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エフエムくしろ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
FMくしろから転送)
株式会社エフエムくしろ
コーチャンフォー釧路店2階にあるエフエムくしろ
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
085-0813
北海道釧路市春採7-1-24
コーチャンフォー釧路店 2階
設立 1994年(平成6年)6月28日
業種 情報・通信業
法人番号 9460001000192 ウィキデータを編集
事業内容 コミュニティ放送事業
代表者 代表取締役社長 阿部 由香
資本金 7200万円
従業員数 12名
主要株主 阿部 由香 16.67%
(株)阿部ビル 13.89%
大栄産業(株)13.89%
(株)阿部新聞店 13.89%
(株)三ツ輪商会 他
外部リンク FMくしろ|北海道釧路のラジオ局
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株式会社エフエムくしろ
FM Kushiro
愛称 特になし
コールサイン JOZZ1AC-FM
周波数/送信出力 76.1 MHz/20 W
本社・所在地
085-0813
北緯42度58分39秒 東経144度24分49.3秒 / 北緯42.97750度 東経144.413694度 / 42.97750; 144.413694座標: 北緯42度58分39秒 東経144度24分49.3秒 / 北緯42.97750度 東経144.413694度 / 42.97750; 144.413694
設立日 1994年6月28日
開局日 1994年11月1日
演奏所 所在地に同じ
送信所 釧路市幣舞町4-28
釧路市生涯学習センター(まなぼっと幣舞)屋上
中継局 阿寒中継局:出力20W
阿寒湖温泉中継局:出力10W
音別中継局:出力20W
2006年11月1日 開局)
放送区域 釧路市の一部
ネット配信 SimulRadio
ListenRadio
公式サイト https://fm946.com/

株式会社エフエムくしろは、北海道釧路市一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。 愛称は特にないが、保有するコミュニティ放送特定地上基幹放送局呼出名称は社名と同じエフエムくしろである。

概要

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放送エリアは釧路市全域(旧阿寒町阿寒湖温泉、旧音別町を含む釧路一円)及び釧路町釧路管内。 聴取可能世帯数は約9万世帯、聴取可能人口は約20万5千人[1]

株主は、大栄産業・阿部ビル・阿部新聞店・三ツ輪商会などの釧路市内の有力企業及び個人[1] であるが、マスメディア集中排除原則にいう支配関係にあるのは釧路市の有力者の阿部家の個人及び関連企業[2]である。

沿革

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  • 1994年(平成6年)
    • 4月頃 - コミュニティ放送局を10月1日頃に開局するという構想が浮上する。
    • 6月28日 - 株式会社エフエムくしろ設立、本社を大町ビルの釧路日産自動車(当時)本社内に置く。
    • 7月 - 大町1丁目の道東経済センタービルに移転。
    • 8月 - 放送局(現・特定地上基幹放送局)の予備免許取得、出力は1W。
    • 10月6日 - 放送局の免許取得。
    • 11月1日 - 開局、24時間放送を開始。
  • 1995年(平成7年)6月16日 - 出力を10Wに増力。
  • 2001年(平成13年)10月1日 - 出力を20Wに増力。春採7丁目のコーチャンフォーに移転。
  • 2006年(平成18年)11月1日 - 釧路市阿寒町市街地(旧阿寒町)・釧路市阿寒町阿寒湖温泉・釧路市音別町(旧音別町)に中継局を開局。
  • 2011年(平成23年)4月1日 - インターネットラジオの配信サイトサイマルラジオで番組配信を開始。
  • 2013年(平成25年) - サテライトスタジオ送信所がある釧路市生涯学習センター(まなぼっと幣舞)に釧路市と共同で設置。これは今後東日本大震災級の巨大地震が発生して大津波警報津波警報が発表された場合や津波に襲われた場合、太平洋とつながっている春採湖にほど近い本社を使うことが出来なくなるための措置である[3][4]
送信所がある釧路市生涯学習センター
「まなぼっと幣舞」

