第65回有馬記念
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第65回有馬記念 | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会(JRA) |
競馬場 | 中山競馬場 |
施行年 | 2020年 |
施行日 | 12月27日 |
距離 | 芝2500m |
格付け | GI |
賞金 |
1着賞金3億円 |
出走条件 | サラ系3歳以上(国際)(指定) |
負担重量 | 定量 |
天候 | 晴 |
馬場状態 | 良 |
優勝馬 | クロノジェネシス |
優勝騎手 | 北村友一 |
優勝調教師 | 斉藤崇史 |
優勝馬主 | サンデーレーシング |
優勝生産者 | ノーザンファーム |
第65回有馬記念(だい65かいありまきねん)は、2020年12月27日に千葉県船橋市の中山競馬場で施行された競馬の競走である。クロノジェネシスが優勝した。
新型コロナウイルスの影響
[編集]新型コロナウイルス (COVID-19) 感染拡大防止の為、一般席2,542席と特設観覧席「グランプリシート」250席の計2,792名を上限とした事前抽選による入場制限を実施[1]。
ファン投票も競馬場での投票は見送られ、WEB投票に限定して実施された[2]。また公開枠順抽選会も無観客で行われ、出走馬陣営の関係者の出席も行わない[3]。
主な競走の結果
[編集]- 時系列順に記述、本競走に出走する競走馬は、太字強調にて表す。(参照先の記事についてはその限りではない。)
- 菊花賞(GI)
→詳細は「第81回菊花賞」を参照
- 天皇賞(秋)(GI)
1着:アーモンドアイ、2着:フィエールマン、3着:クロノジェネシス、5着:キセキ[4]。
→詳細は「第162回天皇賞」を参照
エリザベス女王杯(GI)
着順 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 単勝オッズ | 人気 | RATE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 18 | ラッキーライラック | 牝5 | C.ルメール | 56 | 2:10.3 | 3.3 | 1 | ||
2着 | 13 | サラキア | 牝5 | 北村友一 | 56 | 2:10.4 | クビ | 12.3 | 5 | |
3着 | 11 | ラヴズオンリーユー | 牝4 | M.デムーロ | 56 | 2:10.4 | クビ | 5.5 | 3 | |
天候:晴、馬場状態:良 |
ジャパンカップ(GI)
1着:アーモンドアイ、4着:カレンブーケドール
→詳細は「第40回ジャパンカップ」を参照
出走前の状況
[編集]出走馬と枠順
[編集]枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | オッズ(人気) | 調教師 | 馬主 | ファン投票 |
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1 | 1 | バビット | 牡3 | 55 | 内田博幸 | 36.2(10人) | 浜田多実雄 | 宮田直也 | 33位 |
2 | ブラストワンピース | 牡5 | 57 | 横山武史 | 33.1(9人) | 大竹正博 | (有)シルクレーシング | 10位 | |
2 | 3 | クレッシェンドラヴ | 牡6 | 57 | 坂井瑠星 | 188.1(16人) | 林徹 | 広尾レース(株) | 68位 |
4 | ラヴズオンリーユー | 牝4 | 55 | ミルコ・デムーロ | 15.5(6人) | 矢作芳人 | DMMドリームクラブ(株) | 24位 | |
3 | 5 | ワールドプレミア | 牡4 | 57 | 武豊 | 13.5(7人) | 友道康夫 | 大塚亮一 | 9位 |
6 | キセキ | 牡6 | 57 | 浜中俊 | 24.9(8人) | 角居勝彦 | 石川達絵 | 6位 | |
4 | 7 | ラッキーライラック | 牝5 | 55 | 福永祐一 | 8.1(4人) | 松永幹夫 | (有)サンデーレーシング | 2位 |
8 | ペルシアンナイト | 牡6 | 57 | 大野拓弥 | 148.1(12人) | 池江泰寿 | (有)G1レーシング | 54位 | |
5 | 9 | クロノジェネシス | 牝4 | 55 | 北村友一 | 2.5(1人) | 斉藤崇史 | (有)サンデーレーシング | 1位 |
10 | カレンブーケドール | 牝4 | 55 | 池添謙一 | 7.9(3人) | 国枝栄 | 鈴木隆司 | 19位 | |
6 | 11 | モズベッロ | 牡4 | 57 | 田辺裕信 | 174.9(14人) | 森田直行 | (株)キャピタル・システム | 32位 |
12 | オーソリティ | 牡3 | 55 | 川田将雅 | 20.3(7人) | 木村哲也 | (有)シルクレーシング | 28位 | |
7 | 13 | フィエールマン | 牡5 | 57 | クリストフ・ルメール | 3.5(2人) | 手塚貴久 | (有)サンデーレーシング | 4位 |
14 | サラキア | 牝5 | 55 | 松山弘平 | 74.9(11人) | 池添学 | (有)シルクレーシング | 29位 | |
