コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:白い筆ペン

下書きC

[編集]

以下は日本国外(主にオーストラリア)に生息するキス類を狙う釣りに関する記述である。 なお、翻訳の都合上記事内の日本名は標準和名ではなく一般名を使用している場合がある。

サンドシラゴ(en:Sand whiting)

[編集]

サンドシラゴは食用としての人気が高いため釣り人がよく狙う魚で、オーストラリアでは海岸から大量に釣ることが可能である。最大で全長50cm以上、重さは約1kgになる。釣り人の釣獲量が漁師の漁獲量を上回ることもあり、実際にクイーンズランド州では2000年に釣り人による釣獲量が漁師の漁獲量の2倍以上を記録したという調査結果もある[1]。本種は生息地全体で釣ることが可能だが、砂地や河口、砂浜などでは特によく釣れる。藻場に近い浅瀬は小型魚が多く釣れることがあるため避けるのが得策である。習性上、魚を警戒させないようにするため、極力細い道糸を使用し鉤の上に小さい錘を付ける仕掛けが一般的である。専門の漁師は、赤いチューブやビーズを使って魚を誘うことがあるが、この方法の有用性は未だ証明されていない。また、生餌に似せたエビやカニなどを模したものがよく使われるが、本物の生餌を使った方がより多く漁獲することができる。

魚族保護のために各州ではサイズや数に関する制限が設定されており、例としてニューサウスウェールズ州ではキープサイズは全長27cm以上、1人20尾までとなっている[2]。一方で、クイーンズランド州ではキープサイズは全長23cm以上と規定されているものの数量の制限はない[3]。サンドシラゴは、大型魚種の生き餌としても利用されているが、遊漁者は最小サイズの制限を守る必要がある[4]

キビレギス(en:Yellowfin whiting)

[編集]

キビレギスは、最大で全長約40cmに達し、前述のサンドシラゴに類似しているが、胸鰭の黒斑の有無で判別できる。南オーストラリアと西オーストラリアの釣り人にとって主要な釣魚となっている。優れた食用魚であること、スポーツ性の高さ、砂浜や桟橋など手頃な場所で釣ることが可能でボートを必要としないことが主な要因である。浅瀬の砂浜や河口、桟橋から狙うことが出来て潮の動きがある時に釣れやすい。警戒心の強い魚であるため、繊細な仕掛けで釣るのが一般的である。

専門の漁師は、魚を誘引するために鉤の真上に赤いビーズやチューブを付けることが多いが、その有用性については度々議論されている。最もよく使われる餌は環虫類で、様々な種類のものがあるが、エビなども用いられることがある。ルアーやフライフィッシングはあまり盛んではなく、警戒心が強いためこれらの方法は効果的ではないとされている。

地域によっては、遊漁による釣獲量が商業漁業の漁獲量を上回ることもあり、en:Blackwood Riverで行われた調査では、遊漁者によって1年間に120,700尾が捕獲されたという結果が出ている[5]。南オーストラリア湾で行われた同様の調査では、2000年と2001年に捕獲されたキビレギス全体の28%を遊漁が占めており、その量は50tを超えていた [6]。そのため、遊漁者による乱獲を防ぐために釣獲量及びサイズの制限を設けている。南オーストラリア州では最小キープサイズ24cm以上のサイズ制限と20尾までの数量制限を設定している [7]。西オーストラリア州では最小キープサイズの制限は設定されていないが、他2魚種(Sillago bassensis、Sillago vittata)と合わせて40尾までという数量制限が存在する[8]

ダイオウギス(en: The King George whiting)

[編集]

ダイオウギスはオーストラリアの固有種で、西オーストラリア州のen:Jurien Bayから東はニューサウスウェールズ州のen: Botany Bayまでの南海岸に生息している。最大で体長72cm、重さ4.8kgに成長し、キス科の最大の種である。他のオーストラリアのキスとは、独特の斑点模様と非常に細長い形状から容易に見分けることができる。

オーストラリア南部では、その食味の良さから価値が高く、高級食用魚としてダイオウギスを専門にする漁師が多く商業漁業における非常に重要な魚種で漁獲高も大きい。また、多くの沿岸の街は、釣り人の観光の目玉としてこの魚に大きく依存している。このようにダイオウギスは最も人気の対象魚でもあるが、比較的簡単に釣ることが可能で、特別な餌や仕掛け、技術を必要とせず陸の桟橋や海岸、岩場からの釣果も多いのでボートは不要である。仕掛けは胴突きなどのシンプルなものが一般的である[9]

