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Power2Go

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
P2Gから転送)
Power2Go
開発元 サイバーリンク
最新版
13 / 2019年7月16日 (5年前) (2019-07-16)
対応OS Microsoft Windows
種別 ライティングソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト 公式サイト
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Power2Go(パワーツーゴー)は、サイバーリンクが開発・発売しているライティングソフトウェアである。

主な機能

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純粋なディスクへのデータ書き込み機能以外にも、音楽編集、オーサリング、動画変換、バックアップに関連する機能を搭載した統合ソフトウェアである。

  • 仮想ドライブとして、ISOイメージファイルなどをマウントして使用できる
  • DVDやBlu-rayのオーサリング時にメニューを作成でき、それに使用するBGMや写真の素材も内蔵している。
  • 動画をカットしたり簡単な編集
  • ディスク容量に合わせて動画の画質や解像度を自動調整
  • オーディオファイルをカットしたり、音量を調整
  • 接続されたスマートフォンなどのモバイル端末を検出し、それに最適な形式へ変換して音楽ファイル、動画ファイルを転送。
  • Windowsシステムのバックアップを行い、DVD-RやUSBメモリリカバリーディスクを作成
  • YouTubeFlickrFacebookなどに保存されている写真や動画をバックアップし、オフライン環境で視聴できる。

バージョン履歴

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Power2Go
Power2Go 4
  • 2004年11月26日、「Power2Go Deluxe」の名称で発売[2]
  • 2006年1月20日、ソースネクストから「Power2Go EXPERT」発売[3]。「Power2Go 4」に、オーサリングソフト「PowerProducer Personal 特別版」と、パケットライトソフト「InstantBurn」を追加したパックである。
Power2Go 5
  • 2005年11月4日、海外にて発売[4]。当初は日本での具体的な発売時期は未定としていた。
  • 2006年3月24日、ソースネクストから日本での販売開始[5]
  • 2006年5月17日、「Power2Go 5.5 Next-Gen Edition」発売[6]。ソースネクスト版の 5からは無償アップデートできる。
  • このバージョンからBlu-ray Discに対応した。
  • ビデオファイルからオーディオの抽出、曲間に無音部分を挿入などオーディオ関連機能も強化された。
Power2Go 6
Power2Go 7
  • 2010年8月19日発売[8]
  • BDXLに対応。
  • 一般のDVDプレイヤーで再生可能なDVD Video形式のディスクを作成できるオーサリング機能が追加された。
  • オーディオ波形ソフト「WaveEditor」で音量の調整やオーディオのクリッピングなどの機能を追加。
Power2Go 8
  • 2011年11月3日発売[9]
  • 2012年4月6日「Power2Go 8 Deluxe」を発売[10]
  • 仮想ドライブ機能が追加され、ISOイメージファイルをマウントして使用できる。
Power2Go 9
  • 2013年7月9日発売[11]
  • ソーシャルメディアバックアップ機能が追加され、SNSに保存している自分のデータをダウンロードしてメディアにバックアップすることができる。
Power2Go 10
  • 2015年1月14日ダウンロード版発売[12]
  • 2015年2月6日パッケージ版発売。
Power2Go 11
  • 2016年11月8日ダウンロード版発売[13]
  • 2017年2月2日、パッケージ版発売[14]
  • Blu-rayオーサリング、BDMV形式、AVCHD形式でのオーサリングに対応
Power2Go 12
  • 2018年5月29日ダウンロード版発売[15]
  • 2018年7月13日パッケージ版発売[16]
  • H.265形式のエンコード、デコードに対応
Power2Go 13
  • 2019年7月16日ダウンロード版発売[17]
  • 2019年8月9日パッケージ版発売。

Essential Edition

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バージョン 8以降、Essential版が提供されている。内容としては最上位エディションの体験版だが、試用期間終了後もディスクのコピー、ファイルの書き込み、音楽CDの作成などの基本機能は無期限で使用し続けることができる。