8 | 15 | オセアグレイト | 牡4 | 57 | 横山典弘 | 183.4(15人) | 菊川正達 | IHR | 100位以下 |
16 | ユーキャンスマイル | 牡5 | 57 | 岩田康誠 | 157.0(13人) | 友道康夫 | 金子真人ホールディングス(株) | 17位 |
公開枠順抽選会
[編集]映像外部リンク | |
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【公式】『2020有馬記念 公開枠順抽選会』12/24(木) 午後5時 BS Fuji Official Channelによる動画 |
レース3日前の12月24日、東京都港区の品川プリンスホテルにて公開枠順抽選会が行われた。ただし本年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、陣営関係者の出席と観覧者の募集は中止され、騎乗予定騎手が自宅(横山武史は父・横山典弘と同室)から電話で参加した。この為、通常は陣営の代表者が行う馬番抽選も、主催者側が全て行う事となった。抽選会の模様はBSフジにて生中継、及びBSフジの公式YouTubeチャンネルにてライブストリーミング配信された。
レース結果
[編集]着順 | 馬番 | 枠番 | 競走馬名 | タイム | 着差 | 上がり3ハロン |
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1 | 9 | 5 | クロノジェネシス | 2:35.0 | 36.2 | |
2 | 14 | 7 | サラキア | 2:35.0 | クビ | 35.4 |
3 | 13 | 7 | フィエールマン | 2:35.1 | クビ | 36.5 |
4 | 7 | 4 | ラッキーライラック | 2:35.5 | 2 1/2 | 36.5 |
5 | 5 | 3 | ワールドプレミア | 2:35.6 | 1/2 | 36.3 |
5 | 10 | 5 | カレンブーケドール | 2:35.6 | 同着 | 36.8 |
7 | 8 | 4 | ペルシアンナイト | 2:35.6 | アタマ | 36.2 |
8 | 3 | 2 | クレッシェンドラヴ | 2:35.6 | 1 1/2 | 36.8 |
9 | 15 | 8 | オセアグレイト | 2:35.9 | クビ | 36.8 |
10 | 4 | 2 | ラヴズオンリーユー | 2:35.9 | クビ | 36.6 |
11 | 16 | 8 | ユーキャンスマイル | 2:36.4 | 3 | 36.5 |
12 | 6 | 3 | キセキ | 2:36.5 | 1/2 | 37.6 |
13 | 1 | 1 | バビット | 2:36.8 | 2 | 38.4 |
14 | 12 | 6 | オーソリティー | 2:37.0 | 1 | 38.2 |
15 | 11 | 6 | モズベッロ | 2:38:2 | 7 | 38.5 |
競走中止 | 2 | 1 | ブラストワンピース |
データ
[編集]1000m通過タイム | 62.2秒(バビット) |
上がり4ハロン | 48.9秒 |
上がり3ハロン | 36.6秒 |
最速上がり3ハロン | 35.4秒(サラキア) |
払戻金
[編集]単勝式 | 9 | 250円 |
複勝式 | 9 | 130円 |
14 | 770円 | |
13 | 160円 | |
枠連 | 5-7 | 380円 |
馬連 | 9-14 | 10330円 |
ワイド | 9-14 | 2320円 |
9-13 | 270円 | |
13-14 | 2550円 | |
馬単 | 9-14 | 11360円 |
3連複 | 9-13-14 | 7370円 |
3連単 | 9-14-13 | 50150円 |
達成された記録
[編集]- クロノジェネシスは牝馬としては前年のリスグラシューに続いて史上2頭目のグランプリ2勝達成、牝馬のグランプリ制覇はリスグラシューと併せて春秋4連覇[5]
- 鞍上の北村友一は有馬記念初制覇(八大競走初制覇)。GI通算5勝目。
テレビ・ラジオ中継
[編集]本レースのテレビ・ラジオ放送の実況担当者
- 日本放送協会 (NHK):稲垣秀人(大津放送局)[6]
- 番組司会:高木修平(協会本部・メディア総局アナウンス室)
- 解説:鈴木康弘(日本調教師会名誉会長)
- ラジオNIKKEI:小林雅巳(東京本社スポーツ情報部)
- フジテレビ:青嶋達也(編成局アナウンス室スポーツ統括担当部長)
- アール・エフ・ラジオ日本:矢田雄二郎
- TBSラジオ:清原正博
- ニッポン放送:清水久嗣(東京フイルム・メート)
- 文化放送:長谷川太
- MBSラジオ:来栖正之
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ "有馬記念ウィーク限定!"グランプリシート"にご招待!【中山競馬場】". 日本中央競馬会. 19 November 2020. 2020年11月20日閲覧。
- ^ 有馬記念ファン投票スタート - 日本中央競馬会 2020年11月16日
- ^ 有馬記念公開枠順抽選会生中継! - 日本中央競馬会 2020年12月19日
- ^ “第4回東京競馬第8日 - 成績編”. JRA(日本中央競馬会). 2020年11月29日閲覧。
- ^ 翌年の宝塚記念もクロノジェネシスが制覇
- ^ 競馬2020「第65回有馬記念」 - 日本放送協会(NHKアーカイブス)