田中達也 (1992年生のサッカー選手)
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名前 | ||||||
愛称 | タツヤ、タナタツ、TT | |||||
カタカナ | タナカ タツヤ | |||||
ラテン文字 | TANAKA Tatsuya | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1992年6月9日(32歳) | |||||
出身地 | 福岡県福岡市[1] | |||||
身長 | 172cm | |||||
体重 | 68kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ラーチャブリーFC | |||||
ポジション | MF[2] | |||||
背番号 | 7 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2011-2013 | ロアッソ熊本 (特指) | 4 | (0) | |||
2015-2018 | ロアッソ熊本 | 73 | (10) | |||
2016 | → FC岐阜 (loan) | 18 | (1) | |||
2019 | ガンバ大阪 | 8 | (0) | |||
2019-2020 | 大分トリニータ | 48 | (9) | |||
2021 | 浦和レッズ | 28 | (4) | |||
2022-2024 | アビスパ福岡 | 33 | (1) | |||
2024- | ラーチャブリーFC | 0 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年7月6日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
田中 達也(たなか たつや、1992年6月9日 - )は、福岡県福岡市[1]出身のプロサッカー選手。タイ・リーグ1・ラーチャブリーFC所属。ポジションはミッドフィールダー[2]。
来歴
[編集]プロ入り前
[編集]アビスパ福岡U-15、東福岡高校を経て、2011年に九州産業大学に進学。2011年から2013年まで3年続けてJリーグ・ロアッソ熊本に特別指定選手として登録された[3][4][5]。2011年8月27日、J2第22節・東京ヴェルディ戦にて途中交代でJリーグ公式戦に初出場した[6]。特別指定選手時代にはJ2リーグ戦で通算4試合に出場した。2014年11月27日、翌シーズンからの熊本への新加入が発表された[7]。
ロアッソ熊本・FC岐阜
[編集]1年目の2015年シーズンは9月13日のJ2第31節・大分戦にて、後半アディショナルタイムに決勝点となるリーグ戦初得点をマークしたが[8]、怪我に悩まされたこともあり途中交代の切り札としての起用が多く、リーグ戦での得点はこの試合のみに留まった。2016年、FC岐阜に期限付き移籍[9]。前年と同じ1得点に終わりスタメンを確保するには至らなかった。
翌2017年、移籍期間満了により熊本に復帰[10]。復帰1年目は21試合無得点に終わったものの、2018年シーズンは主に右WBとして開幕からレギュラーポジションを奪取。「J2屈指の突破力」と称され、熊本の攻撃のキーマンと位置づけられるようになる[11]。シーズンを通して結果を残しリーグ戦全42試合に出場、キャリアハイである9得点11アシストと突出した成績を挙げた[12]。
ガンバ大阪
[編集]2019年、J1・ガンバ大阪に完全移籍[2][12]。シーズン序盤は出場機会に恵まれなかったが、6月22日の湘南戦、29日の松本戦と2試合連続でスタメン出場し、松本戦ではファン・ウィジョの得点をアシストするなど[13] チームの連勝に貢献した[14]。
大分トリニータ
[編集]G大阪での出場機会を増やしていた田中であったが、大分トリニータから前年冬に続きオファーを受け移籍を決断[15]。7月10日、完全移籍での大分加入が発表された[16]。大分に選手登録された直後の第20節・川崎戦で早速左ウイングバックのポジションでスタメン出場を果たすと、試合には敗れたものの好パフォーマンスを見せそのままスタメンに定着[17]。第32節・清水戦にて大分加入後及びJ1初となるゴールを記録した[18]。翌2020年はウイングバックのほかシャドーのポジションでも起用され[19]チーム最多の8得点を記録、得点を挙げた7試合は全勝した[20]。
浦和レッズ
