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月影のキューバ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MAGIC LUNAから転送)

月影のキューバ」(つきかげのキューバ、Magica Luna)は、1960年キューバの歌手セリア・クルスによって歌唱された楽曲である。

概要

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1960年にキューバの人気歌手であったセリア・クルーズの歌唱で "MAGICA LUNA" として発表された。このレコードを録音する際、キューバでは当時最も有名な楽団であったソノーラ・マタンセーラ楽団による伴奏で録音を行った。この楽曲は発表と同時にキューバでは当時空前の大ヒット曲の一つとなった。

このレコードは当時日本でも発表直後にセリア・クルーズ[1]版、すなわちオリジナル版が日本ビクターより発売され(販売元はシーコ・レコード)、そのレコードジャケット裏面に書かれてあった解説では「南米のヒットソングらしく情熱的で、一度耳にしたらとても忘れることができないほど、親しみよい曲です。」と書かれていた。

その直後に数ヶ国でこの楽曲のカバーが歌われ始め、日本では森山加代子西田佐知子ザ・ピーナッツがそれぞれカバーを行った。ただし3者共に歌詞が異なっている[2]。ザ・ピーナッツ版のレコードのB面は「恋のバルカローレ」であった。

後にザ・ピーナッツ版はカテリーナ・ヴァレンテ英語版イタリア語版が「カヴァーの更なるカヴァー」としてザ・ピーナッツ版の歌詞そのままに日本語で歌唱した。このカテリーナ・ヴァレンテ版はキングレコードが1961年に発売した(B面は「月影のナポリ」であり、これも日本語歌唱であった)。これはパイヨンのリズムに乗って歌唱した楽曲であった。

なお『第11回NHK紅白歌合戦』では森山加代子によって歌唱された。この他、日本ではクリスタル・シスターズテイチク)や木田ヨシ子日本ビクター)によりカバーされている記録が残っているが、これらの詳細は不明である。

また2014年千葉ロッテマリーンズに入団したアルフレド・デスパイネ選手の応援歌に使用された。

作詞・作曲など

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発売

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日本国内の発売元のみを記述する。

脚注

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  1. ^ 当時の日本盤の表記は「セリア・クルス」であった。
  2. ^ 森山加代子版では「月のキューバの夜の…」で、ザ・ピーナッツ版では「月影青い椰子の下…」でそれぞれ始まる。

参考文献・出典

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  • キングレコード「月影のキューバ」オリジナル版 / ザ・ピーナッツ版 レコード裏面記載解説文
  • レコード「月影のキューバ」森山加代子版 レコードジャケット
  • ザ・ピーナッツ メモリーズBOX 解説書(2004年11月26日発売)