シオガマザクラ
表示
(鹽竈神社の鹽竈ザクラから転送)
シオガマザクラ | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鹽竈神社のシオガマザクラ
| ||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||
Cerasus serrulata ‘Shiogama’[1] | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
シオガマ(塩竈/鹽竈) |
シオガマザクラ(新字体:塩竈桜、正字体:鹽竈櫻、慣用形:鹽竃桜。学名:Cerasus serrulata ‘Shiogama’[1])は、サクラの一種であり、宮城県塩竈市の木でもある[2]。
鹽竈神社境内にある31本が「鹽竈神社の塩竈ザクラ」の名称で国の天然記念物に指定されている。花は八重で花の色は薄桃色。
鹽竈神社の鹽竈ザクラ
[編集]サトザクラ系のシオガマザクラは花弁が約40片からなる大輪の八重ザクラである。その歴史は古く、堀河天皇の御製に「鹽竃櫻」と見あることから、平安時代には品種として成立していたものと考えられている。古くから著名なサクラとして昭和15年(1940年)には国の天然記念物に指定された。
その後高齢木のため枯死したため、昭和34年(1959年)に天然記念物の指定が解除された。しかし枯死直前に鹽竈神社の庭師である松木操により接木がされ、京都のサクラ研究家である佐野藤右衛門の指導を受けて「塩竈桜保存会」が苗木を育成した。
保存会の努力により育った苗木は、鹽竈神社境内に54本植えられ、このうち31本が昭和62年(1987年)12月17日に国の天然記念物として再指定された[3]。
補注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 塩釜桜 日本花の会 桜図鑑
- ^ 東北大学理学部技術部
- ^ 文化庁国指定文化財等データベース
参考文献
[編集]- 加藤陸奥雄他編『日本の天然記念物』、講談社、1995年3月20日 第1刷 414、417ページ ISBN 4-06-180589-4