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IFS (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
IFSWORLDから転送)
IFS
IFS AB
種類 非公開会社
本社所在地  スウェーデン
583 30
Teknikringen 5, リンショーピング
設立 1983年 (41年前) (1983)
業種 ソフトウエア
事業内容 クラウドベースのERP、設備資産管理(EAM)、フィールドサービス管理(FSM)の提供
代表者 ダレン・ルース(CEO
売上高 1 billion USD (2022)
従業員数 5,500人以上
主要株主 EQT
関係する人物 ベント・ニルソン(創業者、初代社長)
外部リンク コーポレートサイト
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IFSIFS AB)は、スウェーデンリンショーピングに本拠を置き、コンポーネントベースのビジネスアプリケーション(ERP)、設備資産管理(EAM)、フィールドサービス管理(FSM)を提供するグローバルプロバイダー。現在は投資会社のEQTが主要株主となっている。主な本社機能は、ロンドンに集約している。日本法人はIFSジャパン株式会社で1997年に設立。

2022年の通期決算の発表によると、既存顧客と新規顧客がIFS Cloudに切り替えたことにより、ソフトウェア収益が前年比28%増、クラウド収益が80%増となり、例外的な業績を達成しましたとのこと。これは、5年連続で2桁の力強い収益成長を確保したことを意味し、その戦略とグローバルな実行力において堅牢性を実証している[1]

沿革

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コンポーネントベースのERPソフトウェア「IFS Applications」を開発以来、バージョンアップを実施し、世界各国に販売している。

  • 1983年 - ベント・ニルソンがリンショーピング大学在籍中に他の4人の学生と共にスウェーデンにて設立
  • 1985年 - 原子力発電所向け保守管理プログラムを開発: IFS Maintenance
  • 1988年 - 自動車産業向けIFS Applicationsを開発
  • 1990年 - ERPパッケージとしてIFS Applicationsをリリース
  • 1991年 - ノルウェーとフィンランドに現地法人設立
  • 1992年 - ポーランドに現地法人設立
  • 1993年 - GUIをアプリケーション上で利用可能にする。デンマークとマレーシアに現地法人設立
  • 1994年 - IFS Applicationsにオブジェクト指向が取り入れられる
  • 1995年 - 北米、日本、インドネシアに拡大。IFS Applicationsコンポーネントにグラフィカル インターフェイスが追加
  • 1996年 - ストックホルム証券取引所に株式上場
  • 1997年 - R&Dセンターをスリランカに開設。英国、ドイツ、フランス,ブラジル、トルコに拡大。IFS Web clientをスタート
  • 1998年 - ハンガリーとアルゼンチンに現地法人開設
  • 1999年 - 米国EMS社を買収しギリシャに拡大
  • 2000年 - Javaに基づくインターネット及びポータルソリューションを追加
  • 2001年 - 中国、香港、ロシアに拡大
  • 2002年 - IBMと協業し次世代Webポータル技術を採用したIFS Applicationsを開発
  • 2004年 - 日本電気株式会社がIFSの7.7%の株式を取得
  • 2005年 - IFS Applicationsのユーザーが500,000人突破
  • 2006年 - Microsoft Office 2007との統合ソリューションのリリース計画を発表
  • 2015年 - スウェーデンの投資会社EQTが買収し傘下に[2]
  • 2018年 - IFS Applications 10の発売と3つの販売地域の作成
  • 2021年 - IFS Cloudの発売
  • 2022年 - ソフトウェアとサービスの大手投資家であるHgが、IFSとWorkWaveの重要な少数株主となることを発表。長期投資家のEQTは引き続き大株主であり、HgとTA Associatesが重要な少数株主となる

