Password Authentication Protocol
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Password Authentication Protocol (パスワード・オーセンティケーション・プロトコル、PAP) は、ネットワークアクセスサーバがユーザをPPPで認証する時に用いる、単純な認証プロトコルである。 例えばインターネットサービスプロバイダがこれを利用している。
この認証は、資源にアクセスする前にユーザの正当性を確認するプロセスである。 PAP は暗号化されていない ASCII コードのパスワードをネットワーク上で送信するため、CHAPやEAPに比較した場合、安全性に欠ける場合がある。
動作
[編集]- クライアントはユーザ名とパスワードを送信する
- サーバは Authentication-ack (認証に成功した場合) または Authentication-nak (それ以外) を送信する
PAP パケット
[編集]説明 | 1 バイト | 1 バイト | 2 バイト | 1 バイト | 可変長 | 1 バイト | 可変長 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Authentication-request | Code = 1 | ID | 長さ | ユーザ名の長さ | ユーザ名 | パスワードの長さ | パスワード |
Authentication-ack | Code = 2 | ID | 長さ | メッセージの長さ | ユーザ名 | ||
Authentication-nak | Code = 3 | ID | 長さ | メッセージの長さ | ユーザ名 |
PAPパケットは、PPPフレームに埋め込まれる。プロトコルフィールドの値は C023 (16進数) である。
フラグ | アドレス | コントロール | プロトコル (C023 (16進数)) | ペイロード(上記の表) | FCS | フラグ |
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参考文献
[編集]- 岡嶋裕史『平成29年度【春期】【秋期】 情報処理安全確保支援士合格教本』(初版)技術評論社、2017年1月25日。ISBN 978-4-7741-8502-6。