チャイテン山
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(2008年のチャイテン山噴火から転送)
チャイテン山 | |
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チャイテン火山の溶岩ドーム、2009年1月 | |
標高 | 1,122 m |
所在地 | チリ |
位置 | 南緯42度49分58秒 西経72度38分45秒 / 南緯42.83278度 西経72.64583度座標: 南緯42度49分58秒 西経72度38分45秒 / 南緯42.83278度 西経72.64583度 |
種類 | カルデラ |
最新噴火 | 2011年 |
プロジェクト 山 |
チャイテン山(西:Chaitén)とは、南アメリカ大陸の西部に存在する火山の1つである。
概要
[編集]チャイテン山は、チリ中部にある火山で、山頂の標高は1122m。チリの首都サンティアゴから南に約1300km離れた、アンデス山脈内に位置する流紋岩質でできた火山である。
2008年の噴火は約300年(一部の記事では9000年)ぶりの噴火とされ、このときの火山爆発指数は5だった。大量の火山灰を噴き上げ[1]、火砕流を発生させたりした。総噴出量は約40億m3に及ぶ。[2]
この噴火による人的被害はなかったが、火山灰による泥流を起こし、付近の建物に被害が出た。
2008年の噴火
[編集]- 5月2日、大噴火。大量の火山灰を含んだ噴煙は上空約30kmの成層圏まで噴き上がり、溶岩を流出。火砕流発生の恐れがあるとして近隣住民1500人避難。[3]翌3日には、地元のラジオ局によると、92歳の女性が心肺機能の問題を起こし死亡。[4]
- 5月6日、避難範囲を拡大し、さらに1800人が避難。
- 5月10日、チリの大統領(当時)であるミチェル・バチェレが被災地を観察。
- 7月- 火山活動が再び活発化する。
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2003年
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2008年5月
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2009年
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火山灰が降り積もった建物と噴煙を上げるチャイテン山、2008年6月
脚注
[編集]- ^ 野村哲也『パタゴニアを行く 世界でもっとも美しい大地』中央公論新社、2011年、37頁。ISBN 978-4-12-102092-5。
- ^ http://www.bousai.go.jp/kazan/kentokai3/20120803/20120803siryo2.pdf#search='チリ%20チャイテン火山'
- ^ “チリで火山が噴火、1500人が避難”. AFPBB News. (2008年5月3日) 2012年7月31日閲覧。
- ^ “火山灰で町がゴーストタウン化、チリ南部”. AFPBB News. (2008年5月5日) 2012年7月31日閲覧。
関連項目
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、チャイテン山に関するカテゴリがあります。
外部リンク
[編集]- Chaiten - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program