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内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の旗 日本
内閣府特命担当大臣
(男女共同参画)
Minister of State for Gender Equality
内閣府ロゴマーク
内閣府ロゴマーク
三原じゅん子
現職者
三原じゅん子

就任日 2024年令和6年)10月1日
所属機関内閣
担当機関内閣府
男女共同参画会議
任命内閣総理大臣
創設2003年9月22日
初代福田康夫
通称男女共同参画担当大臣
男女共同参画相
ウェブサイト大臣・副大臣・大臣政務官 - 内閣府

内閣府特命担当大臣(男女共同参画)(ないかくふとくめいたんとうだいじん だんじょきょうどうさんかく、英語: Minister of State for Gender Equality)は、日本国務大臣内閣府特命担当大臣の一つである。

概要

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日本内閣府に置かれる内閣府特命担当大臣の一つで、主として男女共同を参画する行政を所管する国務大臣である。内閣府において関係行政を司る組織としては男女共同参画会議があり、これを事実上担当している。内閣府特命担当大臣のうち、防災担当沖縄及び北方対策担当金融担当消費者及び食品安全担当の4大臣に限っては、内閣府設置法によりこれを必ず設置することになっているが[1][2][3][4]、その他の特命担当大臣に関してはそうした規程がないため、それぞれの政権が取り組む政治課題に応じてその設置・不設置が変わることがある。また担当する特命事項が同等なものであっても、設置される特命担当大臣の名称は内閣によって異なることもある。

沿革

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内閣府設置法及び男女共同参画基本法の制定当時、男女共同参画は内閣官房長官が直轄することとされ、ほかに男女共同参画担当の特命担当大臣を置くことは想定されていなかった。男女共同参画会議のメンバーを規定する男女共同参画基本法には、他の「重要政策に関する会議」と異なり、男女共同を担当する特命担当大臣が置かれた場合に関する規定が存在しないことから明らかである。 第2次森改造内閣(中央省庁再編後)において、男女共同参画は内閣官房長官 が担当した。第1次小泉第2次改造内閣にて「内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)」が設置された。以来、第3次小泉内閣までは設置されていたが、第3次小泉改造内閣では廃止された。内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)の業務は、内閣府特命担当大臣(少子化対策担当)と統合され、新たに「内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画担当)」が設置された。以来、内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)は設置されなかったが、第1次安倍改造内閣にて再び設置された。

名称

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新聞などでは「男女共同参画担当大臣」と表記されることもある。

歴代大臣

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氏名 内閣 就任日 退任日 党派 備考
男女共同参画担当大臣
1 福田康夫 第2次森改造内閣
(中央省庁再編後)
2001年1月6日 2001年4月26日 自由民主党
2 第1次小泉内閣 2001年4月26日 2003年9月22日 再任
  第1次改造内閣 留任
内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)
1 福田康夫 第1次小泉第2次改造内閣 2003年9月22日 2003年11月19日 自由民主党
2 第2次小泉内閣 2003年11月19日 2004年5月7日 再任
3 細田博之 2004年5月7日 2005年9月21日
  改造内閣 留任
4 第3次小泉内閣 2005年9月21日 2005年10月31日 再任
5 上川陽子 第1次安倍改造内閣 2007年8月27日 2007年9月26日
6 福田康夫内閣 2007年9月26日 2008年8月2日 再任
7 中山恭子   改造内閣 2008年8月2日 2008年9月24日
8 小渕優子 麻生内閣 2008年9月24日 2009年9月16日
9 福島瑞穂 鳩山由紀夫内閣 2009年9月16日 2010年5月28日 社会民主党
平野博文 2010年5月28日 2010年6月8日 民主党 事務代理
10 玄葉光一郎 菅直人内閣 2010年6月8日 2010年9月17日
11 岡崎トミ子   第1次改造内閣 2010年9月17日 2011年1月14日
12 与謝野馨   第2次改造内閣 2011年1月14日 2011年9月2日 無所属
13 村田蓮舫 野田内閣 2011年9月2日 2012年1月13日 民主党
14 岡田克也   第1次改造内閣 2012年1月13日 2012年2月10日
15 中川正春   第2次改造内閣 2012年2月10日 2012年10月1日
16 中塚一宏   第3次改造内閣 2012年10月1日 2012年12月26日
17 森まさこ 第2次安倍内閣 2012年12月26日 2014年9月3日 自由民主党
18 有村治子   改造内閣 2014年9月3日 2014年12月24日
19 第3次安倍内閣 2014年12月24日 2015年10月7日 再任
20 加藤勝信   第1次改造内閣 2015年10月7日 2016年8月3日
  第2次改造内閣 2016年8月3日 2017年8月3日 留任
21 松山政司   第3次改造内閣 2017年8月3日 2017年11月1日
22 野田聖子 第4次安倍内閣 2017年11月1日 2018年10月2日
23 片山さつき   第1次改造内閣 2018年10月2日 2019年9月11日
24 橋本聖子   第2次改造内閣 2019年9月11日 2020年9月16日
25 菅義偉内閣 2020年9月16日 2021年2月18日 再任
26 丸川珠代 2021年2月18日 2021年10月4日
27 野田聖子 第1次岸田内閣 2021年10月4日 2021年11月10日
28 第2次岸田内閣 2021年11月10日 2022年8月10日 再任
29 小倉將信   第1次改造内閣 2022年8月10日 2023年9月13日
30 加藤鮎子 第2次改造内閣 2023年9月13日 2024年10月1日
31 三原じゅん子 石破内閣 2024年10月1日 (現職)
  • 特命担当大臣は複数名を任命することがあるため、通常は代数の表記は行わない。ただし、本表ではわかりやすさに配慮し、代数の欄を便宜上設けた。
  • 辞令のある再任は就任日を記載し、辞令のない留任は就任日を記載しない。
  • 党派の欄は、就任時、または、内閣発足時の所属政党を記載した。政党に所属していない場合は「無所属」と記載した。
  • 第1次小泉第1次改造内閣までは「男女共同参画担当大臣」と呼称されており、役職名の表記に差異はあるが、法的には同質であり、便宜上記載した。
  • 第3次小泉改造内閣で廃止されたが、第1次安倍改造内閣で再び設置された。

脚注

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  1. ^ 内閣府設置法第9条の2。
  2. ^ 内閣府設置法第10条
  3. ^ 内閣府設置法第11条
  4. ^ 内閣府設置法第11条の2

関連項目

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外部リンク

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