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ベル・アンド・セバスチャン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
BELLE AND SEBASTIANから転送)
ベル・アンド・セバスチャン
基本情報
出身地 スコットランドの旗 スコットランド グラスゴー
ジャンル
活動期間 1996年 -
レーベル
公式サイト Belle and Sebastian | Official Website
メンバー
旧メンバー

ベル・アンド・セバスチャン (英語: Belle and Sebastian) は、スコットランドグラスゴー出身のインディー・ポップバンド

歴史

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1996年にグラスゴーにて結成。同年、大学の音楽コースのレーベル『Electric Honey』より1stアルバム『タイガーミルク』をレコードで1000枚限定リリース。この初回盤は、後に850ポンドとも言われる値がつくほどのプレミア盤となった[5]。バンドがスタートした時点でのメンバーはスチュアート・マードックとスチュアート・デヴィッドのみであったが、アルバム製作のため、スティーヴィー・ジャクソン、イゾベル・キャンベル、クリス・ゲッズ、リチャード・コルバーンを招き入れる。

1996年11月には、2ndアルバム『If You're Feeling Sinister (邦題:天使のため息)』をJeepstarレーベルよりリリース。バンドのアルバムが公にリリースされたのはこれが最初で[6]、当初はこのアルバムがバンドのデビュー作というような見方がされていた。このアルバム製作時にサラ・マーティンが加入。

1998年、3rdアルバム『The Boy with the Arab Strap』をリリースし、全英アルバムチャートで12位に入る好セールスを記録[7]。また、このタイミングでミック・クックが正式にバンドに加入。

1999年2月にはブリット・アワードにてベスト・ブリティッシュ・ニューカマー賞を受賞[8]。同年、音楽フェスティバル『ボウリィ・ウィークエンダー』を地元スコットランドにて主催。

2000年、4thアルバム『Fold Your Hands Child, You Walk Like a Peasant (邦題:わたしのなかの悪魔)』をリリースし、バンド初の全英トップ10アルバムとなる[7]。さらに、シングル『Legal Man』のヒットを受けイギリスの音楽番組トップ・オブ・ザ・ポップスに出演。一方、スチュアート・デヴィッドが自身のバンド「ルーパー英語版」の活動に専念するため脱退。代わりにV-Twinよりボブ・ギルデアが加入。

2002年には映画のサウンドトラック『ストーリーテリング』を発表。しかし、中心メンバーであるイザベル・キャンベルがバンドの北米ツアー中に脱退(2011年現在はソロ活動をしている)。また同年、バンドはJeepstarレーベルを離れる。バンドが最後に同レーベルから発表した作品はシングル『I'm Waking up to Us』となった。

2003年、イギリスの老舗インディーレーベルラフ・トレードと契約し、同年『Dear Catastrophe Waitress』をリリース。ペット・ショップ・ボーイズなどのポップス作品に多く携わっているトレヴァー・ホーンによってプロデュースされたこの作品は、翌年のマーキュリー・プライズにノミネートされるなど高評価を受ける。また、これまではシングル曲はアルバムに収録されていなかったが、このアルバムよりシングルカットというかたちでシングルがリリースされ始める。ちなみに、アルバムに収録されなかったシングル作品は、2005年にコンピレーション『Push Barman to Open Old Wounds (邦題:フルキズ・ソングス)』としてまとめてJeepstarよりリリースされる。

2004年、フジロックフェスティバルに初出演。2日目の夕方のフィールド・オブ・ヘブン、3日目のホワイト・ステージのヘッド・ライナーとして2ステージライブを披露した。

2006年、7thアルバム『The Life Pursuit』をリリース。全英アルバムチャートで8位[7]、アメリカのBillboard 200で65位とセールスで健闘する。同年、フランツ・フェルディナンドクークスと共に、子供向けとうたったチャリティーアルバム『Colours are Brighter』をリリース。2008年にはライヴアルバム『BBCセッションズ』を、2009年にはスチュアートプロデュースで『God Help the Girl』名義のアルバムをリリース。

