銚子セントラル
銚子セントラル Choshi Central | |
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情報 | |
正式名称 | 銚子セントラル |
旧名称 | 銚子中央映画劇場 |
完成 | 1958年 |
開館 | 1958年 |
閉館 | 2007年2月4日 |
最終公演 | 男はつらいよ 寅次郎紅の花 |
収容人員 | 304人 |
設備 | ドルビーサラウンド |
用途 | 映画上映 |
運営 | 柏木興行株式会社 |
所在地 |
〒288-0042 千葉県銚子市末広町5-12 |
位置 | 北緯35度43分53.6秒 東経140度49分51.8秒 / 北緯35.731556度 東経140.831056度座標: 北緯35度43分53.6秒 東経140度49分51.8秒 / 北緯35.731556度 東経140.831056度 |
最寄駅 | JR・銚子電鉄銚子駅 |
最寄バス停 |
千葉交通「東芝町」停留所 (県道244号沿い) |
特記事項 |
略歴 1958年:銚子中央映画劇場として開業 1970年頃:銚子セントラルに改称 2007年2月4日:閉館 |
銚子セントラル(ちょうしセントラル、1958年 開館 - 2007年2月2日 閉館)は、かつて存在した日本の映画館である[1]。銚子中央映画劇場(ちょうしちゅうおうえいがげきじょう)として開館、のちの館名に改名して以降も、閉館まで一貫して洋画系興行専門のロードショー館であった[1][2]。
略歴・概要
[編集]1958年(昭和33年)、銚子中央映画劇場として、千葉県銚子市末広町4-281(現在の同県同市同町5-12)に開館する[1][2]。木造1階建、内部の繰り返しながら、閉館まで開業時と同一の建物であった[1][2][3]。当時同市内に同館のほか、銚子東映(銚子マリン1・2)、銚子日活(かつての銚子座)、銚子映画劇場(のちの銚子ヱイゲキ)の4館を柏木興行が経営していた[2]。1960年(昭和35年)には、同市内にほかにも、銚子富士館、銚盛館、銚子大映、銚子演芸館の8館が存在した[注 1]。
1970年(昭和45年)前後のある時期に、銚子セントラルと改称する。1976年(昭和51年)ころには、同市内の映画館は、同館のほか、銚子日活、銚子映画劇場、銚子東映、銚子大映の5館になっていた[4]。
1982年(昭和57年)ころには、同市内の映画館は、同館のほか、銚子映画劇場、銚子東映、テアトル銚子(以上経営は柏木興行)、銚子大映の5館になっていた[5]。
1999年(平成11年)ころの客席数は、323席であった[3][6]。
2006年(平成18年)2月3日、柏木興行は、同社が同市内に経営する3館のうち、銚子マリン1・2、銚子ヱイゲキの3館を閉館し、翌2007年(平成19年)2月2日には、当時の同市内最後の映画館となった同館も閉館した[1]。2日後の同年2月4日には『男はつらいよ 寅次郎紅の花』を無料上映し、これまでの観客に感謝を表した。建物はその後解体され駐車場となったが、2012年(平成24年)時点ではその一部が一軒家となっている。
当館閉館後、同市内に映画館は空白となっていたが、2010年(平成22年)3月16日にグランドオープンしたイオン銚子ショッピングセンター(現:イオンモール銚子)内にイオンシネマ銚子が誕生した。
データ
[編集]- 所在地 : 〒288-0042 千葉県銚子市末広町5-12 [1]
- 席数 : 304席 [1]
- 代表 : 初代 柏木正雄、二代目 柏木秀夫[3]
- 支配人 : 浅野良雄 (1997年 [3])
- 経営母体 : 柏木興行株式会社[3]
上映したおもな映画
[編集]出典のみられるおもな映画である。
- ジャン=ピエール・ジュネ『エイリアン4』(20世紀フォックス、1998年4月25日公開) [7]
- 高畑勲『ホーホケキョ となりの山田くん』(松竹・スタジオジブリ、1999年7月17日公開)[8]
- アンディ・テナント『アンナと王様』(20世紀フォックス、2000年2月5日公開) [9]
- ダニー・ボイル『ザ・ビーチ』(20世紀フォックス、2000年4月22日公開) [10]
- クリス・コロンバス『ハリー・ポッターと賢者の石』(ワーナー・ブラザース、2001年12月1日公開) [11]
- ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(20世紀フォックス、2002年7月13日公開) [12]
- ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(20世紀フォックス、2005年7月9日公開)[13]
- 下山天『SHINOBI』(松竹洋画系、2005年9月17日公開) [1]
- 山崎貴『ALWAYS 三丁目の夕日』(東宝、2005年11月5日 - 2006年3月3日) [14]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1960年の映画館(関東地方)「消えた映画館の記憶」を参照した[2]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h 銚子セントラル(「港町キネマ通り」、2010年11月15日閲覧。)
- ^ a b c d e 『映画年鑑 1960』、時事映画通信社、1959年12月1日、p.41.
- ^ a b c d e 『映画館名簿 1997』、『映画年鑑 1997年版』付録、編集日本映画製作者連盟配給部会、発行時事映画通信社、1996年12月1日、p.43.
- ^ 『映画年鑑 1976』、時事映画通信社、1975年12月1日、p.56.
- ^ 『映画年鑑 1982』、時事映画通信社、1981年12月1日、p.44.
- ^ 『映画館名簿 1999』、『映画年鑑 1999年版』付録、編集日本映画製作者連盟配給部会、発行時事映画通信社、1998年12月1日、p.47.
- ^ “エイリアン4 ロードショー公開劇場一覧”. 20世紀フォックス. 2010年11月15日閲覧。
- ^ “「ホーホケキョ となりの山田くん」制作日誌”. スタジオジブリ (1999年5月). 2010年11月16日閲覧。
- ^ “アンナと王様 公開劇場”. 20世紀フォックス. 2010年11月15日閲覧。
- ^ “ザ・ビーチ 全国上映劇場リスト”. 20世紀フォックス. 2010年11月15日閲覧。
- ^ “上映劇場一覧”. ハリー・ポッターと賢者の石. ワーナー・ブラザース. 2010年11月15日閲覧。
- ^ “上映劇場一覧”. STAR WARS エピソード2 クローンの攻撃. 20世紀フォックス. 2013年6月21日閲覧。
- ^ “上映劇場一覧”. STAR WARS エピソード3 シスの復讐. 20世紀フォックス. 2013年6月21日閲覧。
- ^ “ALWAYS 三丁目の夕日”. 銚子セントラル. 2010年11月15日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 銚子セントラル - 港町キネマ通り(2006年1月取材)