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香港海底トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
CHTから転送)
香港海底トンネル
Cross-Harbour Tunnel
九龍紅磡のトンネル入口
概要
位置 紅磡銅鑼湾の間のビクトリア・ハーバー
座標 北緯22度17分29秒 東経114度10分56秒 / 北緯22.29139度 東経114.18222度 / 22.29139; 114.18222 (Cross-Harbour Tunnel)
現況 完成
起点 九龍紅磡
(康荘道と梳士巴利道英語版の間)
終点 香港島銅鑼湾北部
(堅拿道天橋英語版)
運用
開通 1972年8月2日
所有 香港政府
管理 Serco Group (HK) Ltd
技術情報
線路長 1.86 km
軌道数 各トンネルに2車線、計4車線
テンプレートを表示
香港海底トンネル
九龍紅磡にある香港海底トンネルの料金所
繁体字 香港海底隧道
発音記号
粤語
イェール粤拼Hēunggóng Hóidái Seuihdouh
別名
繁体字 紅磡海底隧道
発音記号
粤語
イェール粤拼Hùhngham Hóidái Seuihdouh

香港海底トンネル (英語: Cross-Harbour Tunnel, 中国語: 香港海底隧道, 略称: CHT, XHT) は、香港で最初に建設された海底トンネルである。2本のスチール道路トンネルに各2車線があり、シングルシェル沈埋トンネル方式が建設に使用された[1]

1972年8月2日に開通し、3本ある香港の海底自動車トンネル英語版の中では最も古い。BOT方式に基づき、30年間私営機関のもとで建設され、1999年8月に委任が終了し、香港政府が運営している。香港島へ直接結んでおり、現在では、香港や世界で最も混雑する道路の1つとなっている。

歴史

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私企業により建設された後、30年間特許のもとで運営され、九龍と香港島の間を結ぶ最初の道路である、長さ1.8 km (1.1 mi)のトンネルが1972年に開通した[要出典]。トンネルの開通前には、湾を横断する自動車は油蔴地小輪、乗客はスターフェリーに依存していた。

トンネルは、ビクトリア・ハーバーの両サイドの主要な金融・商業地区を結んでおり、九龍紅磡湾中国語版の埋立地と奇力島(もともと島であったが、現在は埋め立てによって香港島とつながっている)をつなぐ。料金所は、紅磡のトンネル出口に位置しており、14のブースが設置されている。

運営特許が満了し、政府が後任を引き受けた1999年8月からは、湾横断トンネル会社英語版によって運営されている。2010年11月1日からは、トンネルはサーコ・グループ英語版によって管理・運営・維持されている[2]

料金の変化

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1972年〜 1984年〜 1992年〜 1999年〜
自家用車 $5 $10 $10 $20
タクシー $5 $10 $10 $10
軽自動車 $10 $15 $15 $15
大型車 $20 $25 $30 $30
出典: Consultancy report[3]

トンネルは、年間およそ700HK$の収益(誤訳の可能性大)を得ている[2]

交通

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トンネルを通るバス路線:

  • 九龍バス/新世界第一バス: 101, 101R, 102R, 104, 106, 106A, 106P, 109, 110, 111, 111P, 112, 113, 115, 115P, 116, 301, 305, 802, 811
  • 九龍バス/シティバス: 102, 102P, 103, 103P, 107, 107P, 117, 118, 118P, 170, 171, 171A, 171P, 182
  • 九龍バス: 108, 336
  • 夜行バス: N11, N118, N121, N122, N170, N171, N182, N368

関連項目

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出典

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  1. ^ The Hong Kong Cross-Harbour tunnel (Figure 11-3 and Figure 11-12). Technical Manual for Design and Construction of Road Tunnels – Civil Elements Chapter 11 – Immersed Tunnels. United States Department of Transportation – Federal Highway Administration. Updated: 4 May 2011. Accessed 2013-01-18.
  2. ^ a b "Transport–Cross-Harbour Tunnel"
  3. ^ "Consultancy Study on Rationalising the Utilisation of Road Harbour Crossings". Wilbur Smith Associates Limited, November 2010

外部リンク

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