[編集]浦和レッズからオファーを受けると、憧れの人物(後述)がかつて所属したクラブであることや、新監督のリカルド・ロドリゲスの掲げる戦術に惹かれ、 移籍を即決[21]。2021年に浦和へ完全移籍で加入した[22][23][24]。4月25日、J1第11節古巣の大分戦で移籍後初ゴールを決めた。この恩返し弾が決勝点となり浦和の勝利に貢献した。
アビスパ福岡
[編集]2022年、アビスパ福岡へ完全移籍で加入[25][26]。福岡U-15在籍時以来、約14年ぶりの復帰となった[25]。2023年、背番号を熊本在籍時以来となる14番に変更。
ラーチャブリーFC
[編集]エピソード
[編集]1982年生の田中達也との関係
[編集]同姓同名の著名人の一人として浦和レッズ、アルビレックス新潟、及び日本代表でプレーをした1982年生の田中達也が居る。92年生の田中も幼少期からの憧れの選手であることを公言しており[21]、その影響で憧れのクラブは浦和レッズ、好きな背番号は「11番」であった[27]。ロアッソ熊本への加入内定がリリースされた日は、同人物の誕生日であったことが話題となった[28]。
2018年、82年生の田中の所属する新潟がJ2に降格したこともあり、初めて両者の対戦が実現。熊本ホームの第7節では82年生の田中に出場機会がなかったものの初対面を果たし[29][30]、11月3日に行われた新潟ホームの第40節では2人とも先発出場し揃い踏みが実現した[31]。
2021年にはかつて82年生の田中が在籍していた浦和へ移籍加入したが、自らの希望で背番号を82年生の田中が浦和時代に着用していた「11番」にした[27]。
ミニチュア写真家の田中達也との関係
[編集]ミニチュア写真家の田中達也から82年生の田中と初対面を果たした際のツイート[32]をリツイートされた際、作品が写っているカレンダーを使用していることを明かした[32]。
アビスパ福岡との関係
[編集]アビスパ福岡U-15からU-18チームへの昇格を見送られた事について、「恨んでいました。プロになって(アビスパからの)オファーを断るというのがモチベーションになるぐらい」と当時の心境を語っている。しかし熊本で出場機会を得るようになって以降は心境が変化し、2021年オフに福岡からオファーを受けた際には「嬉しい気持ちしかなかった」と語っている[33]。
所属クラブ
[編集]- 1999年 - 2004年 Y-EASTフットボールクラブ
- 2005年 - 2007年 アビスパ福岡U-15
- 2008年 - 2010年 東福岡高等学校
- 2011年 - 2014年 九州産業大学
- 2015年 - 2018年 ロアッソ熊本
- 2019年 - 同年7月 ガンバ大阪
- 2019年7月 - 2020年 大分トリニータ
- 2021年 浦和レッズ
- 2022年 - 2024年7月 アビスパ福岡
- 2024年7月 - ラーチャブリーFC
個人成績
[編集]国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2011 | 熊本 | 34 | J2 | 3 | 0 | - | - | 3 | 0 | ||
2013 | 29 | 1 | 0 | - | - | 1 | 0 | ||||
2015 | 19 | 10 | 1 | - | 1 | 1 | 11 | 2 | |||
2016 | 岐阜 | 34 | 18 | 1 | - | 1 | 0 | 19 | 1 | ||
2017 | 熊本 | 14 | 21 | 0 | - | 1 | 0 | 22 | 0 | ||
2018 | 42 | 9 | - | 1 | 0 | 43 | 9 | ||||
2019 | G大阪 | 6 | J1 | 8 | 0 | 6 | 2 | 1 | 0 | 15 | 2 |
大分 | 50 | 15 | 1 | - | - | 15 | 1 | ||||
2020 | 11 | 33 | 8 | 1 | 0 | - | 34 | 8 | |||
2021 | 浦和 | 28 | 4 | 10 | 0 | 3 | 0 | 41 | 4 | ||
2022 | 福岡 | 39 | 24 | 1 | 6 | 1 | 2 | 0 | 32 | 2 | |
2023 | 14 | 8 | 0 | 6 | 0 | 3 | 0 | 17 | 0 | ||
2024 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | |||
タイ | リーグ戦 | リーグ杯 | FA杯 | 期間通算 | |||||||
