砕屑岩
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(砕せつ岩から転送)
砕屑岩(さいせつがん、英語: clastic rock[1])は、地表の岩石から風化・侵食によって生じた粒子(砕屑物)によって構成されている堆積岩である。特に、火山由来の粒子が堆積してできたもの(凝灰岩など)は、火山砕屑岩(火砕岩)と呼ぶ。
砂岩と泥岩には、粒径のわずかな違いから、葉理と呼ばれる堆積構造が発達することが多い。一般に、堆積に水が関与している砕屑物の粒径は、堆積時の水のエネルギーの大小を反映するとされている。そのため、砕屑岩の研究においては砕屑物の粒径の変化、葉理、その他さまざまな堆積構造の発達の有無が重視される。
区分
[編集]砕屑岩は主要な砕屑物の粒径により、大きく礫岩・砂岩・泥岩に区分される。
- 礫岩 - 主要な砕屑物の平均粒径が 2ミリメートル (mm) 以上のもの。
- 砂岩 - 主要な砕屑物の平均粒径が 1/16 mm 以上 2 mm 以下のもの。
- 泥岩 - 主要な砕屑物の平均粒径が 1/16 mm 以下のもの。
礫岩のうち、礫が角張っているものは角礫岩という。また、泥岩が
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泥岩(シルト岩)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 国立天文台 編「構成粒子の径と砕セツ岩」『理科年表 平成20年』丸善、2007年、654頁。ISBN 978-4-621-07902-7。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- "岩石の分類". 産業技術総合研究所地質調査総合センター. 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月21日閲覧。
粒径 (mm) | 砕屑物 | 砕屑岩 | 火山砕屑物 | 火山砕屑岩 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
64 以上 | 礫 | 礫岩 | 火山岩塊 | 火山角礫岩、凝灰角礫岩 | ||
64 - 2 | 火山礫 | ラピリストーン、火山礫凝灰岩 | ||||
2 - 1⁄16 | 砂 | 砂岩 | 火山灰 | 凝灰岩 | ||
1⁄16 - 1⁄256 | シルト | 泥 | シルト岩 | 泥岩 | ||
1⁄256 以下 | 粘土 | 粘土岩 | ||||
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