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H+ (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『H⁺』
Hey! Say! JUMPスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル ストームレーベルズ
チャート最高順位
Hey! Say! JUMP アルバム 年表
PULL UP!
(2023年)
H⁺
(2024年)
『H⁺』収録のシングル
  1. UMP
    リリース: 2024年9月24日
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H⁺』(エイチ)は、Hey! Say! JUMPの11枚目のオリジナル・アルバム[8]2024年11月27日ストームレーベルズから発売された[9]。同日よりサブスクリプションおよびダウンロード配信も開始されている[10]。「H+」の「+」は上付きの「⁺」が正式表記[11]

リリース

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前作『PULL UP!』から約1年ぶりのアルバムで、初回限定盤1(CD+Blu-ray/CD+DVD)、初回限定盤2(CD+Blu-ray/CD+DVD)、通常盤(CDのみ)の3形態で発売された[8]。タイトルの"H"はHey! Say! JUMP自体を表し、"⁺"にはそれに足し算することで唯一無二のエンターテイメントを届けたいという気持ち[8]、そして"H+"は水素イオンの記号でもあることから、グループやファン、CDを聴いてくれる方が必要不可欠な存在であるという意味も込められている[12]。今回は山田涼介がコンセプトやビジュアル、楽曲などを中心となってプロデュースし[13]、日常に潜む違和感をダークかつポップに表現したバラエティに富んだオールジャンルの楽曲が収録された[14]

リード曲「Donkey Gongs」(読み:ドンキーゴングス[14])はその中でも特に長い準備期間を経て発表されたグループにとって新境地となるダンスナンバーで、思わず口ずさんでしまうような歌詞とエッジのきいたサウンドがクセになる1曲[13]。10月30日21時にプレミア公開されたMVは[15]、終末後の誰もいない世界を舞台としており、取り残された8人のメンバーが自由にその世界を闊歩し遊ぶうち、徐々に遊園地に明かりが灯り、新しい世界が拓かれていく様が、実際にスタジオに建てられたセットとハイクオリティーなVFXで表現されている[13]。MVの監督は、2019年発売のアルバム『PARADE』に収録された「獣と薔薇」のMV以来5年ぶりのタッグとなる荒船泰廣が担当しており、作中には「獣と薔薇」の世界観のオマージュも込められた[16]。また、この楽曲で山田が最もこだわった部分であるというダンスは、Hey! Say! JUMPとは初コラボとなるKAITAが担当[13][17]。グルーヴィーなダンスを緩急激しい振付で踊り、ダンスブレイク間奏では360度カメラを使った躍動感あふれるダンスシーンが見られる[13]。なお、このMVのメイキング映像は初回限定盤1の特典映像に収録される[13]。また、11月25日にはダンスプラクティス動画も公開された[18]。グループの公式TikTokではKAITAとメンバーがフォーメーションを組んで一糸乱れぬ激しいダンスを披露する動画も公開され、「かっこいい」「このコラボ最強」と絶賛のコメントが寄せられた[17]

発売日の11月27日にはもうひとつのリード曲「eek!!」(読み:イーク[14])のMVもYouTubeで公開された[19]。キャッチーな歌詞とノリの良さが魅力的なポップチューンで、メンバーがカラフルなスーツ姿でハートや頬に小指をあてる振付で踊ったり、グループのありのままの和気藹々とした雰囲気でカラオケをして過ごしていたりと大人可愛い姿を見ることができる[10][19]。また、公開と同時に本アルバムを含め、Hey! Say! JUMPの過去の楽曲349曲のサブスクリプションおよびダウンロード配信が開始されることが発表された[10]

12月14日から4大ドームツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2024-2025 H⁺』が開催される[20]

特典・仕様

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  • 初回限定盤1 - 大型スリーブ+トールケース仕様、『H+』スペシャルフォトブック24P封入、歌詞ブックレット12P封入[14]
  • 初回限定盤2 - 三方背仕様、歌詞フォトブックレット32P封入[14]
  • 通常盤 - 24P歌詞ブックレット封入[14]
    通常盤は先着購入特典として「並べてH+eartソロカード(8枚セット)」左右ポーズの向き違いで全2種類がランダムに封入[21]

