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ドリーム・シアター

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DREAM THEATREから転送)
ドリーム・シアター
基本情報
別名 マジェスティ(1985年 - 1986年)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ボストン
ジャンル
活動期間 1985年 -
レーベル
公式サイト Dream Theater - Official Website
メンバー
旧メンバー 後述を参照
バンド ロゴ

ドリーム・シアター (Dream Theater) は、アメリカ合衆国出身のプログレッシブ・メタルバンド

フェイツ・ウォーニング」らと並び、米国産プログレッシブ・メタルの草分け的存在として知られる[5]。度々の来日実績があり、日本でも高い支持を得る。

概要

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イエスジェネシスなどの構築的なプログレッシブ・ロックと、アイアン・メイデンメタリカなどのドラマティックな展開を持ったヘヴィメタルの双方に影響を受け、それらを各々の豊かな演奏技術と多彩なバックボーンで組み合わせたスタイルを築き上げている。ことに双方の要素を色濃く持つ音楽性のラッシュについては、メンバーが(特にアルバム『アウェイク』の頃まで)あちこちのインタビュー等でその影響を公言していた。

略歴

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1980年代

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  • 1985年、ボストン市にあるバークリー音楽院に通っていたジョン・ペトルーシジョン・マイアングマイク・ポートノイの3人にペトルーシとマイアングのバンド仲間のケヴィン・ムーアが参加し、4人編成のバンドとして活動を開始する。
  • 1986年、ボーカルにクリス・コリンズを迎え「MAJESTY」という名前でデモテープの製作などを行っていたが、11月にクリスが声域の狭さを理由に解雇される。
  • 1987年秋、チャーリー・ドミニシが加入する。
  • 1989年、1stアルバムホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト』を制作し、デビューを飾る。しかし、デビュー直前に同名のジャズ・バンドが既に存在していることがわかり、マイク・ポートノイの父親の提案した「DREAM THEATER」をバンド名とすることに決まる。因みにこの名前の由来は父親が住む町にある同名の映画館である。
  • なお使用しているシンボルマークは、Majestyを象徴するもので、スコットランドのクイーン・メアリーが使用していたとされるものであり、しばしばアルバムアートに描かれている。
  • 同年、いくつかコンサートを行った後、人間性・音楽性の不一致によりチャーリー・ドミニシ解雇。

1990年代

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前作は「衝撃的なバンドのデビュー作」として迎えられたもののセールス的には伸び悩んだこと、プロダクションの数々の不手際(プロダクション内の不協和)、レーベルとの不協和など数々のトラブルが重なり、ライブ活動も満足に出来ない状態に置かれてしまったことから、2作目の発表までに3年を要したとされている。また、この時期にバンドは徹底的なリハーサルを重ねて実力を蓄えたとも言われる。
ケヴィン・ムーア(Key) 2007年
  • 1994年に3rdアルバム『アウェイク』を発表する。ジョン・ペトルーシが7弦ギターを、ジョン・マイアングが6弦ベースをそれぞれ使用。このときキーボードのケヴィン・ムーアが脱退。
ツアー要員としてデレク・シェリニアンがヘルプで加入し、その後に正式にメンバーとして迎え入れられる。
デレク・シェリニアン(key)2012年
このアルバムは2ndアルバムの『イメージズ・アンド・ワーズ』に収録されていた楽曲「メトロポリス」の続編として製作され、全編にわたって歌詞や旋律が同曲を下敷きにしたものとなった。アルバムタイトルも"Somewhere like a scene from a memory"という同曲のラインからの発想である。
また、ライブではこのコンセプト・アルバムが完全再現された。

2000年代

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  • 2001年、5thアルバムのツアーの最終公演に当たるN.Y.でのライブを収録したライブDVD、およびライブビデオ『メトロポリス2000』を発売する。
それに続き同公演を収録した三枚組にも及ぶライブアルバム『ライヴ・シーンズ・フロム・ニューヨーク』を発売する。
ルクセンブルク公演 (2002年)
アルゼンチン・ブエノスアイレス公演 (2008年3月)
マイク・ポートノイ(Ds) 2010年

2010年代

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  • 2010年、公式HP上でマイク・ポートノイの脱退が発表される。
  • 2011年4月29日、(日本は4月30日)、ユーチューブのロードランナー・レコーズチャンネルにおいて、マイク・マンジーニの加入が発表された。
  • 2011年9月13日、(日本は9月7日)、11作目となるアルバム『ア・ドラマティック・ターン・オブ・イベンツ』をリリース。ロードランナー移籍後3枚目のアルバムとなった。
  • 2012年4月には4年ぶりに単独で来日し、ツアーを行った。
  • 2013年9月24日、(日本は9月18日)、12枚目となるアルバム『ドリーム・シアター』を発売した。
  • 2014年9月29日、ボストン・オペラ・ハウスでの公演を収録したライブアルバム、『ブレイキング・ザ・フォース・ウォール』をリリース。
  • 2015年9月、ツアー終了後に新譜の制作を開始し、翌年初頭にリリースすると発表。同年12月、13thアルバムを翌年1月29日に発売することが発表され、リードトラック『The Gift of Music』が公開された[6]
  • 2016年1月、13枚目のアルバム『ジ・アストニッシング』をリリース[7]
  • 2017年1月より、2ndアルバム『イメージズ・アンド・ワーズ』リリース25周年記念”アルバム完全再現+α”を演奏するワールドツアー「IMAGES, WORDS & BEYOND 25th Anniversary Tour」を開催、9月に来日公演を行う。
  • 2019年2月22日、14枚目のアルバム『ディスタンス・オーバー・タイム』をリリース。
  • 2019年3月より、最新アルバム『ディスタンス・オーバー・タイム』と、発売から20年が経過した5thアルバム『メトロポリス・パート2:シーンズ・フロム・ア・メモリー』を筆頭にライブ公演を行う。翌年(2020年)の5月に来日する予定だったが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により中止となった。
フランス公演(2019年7月)