買収

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買収番号 買収した企業 買収年 分野 買収企業の国 Acquisition costs
1 MultiPlus Solutions 2009 Project-based solutions[buzzword] ノルウェー
2 360 Scheduling 2010 Scheduling engine イギリス
3 Metrix LLC 2012 Field service management 米国
4 Mxi Technologies Ltd 2016 Integrated and intelligent maintenance management software solutions[buzzword] カナダ
5 mplsystems Limited 2017 Omni-channel contact centre and customer engagement software イギリス
6 Field Service Management Limited 2017 Field service management solutions[buzzword] イギリス
7 WorkWave LLC 2017 Service management solutions[buzzword] 米国
8 Astea International 2019 Field Service management solutions[buzzword] 米国
9 Clevest, Inc. 2020 Mobile Workforce Management solution[buzzword] カナダ
10 Axios Systems 2021 Enterprise Service Management solution[buzzword] イギリス
11 Customerville 2021 Customer Experience (CX) provider 米国
12 Ultimo Software Solutions 2022 Enterprise Asset Management (EAM) オランダ

受賞歴

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IFSは、「European Business Awards 2019」において、33カ国以上15万社の中から「European Digital Technology Award」[3]を受賞。2020年には、同社CEOのDarren Roosが「CEO of the Year 2020」[4]を受賞。「Transform Awards 2020」[5]ではIFSがブロンズメダルを獲得。The Channel Companyの一ブランドCRNから「2020 Partner Program Guide[5]」で5スターを獲得[31]。2019年にCSR Awardと共にIFS Education programでCSR Excellence Awardを獲得。IFS Educationは「Educational Award」を、Edge of the Educationは「Corporate Award」[6]をそれぞれ受賞。

  • ガートナーマジック・クアドラントのフィールドサービス管理部門において6年連続でリーダーを獲得
  • Forrester Wave Enterprise Service Wave 2021レポートにおけるリーダー
  • 2021年 IDC MarketScape for SaaS and Cloud-Enabled Manufacturing EAM ApplicationsでLeaderに選ばれました。
  • 製造フィールドサービス管理アプリケーションの2021-2022年IDC MarketScapeにおけるリーダー
  • フィールドサービス管理向けConstellation ShortList(コンステレーション・ショートリスト)
  • 製品中心型クラウドERP向けConstellation ShortList(コンステレーション・ショートリスト)

日本法人

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日本法人「IFSジャパン株式会社」は1997年に設立、東京(Otemachi Oneタワー)にオフィスを持つ。日本電気日本アイ・ビー・エムなどのパートナー企業を通じて、および、直販にて、クラウドERPのIFS Cloudの販売および各種のサービス提供を行っている。

脚注

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  1. ^ IFS performance outpaces competitors with 5th consecutive year of double-digit growth”. www.ifs.com. 2023年2月7日閲覧。
  2. ^ EQT VII Acquires 68% of Votes and 63% of Capital in IFS for SEK 362.50 per Share” (英語). IFS AB (2015年11月30日). 2020年9月30日閲覧。
  3. ^ Johnson, Paul (2019-12). “IFS and the Future”. Fiscal Studies 40 (4): 433-444. doi:10.1111/1475-5890.12211. ISSN 0143-5671. https://doi.org/10.1111/1475-5890.12211. 
  4. ^ “Awards [3 award winners”]. 2020 IEEE International Conference on Computational Photography (ICCP) (IEEE). (2020-04). doi:10.1109/iccp48838.2020.9105216. https://doi.org/10.1109/iccp48838.2020.9105216. 
  5. ^ a b “IEEE IAS 2020 Award Winners [Awards”]. IEEE Industry Applications Magazine 26 (6): 99-101. (2020-11). doi:10.1109/mias.2020.3014828. ISSN 1077-2618. https://doi.org/10.1109/mias.2020.3014828. 
  6. ^ Shengxin, Fang; Aimin, Wang (2020-06-25). “Measurement of corporate social responsibility of automobile enterprises based on AHP-GRA model”. Journal of Intelligent & Fuzzy Systems 38 (6): 6947-6956. doi:10.3233/jifs-179773. ISSN 1064-1246. https://doi.org/10.3233/jifs-179773. 

外部リンク

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