閃マンガン鉱
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閃マンガン鉱 | |
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分類 | 硫化鉱物 |
化学式 | MnS |
結晶系 | 等軸晶系 |
へき開 | 三方向に完全 |
モース硬度 | 3.5 - 4 |
光沢 | 亜金属光沢 |
色 | 鉄黒色 |
条痕 | 緑褐色 |
比重 | 4.0 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
閃マンガン鉱(せんマンガンこう、alabandite、アラバンダイト)はマンガンの硫化鉱物。硫マンガン鉱、アラバンド鉱ともよばれる。英名のAlabanditeは、トルコのアラバンダ(Alabanda)地方で最初に発見されたことに由来する。
マンガン鉱山に普通に産出される鉱物であり、菱マンガン鉱、あるいはばら輝石と伴って産出される。
性質・特徴
[編集]化学組成は、MnS。等軸晶系。立方体、八面体あるいは塊状で産出され、{001}に完全なへき開がある。モース硬度は3.5。比重は4。
色は黒から鉄黒色で、亜金属光沢があり、条痕は暗緑色である。粉末にするとニンニクのような悪臭がする。
特徴としては酸化のされやすさがあげられる。しばらく放置しておくとすぐに光沢を失い、二酸化マンガンのくすんだ褐色となる。このため、現在では「閃マンガン鉱」よりも「アラバンド鉱」と呼ばれることが多い。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996年、ISBN 4-586-31040-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
[編集]- Alabandite(mindat.org)
- Alabandite Mineral Data(webmineral.com)