キヤノン EOS M
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(EOS Mから転送)
キヤノン EOS M(キャノン イオス エム)は、2012年9月29日[1][2]に発売されたキヤノン初のミラーレス一眼カメラである[3]。
デジタルカメラ関連のニュースサイト「DPReview」は、EOS Mは、2012年6月に発売されたEOS 650D(日本名・EOS Kiss X6i)を効率よくコンパクトにまとめたものであると報じた[4]。
概要
[編集]EOS Mは、EOS Kiss X6i同等の1,800万画素のAPS-Cサイズ撮像素子や、映像エンジンDIGIC 5、ワイド3インチのタッチパネル機能付きの液晶モニターを搭載したミラーレス一眼カメラである[3]。レンズマウントに、新開発の「EF-Mマウント」を採用している。専用に開発されたEF-Mレンズのほか、マウントアダプターを介して一眼レフカメラEOS用EFレンズおよびEF-Sレンズの装着も可能である[3]。なお、内蔵ストロボは搭載していないが、ダブルレンズキットにはEOS Mに合わせて発売された、小型のスピードライト90EXが含まれている[5]。
主な仕様
[編集]- 形式:デジタル一眼ノンレフレックスAF・AEカメラ
- 記憶媒体:SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
- マウント:キヤノンEF-Mマウント
- 撮像素子:CMOSセンサー
- 有効画素数:約1,800万画素
- ホワイトバランス:オート、プリセット(太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ)、マニュアル、ホワイトバランス補正、ホワイトバランスブラケティング可能
- 測光方式:撮像素子によるリアルタイム測光
- 露出制御方式:シーンインテリジェントオート、応用撮影ゾーン(マニュアル露出、絞り優先AE、シャッター優先AE、プログラムAE)、かんたん撮影ゾーン(クリエイティブオート、ポートレート他)
- 感度:かんたん撮影ゾーン:ISO100~6400自動設定、応用撮影ゾーン:ISO100~12800任意設定(ISO25600相当の拡張設定可)
- 露出補正:1/3,1/2ステップ、±3段(手動)
- フォーカス:ハイブリッド CMOS AF方式
- シャッター
- 形式:電子制御式フォーカルプレーンシャッター
- シャッター速度:1/4000~30秒、バルブ、x=1/200秒
- 連続撮影速度・枚数:4.3コマ/秒、15枚(JPEGラージ・ファイン)
- ストロボ
- 対応ストロボ:キヤノンEXシリーズスピードライト
- 内蔵ストロボ:なし
- 電源:LP-E12
- 大きさ・重量(幅×高さ×奥行き):約108.6×66.5×32.3mm、約298g(CIPAガイドラインによる)
- ボディカラー:ブラック・シルバー・ホワイト・レッド・ベイブルー
脚注
[編集]- ^ “キヤノン、「EOS M」を9月29日から順次発売”. デジカメWatch (2012年9月12日). 2012年11月7日閲覧。
- ^ EF-M 22mm F2 STM と EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMを同梱したダブルレンズキットの発売日。
- ^ a b c “キヤノン、同社初のミラーレスカメラ「EOS M」。APS-Cセンサー採用”. デジカメWatch (2012年7月23日). 2012年11月7日閲覧。
- ^ Westlake, Andy (July 23, 2012). “Canon EOS M hands-on preview”. Digital Photography Review. July 24, 2012閲覧。
- ^ “キヤノン、EOS Mにマッチする小型ストロボ「スピードライト90EX」”. デジカメWatch (2012年7月23日). 2013年10月4日閲覧。