18年目もH⁺appyに!来年もよろしくねキャンペーン2024

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初回限定盤1と初回限定盤2のいずれかと通常盤、それぞれの帯裏に記載されている『H+』ユーザーコード、計2つを期間内にサイトに登録した人の中から抽選で「おうちでUMP賞」と「来年もJUMP賞」が当たるキャンペーンを実施[22]

おうちでUMP賞[23]
  • オリジナル・グループアクリルスタンド - 3000人
来年もJUMP賞[23]
  • Hey! Say! JUMP オリジナル・カレンダー2025(2025年4月始まりの約60cm × 42cmの壁掛けカレンダー) - 7000人
H⁺賞(残念賞)[23]
デジタルプレゼント(詳細は当選発表時に公表)

収録曲

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クレジット出典[1][9]

CD

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  1. She's Amazing[4:25]
    作詞:Atsushi Shimada / 作曲・編曲:Josef Melin
  2. Donkey Gongs[3:35]
    作詞:Yui Kimura, Yuta Azuma, HIROMI / 作曲:Henrik Nordenback, Christian Fast, Andreas Öhrn / 編曲:Henrik Nordenback
    本作のリード曲[14]
  3. NERD[2:56]
    作詞:AKIRA / 作曲:Albin Nordqvist, STEVEN LEE, SQVARE / 編曲:Albin Nordqvist 
  4. シアティカ[3:46]
    作詞・作曲・編曲:原田雄一
  5. Never end...[3:44]
    作詞・作曲:TomoLow, 深谷天佑、宇野水木 / 編曲:TomoLow
  6. DARK HERO[4:56]
    作詞:UU / 作曲:草川瞬、坂室賢一、佐原康太 / 編曲:遠藤ナオキ
  7. また、あした[3:54]
    作詞:浦島健太 / 作曲:浦島健太、ふるっぺケラケラ)/ 編曲:ふるっぺ(ケラケラ)、遠藤ナオキ
  8. eek!![3:59]
    作詞:イワツボコーダイ / 作曲・編曲:イワツボコーダイ、Kuwagata Fukino
    本作のリード曲[14]
  9. 最後の涙[4:44]
    作詞・作曲:Uru / 編曲:吉村隆行
  10. UMP[4:19]
    作詞:片岡健太sumika)/ 作曲:ナスカ / 編曲:mellow、Naoki Endo
  11. リズム[5:52]
    作詞:YUUKI SANO、竹縄航大(tarareba)/ 作曲:YUUKI SANO、竹縄航大(tarareba)、岩野亨(tarareba)/ 編曲:竹縄航大(tarareba)、岩野亨(tarareba)
  12. Cheer![5:38]
    作詞・作曲・編曲:SAKRA
    通常盤のみ収録。

Blu-ray/DVD

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初回限定盤1

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  • Donkey Gongs」Music Video & Making

初回限定盤2

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  • eek!!」Music Video & Making

チャート成績

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初週16.0万枚を売り上げ、12月9日付「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位を獲得し、12作連続・通算12作目のアルバム1位となった[2]

