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Wikipedia:IPブロック適用除外

IPブロック適用除外者のロゴ

通常、IPアドレスに対する長期の投稿ブロックログイン利用者には影響しません。この状態のことを「ソフトブロック」と言います。

しかしながら、荒らしを防ぐために、一定のIPアドレスからの編集について、匿名利用者だけでなく、ログイン利用者の投稿もブロックしなければならないことが時にはあります。これを「ハードブロック」と称しています。

このようなブロックが行われている時でも、管理者には常にブロックが適用されません。管理者以外の利用者は、利用者ごとに「IPブロック適用除外」を申請することでハードブロックを回避できます。

IPブロック適用除外は、利用者が使用しているIPアドレスが、本人とは無関係の行為によってハードブロックされている時に、このハードブロックを回避して編集することを可能とします。また、例外的にではありますが、Torなどの公開プロキシを通して編集することを可能とするために使用することもできます。

IPブロック適用除外者の権限を与えられた利用者は、本方針の違反を行った場合(許可されていないプロキシ経由の編集含む)、多重アカウントの不正使用の疑いがある場合、またその他不適切な行為を行った場合、およびこれらの行為がなくても、IPブロック適用除外中のアカウントからの編集が長期間されていなかった場合には、IPブロック適用除外者の権限を失います。

適用除外の申請と付与

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IPブロック適用除外者フラグには主に2つの使い方があります。

  • 荒らしや破壊行為を防ぐために行われたブロックに不運にも巻き込まれた利用者に付与することができます。IPブロック適用除外者はいかなるIPブロックにも影響されずに編集することができます。
  • 極めて例外的に、Torなどの匿名プロキシからの編集を可能とするために利用者に付与することができます。

公開プロキシの使用の場合には追加の安全対策が必要となるため、これらはそれぞれ別の手順で扱います。

IP広域ブロックを回避する

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一定範囲のIPアドレスに対して広域に行われるハードブロックは、そのIPアドレスの範囲から継続的に行われている使い捨てのアカウントやソックパペットからの荒らしを防ぐために行われます。このようなハードブロックに、きちんとした編集履歴を持つ編集者が巻き込まれてしまう場合、管理者の判断によってIPブロックの適用から除外することができます。この措置により、巻き込まれていた編集者はIPアドレスへのブロックを回避して編集することができます。

IPブロック適用除外者フラグを付与する条件は以下の通りです。

  • 申請者には非がないにもかかわらず、申請者が通常使用するIPアドレスのレンジに対する広域ブロックによって、通常の(プロキシでない)IPアドレスがブロックされる(自動ブロックまたはチェックユーザーによって確認できます)。
  • 申請者がIPブロック適用除外を悪用して、ブロックされている匿名プロキシを通した編集を決して行わないことに同意する。
  • ブロックが解除された場合、もしくは申請者が巻き込まれなくなった場合、任意の管理者によってIPブロック適用除外者フラグが外される。

これに加えて、IPブロック適用除外者フラグは、広域ハードブロックによって善意の利用者が巻き込まれることを防ぐために、申請なしに管理者によって付与されることがあります。この場合、管理者はIPブロック適用除外者に対して、荒らしを防ぐために利用者の使用しているIPレンジに投稿ブロックが行われていること、およびIPブロック適用除外者がそのブロックから除外されていることを通知してください。IPブロック適用除外者に、このセクションを読むべきであることをはっきりと伝え、特にブロックされているプロキシから編集するために使用した場合にフラグが外されることを伝えてください(下記のタグとテンプレート参照)。

申請できる利用者
自分の編集とは無関係の理由でIPアドレスへの投稿ブロックに巻き込まれているログインアカウントを持つ利用者。
申請方法
ブロック解除の申請の一つとしてIPブロック適用除外を申請してください。この際、登録したアカウントから申請しなければなりません。IPアドレスの利用者会話ページに投稿された申請は自動的に却下されます。IPブロック適用除外者フラグを付与する管理者は、問題を確認するためにチェックユーザーに相談をする必要がある場合があります。また、事態について詳しく知らない場合に、他の管理者の判断を仰ぐために管理者用メーリングリストや管理者用の議論ページにて申請を転送することがあります。

