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ツュループィンシク (ミサイル艇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
R-251
U151 ツュループィンシク
艦歴
R-251
Р-251
竣工 1981年 スレドネ=ネーフスキイ造船工場
所属 ソ連海軍黒海艦隊
ロシア海軍黒海艦隊
除籍 1995年12月30日
U151 ツュループィンシク
U151 Цюрупинськ
転属 1996年1月10日
所属 ウクライナ海軍
除籍 2002年
要目
艦種 ミサイル艇
艦型 206MR号計画「ヴィーホル」型
工場番号 249
排水量 基準排水量 230 t
満載排水量 257 t
全長 38.6 m
全幅 7.6 m(艇体幅)
12.5 m(水中翼間)
喫水 2.1 m(艇体高)
3.26 m(水中翼高)
機関 3倍膨張式ディーゼルエンジンM-504 3 基 15000 馬力
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機3 基 200 kWt
速力 最大速度 42.3 kn
巡航速度 14 kn
航続距離 1450 /14 kn
600 浬/37 kn
行動期間 5 日間
乗員 士官 5 名
水兵 24 名
武装 艦対艦ミサイルP-15M「テルミート」発射機 2 基
76 mm単装両用AK-176 1 基(弾数300 発)
30 mm6砲身機関砲AK-630 2 基(弾数1000 発)
個艦防空用艦対空ミサイル9K34「ストリラー3M」発射機 1 基(弾体16 発)
レーダー 水上索敵レーダー「ハルプーン」 1 基
射撃管制レーダーMR-123/176「ヴィーンペル」 1 基
航法レーダー「ドン」 1 基

U151 ツュループィンシク(ウクライナ語:U151 Цюрупинськツュループィンスィク)は、ウクライナミサイル艇(Ракетний катер)である。艇名は、南ウクライナヘルソーン州都市の名に因む。ロシア語名はツュルーピンスク(Цюрупинскツュルーピンスク)。

概要

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建造

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U151 ツュループィンシクは、ソ連時代に206MR号計画「ヴィーフリ」型大型ミサイル艇の9番艇として建造された。建造時の名称はR-251(Р-251エール・ドヴィェースチ・ピヂスャート・アヂーン)で、スレドネ=ネーフスキイ造船工場で起工された。1981年には竣工し、クリミア自治共和国チェルノモールスコエに本拠を置く黒海艦隊第296ミサイル艇旅団第41ミサイル艇戦隊に配属された。

独立ウクライナ

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ソ連が崩壊すると、黒海艦隊に所属していた206MR型大型ミサイル艇の帰属はロシア海軍ウクライナ海軍の間で争われることになった。最終的にR-251は1995年12月30日付けでロシア海軍を除籍となり、ウクライナ海軍へ編入された。1996年1月10日には南ウクライナの都市の名に因んでU151 ツュループィンシクと改称された。

その後、ウクライナ海軍では財政的な事情と艇自体の老朽化により206MR型ミサイル艇の退役を進めた。ツュループィンシクは2002年には海軍を除籍され、解体のためトルコに売却された。

ツュループィンシクの退役は、搭載する主砲を新造コルベットテルノーピリに再利用するためであったとされる。テルノーピリはキーウで建造中であったが、造船所には新造艦のための主砲の在庫がなく、さらにロシアからの購入も失敗に終わった。ツュループィンシクから主砲を入手したテルノーピリは、2006年にようやく竣工することができた。

外部リンク

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