脚注

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  1. ^ a b Hey! Say! JUMP/H+ [CD+歌詞ブックレット]<通常盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年12月15日閲覧。
  2. ^ a b Hey! Say! JUMP、12作連続のアルバム1位獲得【オリコンランキング】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年12月3日). 2024年12月9日閲覧。
  3. ^ Hey! Say! JUMP、通算5作目の合算アルバム1位【オリコンランキング】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年12月5日). 2024年12月9日閲覧。
  4. ^ オリコン月間 アルバムランキング 2024年11月度”. ORICON NEWS. oricon ME. 2024年12月15日閲覧。
  5. ^ 【ビルボード】Hey! Say! JUMP『H+』16.6万枚超えでアルバム・セールス首位、12作連続で当チャート首位に”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2024年12月2日). 2024年12月9日閲覧。
  6. ^ 【ビルボード】Hey! Say! JUMP『H+』総合アルバム首位 9作連続で首位獲得を達成”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2024年12月4日). 2024年12月4日閲覧。
  7. ^ 【ビルボード】香取慎吾『Circus Funk』が大差をつけてDLアルバム首位、モーニング娘。'24/小田和正が続く”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2024年12月4日). 2024年12月12日閲覧。
  8. ^ a b c Hey! Say! JUMP、1年ぶり11枚目のアルバム『H+』11・27発売へ 日常×違和感をDARK&POPに表現”. ORICON NEWS (2024年10月4日). 2024年12月9日閲覧。
  9. ^ a b H⁺|Hey! Say! JUMP|Storm Labels”. Storm Labels OFFICIAL SITE. 2024年12月5日閲覧。
  10. ^ a b c Hey! Say! JUMP、全349曲サブスク解禁 きょう発売アルバム『H+』も含む【配信曲リスト】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年11月27日). 2024年12月12日閲覧。
  11. ^ Hey! Say! JUMPニューアルバム発売、新たな挑戦と“らしさ”詰め込んだ1枚に”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年10月4日). 2024年12月9日閲覧。
  12. ^ Hey! Say! JUMP、349曲デジタル配信開始 Apple Musicのオリジナルラジオ番組初出演”. CDJournal ニュース. シーディー・ジャーナル (2024年11月27日). 2024年12月9日閲覧。
  13. ^ a b c d e f Hey! Say! JUMP、新アルバム『H+』収録「Donkey Gongs」MV公開 山田涼介のこだわりつまったド派手な仕上がりに”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年10月31日). 2024年12月12日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h Hey! Say! JUMP、11枚目オリジナルアルバム決定 日常に潜む違和感をDARK&POPに表現【H+】”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年10月4日). 2024年12月12日閲覧。
  15. ^ Hey! Say! JUMP、ニュー・アルバム『H⁺』よりリード曲“Donkey Gongs”MVを10月30日21時プレミア公開”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2024年10月30日). 2024年12月12日閲覧。
  16. ^ Hey! Say! JUMP、11thアルバムよりリード曲「Donkey Gongs」MV公開 山田涼介のこだわり満載の世界観に”. Real Sound. blueprint (2024年10月31日). 2024年12月12日閲覧。
  17. ^ a b Hey! Say! JUMPが振付師KAITAと「Donkey Gongs」で一糸乱れぬバキバキダンスを披露”. THE FIRTS TIMES. THE FIRST TAKE (2024年11月28日). 2024年12月12日閲覧。
  18. ^ Hey! Say! JUMP - Donkey Gongs [Dance Practice] 公開!”. Storm Labels OFFICIAL SITE. ストームレーベルズ (2024年11月25日). 2024年12月12日閲覧。
  19. ^ a b Hey! Say! JUMP、新曲「eek!!」MV公開&全349曲の音楽配信解禁”. BARKS (2024年11月27日). 2024年12月12日閲覧。
  20. ^ Hey! Say! JUMP、4大ドームツアー開催決定 2025年2月まで全10公演”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年10月4日). 2024年12月12日閲覧。
  21. ^ Hey! Say! JUMP ニューアルバム「H+」通常盤の先着購入特典の絵柄を解禁!”. Storm Labels OFFICIAL SITE. ストームレーベルズ (2024年11月8日). 2024年12月12日閲覧。
  22. ^ Hey! Say! JUMP ニューアルバム「H+」リリース記念 スペシャルキャンペーン決定!!”. Storm Labels OFFICIAL SITE. ストームレーベルズ (2024年11月14日). 2024年12月12日閲覧。
  23. ^ a b c Hey! Say! JUMPニューアルバム「H⁺」リリース記念 18年目もH⁺appyに!来年もよろしくねキャンペーン2024”. Storm Labels OFFOCIAL SITE. ストームレーベルズ. 2024年12月12日閲覧。

外部リンク

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