先述の他種と同様に、軟体動物が一般的な餌であり、環虫類、イカ、魚の切り身、その他貝類もよく用いられる。水深の深い岩礁帯に生息する大型魚は、タイなどを狙う際に釣れることも多い[9]

ダイオウギスは、州によってキープサイズと数量の制限が異なる。ビクトリア州では、全長27cm以上、一人当たり20匹までという制限がある[10] 。南オーストラリア州では2つの地域に分けられており、いずれも数量は1人当たり12匹であるが、経度136°より東側では全長31cm以上、経度136°より西側で捕獲された魚は全長30cm以上に最小キープサイズが制限されている[11] 。西オーストラリア州では、最小サイズの制限は全長28cm以上、数量制限は一人当たり8匹までとしている[12]

アメギス

[編集]

アメギス(en: southern school whiting)は、オーストラリアの南海岸と南西海岸に生息する一般的なキスで、最大で全長33cmになる。他に2種の近縁種en: eastern school whitingen: western school whiting(後述)が存在し、それぞれ似た外見である。様々な餌で釣ることが可能で、軟体動物、エビ類などが特によく使われる。 群れで行動する習性があるため、1度に多くの魚を釣ることができるが、殆どの漁業当局は余った魚をリリースするよう求めている[13]。 西オーストラリア州では、この種とキビレギスを合わせて1人当たり40尾まで持ち帰ることができる。サイズの制限は設定されていない。また、その他の地域ではこの魚に関する制限は存在しない[8]

en: eastern school whitingはオーストラリアの固有種で、主にクイーンズランド州南部からタスマニア州、南オーストラリア州までの東海岸に分布している。主に地引き網漁やトロール漁を行う商業漁業者によって漁獲され、釣り人に釣獲されることは少ない。例外として、大規模な群れが海岸付近の浅瀬を通過する際に釣り人によって大量に釣獲されることがある[14]

en: western school whitingは、西オーストラリア州沿岸の北はen:Maud Landingから南はen:Rottnest Islandまでの範囲に分布している。全長30cmまで成長し、優れた食用魚である。[15] 西オーストラリア州南部では沖合に生息しているため、釣り人が狙うことはほとんどなく、一方で浅瀬に生息する北部では釣り人はより大型の魚を狙うため、南部同様狙って釣ることは少ない。このため、釣りの主要な対象魚ではないとされることが多い。釣法や釣り場は他のキスと同様である。[16] この種にはサイズの制限は無いが、数量は一人当たり一日40尾までと定められている[17]

また、上記とは別にタイから台湾にかけての沿岸に分布するキス(en: Asian whiting)も存在し、特に台湾では主要な食用魚として漁獲されている。複数の種が存在し区別が曖昧であることが多い[18]

新記事準備

[編集]

ギマ科Triacanthidae)は、フグ目に属する魚類の分類群の一つである。4属7種で構成される。これに加えて絶滅した1つの属が化石から確認されている。

ギマ科
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
: ギマ科 Triacanthidae

主にインド洋から太平洋にかけての広い範囲の浅い海底に群れで生息し、最大で全長は30cm程になる。ギマ科の魚は同じ目に属するカワハギと同様、背鰭の第一鰭条が棘になっている。 腹鰭が1本の長い棘からなり軟条が無いのも本科の特徴である。歯は軟体動物や硬い殻を持つ甲殻類などを捕食するため鋭く丈夫である。 また、紫外線が見える能力を有しており[19] [20]、この能力は金魚のものに類似している[21]


化石記録

[編集]

Acanthopleurusは、スイス・グラールス州で発掘されたの漸新世のA. serratus Agassiz,1844とA. collettei Tyler,1980によって知られている。

また、ルーマニアで発掘された漸新世のCephalacanthus trispinosus Ciobanu,1977は、以前はDactylopteridaeに属していたが、後になってAcanthopleurusの幼体であると考えられるようになった。しかし、これが2つの属のいずれかであるのか、もしくは新種であるのかは未だ確定していない[22]

その他

[編集]
2021.10.31 南郊運河の再開発に伴う埋め立て工事の様子

下書きD

[編集]
2021(令和3)年12月 鹿児島県十島村悪石島
震度 4日 5日 11日 12日 13日 14日 15日 24日
震度1 28 72 58 25 4 4 2 0 175 0264
震度2 25 22 8 1 1 1 1 64
震度3 2 7 7 1 2 1 0 0 19
震度4 0 2 2 1 0 0 0 0 6

