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利用者:Zenzai-Doji

著作権侵害がもたらすもの

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  • なぜここまで、一生懸命やってきたかは説明しておこうと思います。
  • 著作権を侵害した情報が出回るようになると、売れるはずの本や雑誌が売れなくなります。侵害されたのがHPならちょっと間接的になりますが、影響は同じです。自分の財布からお金を出さないから実感がないかもしれません。が、そちらも広告収入が成立しているし、そのHPを見てお客さんは観光地やお店に来たり、物を買うのです。そこで落ちるお金の中から回り回って、HPのために働いた人たちにお金が渡るのです。ですから著作権侵害を許すと、本当に苦労した人たちはただ働きになってしまうのです。
  • たとえば、今回問題にした名所旧跡の記事、焼物の記事なら、わざわざ書こうという人はその土地まで足を運んでいるかもしれません。“本当”の資料調べに目を疲れさせているかもしれません。パソコンに向かっている時はひょっとしたら、徹夜までしているかもしれません。現に私の知人の何人かはふらふらになって働いていています。ちゃんとした記事を書くには、当然長さにもよりますが、直接的な作業でも何時間とか、何日もかかっているでしょう。時間の長さばかりでなく、肉体的・精神的にも疲労の大きいのは、このWikipediaのユーザーでもまじめに投稿している人ほど分かるでしょう。
  • また日頃感性をみがいたり知識を蓄積することも必要でしょう。たとえば、焼物あたりだと、ちゃんと語るには何年もかかるかもしれません。一生勉強かもしれません。もちろん自分自身が蓄積したり経験したことばかりではなく、取材という形で、短時間に他人のものを吸収して書くこともあるでしょう。一見、他人のふんどし…のようみ見えるかもしれません。が、その取材にも手際やノウハウがありますし、それを元にしてちゃんと人に伝わるものを書く技能を得るためには、やはり感性をみがいたり知識を蓄積しているでしょう。
  • 著作権を侵害するということは、いろいろな研究者、専門家、著述業、あるいは何か語れるだけの蓄積を積んできた人たちの労苦を横取りすることになります。筆者だけで本やHPが形になり、人の手に届くわけではないので、編集者、製本業者、本屋さんなど周囲の人たちの労苦も横取りです。本当に知的生産をする人たちが全く報われない世界ができ、彼らが疲弊してしまうと、最後には著作権侵害するほどの知的生産物が、世の中からなくなってしまうという状況が来ます。
  • もし、あなたがパン屋さんで、つくったパンが他人の手で売られて、自分のところにお金が入ってこなくなったらどうしますか。そういう話なのです。しかも、ネット上の記事はいくらでも複製できる品物ですから、もしも野放しを許すと、一個が外にでただけで、自分の手の及ばないところに無数に出回るのです。もし、他所のお店も一生懸命努力して、自分のところよりおいしいパンを売り出し、自分の店の客が減った……というのなら、それは正当な競争です。だから、Wikipediaのユーザーが記事を寄せて、充実した百科事典を目指すのに遠慮は要らないと思います。ただし、その記事にはまっとうな手順が踏まれているべきです。
  • 今回、相手とのやりとりの中で、最も気に入っているという地名事典の話が出てきました。それを監修した先生を、大変尊敬しているそうです。私は地理専攻の人間ではありませんが、たまたま授業を受けたことがありますし、その先生の後輩に当たる知人もいます。だからその先生がどういう生活を送ってきたかは、他の人よりもちょっとだけ、実感をもって想像できるのです。時代によって大学の先生のシステムは変わるので、私が授業を受けた時代のシステムで考えてみます。大学受験の苦労程度はいいにしても、大学院入試は浪人する人も多いし、修士課程、博士課程なんて収入はアルバイト程度です。オーバードクターの憂き目に遭うことも多く、助手、講師となっても身分は不安定です。30歳になっても、そういう人たちは20歳前後の学部学生と変わらない生活レベルでした。私は違う世界に進んだので、傍目で見ていただけですが、ひたすら地道な生活です。で、教授になったところで、その先生の勤める大学は特別高い給料を出しているわけではありませんでした。
  • 社会的ステータスは高かったように思いますが、ステータスが目的でなった人は多くないでしょう。人文地理が好きで、学問が好きで、何年も何年も研究をするのです。それは、論文や本ということで形を見るのです。尊敬しているなら、その先生の積み重ねてきた労苦にも尊敬をといいたいのです。

たすき

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  • 今のところ状況証拠ばかりです。今回、その“状況証拠”の人には3日間の投稿ブロックの処分がでました。転載関連でのことではなく、私のこの利用者ページの白紙化と暴言のためです。転載を理由として処分を科すには今のWikipediaのルールでは、ちゃんと転載元を特定する必要があります。ネット関連でどのくらい著作権に注意が払われているか見たかったし、またほかの理由からも今回のことを経験にしておきたくて、一切合切お留守にしてまで取り組んできました。が、Wikipediaが善意の参加者で成り立つコミュニティなら、特定の一個人が過大な負担を背負う必要はないし、また、そうすべきではないと思います。今後の作業は、私ではなく、それそれの当該の記事に参加している人たちにお願いしたいのです。現に、どういう状況がおきているか関心を持つ方も出てきたようですので、“たすき”はお渡ししようと思います。
  • もし、だれもたすきを受け取らなくて、その人がここで逃れたにせよ、Wikipediaが本当に健全なコミュニティなら、いずれどこかで発見され、ちゃんと取り除かれていくのでしょう。現にそういうシステムになっているように拝見しました。もし、そうならなかったら……というところまでは私は関与しないでおこうと思います。

被害者がいるのです

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  • 今回の問題に出くわしたおかげで、Wikipediaのページに書かれているルール、とくに著作権に関するものを何度も読みました。著作権侵害の記事を掲載すると、Wikipediaにどんな問題がでるか、それにはどう対処しなければならないか、つまり加害者になった場合については書かれています。が、ある程度は当たり前なのかもしれませんが、著作権を侵害された側、被害者側には何がおきるのか、あるいは現に何がおきているのかは、書かれていなかったように思います。それで差し出がましいながら、書きとめておくことにしました。--Zenzai-Doji 2007年1月18日 (木) 11:48 (UTC)




「以下、“工事中”」

※注意:タグについてよく知らず、張らないままアップしていまいました。が、その後タグを張って再アップしてあります。

ファイル:画像-木津の流れ橋(上津屋橋、河原から、京都府久御山町~八幡市).jpg
木津の流れ橋
ファイル:木津の流れ橋(上津屋橋、京都府久御山町~八幡市).jpg
木津の流れ橋
京都・愛宕山 空也滝
京都・愛宕神社 拝殿前の小社
京都・大覚寺 大沢池
舞楽(京都・先斗町にて)
トロッコ保津峡駅保津川をまたぐ吊り橋
京都・愛宕神社 社殿下の門