G.M.O.レコード
G.M.O.レコード G.M.O. Records | |
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親会社 | アルファレコード |
設立 | 1986年 |
設立者 | 小尾一介 |
現況 | 1994年に活動停止 |
販売元 | ワーナー・パイオニア ( -1991) 日本コロムビア (1991-1994) |
ジャンル | ゲームミュージック |
国 | 日本 |
本社所在地 | 東京 |
G.M.O.レコード(G.M.O. Records)は、1986年に創立されたアルファレコード(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)のレコード・レーベルである。G.M.O.は「Game Music Organization」の略。
ゲームミュージックのサウンドトラックを中心に作品をリリースしてきた。
沿革
[編集]前期
[編集]史上初のゲーム音楽サウンドトラック『ビデオ・ゲーム・ミュージック』などをリリースしてきたアルファレコード内に設立され、1986年5月25日に第一弾『ファミコン・ミュージック』を発売。当時『スーパーマリオブラザーズ』の大ヒットにともない、同ゲームの音楽作品が多数リリースされていたが、G.M.O.レコードは以降アーケードゲームの音楽を中心に、サウンドトラック作品をリリースしていく。
同レーベルにはファンクラブ「GMOアソシエイツ」も存在。大手ゲームメーカーのみならず、中堅メーカーにまで裾野を広げてアルバムをリリースし、黎明期のゲームミュージックを支えてきた。
しかし、同レーベルの中心人物だった小尾一介、大野善寛らが独立し、1988年6月、ポニーキャニオン内に「サイトロン・レーベル」を創設。ほぼ全てのゲームメーカーのほか、ファンクラブ[1]も同レーベルに移籍した。
後期
[編集]その後、同年は8月にコナミのベストアルバム、12月から翌1989年1月にかけてアイレムの3作品のシングルをリリース。さらに4月には、古代祐三の独立後初の作品『ザ・スキーム』のアルバムを発売する。
以降、古代祐三作品を中心に、引き続きゲームミュージックのサウンドトラックをリリースしていく。
しかし、アルファレコードがアルファミュージック(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)に解称した1994年を最後に、活動は途絶える。
なお、一部タイトルは2000年以降、「ゲームサウンドレジェンドシリーズ」としてサイトロンディスクよりCDが復刻[2]販売された。
発売されたタイトル
[編集]前期
[編集]下記1986年発売のタイトルはアナログ盤・カセットテープより約1ヶ月遅れてCDが発売された。 タイトー・ゲーム・ミュージック以降は全メディア同日発売。 復刻版は全てCDのみ発売。
- コナミ・ゲーム・ミュージック(LP/CT:1986年6月25日、CD:1986年7月25日、2000年11月1日復刻)
- コナミ・ゲーム・ミュージックVOL.2(LP/CT:1986年9月10日、CD:1986年9月25日、2001年1月11日復刻)
- コナミック・ゲーム・フリークス/コナミ矩形波倶楽部(1987年3月25日、2005年11月23日復刻)
- A-JAX -コナミ・ゲーム・ミュージックVOL.4(1988年3月10日、2005年11月23日復刻)
- ハドソン・ゲーム・ミュージック(LP/CT:1986年7月25日、CD:1986年8月25日)
- スターソルジャー(アレンジ・バージョン)(1986年8月25日)※アナログ盤(EP)のみ。
- カプコン・ゲーム・ミュージック(LP/CT:1986年8月25日、CD:1986年9月25日、2002年6月19日復刻)
- カプコン・ゲーム・ミュージックVOL.2/アルフ・ライラ・ワ・ライラ(1988年3月25日、2002年7月24日復刻)
- VOL.3との連動購入特典でオリジナルキャップを抽選で500名にプレゼント
- カプコン・ゲーム・ミュージックVOL.3/アルフ・ライラ・ワ・ライラ(1988年4月20日、2002年8月21日復刻)
- テクモ・ゲーム・ミュージック(LP/CT:1986年9月25日、CD:1986年10月25日)
- セガ・ゲーム・ミュージックVOL.1(LP/CT:1986年12月21日、CD:1987年1月25日、2000年6月21日復刻)
- セガ・ゲーム・ミュージックVOL.2(1987年2月25日、2000年10月18日復刻)
- アフターバーナー -セガ・ゲーム・ミュージックVOL.3(1987年10月10日、2000年12月20日復刻)
- セガ体感ゲームスペシャル(1987年12月21日)
- ベストアルバム。予約特典はGMO特製セガ・ハーフイヤーカレンダー(先着3万名)
- タイトー・ゲーム・ミュージック(1987年1月25日、2002年3月6日復刻)
- ダライアス/ZUNTATA -タイトー・ゲーム・ミュージックVOL.2(1987年6月25日)
- SNKゲーム・ミュージック(1987年2月25日、2001年8月1日復刻)
- ナムコ・ゲーム・ミュージックVOL.1(1987年7月25日、2003年3月19日復刻)
- ナムコ・ゲーム・ミュージックVOL.2(1987年8月25日、2003年4月23日復刻)
- エニックス・ゲーム・ミュージック(1987年10月25日)
- ファルコム・ゲーム・ミュージック(1987年11月8日)
- R-TYPE -アイレム・ゲーム・ミュージック(1988年1月25日)
- データイースト・ゲーム・ミュージック(1988年5月10日)
- その他
後期
[編集]- コナミ
- コナミ・ゲーム・ミュージック・スペシャル(1988年8月25日)
- ベストアルバム。[3]
- アイレム
- 古代祐三
- ザ・スキーム(サウンドボードIIバージョン)(1989年4月10日、2002年8月21日復刻[4])
- ザ・スーパー忍&ワークス(1989年12月25日)
- アクトレイザー(1991年1月25日)
- ミスティ・ブルー(1991年4月21日)
- ベア・ナックル(1991年9月21日)
- 交響組曲アクトレイザー(1991年9月21日)
- 高橋名人の大冒険島(1992年1月21日)
- アーリー・コレクション(1992年7月21日)
- ベア・ナックルII(1993年1月21日)
- 川島基宏との共作。
- ベア・ナックルIII(1994年8月24日)
- 川島基宏との共作。
- ハドソン
- スペース・アドベンチャー コブラII オリジナル・スーパー・サウンドトラックス(1991年9月21日)
- 任天堂
- スーパーマリオランド/アンバサダーズ・オブ・ファンク フィーチャリング・M.C.マリオ(1993年3月21日)
- ゴー・マリオ・ゴー!/アンバサダーズ・オブ・ファンク フィーチャリング・M.C.マリオ(1993年6月1日)
- スーパーマリオ・コンパクトディスコ/アンバサダーズ・オブ・ファンク フィーチャリング・M.C.マリオ(1993年8月1日)
- セガ
- ソニック・アンド・ナックルズ&ソニック・ザ・ヘッジホッグ3(1994年10月19日)
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ-リミックス(1994年12月7日)
関連項目
[編集]- キングレコード
- ビクター音楽産業(現:ビクターエンタテインメント) - 同時期にナムコのサウンドトラック作品を発売