天成園
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(玉簾の滝 (神奈川県)から転送)
天成園(てんせいえん)は、神奈川県足柄下郡箱根町湯本の箱根湯本温泉にある温泉ホテル。万葉倶楽部グループに属する。
天成園は、春日局の血を引く稲葉氏(小田原城主の家系)の別荘として建てられた飛烟閣(ひえんかく)を含む敷地一体をホテルとし、開業約60年を迎えた2008年度に建て替え、2009年12月16日にリニューアルオープンした。箱根湯本では初となる23時間営業を行っている。
施設
[編集]- スタンダード客室 和室・洋室
- 露天風呂付き和室
- 和洋室
- 屋上天空大露天風呂(男女)
- 家族風呂(12)
- コンベンションホール「飛龍」(最大600名)
- リラックスルーム(52席)
- お食事処「瀧見亭」
- 憩い処(288席)
- 小宴会場(7)
- ティーラウンジ/お土産処
- てんせいまぁと(Yショップ/コンビニ)
- 茶屋・たまだれ庵
- わんわんハウス
- 瀧ラウンジ
- Wi-Fi設備(全館Wi-Fi完備)
庭園
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本館の裏手には庭園が整備されている。庭園内には「玉簾の瀧」(たまだれのたき)と「飛烟の瀧」(ひえんのたき)の二つの瀧がある。「玉簾の瀧」は関東大震災時に土砂で埋もれるが、昭和時代に再び掘り起こされた。玉簾の瀧脇にある参道を上がっていくと、九頭竜明神を祀る唯一の分宮として玉簾神社がある。なお、飛烟の瀧は人工の滝である。 庭園内には茶屋「たまだれ庵」や足湯「天の足湯」がある[1]。
アクセス
[編集]詳細は公式サイトのアクセスを参照。
- 箱根湯本駅から徒歩12分
- 箱根湯本駅から旅館協同組合の送迎バスで約5 - 7分
- 自動車
かつてあった施設
[編集]飛烟閣
[編集]天成園本館とは建物を別にする別館として「飛烟閣」があった。この飛烟閣は古くから与謝野晶子など文化人が利用し、将棋・囲碁のタイトル戦の舞台となることも多い。中でも1979年の王将戦(中原誠対加藤一二三)では、玉簾の瀧の音で集中を削がれた加藤が、旅館側に頼んで滝を止めさせたという伝説が残っている[2]。
脚注
[編集]- ^ “庭園”. 天成園. 2024年11月24日閲覧。
- ^ 加藤一二三九段が滝を止めた旅館のCMに出演した大山康晴十五世名人 - 将棋ペンクラブログ・2017年4月18日
関連項目
[編集]- ミナカ小田原 - 小田原駅東口の複合商業施設。施設内に天成園の「小田原駅 別館」を開設。
- 与謝野晶子 - 文化人。玉簾の瀧の水を愛飲し歌を残している。
- 九頭竜伝承 - 芦ノ湖に伝わる伝説上の生物。
- 稲葉氏 - 小田原城主。別荘地の一つとして飛烟閣を建てたとされる。
- 清水アキラ - 2009年12月から1年間、同所でものまねショーが行われた。
- 大山康晴 - 十五世名人襲位後の1980年代に、テレビCMに出演していた。
- 温泉幼精ハコネちゃん - ウェブコミック作品。第18話において実名で登場する。
- 天音ちゃん(あまね)- 天成園の公式キャラクター(2018年制作)。
- テンボー - 天成園の非公式キャラクター(2013年制作)。