2020年代

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  • 2020年11月27日、幻となった日本公演の演目(上記参照)が収録されたライブ・アルバム『ディスタント・メモリーズ』を発表。ドリーム・シアターにとって、6年ぶりのライブ・アルバムとなった。
  • 2020年12月1日、一か月限定で、『The Holiday Spirit Carries On』をデジタルリリース。収益は新型コロナウイルスで仕事を失ったツアークルー達に全額寄付される。[8]
  • 2021年1月31日、インターネット上で、2017年、日本武道館にて演奏し、WOWOWライブにて配信された「IMAGES, WORDS & BEYOND 25th Anniversary Tour」の映像を「Images,Words&Beyond Live in Japan」と題してストリーミング配信した。[9]
  • 2021年5月5日、『Lost Not Forgotten Archives』と題したオフィシャルブートレグ発表のアナウンスが公式サイトでなされた。第一弾は2017年の日本武道館ライブの際に完全再現した『イメージズ・アンド・ワーズ』を収録している。ドリーム・シアターのオフィシャルブートレグの販売は、2009年以来12年振りのことであり、その後2023年現在までに第21弾まで発表されている。なお、扱いとしてはブートではあるが、日本盤も発売されている。
  • 2021年10月22日、15枚目のアルバム、『ア・ヴュー・フロム・ザ・トップ・オブ・ザ・ワールド』をリリース。
  • 2022年4月3日、アルバム『ア・ヴュー・フロム・ザ・トップ・オブ・ザ・ワールド』の収録曲「The Alien」にて、第64回グラミー賞 最優秀メタル・パフォーマンスを受賞。バンドがグラミー賞を受賞するのは今回が初となる[10]
  • 2023年10月25日、マイク・ポートノイが復帰する事を公式に発表、それに伴いマイク・マンジーニの脱退も発表された[11]

メンバー

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現ラインナップ

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旧メンバー

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  • ケヴィン・ムーア (Kevin Moore) – キーボード (1985年-1994年)
  • クリス・コリンズ (Chris Collins) – ボーカル (1986年)
  • デレク・シェリニアン (Derek Sherinian) – キーボード (1995年-1998年)
  • チャーリー・ドミニシ (Charlie Dominici) – ボーカル (1987年-1989年)
    • 1951年6月16日生まれ。1stアルバム発表後、音楽性の違いから脱退。現在は自身の名を冠したバンド・ドミニシを率いて活動している。余談だが、「When Dream and Day Reunite」のオーディオコメンタリーではジョーダン・ルーデスが彼を見て「タクシーの運転手かと思っていたら歌いだしたからびっくりした」と語っている。
    • 2023年11月にマイク・ポートノイのInstagramのアカウントより72歳で死去したことが公表された[12]
  • マイク・マンジーニ (Mike Mangini) - ドラムス (2010年–2023年)

Nightmare Cinema

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デレク在籍時に行われていたパートチェンジバンド。専らディープ・パープルの「パーフェクト・ストレンジャーズ」を演奏していた。

