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潜在的に迷惑なアプリケーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
迷惑ソフトから転送)

潜在的に迷惑なアプリケーション (: Potentially Unwanted Application, PUA) あるいは潜在的に迷惑なプログラム: Potentially Unwanted Program, PUP)とは、マルウェアほど悪質ではないが、健全とも言い難いアプリケーションを指す[1]

シマンテックは、PUAがセキュリティプライバシーの脅威となったり、コンピュータのリソースを浪費する可能性があり、ユーザーの許可なしにインストールされると指摘している[2]

ソフォスは、PUAに分類されるものとしてアドウェアダイヤラー、悪質ではないが不要なソフトウェア、リモート管理ツールハッキングツールなどを挙げている。

しかし、必ずしもすべてのユーザーにとって不要なものであるとはみなしていない。ソフォスは、アンチウイルスソフトウェアでPUAを発見することができるが、削除するかどうかはユーザーの判断に委ねられるとしている[3]

オンラインソフトウェアには、インストール時に他のソフトウェアもインストールするように勧めるもの(バンドルソフトウェア)があるが、これもPUAとみなされることがある。

こうしたものの対策として、バンドルソフトウェアをインストールしないようにするソフトウェアが存在する[4]

コンピュータゲームの人気に便乗し、ゲームソフトエミュレータを騙ってユーザーにインストールされようとするPUAがセキュリティベンダーによって報告されている。

それらはYouTubeのような動画サイトや、BitTorrentなどで拡散されている。こうした行為は、アフィリエイトプログラムで収益を上げることを目的としている[5][6]

脚注

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