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蛭子座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蛭子座
蛭子座の位置(岐阜県内)
蛭子座
情報
用途 芝居小屋
竣工 1901年明治34年)・1949年昭和24年)移築
所在地 509-8301
岐阜県中津川市蛭川2198-1
座標 北緯35度31分23.4秒 東経137度22分57.3秒 / 北緯35.523167度 東経137.382583度 / 35.523167; 137.382583 (蛭子座)座標: 北緯35度31分23.4秒 東経137度22分57.3秒 / 北緯35.523167度 東経137.382583度 / 35.523167; 137.382583 (蛭子座)
文化財 中津川市指定有形民俗文化財
指定・登録等日 2006年平成18年)7月28日
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蛭子座(えびすざ)とは、岐阜県中津川市蛭川2198-1(旧・恵那郡蛭川村)にある芝居小屋である。

概要

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公民館も兼ねており、蛭川公民館ともいう。中津川市指定有形民俗文化財に指定されている[1]

毎年10月第3日曜日に、歌舞伎保存会の定期公演が行われる。歌舞伎公演の他、文化祭、芸能祭、軽スポーツでも使用されている。

歴史

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江戸時代から明治時代美濃国および飛騨国では、地元の人々による地芝居歌舞伎)が盛んに行なわれており、数多くの芝居小屋が建てられた。現在も各地で歌舞伎保存会が活動している。特に東濃地域(中津川市・恵那市)は地芝居が盛んであり、蛭子座を含めていくつかの芝居小屋が現存する。

年表

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  • 1901年明治34年) - 蛭子座が竣工。
  • 1943年昭和18年)~1945年(昭和20年) - 太平洋戦争中は軍需工場として使用される。
  • 1949年(昭和24年) - 現在地に移転。資材は1901年(明治34年)に建造された当時のものを一部使用する。
  • 1969年(昭和44年) - この年で歌舞伎公演が休止する。
  • 1991年平成3年) - 蛭川村歌舞伎保存会が発足し、歌舞伎公演が再開される。
  • 2006年(平成18年)7月28日 - 中津川市指定有形民俗文化財に指定される。
  • 2007年(平成19年)~2008年(平成20年) - 大規模改修工事。
  • 2009年(平成21年)2月14日 - 改修工事が竣工して杮落としが行われる。

建築

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木造2階建(一部3階建)であり、竣工時の延床面積は1,648.62m2、現在の延床面積は1,580m2。収容人数は560名。名古屋市御園座を参考にして建設された。1901年(明治34年)に建築され、1949年(昭和24年)に現在地に移転されたるが、資材は建築当時のものを多く使用している。

2009年(平成21年)、大改修工事が竣工する。資材はできる限り再利用し、耐震補強とバリアフリー化の他、空調設備が整えられた。改修後も歌舞伎小屋の様式(花道、格天井など)はそのままとしている。

岐阜県の芝居小屋

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岐阜県は地芝居が盛んな地域であり、江戸時代から昭和時代に建設された木造芝居小屋が残っている。主な芝居小屋は以下のとおりである。

脚注

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  1. ^ 蛭子座”. 中津川市. 2024年4月13日閲覧。

外部リンク

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