竹下海斗
広島東洋カープ #126 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福井県大野市 |
生年月日 | 2006年11月6日(18歳) |
身長 体重 |
180 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2024年 育成ドラフト2位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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竹下 海斗(たけした かいと、2006年11月6日 - )は、福井県大野市出身のプロ野球選手(投手・育成選手)。左投左打。広島東洋カープ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]スポーツ好きの両親の元に生まれ幼少はサッカーに興じていたが、小学生より母親の勧めで兄が所属していた地元大野市のスポーツ少年団で野球を始める。小学2年時から投手を任され、小学3年時の低学年対象地区大会で優勝投手となり最優秀選手に選ばれ野球にのめり込む[1]。中学時には福井市のオールスター福井ヤングに所属し、大野市から通ってプレーした。この時に福井県の強豪、敦賀気比高等学校の東哲平監督の目に留まり、同校に進学する事となった[1]。
敦賀気比高では1学年上に、後に横浜DeNAベイスターズに入団する高見澤郁魅がいた。1年時の2022年夏の甲子園大会では、一年生で唯一となるベンチ入り[2]。1回戦の対高岡商戦で甲子園初登板を果たし [3]、3回戦の対聖光学院戦ではビハインドで中継ぎ登板するも2回1/3を4失点と相手の勢いを抑えられず、チームは敗退した[4]。2年時の2023年春の甲子園大会では初戦(シード2回戦)で優勝候補の対大阪桐蔭戦に先発登板、前田悠伍と投げ合った。変化球を効果的に使い、相手強力打線を6回5安打2失点に抑える好投を見せるも、チームは前田を打ち崩せず敗戦した[4][5]。エースナンバーを背負った夏の県予選大会では、準々決勝の対福井商戦で先発するも初回から制球を乱し敗戦、春夏連続出場を逃した[6]。3年時に出場した2024年春の甲子園大会は、大会前の2月にインフルエンザに罹患し体重が4kg減るなど万全な状態ではなかったが、初戦の対明豊戦では、6安打を許し再三のピンチを背負いながらも9回1死まで146球無失点の粘投を見せた。試合は後続がサヨナラ打を喫し敗戦[7][8]。夏の県大会では決勝戦で北陸高校に敗れ、高校時代最後の甲子園出場を逃した[9]。
その後9月にプロ志望届を提出[10]、10月24日の2024年ドラフト会議にて広島東洋カープより育成2位の指名を受けた[11]。担当スカウトは髙山健一。同年11月20日に敦賀市内のホテルで入団交渉、支度金319万円、年俸250万円(金額は推定)で仮契約を結んだ [12]。背番号は126[13]。
選手としての特徴
[編集]投手としては最速140キロのストレートに、カーブやチェンジアップで緩急を駆使した投球術が持ち味[14]。球の出所が見づらい独特の投球フォームで、打たせて取るスタイル [15]。
高校時代は打者としてもクリーンナップで活躍、巧みなバットコントロールに定評がある[15]。
目標とする投手に、敦賀気比高OBで同じ左腕の内海哲也を挙げている [12]。また同じ福井県出身高卒左腕で広島東洋カープの先輩となる玉村昇悟について、「投球タイプが似ているので、教えてもらいたい」と語っている[16]。
人物
[編集]小学1年時に母親の勧めでサッカーから野球に転向したが、その時すでに母親は癌を患っており、余命宣告を受けていた。病身を押して熱心に竹下の野球の応援や活動のサポートをしていたが、竹下が小学3年の時に他界。応援してくれた母親の為にも甲子園で活躍したい思いが、高校時代の原動力の一つになった[1]。
以降は父親と祖母が送迎や栄養管理、時には練習相手など、大野市から福井市のチームに通う中学時代の竹下を温かくサポートし、「そのおかげで野球をずっと好きでいられた」とプロ指名時に感謝の思いを寄せている[11]。
詳細情報
[編集]背番号
[編集]- 126(2025年 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 「野球の道に導いてくれた天国の母へ…敦賀気比高校エースが挑む「感謝」の甲子園 竹下海斗投手」福井新聞、2024年3月19日。2024年11月30日閲覧。
- ^ “高校野球 夏の甲子園2022 敦賀気比”. 日刊スポーツ. 2024年11月30日閲覧。
- ^ “高校野球 夏の甲子園2022 敦賀気比 対 高岡商”. 日刊スポーツ. 2024年11月30日閲覧。
- ^ a b 「【センバツ】敦賀気比の背番号「18」竹下海斗が6回2失点好投「夏は背番号1で戻ってきたい」」日刊スポーツ、2023年3月20日。2024年11月30日閲覧。
- ^ 「敦賀気比、善戦もあと一本出ず 大阪桐蔭のエース・前田悠伍に14三振【センバツ】」中日スポーツ、2023年7月25日。2023年3月20日閲覧。
- ^ 「SNSでも衝撃広がる…敦賀気比 福井商との名門対決で7回コールドの完敗 夏5連覇の夢途絶える」Sponichi Annex、2023年7月25日。2024年11月30日閲覧。
- ^ 「【センバツ】敦賀気比のエース竹下海斗「夏に全国V」不調も9回途中1失点、聖地に成長の跡刻む」日刊スポーツ、2024年3月19日。2024年11月30日閲覧。
- ^ 「【センバツ】敦賀気比はサヨナラ負けで4年連続の初戦敗退 エース竹下海斗146球に「粘れた」」日刊スポーツ、2024年3月19日。2024年11月30日閲覧。
- ^ 「北陸が敦賀気比を破り2連覇、5度目の夏甲子園切符 夏の高校野球福井大会2024決勝」福井新聞、2024年7月27日。2024年11月30日閲覧。
- ^ 「敦賀気比高校の竹下海斗投手がプロ野球志望届 福井県大野市出身、今春の選抜では明豊相手に好投」福井新聞、2024年9月5日。2024年11月30日閲覧。
- ^ a b 「敦賀気比の竹下海斗投手、ドラフト会議で広島から育成2位指名 1時間かけ送迎続けた祖母、プレーで一切怒らなかった父への恩返し」福井新聞、2024年10月25日。2024年11月30日閲覧。
- ^ a b 「広島・育成2位の竹下海斗と仮契約「1年でも早く支配下に」担当スカウトは早期の2軍デビューに期待」中日スポーツ、2024年11月26日。2024年11月30日閲覧。
- ^ 「カープ背番号変更 小園海斗が5、ドラ1佐々木泰は10に」中国新聞デジタル、2024年11月29日。2024年11月29日閲覧。
- ^ “竹下 海斗”. Sportsnavi. 2024年11月30日閲覧。
- ^ a b “竹下 海斗”. 週刊ベースボール. 2024年11月30日閲覧。
- ^ 「敦賀気比の竹下投手、広島と仮契約 「緩急武器に勝負」 プロ野球育成ドラフト2位指名」福井新聞、2024年11月27日。2024年11月30日閲覧。