作品

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スタジオ・アルバム

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公演

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ツアー

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日本公演

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  • 1992年
    11/17(火) 神奈川 クラブチッタ
    11/18(水) 東京 渋谷公会堂
    11/19(木) 大阪 IMPホール
  • 1993年 〜Music in Progress Tour
    8/23(月) 東京 厚生年金ホール
    8/25(水) 東京 中野サンプラザ
    8/26(木) 東京 中野サンプラザ
    8/28(土) 大阪 フェスティバルホール
  • 1995年 〜Waking Up the World Tour Japan 1995〜
    1/14(土) 神奈川 クラブチッタ
    1/16(月) 大阪 厚生年金会館
    1/17(火) 大阪 サンケイホール阪神・淡路大震災のため公演中止】
    1/19(木) 福岡 サンパレス福岡
    1/21(土) 千葉 東京ベイNKホール
    1/23(月) 東京 厚生年金ホール
    1/24(火) 埼玉 浦和市文化センター
    1/25(水) 宮城 イズミティ21
  • 1995年 〜Special Live in Japan '95〜
    10/26(木) 大阪 厚生年金会館
    10/28(土) 東京 NHKホール
    10/30(月) 東京 渋谷公会堂
  • 1998年
    1/9(金) 東京 中野サンプラザ
    1/10(土) 神奈川 横浜ベイホール
    1/12(月) 東京 厚生年金ホール
    1/13(火) 愛知 名古屋厚生年金会館
    1/14(水) 大阪 厚生年金会館
    1/16(金) 東京 厚生年金ホール
  • 2000年
    5/8(月) 愛知 ダイアモンドホール
    5/10(水) 福岡 DRUM LOGOS
    5/11(木) 大阪 厚生年金会館
    5/12(金) 東京 渋谷公会堂
    5/14(日) 神奈川 横浜ベイホール
    5/15(月) 東京 渋谷公会堂
    5/16(火) 東京 渋谷公会堂
  • 2002年
    4/12(金) 神奈川 県民ホール
    4/13(土) 東京 渋谷公会堂
    4/15(月) 愛知 勤労会館
    4/16(火) 福岡 メルパルクホール
    4/17(水) 大阪 ZEPP OSAKA
    4/19(金) 東京 国際フォーラム
  • 2004年 〜Train of Thought Tour 2004〜
    4/22(木) 愛知 名古屋市民会館
    4/23(金) 大阪 厚生年金会館
    4/24(土) 大阪 IMPホール
    4/26(月) 東京 日本武道館
  • 2006年 〜Octavarium World Tour 2006〜
    1/7(土) 大阪 グランキューブ大阪
    1/8(日) 福岡 福岡市民会館
    1/9(月) 広島 アステールプラザ
    1/11(水) 愛知 愛知県芸術劇場
    1/12(木) 東京 東京国際フォーラム
    1/13(金) 東京 東京国際フォーラム
    1/15(日) 大阪 NHK大阪ホール
    1/16(月) 東京 SHIBUYA-AX
  • 2008年 〜Chaos in Motion World Tour 2008〜
    1/15(火) 東京 日本武道館
  • 2010年 〜サマーソニック2010〜
    8/7(土) 大阪 サマーソニック2010(大阪)
    8/8(日) 千葉 サマーソニック2010(東京)
  • 2012年 〜A Dramatic Tour of Events Japan〜
    4/23(月) 大阪 オリックス劇場
    4/24(火) 東京 SHIBUYA-AX
    4/26(木) 福岡 福岡市民会館
    4/28(土) 愛知 愛知県芸術劇場
    4/30(月) 神奈川 横浜アリーナ
  • 2014年 〜 LOUD PARK 14
    10/19(日) 埼玉 LOUD PARK 14
  • 2014年 〜An Evening with Dream Theater〜
    10/20(月) 東京 ZEPP TOKYO
    10/22(水) 大阪 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
  • 2017年 〜IMAGES, WORDS & BEYOND 25th Anniversary Tour~
    9/9(土) 愛知 豊田市民文化会館 大ホール
    9/10(日) 広島文化学園HBGホール
    9/11(月) 東京 日本武道館
    9/13(水) 大阪国際会議場メインホール
    9/14(木) 東京国際フォーラム ホールC
  • 2022年 〜DOWNLOAD JAPAN 2022〜
    8/14(日) 千葉 DOWNLOAD JAPAN 2022

脚注

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  1. ^ a b Harris, Craig. Dream Theater Biography, Songs & Albums - オールミュージック. 2015年9月2日閲覧。
  2. ^ Titus, Christa (2023年7月1日). “Dream Theater’s John Petrucci Talks New Traveling Festival Dreamsonic”. Billboard. 2024年5月2日閲覧。 “After spending over three decades in the music business, progressive metal titan Dream Theater knows that its complex musical compositions...”
  3. ^ Ewing, Jerry (2024年4月8日). “Dream Theater announce UK and Europe dates for 40th Anniversary tour”. Louder. Future Publishing Limited. 2024年5月2日閲覧。
  4. ^ Condran, Ed (2023年7月13日). “Prog rockers Dream Theater return to Spokane for first time since '03”. The Spokesman-Review. Cowles Publishing Company. 2024年5月2日閲覧。
  5. ^ FATES WARNING Awaken the Guardian (Expanded Edition)” (2005年6月13日). 2011年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月28日閲覧。
  6. ^ ドリーム・シアター、ニュー・アルバムからの1stシングルを公開 - BARKS
  7. ^ ドリーム・シアターの新アルバム『The Astonishing』が日本でも発売に - amass
  8. ^ Announcing 'The Holiday Spirit Carries On' Holiday Medley! - YouTube”. www.youtube.com. 2020年12月4日閲覧。
  9. ^ Images, Words & Beyond Live in Japan Video Stream - 30th January 2021” (英語). Dream Theater (2020年12月22日). 2021年2月12日閲覧。
  10. ^ ドリーム・シアター、初のグラミー賞受賞”. BARKS. 2022年4月4日閲覧。
  11. ^ DREAM THEATERにマイク・ポートノイが復帰! BURRN! ONLINE 2023年10月25日 2023年10月26日 閲覧
  12. ^ 訃報:元DREAM THEATERのチャーリー・ドミニシが死去 BURRN! ONLINE 2023年11月18日 2023年12月7日 閲覧

関連項目

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外部リンク

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