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白老駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白老駅
駅舎と自由通路(2020年6月)
しらおい
Shiraoi
(ウポポイ 民族共生象徴空間前)
H24 萩野 (5.8 km)
(5.5 km) 社台 H22
地図
所在地 北海道白老郡白老町東町一丁目
北緯42度33分16.95秒 東経141度21分36.45秒 / 北緯42.5547083度 東経141.3601250度 / 42.5547083; 141.3601250座標: 北緯42度33分16.95秒 東経141度21分36.45秒 / 北緯42.5547083度 東経141.3601250度 / 42.5547083; 141.3601250
駅番号 H23
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 室蘭本線
キロ程 113.6 km(長万部起点)
電報略号 シラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
[* 1]611人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1892年明治25年)8月1日[1]
備考
テンプレートを表示
自由通路(南口)(2020年6月)
自由通路(北口)(2020年6月)

白老駅(しらおいえき)は、北海道白老郡白老町末広町2丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。駅番号H23電報略号シラ事務管理コードは▲130321[5][6]。副駅名称は「ウポポイ 民族共生象徴空間[報道 1]

特急「北斗」の一部と「すずらん」全列車の停車駅である。また、当駅から沼ノ端駅までの28.7 kmは日本国内で最も長い鉄道の直線区間になっている[7]

歴史

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1976年の白老駅と周囲約750m範囲。左下が東室蘭方面。駅裏室蘭側の斜めの多数の側線は、白老川へ向かっていた砂利線の撤去残りと陸上自衛隊白老弾薬支処専用線。また、駅裏正面の貨物積卸場は木工場に接しており、まだ利用されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

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混合ホーム2面3線の地上駅。上り貨物列車専用の待避線が1番のりばと2番のりばの間に1本ある。3番のりばは下り列車のみ待避が可能である。跨線橋上に自由通路への出入りができる臨時改札が設けられている。駅舎は白老町の所有であり[報道 4]北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅業務を受託する業務委託駅である[2]みどりの窓口[3]話せる券売機[4]が設置されている。改札内にはエレベーターが設置されている[報道 3]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 室蘭本線 上り 室蘭函館方面
2・3 下り 苫小牧札幌方面

(出典:JR北海道:駅の情報検索

  • 待避列車は3番線から発車する。

利用状況

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  • JR北海道によると、ウポポイ(民族共生象徴空間)開業後の2020年(令和2年)7月から翌2021年(令和3年)6月までの乗降人員の推移は以下のとおりである[報道 5]。なお、いずれの月も新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けた結果となっている[報道 5]
    • 2020年(令和2年)9 - 10月と翌2021年(令和3年)4月・7月には、修学旅行団体(計9校279人[注釈 3])の利用が生じている[報道 5]
年月 開業前
(単位:人)
開業後
(単位:人)
増減率 出典
2020年(令和02年) 07月 1,100 1,300 117% [報道 5]
08月 1,000 1,300 122%
09月 1,200 1,400 117%
10月 1,100 1,300 122%
11月 1,100 1,100 99%
12月 1,100 1,000 97%
2021年(令和03年) 01月 1,000 900 89%
02月 900 900 98%
03月 500 900 174%
04月 600 1,000 177%
05月 500 900 203%
06月 1,000 1,100 105%
  • 「白老町統計書」によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は611人である[* 1]。2003年度(平成15年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度 1日平均
乗車人員
出典
2003年(平成15年) 550 [* 2]
2004年(平成16年) 550 [* 3]
2005年(平成17年) 510 [* 4]
2006年(平成18年) 490
2007年(平成19年) 480
2008年(平成20年) 520
2009年(平成21年) 530
2010年(平成22年) 550
2011年(平成23年) 590
2012年(平成24年) 625
2013年(平成25年) 653
2014年(平成26年) 631
2015年(平成27年) 744
2016年(平成28年) 731 [* 5]
2017年(平成29年) 713 [* 6]
2018年(平成30年) 674 [* 7]
2019年(令和元年) 663 [* 8]
2020年(令和02年) 589 [* 1]
2021年(令和03年) 570
2022年(令和04年) 611

駅周辺

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白老町中心部にある駅であり、ウポポイ(民族共生象徴空間)や仙台藩白老元陣屋資料館(白老仙台藩陣屋跡)、白老町役場や白老町立国民健康保険病院、北海道白老東高等学校北海道栄高等学校への最寄駅となっている。駅南口には道南バス「白老駅前」停留所がある。また、駅南口から国道36号白老バイパス)までは北海道道388号白老停車場線が通っている。白老駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)には、北海道での運行を最後に姿を消した蒸気機関車(SL)「D51-333」(愛称:SLポロト号)を展示している(10月半ばから4月半ばの冬期はシートで覆われる)[12]