2024-25 | ラーチャブリー | リーグ1 | |||||||||
通算 | 日本 | J1 | 117 | 14 | 30 | 3 | 9 | 0 | 147 | 17 | |
日本 | J2 | 95 | 11 | - | 4 | 1 | 99 | 12 | |||
総通算 | 212 | 25 | 30 | 3 | 13 | 1 | 256 | 29 |
- 2011-2013年は特別指定選手(2012年は公式戦出場無し)
- Jリーグ初出場 - 2011年8月27日 J2第26節 vs東京ヴェルディ(国立競技場)
- 公式戦初得点 - 2015年8月29日 天皇杯1回戦 vs福岡大学(熊本市水前寺競技場)
- Jリーグ初得点 - 2015年9月13日 J2第31節 vs大分トリニータ(大分銀行ドーム)
選抜歴
[編集]- 2011年 - 2014年 九州大学選抜
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- 浦和レッズ
- アビスパ福岡
脚注
[編集]- ^ a b “シーズン275本のクロスを供給! 熊本から来た男、田中達也はガンバの起爆剤となれるか”. サッカーダイジェスト. 日本スポーツ企画出版社 (2019年3月1日). 2019年7月10日閲覧。
- ^ a b c 『田中 達也選手 ガンバ大阪へ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)ガンバ大阪、2018年12月14日 。2018年12月14日閲覧。
- ^ 『田中達也選手、2011年JFA・Jリーグ特別指定選手として承認』(プレスリリース)ロアッソ熊本、2011年8月10日 。2018年12月26日閲覧。
- ^ 『田中達也選手、2012年JFA・Jリーグ特別指定選手として承認』(プレスリリース)ロアッソ熊本、2012年3月15日 。
- ^ 『田中達也選手、2013年JFA・Jリーグ特別指定選手として承認』(プレスリリース)ロアッソ熊本、2013年6月14日 。
- ^ 井芹貴志 (2015年2月5日). “【注目の新九州戦士】熊本:田中達也 「まずは開幕戦のピッチに立つことが目標」。”. J-Park News 2018年12月26日閲覧。
- ^ 『田中達也選手、来季新加入内定のお知らせ』(プレスリリース)ロアッソ熊本、2014年11月27日 。2018年12月26日閲覧。
- ^ “大分vs熊本のマッチレポート・動画”. 日本プロサッカーリーグ (2015年9月13日). 2019年1月16日閲覧。
- ^ 『田中 達也選手(熊本)、期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)FC岐阜、2015年12月20日 。2018年12月26日閲覧。
- ^ 『田中達也選手、ロアッソ熊本へ復帰のお知らせ』(プレスリリース)ロアッソ熊本、2016年12月14日 。2018年11月3日閲覧。
- ^ “ロアッソ残留へ 燃えるキーマン MF田中、GK佐藤”. 熊本日日新聞. (2018年9月29日) 2018年11月4日閲覧。
- ^ a b “熊本MF田中達也、G大阪に完全移籍「ここまで成長できたのはロアッソ熊本でプレーさせていただいたから」”. サンケイスポーツ 2018年12月14日閲覧。
- ^ “G大阪 MF田中 移籍後初アシスト「自分のやるべきことをすることだけを考えている”. スポーツニッポン (2019年6月29日). 2019年7月12日閲覧。
- ^ “G大阪・田中達也、大分に完全移籍「感謝と申し訳ない気持ちでいっぱい”. サンケイスポーツ (2019年7月10日). 2019年7月12日閲覧。
- ^ “【大分】G大阪MF田中達也を完全移籍で獲得へ”. スポーツ報知. (2019年7月9日) 2019年7月12日閲覧。
- ^ 『田中達也選手 ガンバ大阪より完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)大分トリニータ、2019年7月10日 。2019年7月10日閲覧。
- ^ ““大分デビュー”の田中達也、好プレーにも危機感 「夏に獲ってもらった意味を考えると…」”. Football ZONE (2019年7月28日). 2019年12月11日閲覧。
- ^ “ドゥトラの値千金の同点ゴールで連敗ストップ!清水は残留確定できずも大きな勝ち点1”. ゲキサカ. 講談社 (2019年11月23日). 2019年12月11日閲覧。
