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相内眞子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
相内真子から転送)

相内 眞子(あいうち まさこ)は、日本の政治学者ジェンダーの研究者。北翔大学名誉教授。元北翔大学学長。日本福祉文化学会理事。古矢旬門下。元小樽商科大学教授で政治学者の相内俊一は夫。

来歴

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国際基督教大学教養学部卒。1985年から1987年までウィスコンシン大学に留学[1]。1992年、札幌聖心女子学院中学校・高等学校英語専攻科非常勤講師( - 1993年)。1995年、北星学園大学経済学部非常勤講師( - 1997年)。1996年、北海道大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学(政治学専攻)。同年、同法学部助手。大学院では荒木俊夫古矢旬に薫陶を受ける[2]

1997年、北海道女子大学人間福祉学部講師[3]。2000年、北海道浅井学園大学人間福祉学部助教授[4]。2003年、同人間福祉学部教授。2005年、浅井学園大学人間福祉学部教授。2006年、北翔大学(2007年末まで浅井学園大学)人間福祉学部教授、同人間福祉学部長、同副学長。2010年2月、北翔大学学長に就任[1][3][4]。2014年2月、北翔大学学長を退任[3]室蘭工業大学経営協議会委員。

研究領域

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女性と政治の関係を研究し、地方議会とジェンダーの関係性の研究や、社会福祉政策形成における女性のリーダーシップ論、男女共同参画社会の法と政策の関係など幅広く研究した。 所属学会は日本福祉文化学会(理事)、日本政治学会、日本選挙学会[1]

論文

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  • 相内真子「アメリカ合衆国における「女性と政治」--州議会における女性代表を中心に」『北大法学論集』第43巻第5号、北海道大学法学部、1993年3月、1214-1176頁、ISSN 03855953NAID 120000958332 
  • 相内真子「働かざるもの食うべからず:アメリカ合衆国における福祉制度改革--Wisconsin Worksに関する一考察」『人間福祉研究』第1号、北翔大学、1998年、85-100頁、ISSN 13440039NAID 110006603764 
  • 相内真子「アメリカ政治におけるジェンダー・ファクター : 選挙政治にみるジェンダー効果」『人間福祉研究』第3号、北翔大学、2000年、81-94頁、ISSN 1344-0039NAID 120005535300 
  • 相内真子「ジェンダーで読む衆議院選挙 : 女性候補と政党」『人間福祉研究』第4号、北翔大学、2001年、93-107頁、ISSN 1344-0039NAID 120005535295 
  • 相内真子「ジェンダーとアメリカ政治:女性が作る「違い」」『日本政治學會年報政治學』第54巻、日本政治学会、2003年、89-112頁、doi:10.7218/nenpouseijigaku1953.54.0_89ISSN 0549-4192NAID 130006905317 
  • コンウェイM.マーガレット, パーリーマリアン・リーフ, 相内真子「アメリカ合衆国における福祉政策と女性のリーダーシップ」『人間福祉研究』第6号、北翔大学、2003年3月、179-192頁、ISSN 1344-0039NAID 120005535282 
  • 相内眞子, 幅崎麻紀子「ネパールにおける女性と選挙--内戦後のネパールにおける女性の政治活動の活性化について」『人間福祉研究』第14号、北翔大学、2011年、1-15頁、ISSN 13440039NAID 110008507736 
  • 中囿桐代, 相内眞子, 宮下裕美子, 笹谷春美, 小内純子, 岡田久美子, 笹谷春美, 小内純子, 岡田久美子「政治を変える,女性議員を増やす : 女性プラザ祭2018 トークセッション報告」『開発論集』第104号、北海学園大学開発研究所、2019年9月、131-149頁、ISSN 0288-089XNAID 120006729464 

注釈

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  1. ^ a b c 北翔大学学長挨拶[リンク切れ]
  2. ^ 「荒木俊夫先生の思い出」『追悼 荒木俊夫』1994、p144
  3. ^ a b c 学園新聞パル no.526”. 北翔大学. 2022年11月閲覧。
  4. ^ a b 科学研究費助成データベース:ID1000060281771

外部リンク

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先代
遠藤知恵子
北翔大学学長
第4代: 2010年2014年
次代
西村弘行