不具合

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バッファオーバーフローの脆弱性

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2011年12月12日、JPCERT/CCIPAは、Power2Go 8およびそれ以前にはバッファオーバーフローの脆弱性が存在することを公表した[18]。また、本脆弱性を使用した攻撃コードがすでに公開されていると注意喚起を行った。

サイバーリンクからは本件に対する修正パッチ等が配布されていないため、当該製品を使わないようにすること以外に根本的な対策方法は存在しない。

脚注

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  1. ^ ソースネクスト、2,980円のDVDライティングソフト「Power2Go」”. av.watch.impress.co.jp. 2020年1月17日閲覧。
  2. ^ ASCII. “サイバーリンク、16倍速DVD書き込みに対応したDVD/CDライティングソフト『Power2Go Deluxe』を発売”. ASCII.jp. 2020年1月17日閲覧。
  3. ^ ソースネクスト、オーサリングソフトを加えた「Power2Go」”. av.watch.impress.co.jp. 2020年1月17日閲覧。
  4. ^ サイバーリンク、Blu-ray対応の「Power2Go 5」を発表”. av.watch.impress.co.jp. 2020年1月17日閲覧。
  5. ^ ソースネクスト、Blu-ray Disc対応のライティングソフト”. av.watch.impress.co.jp. 2020年1月17日閲覧。
  6. ^ CyberLink、BD/HD DVD対応「Power2Go 5.5」”. av.watch.impress.co.jp. 2020年1月17日閲覧。
  7. ^ ドラッグ&ドロップのライティングソフトCyberLink Power2Go 6 がWindows® Vista™に対応 | CyberLink”. jp.cyberlink.com. 2020年1月17日閲覧。
  8. ^ サイバーリンク社、多様なディスク形式への書き込みに対応したライティングソフトの最新版 Power2Go 7を発表。 | CyberLink”. jp.cyberlink.com. 2020年1月17日閲覧。
  9. ^ サイバーリンク、システムリカバリーディスク作成機能を備えたオールインワンライティングソフトの最新版 Power2Go 8 を発売 | CyberLink”. jp.cyberlink.com. 2020年1月17日閲覧。
  10. ^ CyberLink 社、世界32カ国で愛用されているライティングソフトの新定番 「Power2Go 8 Deluxe」 パッケージ版を発売 | CyberLink”. jp.cyberlink.com. 2020年1月17日閲覧。
  11. ^ ソーシャルメディアバックアップが可能になった「Power2Go 9」 (1) 「Power2Go 9」の基本機能”. マイナビニュース (2013年7月17日). 2020年1月17日閲覧。
  12. ^ 週刊アスキー. “サイバーリンク、統合ライティングソフト最新版『Power2Go 10』登場”. 週刊アスキー. 2020年1月17日閲覧。
  13. ^ ASCII. “サイバーリンク、ディスクライティングソフト最新版「Power2Go 11」”. ASCII.jp. 2020年1月17日閲覧。
  14. ^ サイバーリンク、2年連続 BCN Award 受賞ソフトウェア Power2Go 11 パッケージ版の発売を発表 | CyberLink”. jp.cyberlink.com. 2020年1月17日閲覧。
  15. ^ サイバーリンク、ディスク書き込み・ファイル変換ソフト Power2Go 12 を発表 | CyberLink”. jp.cyberlink.com. 2020年1月17日閲覧。
  16. ^ サイバーリンク、ディスク書き込み・ファイル変換ソフト Power2Go 12 パッケージ版の発売を発表 | CyberLink”. jp.cyberlink.com. 2020年1月17日閲覧。
  17. ^ サイバーリンク、データ書き込み、バックアップ、ファイル変換ソフトの 最新版「Power2Go 13」を発表 | CyberLink”. jp.cyberlink.com. 2020年1月17日閲覧。
  18. ^ 株式会社インプレス (2011年12月12日). “CD/DVDライティングソフト「Power2Go 8」に未修正のゼロデイ脆弱性”. 窓の杜. 2020年1月17日閲覧。

外部リンク

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