赤崎正則
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(赤﨑正則から転送)
赤崎 正則(あかざき まさのり[1]、1927年[1]-)は、日本の工学者。工学博士[2]。専門はプラズマ工学。九州大学名誉教授 [3]。同大学総合理工学研究科長や福岡工業大学学長を歴任[4]。高電圧工学や放電現象から雷やプラズマの研究に長年取り組んだ。
人物
[編集]鹿児島県知覧町(現・南九州市)生まれで鹿児島市育ち[4][5]。半導体分野の工学者・赤﨑勇は実弟[4]。
鹿児島市立大龍小学校から鹿児島県立第二鹿児島中学校 (旧制)へ進む[4][5]。大龍小出身の鹿児島二中生徒有志の団体「敬天会」で活動[4]。戦時下の第七高等学校造士館 (旧制)に入学したが、学徒勤労動員により朝霞市の陸軍士官学校で終戦を迎え、旧制七高が空襲で全焼したため第五高等学校 (旧制)に転校[4]。旧制五高を出て、1952年に九州大学工学部電気工学科を卒業[3]。九州大学大学院を経て、1955年に九州大学助手となる[5]。1961年、論文「汚損碍子の衝撃閃絡現象と閃絡碍子の表示に関する研究」で九州大学より工学博士号授与[2]。
1957年4月に九州大学工学部・工学研究科助教授に就任し、1967年4月、教授に昇任[6]。1979年4月、総合理工学研究科教授に転任し、1986年度から1989年度までは総合理工学研究科長も務める[6]。1990年3月に九大教授を退官し、同年、名誉教授[6]。九大退官後は熊本大学教授や九州東海大学教授を経て、1994年より福岡工業大学学長を務めた[5]。
脚注
[編集]- ^ a b 国立国会図書館典拠データサービス 2019年11月10日閲覧
- ^ a b 赤崎正則『汚損碍子の衝撃閃絡現象と閃絡碍子の表示に関する研究』 九州大学〈工学博士 報告番号不明〉、1961年。NAID 500000322800。
- ^ a b 共著書『プラズマ工学の基礎 改訂版』(産業図書、2001年3月)著者紹介
- ^ a b c d e f 赤﨑勇『青い光に魅せられて 青色LED開発物語』(日本経済新聞出版社、2013年3月)
- ^ a b c d 南日本新聞1999年9月21日朝刊5頁かごしま人紀行
- ^ a b c 九州大学百年史編集委員会『九州大学百年史 第11巻 : 資料編Ⅳ』 11巻、九州大学、2017年。doi:10.15017/1800865。hdl:2324/1800865 。
- ^ “平成21年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 1 (2009年4月29日). 2009年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月9日閲覧。