匿名プロキシからの編集に使用する

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匿名プロキシからの編集は荒らしに使われやすいため、例外的な場合にのみ認められています。このようなIPブロック適用除外を申請しても妥当だと考えられる利用者の例としては、百科事典編纂に貢献でき、かつ(すでに活動している利用者の場合)破壊的でない妥当な編集履歴をもち、しかしながら限定的なファイアウォールの影響で編集が困難であったり、特別な理由で匿名プロキシを使用する必要があったりする場合があげられます。

なお、チェックユーザー全般、あるいは特定のチェックユーザーを避けるための申請は、通常理由不十分とみなされています。チェックユーザーに関する問題についてはオンブズマンに相談および報告をしてください。

申請できる利用者
真にかつ例外的に匿名プロキシの使用を必要としており、権限を濫用しないと充分信頼できる利用者。この権限付与に必要とされる信頼度は、管理者の信任に必要なのと同程度と考えてください。
申請方法
管理者にウィキメールにて、匿名プロキシから編集することが必要な理由を説明してIPブロック適用除外を申請してください(管理者の一覧)。または、「IP広域ブロックを回避する」場合と同様の手順でも申請できます。IPブロック適用除外者フラグを付与する管理者は、問題を確認するためにチェックユーザーに相談をする必要がある場合があります。

除去

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IPブロック免除はこの権限を必要とし、かつこれを悪用しないと信頼できる利用者に与えられる権利です。

IPブロック適用除外者フラグが除去される原因には主に次のようなものがあります。

  • 不要となった、または付与の理由が不十分 - 関係する広域ハードブロックが終了し、再発の見込みが低い場合や、ウィキペディアに対してファイアウォールが設置されていないIPから接続が可能となった、利用者が管理者となった、など。
  • 申請自体が悪意に基づいていた、または虚偽の主張を含んでいた。
  • 不正利用の確からしい証拠または疑い(付与した管理者の利益相反含む) - はっきりとしない場合には不正利用を仮定する前に問題提起を行う場合があります。

すべてのブロックがそうであるように、中立の立場にある管理者がIPブロック適用除外者権限を除去、または問題と考える点についてコミュニティの意見を求めることがあります。IPブロック適用除外は不正利用の潜在的可能性が高いため、コミュニティが不正利用の確からしい疑いがあると判断すれば、権限除去の充分な理由となる場合があります。いずれにせよ、全ての場合において、権限除去は懲罰ではなく予防策のためであるべきです。

管理者へ

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  • IPブロック適用除外はすべて再調査・撤回の対象です。不正利用の確からしい証拠または疑いがある場合、ブロック免除は取り消すことができ、また通常は取り消されます。根拠が不十分なIPブロック適用除外はすぐに取り消されることになりますので、不確かな点がある場合は事前に相談することが推奨されます。
  • IPブロック適用除外の検討に際しては、申請者と荒らしが行われているIPアドレスのレンジの編集履歴を綿密に調査してください。
  • IPブロック適用除外者の権限付与・除去は特別:利用者権限で行います。IPブロック適用除外者の権限をもつ利用者は特別:登録利用者の一覧/ipblock-exemptで確認できます(なお、権限保持者が管理者権限も付与されている場合、一覧に現れません)。ブロック免除の理由は各利用者の利用者権限変更記録に記録されています。

タグとテンプレート

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  • {{Ipexemptgranted}}はIPアドレスに対するハードブロックに巻き込まれたためにIPブロック適用除外者の権限が付与された利用者へのお知らせ用テンプレートです。
  • 広域ハードブロックに際する説明文の文例: このIPアドレスのレンジは荒らしを防ぐためにブロックされています。このIPアドレスを使用している善意の利用者で、ブロックに巻き込まれている場合には、ブロック解除を申請し、チェックユーザーとIPブロック適用除外を依頼してください。

関連項目

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