北口

  • 白老駅北観光インフォメーションセンター

南口

その他

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ウポポイの開業に合わせ白老駅に停車する特急列車の車内放送では、「ウアイヌコロコタン ウポポイ オルンパイエ クル アナシ シラヲイオッタ ラプ ヤン」(民族共生象徴空間ウポポイへおいでのお客様は白老でお降りください)というアイヌ語によるアナウンスが流れる[13]

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線
普通
萩野駅 (H24) - 白老駅 (H23) - 社台駅 (H22)

脚注

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注釈

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  1. ^ 1968年(昭和43年)頃まで運用の後、当駅構内線を残して撤去。構内線は1984年(昭和59年)の3月撤去。大正12年版 - 昭和42年版全国専用線一覧では作業距離1.3 km - 1.8 km。1950年(昭和25年)頃から1955年(昭和30年)頃は複数の業者参入により計3本もの砂利専用線が敷設されている。砂利採取事業は主に冬期の農閑期失業対策として町が補助をしていた。
  2. ^ 2020年1月21日の発表時点では、暫定供用。
  3. ^ 北海道内6校57人、北海道外3校222人[報道 5]

出典

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、852頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 受託駅一覧 - 北海道ジェイ・アール・サービスネット.2021年12月6日閲覧
  3. ^ a b JR北海道のおもな駅 - JR北海道.2021年12月6日閲覧
  4. ^ a b 指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2024年3月1日閲覧。
  5. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、225頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  6. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  7. ^ 鉄道の世界一・日本一大集合”. 北海道ファンマガジン (2008年3月14日). 2017年3月22日閲覧。
  8. ^ 白老町の歴史”. 白老町. 2017年3月19日閲覧。
  9. ^ 北海道炭礦鐵道 第三十四回営業報告。
  10. ^ 新白老町史 上巻 平成4年11月発行 P1475-1482。
  11. ^ a b c d 新白老町史 下巻 P696-698
  12. ^ SLポロト号”. 白老町. 2017年3月22日閲覧。
  13. ^ 北海道まるごとラジオ 放送記録▼2020年4月23日”. NHK (2020年4月30日). 2020年11月14日閲覧。
白老町統計書
  1. ^ a b c 令和5年版 白老町統計書” (PDF). 白老町. p. 113. 2024年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月20日閲覧。
  2. ^ 平成26年版 白老町統計書” (PDF). 白老町. p. 116 (2014年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
  3. ^ 平成27年版 白老町統計書” (PDF). 白老町. p. 115 (2015年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
  4. ^ 平成28年版 白老町統計書” (PDF). 白老町. p. 115 (2016年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月22日閲覧。
  5. ^ 平成29年版 白老町統計書” (PDF). 白老町. p. 114 (2017年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
  6. ^ 平成30年版 白老町統計書” (PDF). 白老町. p. 114 (2018年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月6日閲覧。
  7. ^ 令和元年版 白老町統計書” (PDF). 白老町. p. 113 (2019年). 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月17日閲覧。
  8. ^ 令和2年版 白老町統計書” (PDF). 白老町. p. 113 (2020年). 2021年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。

報道発表資料

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  1. ^ a b ウポポイ(民族共生象徴空間)オープンに向けた告知PRを行います』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年2月13日、2頁。オリジナルの2020年2月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200213071038/http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200213_KO_UPOPOY.pdf2020年2月13日閲覧 
  2. ^ 2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2019年12月13日。オリジナルの2019年12月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191213082940/http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20191213_KO_kaisei.pdf2019年12月13日閲覧 
  3. ^ a b 白老駅周辺整備事業における施設の供用開始等について』(PDF)(プレスリリース)北海道胆振振興局、白老町、北海道旅客鉄道、2020年1月21日。オリジナルの2020年1月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200130043042/http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200121_KO_Shiraoi.pdf2020年1月22日閲覧 
  4. ^ 白老駅周辺整備事業の実施について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2018年9月5日). 2018年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月30日閲覧。
  5. ^ a b c d e 【社長会見】白老駅のご利用状況について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年7月14日。オリジナルの2021年7月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210714132550/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210714_KO_Shiraoi.pdf2021年7月14日閲覧 

新聞記事

[編集]
  1. ^ “【白老】駅に消費者協会売店、28日に店開き”. 苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2003年4月18日). オリジナルの2017年4月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170423153115/https://www.tomamin.co.jp/2003/tp030418.htm 2020年4月12日閲覧。 
  2. ^ “JR白老駅売店がリニューアル、駅弁も販売へ”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2008年6月13日). オリジナルの2018年12月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181221182620/http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2008/06/13/20080613m_08.html 2020年4月12日閲覧。 
  3. ^ “観光インフォメーションセンター開業 白老の魅力発信の拠点に”. 苫小牧民報 (北海道ニュースリンク協議会). (2020年4月1日). http://www.hokkaido-nl.jp/article/16674 2020年4月12日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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