき)などを旅した。 旅の途中、句を多く作った。 従者(じゅうしゃ)として、曾良(そら)という人物を連れて、ともに旅をした。
- 旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やゝ年も暮、春立る霞の空に白川の関こえんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。もゝ引の