2010年、6年ぶりとなるフジロックフェスティバルの最終日ホワイト・ステージのヘッドライナーとして出演。10月にはノラ・ジョーンズキャリー・マリガンをゲストに迎えた8thアルバム『Write About Love(邦題:ライト・アバウト・ラヴ〜愛の手紙〜)』をリリース。

2011年3月、5年ぶりとなる来日公演を開催。

2024年5月、NHK連続テレビ小説『虎に翼』の劇中歌「You are so amazing」に、ヴォーカリストのスチュアート・マードックが歌唱で参加[9]。日本のドラマの為に歌唱を担当するのは初となった。

メンバー

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スチュアート・マードック
ボビー・キルディア
  • スチュアート・マードック(ヴォーカル、ギター、キーボード)
  • スティーヴィー・ジャクソン(ギター、ヴォーカル)
  • リチャード・コルバーン(ドラム)
  • クリス・ゲッズ(キーボード)
  • サラ・マーティン(ヴァイオリン、ヴォーカル、キーボード、ギター)
  • ボビー・キルディア(ギター、ベース)※北アイルランド出身
  • デイヴ・マッゴーワン(ベース、キーボード、ギター)

旧メンバー

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  • スチュアート・デヴィッド(ベース、ヴォーカル)・・・2011年現在は『Looper』(ルーパー)という名義でソロ活動中
  • イゾベル・キャンベル(チェロ、ヴォーカル)・・・2011年現在は『Gentle Waves』(ジェントル・ウェイヴス)というプロジェクトで活動中
  • ミック・クック(トランペット、ベース、ギター)

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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コンピレーション・アルバム

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  • フルキズ・ソングス アーリー・シングルズ・コレクション(Push Barman to Open Old Wounds)(2005)・・・1997年の『ドッグ・オン・ホイールズ』から2001年の『ウェイキング・アップ・トゥ・アス』までの7枚のシングルの曲が収められている。2枚組。
  • ザ・サード・アイ・センター(The Third Eye Centre)(2013)

ライブ・アルバム

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  • If You're Feeling Sinister: Live at the Barbican(2005)・・・ダウンロード販売のみ。
  • BBC セッションズ(The BBC Sessions)(2008)・・・96年~01年にかけて、英BBCに残してきたスタジオ・セッションを収録。未発表曲・カバー曲も収録の2枚組。
  • ライブ・イン・グラスゴー 05.22.15(Live 2015)(2015)

脚注

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  1. ^ a b c Erlewine, Stephen Thomas. “Belle and Sebastian | Biography & History”. AllMusic. All Media Group. 2020年12月11日閲覧。
  2. ^ Belle and Sebastian, The New Pornographers in Concert”. NPR (2006年3月6日). 2020年12月11日閲覧。
  3. ^ Belle and Sebastian: Girls in Peacetime Want to Dance”. PopMatters. 2020年12月11日閲覧。
  4. ^ Klett, Steven (2015年1月21日). “Rock Review Roundup: Sleater Kinney, the Decemberists, Belle and Sebastian”. News Cult. 2020年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月11日閲覧。
  5. ^ Hogan, Marc (2020年11月1日). “Belle and Sebastian: Tigermilk Album Review”. Pitchfork. 2020年12月1日閲覧。
  6. ^ Gallucci, Michael (2013年11月18日). “17 Years Ago: Belle and Sebastian's 'If You're Feeling Sinister' Album Released”. Diffuser.fm. Townsquare Media. 2020年12月1日閲覧。
  7. ^ a b c BELLE & SEBASTIAN | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
  8. ^ History”. BRIT Awards. 2020年12月1日閲覧。
  9. ^ 本日放送されたNHK連続テレビ小説『虎に翼』の劇中歌に、“ベルセバ”のヴォーカリスト、スチュアート・マードックが歌唱で参加!2024年5月25日より先行ダウンロードが決定!!”. PR TIMES. 2024年5月24日閲覧。

外部リンク

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