響紋
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響紋 (きょうもん) , オーケストラと童声合唱のための「響紋」は、日本の作曲家、三善晃が1984年に作曲した児童合唱と管弦楽のための作品である。
作曲の経緯
[編集]作品は民主音楽協会からの委嘱によって作曲された作品で、レクイエム、詩篇から続く「反戦三部作」の第3作目である[1]。
初演は同年に尾高忠明の指揮、東京フィルハーモニー交響楽団、東京放送児童合唱団によって演奏された[2]。
概要
[編集]童謡『かごめかごめ』が歌詞となっているが、詩人の宗左近に教えられた、現在流布しているものではない江戸時代に記録された歌詞(鬼遊びの唄)を使用している。
演奏時間は約15分。
編成
[編集]フルート3 (ピッコロ持ち替え)、オーボエ3 (イングリッシュホルン持ち替え)、クラリネット3、ファゴット3 (コントラファゴット持ち替え)、ホルン4、トランペット4、トロンボーン4、ティンパニ、シストレ、シンバル、カウベル、クロマティークゴング、タムタム、トムトム、小太鼓、グロッケンシュピール、マリンバ、マラカス、チューブラベル、大太鼓、そり鈴、アンティーク・シンバル、ヴィブラフォン、シロフォン、ハープ、ピアノ、チェレスタ、弦楽合奏、児童合唱
評価
[編集]- 作品は第33回尾高賞を受賞した。
脚注
[編集]- ^ “山田和樹、三善晃の反戦三部作を語る”. 東京都交響楽団. 2021年7月30日閲覧。
- ^ “三善 晃:童声合唱とオーケストラのための「響紋」:全音オンラインショップ”. shop.zen-on.co.jp. 2021年7月30日閲覧。