内容

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地域情報やイベント情報など中心に24時間放送を開局当初から行っているが、コミュニティ放送局としては道内初で、全国でも1993年(平成5年)12月3日に開局した逗子・葉山コミュニティ放送(湘南ビーチFM)[5] に次いで2番目である。なお、2012年3月31日までの深夜を中心とした一部時間帯は、日中に放送されている番組の再放送やCS番組ミュージックバード(旧サテライトミュージック、旧社屋での放送時)や第一興商スターデジオの再送信放送を行っていた。また、旧社屋から放送していた1994年(平成6年)11月1日の開局時から2001年(平成13年)9月30日まで、日曜日の放送は全部CS番組の再送信放送だったが、これは旧社屋の警備上の理由があったための措置である[6]

1998年(平成10年)4月5日放送分より土曜(2001年(平成13年)10月1日の本社移転後は土曜と日曜)はラジオNIKKEI協力により、中央競馬実況中継を放送していたが、2011年(平成23年)3月27日放送分で終了。4月1日付でサイマルラジオに加盟し、FM放送とともにインターネットラジオとしても同時再送信を行っている。

2012年(平成24年)3月31日放送分をもってサイマル放送を含めたCS番組は終了、翌日放送分から24時間自主放送に切り替えられた。同時に、一部時間帯での再送信だったインターネットラジオの24時間放送も開始した。

2017年7月25日には、釧路市民球場でのプロ野球パシフィック・リーグ公式戦「北海道日本ハムファイターズ千葉ロッテマリーンズ」を自社制作で中継した。総合司会はエフエムくしろパーソナリティ兼制作部・技術管理部長の鈴木直哉が、解説は北海道釧路工業高等学校元監督の宮古栄吉が、実況はフリーアナウンサーの加藤じろうが担当した[7]

2019年3月14日には、アジアリーグアイスホッケープレーオフファイナル第3戦PSKサハリン日本製紙クレインズの試合を、コミュニティFM局としては異例と言える、ロシアユジノサハリンスクから生中継で放送した。この時も実況は加藤が担当している[8]

2020年4月1日より、一部時間帯でミュージックバードの再送信を再開した。

聴取率

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ビデオリサーチなどの公式調査での釧路市内エリアのラジオ聴取率は、HBCラジオSTVラジオと言ったAM放送局がトップになるが、NTT北海道テレマート によるラジオ嗜好調査でのアンケートは、エフエムくしろが開局直後から一貫してトップとなっている。

しかし、2010年(平成22年)3月に実施したインターネット調査では、STVラジオが釧路市内エリアでも聴取率トップとのデータもあり、データのサンプルの取り方により異なるデータが出ることが裏付けられた。

パーソナリティ

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エフエムくしろではアナウンサーと呼ばず、パーソナリティ[9]と総称する。

  • パーソナリティ
    • さとう晴美
    • 鈴木直哉
    • midori
    • 平迫なおこ
    • 田村直子[10]
    • 村田陽平
    • 大関かんな[11]
    • 今りえ
  • 社員
    • 桶谷武志
  • 客員
    • 淺乃家本店
    • 学生パーソナリティ[12]

脚注

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  1. ^ a b 会社概要 FMくしろ(Internet Archiveのアーカイブ:2011年3月23日収集)
  2. ^ コミュニティ放送事業者 マスメディア集中排除原則について(総務省電波利用ホームページ)
  3. ^ 釧路市 震災に備えスタジオ整備「FMくしろサテライト 新年度に事業費」北海道新聞朝刊釧路版 2013年2月6日
  4. ^ 備えはあるか-東日本大震災から2年-「釧路市、地域FM活用 情報提供と伝達手段の拡充 新年度、高台にもスタジオ 避難所での不安解消」北海道新聞朝刊釧路版 2013年3月7日
  5. ^ 開局当時の社名は葉山コミュニティ放送で、愛称ははやまエフエム。
  6. ^ 旧社屋が入っていた道東経済センタービルが、日曜日に原則全館休業となっていたため。
  7. ^ ラジオで日ハム実況中継/FMくしろ - 北海道ニュースリンク(釧路新聞)、2017年6月28日
  8. ^ 『サハリン』から『じろうさんの声』が
  9. ^ パーソナリティ|FMくしろ|北海道 釧路のラジオ局
  10. ^ 一時故郷の京都府に帰郷していたが、2011年10月より復帰した。
  11. ^ NHK釧路放送局レポーター。大関のかんちゃん|FMくしろパーソナリティ桶谷武志ブログ「人生送りバント!」より抜粋。
  12. ^ 「SCHOOL SCRAMBLE!」に出演する、高校生以上の生徒・学生。

外部リンク

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