脚注

[編集]
  1. ^ Williams, L.E. (2002). Queensland's Fisheries Resources: Current conditions and recent trends 1988-2000. Brisbane: Department of Primary Industries Queensland. pp. 174–178. オリジナルの. エラー: |archiveurl=を指定した場合、|archivedate=の指定が必要です。. https://web.archive.org/web/20070829052758/http://www2.dpi.qld.gov.au/fishweb/9014.html 
  2. ^ Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 archiveurlarchivedate は両方を指定してください。New South Wales Department of Primary Industries. “Bag and Size Limits - Saltwater” (PDF). 時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月17日閲覧。
  3. ^ Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 archiveurlarchivedate は両方を指定してください。Queensland Government Department of Primary Industries and Fisheries. “The Queensland East Coast Inshore Fin Fish Fishery Background paper: Size and bag limits” (PDF). 時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月17日閲覧。
  4. ^ Downie, David. “Live-baiting Brisbane Estuaries”. 2007年8月17日閲覧。
  5. ^ Kailola, P.J.; Williams, M.J.; Stewart, R.E. (1993). “Australian fisheries resources”. Bureau of Resource Sciences. 
  6. ^ Marine Scalefish Fishery Management Committee (2004–2005). “The Marine Scalefish Fishery”. Annual Report 2004-2005 (PIRSA): 5–13. オリジナルの. エラー: |archiveurl=を指定した場合、|archivedate=の指定が必要です。. https://web.archive.org/web/20110615064652/http://www.pir.sa.gov.au/__data/assets/pdf_file/0014/12803/msf_ann_rpt0405.pdf 2008年9月13日閲覧。. 
  7. ^ South Australian Size, Bag and Boat Limits” (PDF). Pamphlet (December 2007). 2008年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年9月13日閲覧。
  8. ^ a b Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 archiveurlarchivedate は両方を指定してください。Western angler. “Whiting (Southern School & Yellowfin)”. 時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年7月21日閲覧。
  9. ^ a b Starling, S. (1988). The Australian Fishing Book. Hong Kong: Bacragas Pty. Ltd.. p. 490. ISBN 0-7301-0141-X 
  10. ^ Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 archiveurlarchivedate は両方を指定してください。FishVictoria. “Whiting, King George”. 時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年7月21日閲覧。
  11. ^ Primary Industries SA. “King George whiting”. 2007年7月21日閲覧。
  12. ^ {{Cite web | last = Western angler | title = King George whiting | url = http://www.westernangler.com.au/default.asp?action=article&ID=154 | access-date = 2007-07-21 |archive-url = https://web.archive.org/web/20070909180721/http://www.westernangler.com.au/default.asp?action=article&ID=154
  13. ^ Primary Industries SA. “Legal Limits”. 2007年7月21日閲覧。
  14. ^ McKay, R.J. (1985). “A Revision of the Fishes of the Family Silaginidae”. Memoirs of the Queensland Museum 22 (1): 1–73. 
  15. ^ Hutchins, B.; Swainston, R. (1986). Sea Fishes of Southern Australia: Complete Field Guide for Anglers and Divers. Melbourne: Swainston Publishing. pp. 187. ISBN 1-86252-661-3 
  16. ^ Horrobin, P. (1997). Guide to Favourite Australian Fish. Singapore: Universal Magazines. pp. 102–103. ISSN 1037-2059 
  17. ^ Department of Fisheries (January 2008). Recreational Fishing Guide: Gascoyne Region. The Government of Western Australia. http://www.fish.wa.gov.au/docs/pub/GascoyneLimits/index.php?0103 
  18. ^ McKay, R.J. (1999). Carpenter, K.E.; Niem, V.H.. eds. FAO species identification guide for fishery purposes: The Living Marine Resources Of The Western Central Pacific: Volume 4 Bony fishes, part 2 (Mugilidae to Carangidae). Rome: Food and Agricultural Organisation of the United Nations. pp. 2069–2790. ISBN 92-5-104301-9 
  19. ^ Matsura, K. & Tyler, J.C. (1998). Paxton, J.R. & Eschmeyer, W.N.. eds. Encyclopedia of Fishes. San Diego: Academic Press. pp. 228. ISBN 0-12-547665-5 
  20. ^ Home”. Fish Vision. 2016年4月18日閲覧。
  21. ^ Home”. Fish Vision. 2016年4月18日閲覧。
  22. ^ Tyler, J.C., Jerzmariska, A., Bannikov, A.F. & Swidnicki, J. (1993): Two New Genera and Species of Oligocene Spikefishes (Tetraodontiformes: Triacanthodidae), the First Fossils of the Hollardiinae and Triacanthodinae. Smithsonian Contributions To Paleobiology, 75