- ^ “田中達也「田中達也さんとレッズに憧れ…」 ポジショナルプレーなど戦術愛を熱弁【浦和加入インタビュー】(2ページ目)”. Sports Graphic Number. 文藝春秋 (2021年1月29日). 2022年9月2日閲覧。
- ^ “【大分】ゴールを決めれば勝率100パーセント。田中達也が今季8点目”. サッカーマガジンWeb (2020年11月4日). 2020年12月28日閲覧。
- ^ a b “田中達也「田中達也さんとレッズに憧れ…」 ポジショナルプレーなど戦術愛を熱弁【浦和加入インタビュー】”. Sports Graphic Number. 文藝春秋 (2021年1月29日). 2022年9月2日閲覧。
- ^ 『田中達也選手 浦和レッズへ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)大分トリニータ、2020年12月28日 。2023年10月8日閲覧。
- ^ 『田中達也選手 完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)浦和レッズ、2020年12月28日 。2023年10月8日閲覧。
- ^ “浦和レッズ、28歳MF田中達也を大分トリニータから獲得。「憧れの田中達也選手のように…」”. フットボールチャンネル (2020年12月28日). 2020年12月28日閲覧。
- ^ a b 『田中 達也 選手 浦和レッズより完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)アビスパ福岡、2021年12月26日 。2021年12月26日閲覧。
- ^ 『田中達也選手 アビスパ福岡へ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)浦和レッズ、2021年12月26日 。2023年10月8日閲覧。
- ^ a b “J屈指の“戦術オタクなドリブラー”田中達也「感謝しかない」 熊本、大分時代の恩師から得た“サッカーIQ”(2ページ目)”. Sports Graphic Number. 文藝春秋 (2021年1月29日). 2022年9月2日閲覧。
- ^ 熊本 元日本代表と同名、九産大FW田中達也を獲得 “本家”誕生日に - スポニチアネックス 2014年11月27日
- ^ @t_ttaattuu (2018年4月1日). "そして小さい頃から憧れてた田中達也選手と写真を撮っていただきました..." X(旧Twitter)より2023年10月8日閲覧。
- ^ “熊本MF田中達也「名前に恥じぬよう」同姓同名の先輩と2ショット”. サンケイスポーツ. (2018年4月2日) 2018年11月3日閲覧。
- ^ “田中達也が決勝点!降格圏確定の熊本、新潟に競り勝って2か月半ぶり白星”. ゲキサカ. (2018年11月3日) 2018年11月3日閲覧。
- ^ a b @tanaka_tatsuya (2018年4月2日). "田中達也選手と田中達也選手が出会ったツイートを、田中達也がリツイート。笑". X(旧Twitter)より2023年10月8日閲覧。
- ^ “J1福岡、田中の夢の続き 「恨んでいた」クラブへの加入 26日に神戸戦”. 西日本スポーツ. 西日本新聞社 (2022年2月25日). 2022年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月2日閲覧。
関連項目
[編集]- 福岡県出身の人物一覧
- 九州産業大学の人物一覧
- 特別指定選手としてJリーグクラブに登録された選手一覧
- ロアッソ熊本の選手一覧
- FC岐阜の選手一覧
- ガンバ大阪の選手一覧
- 大分トリニータの選手一覧
- 浦和レッドダイヤモンズの選手一覧
- アビスパ福岡の選手一覧
- アジアのサッカーリーグに所属する日本人選手一覧
外部リンク
[編集]- 田中達也 - Soccerway.com
- 田中達也 - FootballDatabase.eu
- 田中達也 - WorldFootball.net
- 田中達也 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 田中達也 - J.League Data Siteによる選手データ
- 田中達也 - TheFinalBall.com
- 田中達也 (@t_ttaattuu) - X(旧Twitter)
- 田中達也 (@tatsuya__tanaka) - Instagram