利用者:牧壮
牧壮 (MAK Takeshi)
牧壮(まき たけし、1936年8月17日 - )は、日本の社会起業家、IoS(Internet of Seniors)をビジョンとして掲げ、シニアへネット活用を呼びかけるエバンジェリスト。
一般社団法人アイオーシニアズジャパン共同創業者 兼 代表理事。
牧アイティ研究所代表。e-senior IT活用研究会主宰。山口県下関市生まれ。
人物像略歴
山口県下関市出身、戦時中は東京世田谷に居住、学童疎開で長野県に疎開し終戦を迎える。中学、高校は新潟。県立新潟高校卒業。慶応義塾大学工学部計測工学科卒業。
卒業論文は「極座標表示による過渡現象表示法」。
卒業後、旭化成工業株式会社入社。
化学技術プロセスの導入・輸出などに従事。その後、主にエレクトロニクス関連、医療機器などシステム機器開発などの新規事業開発に取り組む。
旭メディカル常務取締役、シーメンス旭メディテック副社長、旭化成情報システム社長を歴任。
1999年にリタイア後、マレーシアに在住し、インターネットをべースとしたコンサルビジネスに従事する。
75歳の時に帰国、中小企業の経営を情報化で支援する傍ら、「高齢化社会と情報化社会の融合」をテーマとして新しい社会作りを試行、「新老人の会」での「スマート・シニア・アソシエイション」(SSA)を立ち上げたほか、シニアのためのインターネット教室を主宰。
また、数多くのセミナーやイベントで講演している。
81歳で一般社団法人アイオーシニアズジャパンを設立。
生い立ち
父親は石油会社の技術者として、秋田、柏崎、東京、新潟、と転勤。戦時中は東京世田谷に住み、3月10日の東京大空襲、艦載機による機銃掃射を体験。戦後の食料難時には母親の反物持って埼玉の農家へ食料の買い出しに(小学4年)。
そして、その時期に一台の鉱石ラジオとの出会いの感動が、技術屋として目覚めの始まりとなった(本人談)。
日野原重明先生との出会い
日野原重明先生が100歳の時、たまたま先生に懇意であった大学の後輩から、日野原先生がSNSについて知りたいとのことで、その説明役を仰せつかったのが日野原先生との出会い。そして、日野原先生が組織しておられた「新老人の会」でFacebookによるネットでの会員交流が始まった。平均年齢72歳、全国13,000人という規模でのSNSは前例がなく、そのサポートのために立ち上げた「スマートシニアアソシエイション」が原点となって現在の牧氏の活動に繋がっている。
著書
『iPadで65歳からの毎日を10倍愉しくする私の方法』明日香出版(2014年11月)
ISBN 9784756917393
『シニアよ、インターネットでつながろう! Internet of Seniors®』 カナリアコミュニケーションズ出版(2018年12月) ISBN 9784778204440