コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

スチール (ドイツの企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
STIHLから転送)
アンドレアス・スチールAG&カンパニー
Andreas Stihl AG & Co.
種類 株式会社
市場情報 非公開会社
本社所在地 ドイツの旗 ドイツ
バーデンヴュルテンベルク州ヴァイブリンゲン
設立 1926年
業種 機械
事業内容 農林業機械の製造
代表者

ベルトラム・カンツィオーラ(ドイツ本社取締役会会長)[1]

スピッツァー・マリオ(日本法人代表取締役社長)[1]
売上高 39.3億(2019年)[2][3]
従業員数 16,722人 (2019年)[2][3]
主要株主 スチール家
関係する人物 アンドレアス・スチール(創業者)
外部リンク 公式ウェブサイト(英語)
www.stihl.co.jp/(日本語)
テンプレートを表示

アンドレアス・スチールAG&カンパニーKG英語: Andreas Stihl AG & Company KG [stl] [stl] [4] ドイツ語: [ʃtiːl])は、チェーンソートリマーブロワー等の機器メーカー。本社は、ドイツ・シュトゥットガルトに近いバーデンヴュルテンベルク州ヴァイブリンゲンに置かれている。スチールは、1926年にアンドレアス・シュティールwikidataによって設立された。スチールは、世界で著名なチェーンソーブランドの一つであり、ソーチェーンとガイドバーから製造するメーカーとなっている[5]。アンドレアス・スチールAGは、アンドレアス・シュティールの子孫が所有する非公開会社で、スチール・ティンバースポーツ・シリーズ英語版を運営している。

歴史

[編集]

アンドレアス・シュティールは1926年、最初のチェーンソーを自身の手で設計、製作した。これは電動で、重量が約64kgあった。スチールの名は瞬く間に人気を博し、プロ仕様のチェーンソーの代名詞として、世界で最も多く販売されているチェーンソー会社となった。チェーンソーが世界大恐慌とほぼ同じ時期に市場に登場したため、創業期のスチールの成長は緩かった。当時はまだ人件費が安く、旧式の両手挽鋸が普及しており、動力鋸の必要性が薄かった。また初期の製品は非常に重く、操作に2人必要だった。またチェーンソーには電源コードが付いた車輪付き発電機が付属していた。ドイツ製の鋸はドイツ軍によって使用され、特に東欧とロシアでは、ソ連軍侵攻阻止の目的で伐採が行われた。

1970年代半ば、スチールはブラジルとアメリカに製造工場を建設して会社を拡大した。増加した需要の多くは建設および造園業界だった。スチールは、業務用に加え、送風機、ライントリマー、エッジャー、チェーンソーなど、多くの家庭用機器の開発を行った。

2008年には、最新の生産施設が中国の青島に開設[6]。12月、スチールはザマを買収し、供給を保護し、成長の可能性がある新規事業に参入した[7]

スチールは70年代にチェーンソーの独自モデルを構築するまで、日本企業のサプライヤーとして請け負う雑草トリマーやブラシカッター業界に参入していた。

1992年には、オーストリアのブランドであるバイキングを買収した。

子会社

[編集]
株式会社スチール
STIHL Co., Ltd.
種類 株式会社 (日本)/日本法人
本社所在地 日本の旗 日本
329-0524
栃木県河内郡上三川町多功2570-1
設立 1990年8月
業種 機械
事業内容 農林緑化機械、建設機械などの販売、輸出入
代表者 代表取締役 ノーベルト・ピック、
代表取締役社長 スピッツァー マリオ
資本金 9000万円
売上高 非公表
純利益 5200万円
(2023年12月期)[8]
総資産 35億5800万円
(2023年12月期)[8]
決算期 12月
外部リンク https://www.stihl.co.jp/
テンプレートを表示

デラウェア州に設立されたスチールUSAは、Stihl International GmbHの米国子会社であり、バージニア州バージニアビーチに拠点を置き、1974年に工場建設が始まった。150エーカーの複合施設には製造工場、倉庫、管理棟などが存在する。スチールInc.は200万平方フィートの建物に約2,000人の従業員が雇用されている。

イギリスではアンドレアス・スチールUKが1978年に設立された。

製品

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b メッセージ
  2. ^ a b STIHL グループ 売上高&従業員
  3. ^ a b STIHL_AnnualReport2019_EN.pdf
  4. ^ Stihl USA FAQ”. 2018年3月12日閲覧。
  5. ^ STIHL Corporate Culture”. 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月6日閲覧。
  6. ^ Shandong Provincial Government Delegation visited STIHL Qingdao”. 2012年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月1日閲覧。
  7. ^ STIHL AG & Co. KG. “Stihl press release”. 24 October 2016閲覧。
  8. ^ a b 株式会社スチール 第34期決算公告

外部リンク

[編集]