利用者:Jidai~jawiki
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歴史の研究に推測はつきものですが、推測による判断は禁物です。たとえそれが仮説であっても、仮説が虚説を生み歴史を歪曲してしまいかねません。従って、敢えて申すまでもありませんが、歴史の判断には少なくとも事実の存在・背景・経緯などについて、多様な文献や史跡等に基づく複合的な検証が不可欠です。また、僅かでも推測のみによる判断が加われば、それは事実を交えたフィクションにほかならず、場合によってはその全てが迷惑な粗悪物に化してしまいます。 昨今、推測や憶測のみにたより史実検証を伴っていないと思われる時代錯誤や人物誤認等による誤述を掲載した文献の信憑性の是非や様々な史実の見直しが喧伝されています。情報量の少ない当時のものとしては、これもある程度致し方ないことかもしれませんが、比較的に情報量の豊富な今日にあっては、出来る限り主観を排除して文献等を精査しつつ、史実とその整合性や蓋然性に注目して郷土の歴史を辿ってみたいと思っています。