稲野駅
稲野駅 | |
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駅舎(伊丹方面) | |
いなの Inano | |
◄HK-06 塚口 (1.4 km) (0.8 km) 新伊丹 HK-19► | |
所在地 | 兵庫県伊丹市稲野町1丁目50番地1[1] |
駅番号 | HK18 |
所属事業者 | 阪急電鉄 |
所属路線 | ■伊丹線 |
キロ程 | 1.4 km(塚口起点) |
駅構造 | 地上駅[2] |
ホーム | 2面2線[2] |
乗降人員 -統計年度- |
(特定日)8,887人/日 -2019年- |
乗降人員 -統計年次- |
(通年平均)6,826人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1921年(大正10年)5月10日[2] |
稲野駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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稲野駅(いなのえき)は、兵庫県伊丹市稲野町一丁目にある、阪急電鉄伊丹線の駅[2]。駅番号はHK-18。
開業前の仮の駅名は「伊丹口」だった[1]。
歴史
[編集]駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[2]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
駅舎・改札口は各ホーム毎に駅の南端(塚口寄り)にある[2]。改札内で各ホーム間を連絡する跨線橋などは設置されていないため、反対側のホームへは、駅舎に隣接する改札外の踏切を経由することになる。
なお、1980年代半ばまでは構内踏切が設置されていたが、阪急電鉄の方針により乗客用の構内踏切は撤去された。このため誤って入場した場合は駅員に申し出て出場することになるが、塚口方面ホームの改札口は駅員が配置されていないので、改札付近にあるインターホンで駅員を呼び出す必要がある。
トイレは伊丹方面ホームの改札口付近にあり、塚口方面ホームには待合室と清涼飲料水などの自動販売機が設置されている。
2007年には両ホームとも改札口付近の工事が実施され、スロープとトイレが改装された。なお、伊丹行きの改札口には団体客用の臨時出入口があったが、長年使用されずに放置されていた。現在のトイレは、この出入口を撤去した場所に移設されたものである。
のりば
[編集]号線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■伊丹線 | 下り | 伊丹・新伊丹方面 |
2 | 上り | 塚口・大阪梅田・神戸・京都・宝塚方面 |
※実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では、伊丹方面が1号線、塚口方面が2号線と表示されている。
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駅舎(塚口方面)
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ホーム
利用状況
[編集]2023年の1日平均乗降人員は6,826人である。阪急電鉄の駅では第80位[4]。
「伊丹市統計書」によると、近年の当駅における1日の乗降人員は以下の通り[5]。
年次 | 特定日 | 通年平均 | ||
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調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | 乗降人員 | |
2005年(平成17年) | 11月 | 8日8,998 | 4,531 | - |
2006年(平成18年) | 11月14日 | 8,846 | 4,428 | |
2007年(平成19年) | 11月13日 | 9,282 | 4,597 | |
2008年(平成20年) | 11月13日 | 9,005 | 4,451 | |
2009年(平成21年) | 11月10日 | 9,090 | 4,336 | |
2010年(平成22年) | 11月 | 9日7,200 | 3,620 | |
2011年(平成23年) | 11月 | 8日7,708 | 3,840 | |
2012年(平成24年) | 11月13日 | 8,102 | 4,035 | |
2013年(平成25年) | 11月13日 | 8,132 | 4,008 | |
2014年(平成26年) | 11月 | 4日7,097 | 3,525 | |
2015年(平成27年) | 11月10日 | 8,138 | 4,034 | |
2016年(平成28年) | 11月15日 | 8,383 | 4,178 | |
2017年(平成29年) | 11月7日 | 7,834 | 3,918 | 7,654 |
2018年(平成30年) | 11月13日 | 8,808 | 4,403 | - |
2019年(令和元年) | 11月12日 | 8,887 | 4,450 | 7,826 |
2020年(令和2年) | 5,910 | |||
2021年(令和3年) | 5,817 |
駅周辺
[編集]駅が開設された時点では人家もまばらであったが、1925年に駅の西南で阪急による住宅地「稲野住宅地」が売り出されてからは沿線人口が増加、現在は閑静な住宅地となっている[1]。
駅の西口には小規模なロータリーがあり、その奥には公園がある。さらにロータリーに面して交番があったが、駅西の五合橋線沿いに移転している。ロータリーから西とその先にある南北の道路は『いなの商店街』となっており、主に地元住民が営む個人商店が軒を連ねている。
塚口方面ホームの改札口から南の線路沿いには駐輪場があったが、のちに駅前のマンションの地下にその機能を移している(線路沿いには整理番号や区画線が残っている)。かつて塚口方面ホームの前には売店の「ラガールショップ」があったが隣の新伊丹駅と同時期に撤退しており、跡地には清涼飲料水の自動販売機が設置されている。
伊丹線内の各駅の中では唯一、周辺道路が狭隘なことから駅前にバス停留所が設けられておらず、バスに乗り換える場合は駅から北へ150メートルほどの兵庫県道336号線に面した場所にある伊丹市バスの御願塚停留所まで行く必要がある。
福知山線(JR宝塚線)猪名寺駅は当駅から東に約700メートル程の距離である。
- 稲野公園
- グンゼタウンセンター つかしん - 南東に徒歩4分(約300メートル)。JR猪名寺駅も最寄駅だが、南西に徒歩5分、約400メートルの距離にあるため、当駅からの方がやや近い。
- 兵庫県立尼崎稲園高等学校
- エディオン 塚口店
- ダイハツ工業 研修センター
- 関西キユーポート(旧・キユーピー 伊丹工場)[6] - 以上の各施設は、駅東の産業道路沿いにある。
- 関西スーパー 稲野店
- 洋服の青山 伊丹稲野店 - 以上の各施設は、駅西の五合橋線沿いにある。
- 三菱電機 伊丹製作所(駅東側)・グラウンド(駅西側)
- 伊丹市立生涯学習センター(ラスタホール)
- 伊丹市立図書館 南分館
- いなの商店街
- 伊丹稲野郵便局
- 池田泉州銀行 稲野支店(旧・池田銀行店舗)
- 尼崎信用金庫 稲野支店
- 御願塚古墳[2]
- 鉱物&カフェ Mineral Muru
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、70,86頁。ISBN 4-89485-051-6。
- ^ a b c d e f g 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、84頁。ISBN 9784343006745。
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 12号 阪神電気鉄道 阪急電鉄 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、27-29頁。ISBN 978-4-02-340142-6。
- ^ Corporation, Hankyu. “駅別乗降人員|路線・駅|阪急電鉄”. 阪急電鉄. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “伊丹市統計書|伊丹市”. www.city.itami.lg.jp. 2021年10月18日閲覧。
- ^ 製販物一体型の拠点「関西キユーポート」を稼動 - キユーピーアヲハタニュース(2019年12月10日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 稲野駅 - 阪急電鉄