Wikipedia:秀逸な記事の再選考/東ローマ帝国 20110816

東ローマ帝国[編集]

(ノート) 《再選考の依頼理由》 参考文献は挙げられていますが、ある箇所の出典が具体的にどの文献であるのかが示されていないことによる問題点がいくつか見られます。

  • 「近年」が具体的にいつ頃を指すのか不明確(どの文献の発行時期が基準となっているのか)。
    • 「近年、学校教育における教科書において採用されようやく一般の読書人にも知られるようになった。」(「名称」節)
    • 「近年はギリシャだけでなく、イスラム圏であったトルコでもその文化が見直されており、建築物や美術品の修復作業が盛んに行われている。」(「概要」節)
  • いずれかの研究者の見解なのか、執筆者個人の見解・独自研究なのか、判別がつかない。
    • 「初期には帝国によって厳格に統制されていたと思われる」(「属州制からテマ制へ」節)
    • 「現在では東ローマ独自のものであるという見方が強い」(「属州制からテマ制へ」節)
    • 「文化的な背景の違いを考えなければならないだろう」(「宗教論争」節)
    • 「末期に顕著となる皇族への領土分配は専制公という地位と西欧封建制との関係で論じられるべきであろう」(「プロノイア制」節)
    • 「用語の表記方法について」節は、節全体が執筆者による独自研究の可能性がある。

秀逸な記事の目安である「完成度が高い」を満たしているのか疑問を感じます。Pastern 2011年8月16日 (火) 15:05 (UTC)[返信]

除去ご指摘のもののほか、「犠牲者のほとんどはアンティオキア公国の軍勢であり、実際はそれほど大きな負けではなかったらしい」(衰退と中興(11世紀後半 - 12世紀)節)

「建前ながらも皇帝位の正当性が市民にあるという観念が生きていたからである」(脚注)

なども出典がなく、問題有りですね。「用語の表記方法について」も、「東ローマ帝国」の記事において、「東海大学教授の尚樹啓太郎」はわざわざ本文中に登場する程の特筆性はあるのか?という気もしますし。また、「近年」はWikipedia:すぐに古くなる表現は使わないに抵触します。

そのほか、「出典となる文献」節の「項目全般にわたって参照しているため、これらの書籍については特に脚注を示さない」とか、「大著」などといった百科事典的でない記述も、少々傲慢で独善的ではないかという印象を持ち、読んでいてあまり気分が良くないです。本記事を訂正するならば、「絶版」ものや「大著」を含む諸文献を全部読んでからにせよとでもいうんでしょうか。なるほど大量の文献は挙げられていますが、秀逸な記事の目安である「出典」や「参考文献」はあくまで検証可能性を満たすために要求される趣旨でしょう。これならネタ本一冊だけ挙げてそれさえ読めば全部検証可能であるとした方がまだマシなくらいで、Wikipedia:検証可能性に抵触することは明らかです。--Phenomenology 2011年8月16日 (火) 23:33 (UTC)[返信]

  • 除去 これだけ文献数があって、脚注化されていないのでは、実質的に検証可能性は満たされていないと考えます。どの文献にも書いてあるレベルの史実であれば脚注化しなくてもよいと考えることはできるかもしれませんが、Pasternさん、Phenomenologyさんご指摘のような表現(追加すると、名称節末尾の「とする見解もある」「日本の学界の一部」も)には必ず明確な出典を付けるべきです。これだけ大きな記事に逐一出典を付けるのは大変な作業ですが、だからといってそれを怠っている記事にFAを与えるべきではありません。--Trca 2011年8月17日 (水) 03:17 (UTC)[返信]
  • 除去 もっとも百科事典らしい主題で、内容もそこそこなだけに(この主題ならもっと書けるだろうとも思いますが、私が加筆できるわけではないので内容は良いとしましょう)検証可能性を満たさないって残念ですね。たしかに信頼できる情報かどうかを1点検証するのに専門書を何冊も全部読まなければならないのでは何のための出典だか分かりませんね。記事の信頼性の為には脚注での出典提示は不可欠です。--ぱたごん 2011年8月17日 (水) 10:24 (UTC)[返信]
  • 除去 内容ではなく形式基準の面からコメントさせていただきますが、既に御指摘がある通り、「項目全般にわたって参照しているため、これらの書籍については特に脚注を示さない」は脚注を作るのが面倒くさかったことへの言い訳でしょうし、他の部分にも「○○という意見がある」式の記述が見られます。そういう部分は脚注化が必要です。執筆者が不足する現状で150箇所を優に超える脚注のある英語版ほど綿密に実施するのは難しいかもしれませんが、推薦するレベルではないと考えます。私が良く編集する軍事関連やよく閲覧する現代政治関連では日本語版でも脚注を強化する傾向にあるのですが、もしこのサイズ、内容の多彩さでこの程度の検証性だったら推薦以前に問題記事として槍玉に上がる可能性すらあるでしょうね。岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM 2011年8月29日 (月) 04:34 (UTC)[返信]

終了 2週間が経過した時点で除去が3票以上かつ75%以上ですので、除去で終了とします。--氷鷺 2011年8月30日 (火) 15:06 (UTC)[返信]